日本有数の大企業グループ。
悪役令嬢が所属する財閥のイメージ。
史実の三菱グループを参考にすることが多い。
東京本社でグローバルビジネスを展開する「三剣グループ」(シエラ派)と、
枢里でローカルビジネスを展開する「枢里グループ」に分かれる。
三剣グループは同族会社ではない。
一族を指す時は「三剣家」と呼ぶ。
2020年現在の保有資産。
セリカは《未来記憶》を持っている。
そして、記憶の内容は2019年末まで世界経済と一致する。
(2020年のコビドを止めてしまってからは一致しなくなる)
よって、セリカが使える軍資金は、フワシコセリカの資本である。
規模としては数千億円だが、満額を自由に使えるわけではない。
2020年のタイミングでは三剣製薬に全力なので余力が無い。
半導体のプロセス微細化に手を出すのは無理そう。
金銭感覚としては、一般家庭の「万」が「億」になるくらいのイメージ。
数百億円の買い物は頑張ってる感じ。
三剣家には代々2つの魔法が伝わっている。
枢里に建立した三剣神社が魔法の力を覚醒させる条件の一つなので、
枢里が出来る前の血族は、持っている魔法の力を行使することが出来ない。
魔法は《魔法名》で表現される。
代々のお嬢様が全員使用可能である。
握手をした相手の身体の健康状態を色で認識する能力で、黒が健常、色が異常。
相手が生命体でなければ発動しない。死体は無反応。
色には意味があって、おおよその病状も把握出来る。
作中の登場機会は2回ある。
一つは空港でコビドの検査を行うこと。
もう一つは、ルルリと握手をすると真っ白に見えること。
パッシブ範囲魔法。近くにいる人の心を穏やかにする。
スウは癒し系お嬢様として厳しい時代に明かりを灯した。
アクティブ単体魔法。人を発奮させる。疲労がポンと取れ、24時間戦えるようになる。
元気の前借なので、効果が切れた後に反動が来るが、魔法をかけ直すことで元気になる。
シエラはこの魔法と栄養ドリンクで高度成長期を乗り切った。
アクティブ単体魔法。人を安心させる。疑いの心が晴れて、術者を信用するようになる。
セリカはこの魔法で数多の商業的契約を取り付けた。
ガラス瓶にどんな風邪でも治せる薬を生成できる。
およそ半日に5本しか作れない。(MPの自然回復を待つようなイメージ)
ミリアは5歳の頃から毎朝毎晩《風邪薬》を作っている。5年で18000本溜まる。
空港で《握手検査》して陽性だった人に《風邪薬》を与えることで感染拡大を防いでいる。
他の個人魔法と同様に、《風邪薬》はミリアにしか作れない。