くるるさと。
株式会社三剣枢里という持株会社が経営主体で、土地すべてを保有する。
(厳密には農地は子会社が保有)
特定の地域を枢里と呼ぶのではなく、保有する土地を枢里と呼んでいる。
社員とその家族、合計7万人が居住する。
部外者は枢里に住むことが出来ない。
面積はおよそ60km2で、「農地」と「市街地」に分類される。
住宅地のほとんどが戸建てであることを除けば、非常にコンパクトに作られている。
セリカ宣言以降、合理化が進められていて、未来的な都市と評する人もいる。
自給自足を是としており、住民の生産活動を法人で管理している。
勤務時間の短縮を実現するが、収支の黒字化は達成できていない。
枢里の市街地は、南北は史実の北鯖江駅からサンドームくらいまでの間。
東西は西山公園から高速道路くらいまでの間。
鶴城ドームの西にJR鶴城駅があって、そこから北が独自に開拓されている格好。
史実の鯖江市の面積は84.59km2。河和田が半分くらい。
山とかもあるので、市街地は1/3くらい。河和田を除き北西の越前町を含む範囲。
買い物が基本的に通販で、スーパーが無い。
外食文化で残業が無いので、飲食店が発達している。
「食堂」が住宅地に点在している。コンビニとしての機能も持つ。
自家用車の普及率が低く、バスが充実している。
市街地がまとまっており、農地と離れている。
全員が労働者であり、現役世代に失業者や無職がいない。
週の労働時間が短く、個人の可処分時間が多い。
子供年金と終身雇用があり、給与が安く、物価が固定なので、貧富の差が少ない。
少子化が進んでおらず、年代による人口の差が無い。
大学が開放されており、安価に何度でも学べる。
枢里の人口は食糧自給率100%を維持するために7万人で止めており、転入待ちが発生する人気ぶりである。
三剣家(支配者側)は、暮らしの安定と平等、可処分時間、IT化などがメリットだと考えている。
しかし、枢里住民にとっては、お嬢様が可愛いこと、為政者に納得できることのほうが大事。
細かい歴史は三剣/年表にまとめた。
枢里は企業城下町として始まり、工業を推し進めてきた。
長屋や団地に住む傍ら、食糧の自給にこだわり、自分達で農業もやっていた。
シエラは都会化しようとした末に東京への移住を決意し、
セリカはITビジネスを提案してリストラを阻止した。
八剣世界には枢里が存在しない。
越前市が存在する? 市の名前が言及されていない。
三剣世界には鯖江市が存在しない。越前市の名前は無いが物理的には存在する。
八剣世界の越前市がそのまま鶴城市になっている。敦賀市もたぶんそんな感じ。
ルルリとミリアが「お嬢様世界」で交信することが出来る「九剣世界」は、
鶴城市のところに越前市があり、枢里の部分が鯖江市になっている。
2020年には新型コロナウィルスというものが流行り、世界経済は混乱、オリンピックは延期。
日本は次の世代の産業を作り上げられずに没落し始めている、絶望的なシナリオである。