最近

 ◆

・ソーラーシェアリング(→将来)

垂直農法に行きたいのでややネガティブ。
枢里2023は北海道に畑を持つ設定にしたい。

・お嬢様信仰(→将来)

ラッカの時代が始まる。
「AIが政治を行うまち」として有名になる。
お嬢様都市2があるとすればそういう物語だけど、往年のSFを超えられる気がしない。

・天才ランキングバトル(→ナシ)

全ボツ。チサトが枢里の中学生として復活する案もボツ。
ルルリが「チサト」という知らない子の話をするネタも考えたが、
ルッカが記憶を持っていることの説明を思いついてないのでまだ保留。

・罪と制裁(→微妙)

ラーは一旦ボツになっている。
芸能人の不倫ネタでもやろうかと思ったが、作風にそぐわない気がする。
枢里が犯罪者をどう扱うか、という話はどこかで書かなければなるまい。

・枢里カルトクイズ(→将来)

独立したコンテンツとして作る可能性はある。
旧ふわふわおよびふよふよのゲーム要素の再録はしない。
旧ふわふわは新ふわふわ完成まで並行公開を続ける。

・立ち絵と表情アイコン

立ち絵の表情を変えると言ったな? あれは嘘だ。
とりあえずまずは表情アイコンの変更だけを考えることにする。
全部やめてしまうかも知れない。

・八剣アリアは創造主として目覚める

リアル世界との接点を求めるのはジップとルルリ。

・イオリの名前は八剣世界では「祈」だった

この設定の出番が無いかも。

 ◆

プログラマーは、環境構築を自動化されているものとしよう。
肝心のプログラミングはまだ人間の作業ということになっている。
この背景を踏まえた上で、ラッカが「Python喋れます」と言ったなら面白い。

在宅勤務が推進された果てに、効率化によって在宅勤務を失ったのだ。

枢里はもともと情報処理産業でしか生き残っていけない。

 ◆

・食事が栄養サプリになる

サプリにする理由は可搬性のためだと思うので、地産地消の枢里の場合は動機が無い。
フワシコでも同様だ。
北海道で採れた野菜をサプリにして届けるというなら意味はある。

・食糧をロボットが作る

大規模農家が無人に近づいていくことは考えられるけど、
少人数生産を完全無人にするメリットはそんなにない気がする。
どこかで運用コストが人間より高くなる境界があって、自動化出来るのはそこまでだ。

・国民が生まれた途端に借金をする

ディストピア設定として非常に妥当だと思う。
法定通貨の価値を強制する根拠にもなる。
年金は「老後に借金をする権利」に置き換えることが出来る。
死ねば借金は帳消しになるが、相続財産とは相殺される。
ともあれ、お嬢様シリーズでは、このアイデアを活かせる場面が無い。

・人工食材でグルメを再現する

肉は無くなってて大豆にタレで味変を楽しむとか。
人工肉も培養してるけど高いとか。
虫を砕いた粉でたんぱく質を摂ってるとか。
飼育コストの問題が環境問題やヴィーガンにとってかわられたりとか。
ヴィーガンは虫も食わないらしい。

・排せつ物の処理が問題になる

これはちょっと先鋭的すぎるので一旦引っ込めよう。
下水道不要のトイレが発達するくらいが理想的。
下水道があると接続が義務になるらしい。どっちがいいのやら。

・機能性重視の衣服の需要

テレワークでパジャマが売れるのと同じ。
マスクをすると化粧をしなくて済むとかも。

・人類繁栄の根拠

カロリーを生成するのに土と太陽が必要という前提を考える。
昆虫は大豆よりカロリーが高いらしい。
大豆は100グラム当たり446キロカロリー。
つまり、前提は、地球対地球人口によって成立するんだな。
資本主義社会においては貧富の差だけが国家の人口を担保できる。
日本は一億三千万人も住める土地じゃないが、金持ちだから輸入できる。
貧しくなったら四千万人くらいに減らせば食糧自給率は安価に維持できる。
アメリカや中国が強いのは当然だ。

・労働の必要性

枢里の時点で週30時間労働(食事つき)が実現出来ている。
医療コストさえ安くなれば、さらに労働時間を減らすことが出来る。
日本に居続ける限りは搾取される運命から根本的に逃れることは出来ない。
外国を搾取し続けて生活を維持するのは無理だと思う。
大規模農家と野菜サプリ工場があればいいのか。機械で済みそう。
人件費、輸送コスト、機械のコスト、盗難リスクなどがパラメーターになるのかな。
日本人が中国に工場を建てるというのは一番意味がわからない。
軍事力が高ければ意味はわかるのだが。

まとめなおすと、人間が労働する必要性が発生するのは、
軍事力が及ばない相手に対して経済的な搾取を行う場合、
現地に工場を建てると裏切られるリスクが生じるので、
あえて非効率な人力生産にすることで安価を維持するため。
安い土地、安い人間が作った食糧じゃないと輸入出来ないからだ。

ではアメリカの大規模農家が作った食糧ではダメなのか?
中国は食糧危機を想定してるくらいなのでダメだ。
アメリカ以外の候補を得るのは結構難しい。オーストラリアくらい?
経済的に豊かでないと足元を見られるのは変わらないな。

自国内で生産を完結させたいなら、10倍100倍のコストがかかっても、
農地のかわりに高層ビルを建てて、植物工場でコメや大豆を作ることになる。
中国なんかは空きビル沢山あるんだから作れそうだけどそうなってない。
やはりコストがとんでもなく高いのだろう。
ルルリラボが植物工場を持っているという設定にするのはアリかも。

・労働の代替としてのゲーム。ロードー・オブ・ザ・ライフ。

日本人は暇になる。これは構造上仕方がない。
後進国の農場で働く仕事があれば釣り合いは取れる気がする。
奴隷を監視するような仕事になるのだろう。
武装をして周囲の治安を確保するような体裁になるのか。

しかし、国内ではどうしようもない。
スマホも電気自動車も簡単に作れるので先進国が支配する事も出来ない。
将来最先端であり続けるための半導体投資は大規模になるだろうが、
今年2万円で売られているスマホやPCと同等の物を作る程度なら出来る。
4GBのメモリで快適に動作するOSがあればいいのだ。
しかし最先端のプロセスのほうが安く大量に作れるから常に負け続ける。
世界が停滞しないと資本主義が終わるきっかけが掴みにくいが、
資本主義がダメになった後で国内で最善の技術を広めるのは難しい。
ともあれ、いずれにせよ、国内の労働者にはすることが無い。

「暇なのでゲームをしている」という描写は飛躍しすぎているので、
まずは「構造上、働けない」ということを証明する必要がある。
運転をすると事故にあうから全員がドライバーになってはいけないとか。
介護や看護の仕事が勧められるというのは現実的かも。
長距離運転手が必要なのは鉄道網が衰退するからだが、これは自動運転で補える。

地方がどんな産業を行うべきか、という観点から要点を整理しなおすと、

・まずは第一次産業とインフラを効率的に成立させられること(都市計画)
・次に、サービス業、小売、製造業などを効率化できる合意形成があること(基本職)
・最後に、経済的な優位性を保つためにネットを活用したビジネスを行えること(中級職)

という3つの条件を満たす必要がある。
ネットビジネスしか出来ないと食料品を高く売りつけられる。
第一次産業を効率化出来ないと全員が農作業をしないと生きていけなくなるし、
サービス業を効率化出来ないと住民全員が最低賃金で働くことになる。

そして、基本職の権利主張が肥大化すると、中級職が稼げなくなって、地域ごと閉塞する。
そう考えると、ミリアの働く能力の無さは象徴的なのかも知れない。

・オルタナティブの消費コストは創造主のリアルタイム

ルルリの「sudo su -」かも知れない。

・ルルリはミリアとの別れを意識していたか

最新の設定では、意識していなかった、ということになっている。

枢里はプログラマーがお嬢様崇拝をする街。

 ◆

枢里のプログラミング教育は1995年から実施自体は出来る。
変数、配列、連想配列までの概念を習得する。
それによる成果はシステム開発の受託しかない。

最初期はVBで、後にC#とか。Web系はPHPでいいな。
それでJavaScriptが共通言語になっていく感じ。

ともあれ、仕事になるからやるのであって、崇高な使命は無い。
地方のIT産業の成功事例としては持て囃されうるが、その程度。

 ◆

・なぜセリカをプレイしたのか(確認)

明治維新以前から世界をすべて作り直すのは無理だった。
コビドの無い世界を創るのが無理であったように、
枢里という完成された街が突然現れることをイメージ出来なかった。
そこで、セリカが可能な限り経済的な問題を処理することにした。
《オルタナティブ》は創作のチカラである。

枢里スケールの原因は、日本全体を変えるほどの想像力が無いこと。
だとすると、《オルタナティブ》をシミュレータとして使うことを思いつくが、
それはゲームマスターの脳を使う。
オルタナティブが消費するのはリアル世界の想像力なのだ。
特にアリアには「悪意」を想像する能力が足りていない。

・枢里にリベラルが多かった場合

左右に関係なく、「言う事を聞く奴」を選択して都市が形成される。
これは理論じゃなく現象だ。
仮にこの前提に従わない都市があった場合、市民は反乱を起こす。
反乱が起きることを是とする価値観はあるかも知れないが、都市は機能しない。
「都市」という単位に否定的な人、世界政府を信じる人はいるだろう。

リベラルがこの前提の中で己の利益を最大化しようとする場合、
綺麗事寄りの世界政府に乗っかるか、小さな政府の都市に住むか、その両方だ。
日本国内の都市としては、実現することが出来ない。
が、仮に日本政府が無くても成立するようには出来る。

枢里住民がリベラル思想に染まって、日本政府を否定して世界政府を賛美し、
枢里で国連SDGsを奨励したり欧州に先んじてゼロカーボンを達成したり、
というシナリオは起こりうる。その場合、AI開発が敵視されてしまう。
三剣グループとも相性は悪く、お嬢様は敵視され、政治は否定される。

・ヤリアが最初に出る

ヤリア「この物語はフィクションです」
ヤリア「登場する人物・団体・名称等は架空であり」
ヤリア「実在のものとは一切関係ありません」

このアイデアは「お嬢様都市」ではボツ。

・無口クール系の萌えキャラを用意する

これはシステムと合わないのでやめたんだった。
まあ登場人物が増えるのでセリフの少ないキャラがいてもいい。
わた置き場系のモブなら簡単に作れそう。

・チサトが人工知能の民主化を主張しルルリと敵対する

この筋書きは結構使えそうな気がする。
ただ、話としては散らかる。
欧州がAIそのものを敵視してるって話のほうが陳腐なので、
さらにラスボスとしてチサトを用意するのはアリか。
枢里が五代目お嬢様を指名するにあたって、
ラッカのソースコードをすべて公開し住民に共有せよ、と要求する。
やっぱり話としては散らかる気がする。お嬢様世界のほうでやるべきか。

・エルハは南部のダミーIT会社の社長

かっこよすぎる。この設定はスパイと共にボツになった。

・自営業をする自由

枢里社員は与えられた仕事をこなすことしか出来ない。
これは真の意味で自立していない。
三剣枢里が解決するには社内起業を推進するしかない。
そして、内容の大半はネットビジネスにならざるを得ない。

・未来世界で国民が生きる意味

労働力が不要なのであれば国家から見て国民を産む意味が無い。
個人の種の保存の権利を尊重する、で終わりのはずだ。
まあ、それでいいのかも知れない。

・国防のために枢里が宇宙に飛ぶ

やりすぎだからボツって書いてあったけど、アプローチとしてはイキ。
フワシコの隣に人工島を建てて移住するくらいはあってもいい。

・二剣世界の終焉

「枢里防壁」が都市を覆い、コビドを遮断する。
「自給自足は出来てるけど機械が壊れたら終わり」という状態。
全国から疎開してきた二剣社員が枢里に住むことになり、食糧が足りなくなる。
世界恐慌で種イモが買えなくなる。籠城戦の末に世界を棄てる。

・生業機械を自作する「Do It Ourself(Ourselves)」

二剣世界の反省でもある。詳細不明。きちんと設定する必要がある。

・「お嬢様都市」の幸福

枢里住民はお嬢様に対して帰属意識を感じている。
日本の政治家より三剣本家を信じているのだ。
政治的にマシなだけでなく、可愛い。誠実なので許せる。
お嬢様が、政治、経済、宗教、福祉、労働の上位存在であることを認められている。

・月に交換できるクルルには上限がある

お金を持っていたからといって毎食グルメ通りで食べたり、
めっちゃ広い家を何箱も借りたりすることは出来ない。
これは大事なことなので作中で言及する。

・幼セリカの評判

投資の神様、企業買収の天才と称えられる。
とはいえ、せいぜい史実の孫正義程度。
ミリアを産んだ後は才能が枯渇する。

・三剣家のお嬢様固有の魔法

設定はしたが適用できてない。ボツにするかも。

・ルルリはラッカを作るために情報処理の天才になった

この設定はカッコイイし腑に落ちるのでイキにしよう。

・幼セリカの結婚相手は忍者の血筋

おうちデートを希望してエッチな展開になるエピソードは考えてあるが書く暇が無い。

・ジップは幼セリカとルルリの類似性に気づく

浮気っぽい発想なので否定する。

・ルルリのアクアポリス

越前海岸に作るのはとりあえずやめる。
フワシコに作るんならアリだけど、7万人の住める人工島を作るのは結構無茶。

・ルルリはミリアに自分で考えるよう突き放す

ママだから。でもこれは無い気がする。
ルルリはミリアを人として対等に扱っている。

・ラッカはミリアの記憶を補佐する。
住民の個人情報を取り扱い、問題点を整理するための仕組みになる。

これはモブで住民を沢山出しまくる時のアイデア。
でも、モブを出すこと自体をやめる。
とはいえ、この設定はルルリの伏線に出来るので使ってみたい。

・ルルリはミリアとの別れを意識していた。

これは否定したんだっけ。

 ◆

・アンズとサヤの世界

ミリアは記憶の整理を自動的に行える。
スウの記憶、サヤの記憶を取捨選択している。

アンズの世界は九剣世界ではないが、情勢は酷似している。

・エルハとルルリの出会い

ルルリはどこにエルハを呼んだのか?
ジップの家なら辻褄は合う。そこが独身寮なのか。
まず独身寮の男性階に8歳の女の子が入ってるのもやばい。
その子が南部のデリヘルを呼んでるのもやばい。でもまあそういうことで。
ジップはこのあと、戸建てに引っ越した。

・ユニットハウス家屋の権利

居住者に帰属することにしたいがややこしい。太陽光発電も同様。
社宅にしたい気もするのでますますややこしい。
引っ越し(里内の転居)にも対応したい。

・枢里は免許取得率が低いのでレンタカー屋が流行らない

取得は推奨してるし自動車学校もある。

・枢里には家庭用ガスが無い。灯油ストーブはある。

最終的にガスを自給自足出来ないから、というのが理由だが、
電力の奪い合いになることを考えると微妙な選択ではある。
灯油ストーブは後付けで取り外せるので妥協の産物。

・ユニットハウスであっても基礎工事はしっかりしている。

エルハの回で補足説明したい。
注文住宅を作る機会が頻繁にあるかはわからないが、ビルとかは普通に建てる。

・食堂がオリジナルメニューを作る

売上ノルマも無いのに美味しいものを競って作りあっているのだ。

・枢里における競争要素

生存競争は無いが、娯楽的な競争はある。
職業野球選手があったとして、三剣枢里に報酬額は決められている感じ。

・ラッカと機能の分離

たとえばアプリで写真を撮れば遠隔診察してくれる機能があるとして、
ラッカは原則として医者を装わない。患者のために必要ならするけど。

 ◆

・子供を作るのは個人のエゴであるが、出来た子供は社会で育てる

個人に対して子供を産むことを求めたりしない。少子化対策もしない。
しかし、子供年金制度は用意する。
子供年金は親のためじゃなくて本人のための制度である。
枢里レベルでは人口調整をするので問題は起こらない。
どんどん人口が減っていくとか少子化することが無ければいい。
国内からの転入でも人口は賄えている。そこがミソなのかも。
子供を産みすぎると破綻するけど今の所その心配はない。

・仕事が減っても収入は保証される

これ、どういう仕組みなんだろう?
食費と家賃など、既に初期投資済みのコストが免除されるのはわかる。
カネを増やすにはカネに働かせるしかないのか。

・ルルリはDIOにいつ気が付いたのか?

金融の限界と同義なので幼セリカが気づいたのかも。
鉄を備蓄しないといけないかも知れない。

 ◆

・枢里の固定資産税は30億円

運用でカバーするとなると、300億円の年利10%とか。
金額を上げるにせよ上げないにせよ現実的ではない。

・ディストピア経済では社会福祉は無く借金が蓄積していく

たとえば医療費は7割ぶんが借金として計上されて、多く稼いだ時に清算される。

・3Dプリンターでコンクリートの家が作れるが日本では建築禁止

フワシコでも使えないのでネタの使い道がない。ヒロバに使えるか?

・ルルリの左腕のコンピューター

カッコイイ設定だけどリストカットネタはやめた。
そのかわりに懐中時計を持っていることにした。
性別を表記しようとしたがやめた。
ルルリ「朝起きて、男子かどうかはすぐにわかるわ」

・税金として労働力を提供する

これをやめないと「お金のいらないまち」にはならないのだが、
金融都市や不労所得には今の所なっていない。ロボット労働ならアリかも。

・製造業が機械化出来ていれば枢里DIOは成立しうる

少数生産で効率の悪い輸入精密機器の問題が残ってるだけ。
いざとなったら工場が作れる程度の情報の蓄積はあるのかも知れない。

・セキュリティレベルシステム

残念ながらお嬢様都市では出る幕が無いのでボツ。

・やりがいのある仕事

人間の望んだとおりの仕事で満足感を得るのは難しい。

クラスメイト

コハクは別の学校でも大きな支障は無い。
こども選挙の演説をする場所が学校前から駅前に変わるくらいだ。
もともと駅前には行くので、大筋に矛盾はない。

クラスメイトはTRPGのプレイヤーである必要は無くなった。
ルルリの妄言は、お嬢様都市で深掘りされることは無い。
この世界でルルリの正体を正確に理解してるのはセリカだけだ。
スウはボケてしまっているし、ミリアは信じようとしてるだけ。

最初、三剣家は居なくて、ミリアは庶民の主人公で、
天才少女ルルリが総理大臣を目指して世の中を良くしていくという構図だった。
でも途中からカネが欲しくなって、三剣財閥が誕生した。

「金持ちが稼いだカネを延々と貢ぎ続ける世界」なら当然に成功するが、さすがに現実的ではない。
そこで、「初期投資はあってもいいが、自立後はカネが無くてもやっていける」ことを目標とした。
すると、ルルリが目指すべきものが政治家ではなく実業家であることに気づいた。
もちろん、許認可を出してくれる公的存在は必要なのだけど、それは物語の主人公である必要は無い。

そうして、幸せの対象を「まち」に絞り、枢里と名前を付け、歴史背景を決めて、
自給自足を目標にして効率化を進めたところ、普通にしてれば普通に過ごせてしまえた。
トラブルが無いと物語も盛り上がらないので、創作作品として描くところが無い。

だから、「自給自足の証明」として、鎖国してみる事にした。
枢里を輸入に頼らなくても暮らしていけるまちにする。

輸入が出来ない動機づけとしてトラブルを設定しようとして、
「戦争(経済戦争やエネルギー戦争を含む)」や「地球滅亡」を考えた。
主人公の動機として明確にするために、「元の世界」たる失敗例を用意して、
八剣財閥が戦争によって破滅して、三剣世界に転生してきた、という導入にした。

しかし、原因たる戦争を解決しようとすると話がズレてしまうし、
現れた敵を倒したから平和になった、というのはテーマの答えになってない。

そして、トラブルを用意すると、敵が現れて妨害してくることになるわけで、
そうすると防衛したり反撃したりする話になるのがどうもめんどくさい。辛気臭くなる。
目的を明かさずにだらだらとなんとなくまちづくりを始めてうまくいくのがベストだが、
それだと話が伝わらない。ジレンマが残る。
きちんと当初の目的どおり、「今あるもので幸せな世界は作れる」というテーマは表現したい。

調べていくうちに、どうも土地が無いとカロリーが生産できないことがわかった。
日本は既に食料自給率を100%にすることが物理的に不可能だと理解したので、
対立のテーマを「汝の隣人を殺せるか」に確定して、南北戦争を物語の主軸にする。
これを天導軸と呼ぶ。土地問題、食糧問題、自動農業などがテーマになる。

ミリアは南部の人間を殺したり追放したりして問題解決が出来る性格の人間ではないので、
おのずとエンディングは「食糧を倍にする」か「枢里を去る」かのいずれかになる。

最初に示した回答は、ルルリの「北海道に移住する」案で、
ふわしこの世界観で起きた枢里への核投下から避難するために野幌森林公園の地下に都市を作る話だ。
ルリカたちは札幌で十年ほどの期間を過ごすことになる。

これを受けて出した次善の案が「北海道で食糧生産する」案。
苫小牧から鶴城市(越前海岸)まで貨物船で7万人ぶんの穀物その他を運ぶ。
移住はしなくて済むが、そのぶん効率は悪くなるし、いざという時にも頼れるかはわからない。
それに、日本全体のスケールで考えると、根本的な問題解決になってない。

ふと、水上都市案が思いついた。「土地を倍にする」という解決策だ。
しかし、これは現時点で実現の目途が立っていない。
なので、当初のテーマとしては使えないが、エピローグ後の展開を匂わせる程度には使えるかも。

ここまでの流れを物語にした「天導軸」に対して、イデオロギー的な議論を「学校軸」と定義する。
ほかに、夏休みに自営業をやって稼ぐ話と、ネット配信やノベルゲームづくりの話がある。
旧チサトや、新ラッカを主体とする、天才や人工知能の軸もある。
コロナやミサイルや電力の話は天才の軸で処理していた。天導軸を技術的に補う関係にある。
自衛業の話は学校軸の延長で、自力で稼ぐ話から、投資に移行する話までを書ききりたい。
枢里住民は「古い庶民」で、南部住民は「史実の国民」で、子供たちは「新しい庶民」だ。
すると、ネット配信やノベルゲームも「新しい庶民」の軸に含まれる。

・天導軸 人口と土地問題 天才と技術問題
・住民軸 イデオロギーの対立と議論 自営業と投資 労働と投資のミックス

こんなとこかな。思ったより軸は少ない。整理すれば、うまいことまとまるのかも。

天導軸

ふわふわ天導軸。「汝の隣人を殺せるか」がメインテーマ。

ルルリ「食糧危機でも医療崩壊でも何でもいいけど」
ルルリ「隣の人を殺さないとあなたが死ぬことになる」
ルルリ「と言われたら、ミリアならどうするかしら」
ミリア「みんなが生きる方法を考える」
ルルリ「そうね。あなたのそういう所は大好きよ」
ルルリ「だけど、考えてる間に殺されちゃったのよ」

ラッカ「日本の食料自給率は37%」
ラッカ「農業用土地は437万haです」
ルルリ「単純計算で1181万haに増やせば」
ルルリ「食料自給率は100%になるわね」
ミリア「およそ3倍」
ラッカ「国土面積は3779万haで」
ラッカ「森林面積は2500万haだそうです」
ルルリ「森の3分の1を農地にするか」
ミリア「森以外のすべてを農地にするか、だね」

ミリア「7万人の三剣グループ社員が暮らす」
ミリア「カンパニータウン、枢里へようこそ!」
ミリア「社員は自給自足を仕事にしてて」
ミリア「食料自給率は100%以上なのです!」
ラッカ「農機とIoTを駆使しまくるから」
ラッカ「誰でも出来る簡単なお仕事です!」
ルルリ「週3日働くだけで最低限暮らせます!」

ラッカ「これが垂直農法です!」
ルルリ「高層ビルの各階で野菜を作れば」
ルルリ「土地不足は解消できる」
ミリア「たくさんビル建てないとだね・・・」

ラッカ「また南部の乞食さん達が騒いでますよ」
ラッカ「昔、三剣家に売った土地を返せって」
ルルリ「あいつら全員逮捕してやりたいわね」
ミリア「南部の人たちも生きるのに必死なんだよ」
ルルリ「甘いこと言ってると殺されるわよ」
ルルリ「元の世界の八剣財閥みたいに」

ルルリ「どうして裁判で負ける可能性があるの?」
ルルリ「天導家は裁判官の買収も始めたのかしら!」
ミリア「わたしはスウおばあちゃんを信じてる」

学校軸

学校軸。クラスメイトがいてイデオロギーがある。

カイン「貧民の救済は徒労に終わるでしょう」
カイン「種を与えても育てずに食う低能ですから」
カイン「我々の都合で管理して差し上げましょう」

ハヅキ「金持ち全員が財産を差し出せばいいんです」
ハヅキ「消費税は廃止。所得税と資産課税を最大に」
ハヅキ「それが出来ないリーダーは全員交代しろ!」

カイン「貴女には愛国心が無いのですか?」
ハヅキ「そう言うお前は愛国民心が無いんだろ!」

タケル「アタシは政治家の口約束は一切信じない」
タケル「金持ちは調子のいい事言って騙すだけだし」
タケル「弱者として戦っても別の誰かが肥えるだけ」
タケル「お金を配るつもり、なんて餌は要らない」
タケル「お金を配りました、という人についていく」

カイン「三剣令嬢は庶民を支配するのでしょう」
ハヅキ「庶民のために財産を配りますよね」
タケル「お嬢なら議論じゃなく実践してくれるよな」

ミリア「まろやかな近江牛をどうぞお楽しみください」
ルルリ「私、次は飛騨牛が食べたいわ」

・端末は左腕に装着する
 ・支持者数を確認したり
 ・左手で耳を塞ぐと通話が出来る
  ・もしもしラッカ

あらすじ

「Do It Ourselves」「お金のいらないまち」などの標語を打ち立てて推進する。
外国人を排除し、技術や資産を保護するべきだと主張する、愛国者のワクニ。
すべての金持ちが財産を配るべきだと主張する、優等生学級委員のハヅキ。
結果がすべてだからとにかく暮らしを良くしろと主張する、庶民のタケル。
富豪が貧民を管理するべきだと主張する、上級国民で金髪縦ロールのカイン。
三剣アリアは、それぞれの話を丁寧に聞き、納得のいく答えを得ようとする。
全員の主張を受け入れて、織り交ぜた内容を枢里の統治に活かそうとする。

意気投合した仲間たちは、自力で稼げるようになりたいと願うタケルが中心になり、
みんなで自営業に挑戦して資金を貯め、全額を投資に回して経済の仕組みを体験する。
彼女らは資本主義社会で生きることを選択し、枢里とは別の道を歩み始める。

ルルリは苦渋の果てに、枢里の農地全域の鶴城市への移譲を交換条件として、
枢里7万人が住めるだけの領海を要求し、海上都市の建設を宣言する。
しかし建設は容易では無く、「お金のいらないまち」への挑戦は続くのだった。

・資本主義とか共産主義とか民主主義とか自由主義とかは、お嬢様より下位の概念である
 ・よって、「お金のいらないまち」も、きちんと目指す(ポスト資本主義)
 ・自給自足を目指した生業もする(共産主義)
 ・週4日労働、暮らしのゆとりを尊重する(民主主義)
 ・宗教も下位の概念である
  ・お嬢様支配の妨げにならない範囲であれば信教の自由がある
 ・独裁主義は、お嬢様が独裁者であるなら肯定される
・給与以外の持ち込み私有財産は、暮らしに使うことは出来ない(クルル上限)
・お嬢様は20歳になったら子供を産み、生まれた子がお嬢様になる
 ・男子が産まれても対等に扱うつもりだったが、後3代揃って長女だった
・お嬢様を産んだ後は「ママ」になる
 ・おばあちゃんもひいばあちゃんも「ママ」である
  ・スウのママが初代ママと言える(2020年には亡くなってしまっている)
・セリカは自分の娘にクルルと名づけようとしたが、スウが存命なので止めた
 ・ミリア時代にスウが亡くなったら、ミリアの娘はクルルになるのかも知れない
  ・八剣ララは八剣クルルを名乗れないだろうか?
・ルリカはセリカである
 ・未来記憶を使って三剣グループの業績を破滅から救う
  ・結果、企業買収の天才と噂されるようになる
 ・ミリアを産んだ後、ルリカはセリカの意識から離れる
  ・1か月後にルルリ誕生
  ・よって、天才的だったのはミリア誕生まで
  ・その後のセリカはNPC的に自我を持って行動している
・ミリアは「優しい終身の独裁者」として君臨しようとする。
 ・スウのやり方である「一人一人と寄り添う」スタイルを踏襲している。
・歴代お嬢様は三剣神社由来の魔法を使える。
 ・スウは《周囲の気持ちを穏やかにする》魔法。
 ・2代目は《相手を元気にする》魔法。疲労がポンと取れる。
 ・セリカは《相手を安心させる》魔法。買収に応じやすくなる。
 ・ミリアは《風邪を治す薬を作る》魔法。ウィルスの蔓延を防ぐ。
・ルルリは枢里を「ロボット」で完成させようとしている
 ・そのために情報処理の天才を目指した
 ・SRをルルリに与えたのはセリカである
  ・ジップをそそのかしてSRを買わせた
・セリカは結婚相手の男を選んだ
 ・そしてミリアを仕込むついでに性教育のビデオを作った
・ルルリは天導あやめと仲が悪い
 ・あやめが賢すぎるルルリを気味悪がった
 ・三剣家に接触しようとしているルルリを怪しんで止めた
 ・セリカはルルリを三剣家に入れるために最大限に尽力した
・ミリアは八剣世界から三剣世界に至るまでの記憶を失っている
 ・ルルリはミリアの恋人として接することをためらう
  ・2020年の最後にミリアからルルリにプロポーズされる
   ・セリカのことを忘れてミリアと恋人として付き合うならハッピーエンド
   ・ミリアを振るならトゥルーエンド(九剣世界ルート)

ミリアの貫禄
・「ステーキ食わせてくれよ」と絡むと、
 その場で手配して、すぐにステーキが食えるようになる
・「旅行行きたいけど5万円たりない」と言っても、すぐに出てくる
・「会社興すから1千万円ちょうだい」と言うと、人差し指のサインで1千万出てくる
・「1億円ちょうだい」と言うと、1円を置くサインで1億でてくる
 ・なので億以上の取引になるとミリアは小銭を持っていく
  ・持たされた小銭が取引の最大予算?
・悪口を言われても動じない
 ・諜報部が悪口そのものの記録を行ってはいる
・護身術はそれなりに習得しているが出番はない
 ・枢里には忍者がいる
・無尽蔵に物を与えるわけではない
 ・理由を聞く
 ・貰うための言い訳は常に意識している
  ・嘘をついたら裏をとって本人につきつける
   ・でも責めない
    ・黒服に処理を任せる
     ・写真と住所氏名と血を一本取られる?
     ・DNAが採取されている
・発言が重たいので不用意に喋らないだけ
 ・身内だけだと口が軽い
・ドラえもん

立ち絵で可能な限り色気を出していくことにする。
タケルはボーイッシュ系の健康的なお色気担当。
そのくせ女の子モードは可愛い感じにする。主人公特権。
ルルリはロリィタ系で攻める。現状の路線のまま。
ミリアはあえて色気を出さない。魔法少女の露出は良い。
コハクは妹ロリ系で攻めるのでまあ問題なかろう。

萌え要素

ミリア
・ピンク
・ガチお嬢様
・魔法少女
・純真で善人
・独裁者

ルルリ
・ブルー
・ロリィタ服
・悪役令嬢
・異世界転生チート主人公
・病弱

タケル
・イエロー
・ボーイッシュ
・健康的な色気
・実はかわいい
・普通の人、読者視点

イオリ
・グリーン
・委員長
・コスプレ
・凡人最強

チサト
・ブラック
・メガネ
・白衣?

コハク
・ブラウン
・妹ロリ
・姉大好き
・元悪役

VR
・2045では社会の中心がVR空間に移行されている。
 ・温泉はひょっとしたらあるかも知れないが、知らない人に裸を見せる習慣が無い。
 ・旧来の「土地の権利」は、すべてVR空間上のライセンスに移行された。


・2045では他人と身体的接触を行うこと自体が禁忌とされている。
 ・ママと子供のスキンシップであって大人のすることではない。人肌を求める事自体が変態。
  ・ラブドールのようなものを利用することは犯罪ではなく、需要もあり、供給もある。

・ロボット
 ・インフラの整備
  ・人が見つけた廃墟に向かって、解体やがれき撤去を行い更地にする
 ・医療
・道路
 ・低速道路 30km/h
 ・中速道路 60km/h
 ・高速道路 120km/h
・車
 ・個人の所有物である(レンタカーやシェアカーという概念はないが、緊急時の代車はある)
 ・定員4名(大抵は一人乗り)
 ・構造はシンプル
 ・私物を持つ習慣が無い
 ・壁がバッテリーとモニタ
 ・339.5cm 147.5cm 199.5cm
 ・備え付けの水
 ・小便用トイレタンク
 ・駐車は自由(隣の車と5mあけること)
 ・無線通信と位置情報
 ・VR(スペースリアリティ)、補助用AR機器
 ・ドライブレコーダー
 ・整体情報の取得と管理(診察)
 ・パソコン、サーバ、記憶装置、ピアツーピアノード
 ・リモコン(スマホのかわり)(自動翻訳)
 ・通信教育(9年間、333制、小中大、15歳で成人)
 ・介護
 ・セキュリティ(他者の侵入を防ぐ、他の車と距離をとる)
・育児
 ・親権者一名で成立 ママと呼ぶ 大抵は産んだ人
 ・12歳までは親権者と同じ車で暮らす義務がある
  ・13歳で低速免許が取れる
・人間の存在意義
 ・VRの中で創作をすること
 ・育児出産
 ・長生きする(車で生きられなくなったら安楽死)
  ・運動の義務
 ・国民投票(単純な多数決ではない)
・国家の機能
 ・防衛
・人体
 ・カメラをつける義務(降車時は自動的に録画される)

ホームレス
・管理社会を否定
・車を捨てた
・政府通貨での買い物ができない
・VR世界にも行けない
・人や車に近づくと警報を鳴らされる(強盗は難しい)

・独身街は未婚の男女が遊ぶ場所。ナンパあり。ひろめ市場とか相席居酒屋みたいな感じ。
 ・独身街に行ってレンタル衣装を着てお酒を飲んだりおごったりして交際相手を見つける
・ネットで知り合った男女も独身街を指定して実際に会ってみたりする。
・遊園地みたいなのはやっぱりない(VRでやる)
・VR社会の説得力が足りない? ゲーム以外の描写もする。
・娯楽的貢献(ランキング賞金、サービス業、風俗などなど)

改善案
・代替食糧の加工調理ロボット(豆腐肉とか)
・娯楽は民間経営 ゲーマー、フーゾク
・VRのスペックアップ(完全3D体験、車の中で出来る)
・借金は隠される。政府による個人情報提供と管理の口実とする。
・車の床は基本的に寝室になっている。その下には荷物が収納できる。
・民間の娯楽用通貨として「楽円」がある。
・娯楽目的の事業ではわざとロボット化させないで人間の雇用をあえて残す手も。
・民間のVRコンテンツ事業もある。ゲームも公営と民営がある。
・2023の時点では世界恐慌があっても生き残れる財務体質になっている。

・高さは1mあればカプセルホテル並み。あとは荷物で埋めることができる。
 ・レンタルロッカーか何かと連携する。

・外食と栄養サプリとグルメ 配給

母親の名前は信子。つよい。タケルは信玄公と呼んでいる。

表情はアニメ表現を増やしたい気がする。怒りとか滝涙とか。

・「みんなでつくる」を諦める
・「里」ノベルと言い張る。

・ミリア 「三剣アリアの野望」
・ルルリ 「ふわふわ2020」
・タケル 「枢里へようこそ」 三剣社員 ルリエ
・イオリ 「鶴城市南北闘争」 コハク あやめ
・チサト 「天才ランキング」 天才適合者 ヒマワリ
・レンナ 「特異点の向こう」 VRと車
・ルリカ 「八剣世界の記憶」 バッドエンド ヤリア

クルルで買えないもの
・里外で作られたコンテンツ
・旅行、里外に行く費用

タケルのエンディングはレイコの答えになってたい。
日本円を稼いで豊かな暮らしを見つけ始めたとこまではいい。
あとはいかにして承認欲求を満たして自己実現にたどり着くか。
11月版では嫌々ノベルゲームに誘われて、
まあやってみるかってとこで話が終わっちゃってる。
次点では竹細工をはじめたくらい? 影が薄い。
新しいふわふわでは全キャラにエンディングを与えていきたい。
とはいえ小学五年生なので将来のこととか考えなくていいわけで、
もっというとイオリについていく必要も無いわけで、
タケルをどうするかはプレイヤーにゆだねる部分があっていい。

親孝行をしてもいい。信玄公のエピソードを増やすか。
昔のプロットだと、パパ活で父親を募集するんだよなあ。

枢里は社員家族をどうしたいのか?
与えられた仕事をやるのではだめなのか。
コミュニケーション能力とか、創造性とか、
リーダーシップとか、管理能力とか、なんかすごい物を求められるのか。
それは学習して確実に得られるものなのか。
あたしは10年後どうなっているのか。

 ◆

ざっくり大きな社会課題を設定して、枢里で解く。

・コロナ(後付け)→魔法、ルリカの記憶
・貧困問題→やさしい独裁者、クルルの個人所有
・生産効率→ロボット、AI、デジタル化
・科学技術発展→天才の発掘、誘致
・多様性→事実婚、社員管理
・向上性→歩合制?
・フードロス→外食予約制
・男女の賃金差→配偶者の給与割
・娯楽→自給自足
・電力→枢里メガソーラー(回答としては満点ではないが)
・家と車→車住み
・交通→路面電車、シェアカー

ルルリはコロナには対応できるが、コロナ以前の構造的貧困には対応できない。
その答えを持っているのは枢里でありミリアだからだ。

コロナが最初から発生しなかった社会は現実と大きく食い違ってしまう。

八剣財閥はディープステートの一員だった。
しかし、「呑めない要求」をされて対立せざるを得なくなった。
八剣財閥にとって呑めない要求とは、
もちろん、「コロナウィルスを日本国民にパンデミックさせろ」だよな。
これで三剣世界の創造理由は成立する。

 ◆

才能を追加
・タケル ユーザー 後に調理加工
・イオリ 農業 第一次産業 伝統工芸
・コハク UIデザイン(情報処理を任される)

イオリ、コハク、あやめはイデオロギーが被ってるので、才能で分ける。
あやめも深く設定したい。今はなんか変。
どうしてルルリ4歳の味方になってあげられないのか。

レンナは出すかどうか難しいところ。
VRのテーマ自体が蛇足になりそうな気もする。

 ◆

ルルリ「非常事態宣言」
・悪役令嬢の挑戦(オープニング)
・遠隔業務 テレワーク
・農業体験 手作業で作物を植えよう、ミニトマトをプランターで育てる
・食糧危機 二日間、非常食を食べよう
・一斉疎開 里外に出よう、旅行しよう
・自然災害 避難しよう、避難所で一泊しよう、災害シミュレーションのビデオを見よう
・医療崩壊 ネット診療を利用しよう、出前をとろう
・通信障害 無通信で生活しよう
・預金封鎖 日本円を使わずに生活しよう
・感染拡大 自宅から出ないようにしよう
・全域停電 電気を使わないで暮らそう
・会社倒産 自力で暮らそう

イオリ「枢木小学校の日常」
・千羽鶴(オープニング)
・学級委員
・30点
・お泊り会
・フリーランス
・キャンプ
・夏祭り

コハク「ボクらの南北戦争」
・南部(オープニング)
・学芸会
・こども選挙
・鶴城市長選

チサト「天才スカウトバトル」
・医療
・農業
・スマホとSNS
・情報処理
・電力と自動車
・教育とテレワーク
・戦争
・金融
・天才教育
・スペースリアリティ
・人工知能
・VR

ミリア「三剣家の野望」
・魔法の万能薬
・三剣ミュージアム

 ◆

ルルリは枢里の問題を知る。
・人口頭打ち問題
・からの選挙問題
・三剣家の財政問題
・三剣家の継承問題

 ◆

リアルのほうでやっちゃったネタ
・陰謀
・偏向報道
・NHK
 ・受信料2200円は24000世帯で6億3360万円。
・電気 自動車
・選挙
・通信費

まだ枢里オリジナルと言えるネタ
・自給自足
・フリーアドレス
・天才誘致

 ◆

萌え要素をもっかい整理するか。

ミリア
・ピンク
・ガチお嬢様
・魔法少女
・純真で善人
・独裁者

ルルリ
・ブルー
・ロリィタ服
・悪役令嬢
・異世界転生チート主人公
・病弱

タケル
・イエロー
・ボーイッシュ
・健康的な色気
・実はかわいい
・普通の人、読者視点

イオリ
・グリーン
・委員長
・コスプレ
・凡人最強

チサト
・ブラック
・メガネ
・白衣?

コハク
・ブラウン
・妹ロリ
・姉大好き
・元悪役

ルルリが提案した勝負の内容は、プレゼンのコンペ。
ルルリとチサトが天才に対して得意分野でアピールをして勝敗を決める。
究極のなんたらと至高のなんたらみたいな。
ルルリの真の目的は枢里にアイデアを反映させること。どっちが勝ってもいい。

予言書の題は「ふわふわ」。
ルルリはこれを冊子にして持ち歩いている。
内容は、八剣家で発生したバッドエンドリストである。

 ◆

ふわふわがミリアに魔法を持たせた理由は、
コロナ禍における議論が収束しないと悟ったからだ。
つまり、執筆を再開するには、コロナを無視するしかなかった。

・イオリとコハクは南部で知り合っていた?
・ミリディアのエピソードの存在
 ・三剣世界の歴史は捏造されたものである
・三剣クルルはいわゆる特権ユーザー

 ◆

そして貯めたお金で夏休みに旅行に行くのだが、
旅を描写しないで終わらせるのも何なので、カネの使い道も含めて考える。
(あとでDLC配信すればいいや的な発想はもうやめる)

12月31日に年越しを過ごす話をして、
ルルリは案の定コタツで寝落ちして終わり。
スタッフロールは流れないけど、ここで「ふわふわ2020」の本編は終了。

ルルリを八剣世界のルリカに戻す方法を確立すれば、
ヤリアを九剣世界に戻すことは可能となる。赤いピルのような。

 ◆

冬プロットで住民に対するお嬢様としての振る舞いを試されて、
春プロットで外野に対するお嬢様としての思想を試される。
夏プロットではお嬢様自身の自立性を試され、秋プロットでは南部問題の解決を試される。

八剣財閥のばあちゃんは63歳までに亡くなってしまっていた。

セリカがルリカだった間はGMが機能していた。
ミリアに意識が移ってから、GMが機能しなくなった。

本来ならセリカ時代にスウは枢里の癒し手を引き受けて過労死するはずだった。
スウは直近20年くらいの新しい枢里住民のことを知らないし、ルルリのことも知らない。
ルルリはセリカ時代にスウのことを十分知っていたので接触する必要は無かった。
よって、スウはルルリの中二病を聞くことが出来ず、ヤリアの記憶を持て余している。

前提として、
・GMとPCの説明
・《オルタナティブ》のルール説明
・セリカの描写
が終わった後で、スウのエピソードになり、ミリアが覚醒しないといけない。

ミリアはルルリと仲直りしようとする。
今までずっとひどいことをしてきてルルリの心を傷つけたと詫びる。
そして、これからもわたしのパートナーでいて欲しい、と願う。

ルルリはずっと思っていた疑問を口にする。
「私は、何者なの?」

三剣世界の創造主である八剣アリアが創った人間なら、そもそも判断の余地は無いはず。
だけど、ミリアはルルリに強制することが出来ない。
なぜなら、ルルリはPCだからだ。
じゃあ、私にはプレイヤーがいるの?
八剣世界のプレイヤーがアリアさんなら、私はNPCじゃないの?
と言うが、そもそも八剣世界でもルリカはPCだったでしょ、と言う。
でも、八剣世界ではアリアさんはGMじゃなかったよね。何だったの?
わたしは現実世界からやってきた主人公X。
そして、秘法を使ったら、ルリカがPCになった。
そのタイミングで、八剣世界は、1人プレイから2人プレイになった?
乙女ゲームで悪役令嬢とヒロインの二人プレイなんてありえる?
わたしの知ってる乙女ゲームは1人用だった。
でも、今は2人用になってるとしか言いようがない。
じゃあ、アリアさんには現実の名前があって、アリアさんになる前に生活してたってこと?
そう。テンプレ通りなら死んで転生してきたのかな。覚えてない。
それなら、私はルリカになる前の記憶があっても良さそうだけど、何も覚えてないわ。
乙女ゲームではどんなキャラだったの? うええ、全然違うわね・・・。

状況が整理できてきたけど、私が何者なのかは結局わからずじまいだわ。
どうすれば「プレイヤー」のことを調べられるかしらね・・・。

覚醒ミリアは、主人公Xが過ごしていた「現実世界」を再現創造することを試みる。
その世界を、九剣世界と呼ぶ。

二人はその世界に行く。とりあえず仮に、姉妹か何かの設定を繕って。
「この世界は同性愛が社会的にあまり受け入れられていないの」

そうやって最終的に、ルルリは「プレイヤー」を見つける。
乙女ゲームの開発会社が作っていた「秘密」を見つけ、
それを遊んでいる人をプレイヤーだとみなす。
ふわふわやお嬢様都市の配布方法に言及し、遊ぶまでのプロセスを示し、
特徴を、実際のプレイヤーに一致させていく。
そして「あなた」に話しかける。

ルルリ「あなたがルルリなのね?」

というわけで、九剣世界の主人公はルルリってことになる。

ルルリは自分が創作世界の中にいることを受け入れたうえで、
「私は外の世界に出ることは出来るのかしら?」と疑問に思い、足掻こうとする。
「私が私をプレイしたい」と願う。
あるいは、「あなたを私がプレイすることは出来るのかしら?」と言って、プレイヤーに命令したりする。

 ◆

 ・一度ミリアは「記憶戻ったかも」と付き合ってみたことがある
  ・ルルリに「私の本当の名前を呼んでちょうだい」と言われて謝った
・ここでルルリを相手にチュートリアルを行う。
 ・ミリアは、ルルリの悩みを聞き、それに対する答えを選択する。
 ・ルルリの悩みは「手が届かないからみかんを取って欲しい」
  ・「とってあげる」と、ルルリは喜ぶ。支持率上昇。
  ・「自分で取れば?」だと、ルルリは怒る。支持率低下。
  ・「棒をあげる」だと、ルルリは棒でみかんを取ろうとして失敗する。
・ミリアの支持率は最初から95%ある
 ・個人的な支持者の数は0からスタート

・セリカとルルリから、ミリアにプレゼントとしてラッカが進呈される
 ・ラッカは人間のように接することが出来て情報集約能力がある
  ・いままでに会った住民のデータベースを管理したり
  ・支持者数を確認したり
  ・言葉の意味を確認したり
 ・左腕の端末で操作できる
  ・左手で耳を塞ぐと通話が出来る
   ・もしもしラッカ

宮殿

・給仕の人たちが働いている
・ティーさんがいる
・恋愛相談?
・一人は優男でイマイチ頼りがいが無い
・一人はオラオラ俺様系でワガママ
・どっちが攻めのほうが燃えるでしょうね?
・「優しい人」
・「積極的な人」
・「どっちも」

庭園

・遊びに来てる人がいる
・ミリアは縁起物扱い
・子供が風船を木にひっかける話をやろうかと思ったけど、ヘリウムガスが貴重なのでやめることにした。
 ・高度8kmまで行った後、気温-30度でゴム素材が爆発四散するらしい。

エルハの持っているキーボードはMD3に対応している。MD3プレイヤーも持っている。
携帯電話をUSBで繋いで着メロを鳴らす仕組み。
史実通り、打ち込み文化はJASRACに潰され、対抗してMISRACを立ち上げるが・・・。

 ◆

お年玉(ヒューマノイド)

・セリカとルルリから、ミリアにプレゼントとして端末とヒューマノイドが進呈される
 ・端末は左腕に装着する
  ・支持者数を確認したり
  ・左手で耳を塞ぐと通話が出来る
   ・もしもしラッカ
 ・ヒューマノイドは会話によって情報を取り出せる
  ・いままでに会った住民のデータを確認したり
  ・言葉の意味を確認したり
・ヒューマノイドの悩みは「名前をつけて欲しい」
 ・「ラッカ」支持率上昇。
 ・「チチ」一瞬良さげだが理由を聞いて却下に。結局ラッカになる。
 ・「つけてあげない」支持率低下。結局ラッカになる。

ティーさん(三剣宮)

・給仕の人たちが働いている
・ティーさんがいる
・恋愛相談?
・一人は優男でイマイチ頼りがいが無い
・一人はオラオラ俺様系でワガママ
・どっちが攻めのほうが燃えるでしょうね?
・「優しい人」
・「積極的な人」
・「どっちも」

三剣神社(錬金術)

・ミリアはここで毎朝毎晩、魔法の薬を作っている
・以下、ミリア視点で書き直す
・ルルリは改めて三剣神社を調べる。
・ミリアは毎朝毎晩、ここに出入りしているようだ。
・中は薬瓶が沢山並べてある。三剣製薬の仕事かしら。
・ここで作られている薬の味をルルリは知っている。(医者にかかるのが前提だといいかも)
・あの薬は「ただの風邪予防薬」だという。
・葛根湯のような漢方薬にも見えないけど、風邪の予防なんて可能なのだろうか。

気になるキーワード(きちんと掘り下げたい)

・ディストピア
 ・枢里をディストピアとして扱う存在の描写
 ・悪く言う南部マスコミ
・鹿児島県志布志市志布志町志布志の志布志市役所志布志支所
 ・早口言葉で使いたい
 ・来年度からは志布志支所が本庁になるらしい
・ビスマルクの言「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
 ・ルルリは経験に学んでいる
・【悲報】日本の住宅、技術力不足で中国や韓国以下だった・・・
 ・そんなわけないやんって話だけど
 ・ユニットハウスを推す理由としては触れておきたい
・百合SF

枢里株式会社

・ルルリの単独行動(三剣神社の「錬金術」と同じ)
・相方はラッカ
・スウは既に株式のほとんどを保有していない
・スウは社長ではある
・枢里の不動産をはじめとする資産が保有されている
・枢里なんたらの親会社である 子会社に枢里不動産もいる
・赤字の三剣子会社を枢里にくっつけて投資と清算をまとめている
・ちょっと難しそうなので細かい設定はまた今度
・つまり社長を交代すれば引継ぎがすべて終わるように準備が済んでいる
・ミリアは社長になれない? 何か抜け道がある?

 ◆

治安をよくする
・お嬢様信仰(賛否両論ありそうだけど)
・人口制限

イデオロギーとしては排外主義の独裁政権なので大国に適用できる価値観ではない。
小国がいっぱいあって趣味の合う人が集まって暮らすような世界のイメージ。
世界全体のルールとして「略奪や暴力をしない」という緩い合意があればいい感じ。

・人から奪わないこと
・人を傷つけないこと/暴力を振るわないこと

言葉ではいくら定義してもしつくせない。

ミリア「これからルルリにチューします」
ミリア「ちゅー」
ミリア「わたしは好きだからちゅーしました」
ルルリ「私は唇を奪われました」
ミリア「ってなったら困るよね」
ルルリ「まあ、私は困らないけど」

・ミリアにヘッドドレス被せてブームを作り出す

当時の適性診断によるとミリアはビジネスに向いてなく、スウと同じタイプだったらしい。
セリカは切り込んでいくタイプだったが、ミリアは守られるタイプ。

ルルリは住民を巻き込むような提案をたまにするけど、セリカで慣れてるのでみんな対応できる。

お天道様が見てるんじゃなくてお嬢様が見てるって感じ。
あんまりやりすぎると怖いから、ほどよく覚えてない感じを醸し出している。

納税をしないので、国政に対する不満も抱かない。

だとすると、「ラッカと交流できる」とか、「ラッカを所有できる!」とかのほうが刺さる。
もちろん、セリカ時代の取り組みも、そうやって評価されてきたのだろう。
「民主化」みたいなやつだな。自分達で新聞を作ろう、テレビ局を作ろう、って感じで。
ラッカの「量産」が枢里の次世代の課題なのかも知れない。

学校

ミリアのイベント。
・牛ステーキを誰におごる?
 ・友達だけに
 ・クラスメイト全員に
 ・枢里全員に
 ・誰にもおごらない

そして、枢里全員におごりたいと言うと、小遣いとは別に出してくれる。

タケル1話・改。

   Posted on 2020年11月21日 by me in 小説執筆 

枢木小学校は3500人。

 ◆

・転入説明会
・食事は予約制
・クルルの使い道
・入島と南部
・枢木小学校

最低限、この5本があれば、タケルの2話は始められる。
説明はこれ以上増やしたくないので、追加するとしても説明会以外の話にする。

信子の椎間板ヘルニア設定はイキ。
ただ、ちょっとしんどそうなのでぼかすかも。
1話では深くは触れない。

クルルは月5万で行く。
交換レートの設定がちょっと危ういけど、
一旦は、給与は1:1交換、現金は1:2交換とする。

市電は「路面電車」に言い換える。市電にするかは未定。
枢里の住民が運転席に座って「生業」してることにしたい。
すると市の運営ってのはちょっとまずい気がする。

同様に、枢木小学校が公立から私立に設定変更。
「私立は高い」という常識と裏腹に、クルルで通えて安い。
ただし、「全日制」と「通信制」に分かれていて、
大抵の子は通信制を選択している。
本当は他に学校を増やそうかと思ったけどやめる。
学園にしようかと思ったけど、それも一旦やめる。
ただ、小中一貫には変えたいので、学園にするかも知れない。

枢木小学校にはスクーリングがあって、
通信制の子も週イチなどで登校してくる。体育や実習などをする。

   鯖江市の公立小学校一覧 (検索結果12件)
   :児童生徒数 :教員数 :全学級数/平均クラスサイズ
   片上小学校
   98人 13人 7学級/平均14.0人
   河和田小学校
   173人 15人 8学級/平均21.6人
   北中山小学校
   151人 15人 9学級/平均16.8人
   鯖江東小学校
   318人 18人 13学級/平均24.5人
   進徳小学校
   232人 16人 11学級/平均21.1人
   神明小学校
   641人 37人 24学級/平均26.7人
   惜陰小学校
   431人 24人 18学級/平均23.9人
   立待小学校
   563人 30人 22学級/平均25.6人
   鳥羽小学校
   470人 27人 19学級/平均24.7人
   中河小学校
   261人 20人 12学級/平均21.8人
   豊小学校
   345人 19人 14学級/平均24.6人
   吉川小学校
   487人 29人 20学級/平均24.4人

$ +98+173+151+318+232+641+431+563+470+261+345+487
4170

枢木小学校の生徒数は3500人とする。
1学級は25人で、全日制は10学級前後存在する。
残りの3250人が通信制ということになる。

全日制は人気が無い。
まず、学習効率が悪く、進学に向かないから。
親の大半がテレワークで、昼は外食か出前なので、子供の面倒を見れるから。
いじめや不登校などの問題が起きないから?

枢木小学校の全日制は駅前の校舎に通うのだが、
通信制のスクーリングでは近くの施設に通う。
体育館や実習室のような施設が沢山あり、住民で共用している。

通信制ではノートパソコンが支給される。
全日制ではタブレットになり、ランドセルに入れて持ってくる。
あくまで電子書籍としての教科書がわり。ノートは紙でも良い。
ノートパソコンの持参も禁止されてはいないが、ランドセルに入らない気がする。
子供用の小さいノートパソコンとか支給されるとしたらちょっといいな。

ということは、ミリアは全日制を希望していたが、
ルルリと別の学級になったので結局通学せず、通信制に切り替えて貰った。
ルルリも同様に、大学入学を機に全日制をやめた。
ルルリは通信制の受講はまったくしていないがお咎めなし。
タケル、イオリ、チサトはわざわざ全日制を選んだことになる。
タケルが全日制を選んだ理由は「雰囲気」。
テキトーに見えて、結構大事なことを言っているつもり。
イオリはわざわざ南部の公立じゃなくて枢木小学校を選んだことになる。
チサトはルルリに誘われて律儀に行っただけ。
ミリアの一年生の件があったので、
不思議な力でお友達は五年一組に集まる仕組みになっている。
イオリには理由付けが必要。この設定だと南部の子が少なくなる。
コハクも同様だ。なんか使命感のようなものなのかも。
三剣の腐敗を監視して問いただすとか。
ルリカが入学したのも同じ理由のはずだ。
そして、南部の子はミリアと同じクラスにはなれない仕組みだった。
ミリアは「同い年の子と接する」練習のために全日制に通っている。庶民目線ってやつだ。
すると、ルリカがヤリアとどうしてたのかが気になる。
「同じクラスでは無かった」というのが自然な答えか。

タケルはランドセルを買わない。そもそも買い替える理由が無い。
ルルリは小学校入学時点で経済的に困窮していたので買わなかったかも知れない。
タケルとランドセル屋ではちあうのは無し。
タケルがネットで安いのがあると言ってた、という程度に出すのはアリ。

ルルリ1話は3月23日から。チサトのエピソードは含めない?
イオリと会うのはたぶんボツ。
「南部の子が演劇をやる」という設定自体が危うい。
同様に、社会科見学もボツになる見込み。
三剣ミュージアムだけどうにかして実現する。あとはタケルのエピソード等で触れる。

チサトの登場は、いきなり「天才」として現れていい。
移住検討だとタケルと被るし。
一番古いイベントだと、天才ランキングのナーサリーアリス事件が契機になる。
ここでチサトとミリアを会わせるなら、移住検討の時には初対面ではなくなる。

ルルリ1話で、もう少しコロナ対策については深追いする。
三剣家の魔法、家族の動き、ルルリの企みまでは描写したい。
4月7日の朝はボツにしていい。3月23日のほうで全部まとめる。
最初にコロナ対策やっちゃうか。

SR汎用が宇宙しかない問題。
チャットと来客と独白では分けたい。

んー、もうちょっと枢里を作り込むか。
細かい詰めはそれからだ。

 ◆

カインはディストピアと心得る。

   Posted on 2020年12月29日 by me in 小説執筆 

ハヅキは不当な搾取だと憤る。

 ◆

春は一瞬平和になるけど、イデオロギーの対立フェーズに突入する。

・須堂ルルリのパスポートはヘボン式で RURURI SUDO
・ミリアはどっちでも ARIA
・藤原ルルリの社員証は Lurury Fujiwara

最初のイベントは30点。これはイキ。
次はお泊まり。これもイキ。
だけどお泊まりイベントを活用したいので、その前に対立を仕掛けたい。

枢里の話題を振るのはカインしかいない。
ルルリが引き継いだので生活の話を振るのは自然だ。
カインは枢里に理解を示さない。
「ワタクシなら港区に高層マンションを建てまくりますわ」
「こんなド田舎に一生住んだら感性が衰えてしまいそうですもの」
全員を敵に回した田舎vs都会の議論になる。ルルリはやはり中立。
タケルは南部に引っ越してきた理由付けをしたい。
枢里の抽選待ちとか? だとすると枢里の人口制限の理由付けをしたい。
ハヅキは田舎代表として田舎の良さを説くが刺さらない。
東京の食糧自給率の低さを攻めるが、外国から買うから不要だと突っぱねる。
ミリアは「水と空気」「低層住居」と言う。
カインは「下級国民は平屋で十分ということね!」と得心する。
枢里社員の給料が低いことにも触れて、カインは感激する。
カインが想像するディストピア枢里の話を聞いて、ミリアとルルリは苦笑する。

それから、事あるごとにハヅキとカインは議論というか口喧嘩を繰り広げる。

 ◆

春プロット。

   Posted on 2021年1月 4日 by me in 小説執筆 

3人のキャラ付けは出来た気がする。

 ◆

春プロットはどうしようかな。

上級国民に対するルサンチマンみたいな話が最も賛同を得やすいのかしら。
政治家やめろー、公務員やめろー、高齢者やめろー。富裕層やめろー。
政治も公務員も医療も年金も最小限の世の中にしよう。
そこから国家崩壊に持って行って、いやちょっとまてそれは困るぞ、って話にするとか。

そこからMMTの話に入って、通貨を無限に発行しようとか、
インフレを起こして貯蓄の価値を無くそうみたいな話に持っていくとか。
でもそれって結局ルサンチマン側の言論だよな。

カイン「お前に愛国心は無いのか!」
ハヅキ「だったらお前には愛国民心は無いのか!」

イオリが極端に過激なキャラになるけどいいのか。
先にカインが偉そうにしてればいいのか。
カインを「ザ・上級国民」みたいな扱いにして敵キャラ認定させる。
そこに正義の味方っぽくハヅキを登場させてスカッとさせる。
でも、よくよく聞いていると全部ハヅキの言う通りにしたらヤバいことに気づく。
タケルはミリアを支持する。言論よりもステーキを食わせてくれたから。

年金と医療保険は民営化でカインとハヅキは一致してしまう。
ひいては高齢者を減らして若者を優遇するということ。
カインは「富裕層は生き残るのだから世代問題ではない」と言う。
ハヅキは「国民の掛け金でやるのなら金額の上限を定めるべき」と言う。
病気がちな人が多く負担する民間の入院保険のほうが正しいと。

消費税と所得税。ハヅキは所得税派で、カインは消費税派。
でもまあ、所得税でもいいでしょう、とカインは言う。
ハヅキは本当は貯蓄税が一番いいと言い出す。
それには貯蓄を国家に完全に掌握される必要があるとカインが諭す。
それでもいいとハヅキが言うと、家の購入や老後の蓄えの話をされる。
年2%の貯蓄税を取る場合、70歳に2000万円用意するには3264万円必要。
年金は廃止したし医療保険の掛け金も高いだろうから老後は困難。

「老後のために貯蓄しないと生きていけない」という前提にメスを入れる。
最初に企業を選択する時点で高給取りになれないことが問題。
年64万貯金するには月5.4万積み立てしなければならない。
手取り25万あればなんとかやっていけそうだが、それだけの年収が得られない。
家賃が6万円だとしても35年ローンで2520万円しか貯まらない。
つまり公務員にならないと生きていけない。

カインは公務員の給与が高いことには反対。人数も金額も減らせばいいと言う。
下級市民は安ければ安いほど良い。そのぶん上級市民が潤うんだから。

二人の言い争いに、主にタケルが、そしてルルリとミリアも乗っかる感じ。
コハクはこの会話に混ざらないので5人での会話になる。

タケルは即物的に得すると思った方に味方する。
高齢者優遇は反対。
公務員優遇は反対。
政治家優遇は反対。
富裕層優遇は反対。
年金廃止は賛成。
国民皆保険の廃止は最初反対、説明を聞いて賛成。
消費税増税は反対。
所得税増税は反対。
貯蓄税は賛成だが説明を聞いて反対。
公務員を目指すのは否定しないが内心は反対。
ベーシックインカムは賛成。
最低賃金の上昇も賛成。
終身雇用も賛成。
デフレに賛成。インフレには反対。給料を上げるのは他人だから。
タケルは経済学を受け入れない。学者が正しいなら貧困は起きてないから。
「人手不足になれば給料が上がる」というのも信じない。
それがありえるのは粗利率が許容可能な範囲までのはずだ。
時給900円が1200円になることはあっても、月給15万が30万にはならない。
そこまで上げる前に、もっと別の良い方法を見つけるだろうからだ。

国が強制的に命令して国民を動かすことは、内心は賛成だ。
たとえば無茶な税率を設定して金持ちを丸裸にするのとかも賛成。
でもそれは民主主義であり国民主権だから出来ない。
(外国に逃げられる、というなら、どうぞ逃げてください、となるが)
なので、「アタシが独裁者になれるなら独裁主義もアリ」とは言える。
このアタシはひどく脆弱で、私財を得るために独裁権を売却しうる。
だから独裁は成り立たないし、貧乏人だからって他人には任せられない。
「お金持ちなのに貧乏人目線で政治をする独裁者」がいれば最高だが、
そんな人はいるわけがないので、結局、独裁主義は肯定できない。

ミリアは基本的には意見を挟まない。
自分が「お金持ちの独裁者」であることはよくわきまえている。
ハヅキが「私財を全部配れ」と突っかかってきたり、
カインが「下級国民を甘やかすと付け上がりますわよ」と言うのに反応するくらい。

ハヅキは「私達には問題意識がある」がスタート地点で、
「現状は貧困格差がひどくなってしまったのだから金持ちは全員取り換えよう」という持論。
別の人が金持ちになれば、その中にノブレス・オブリージュは居るかもしれない。

カインは下級国民に幸せを導くことを説く。
ジャガイモを食わせたいならジャガイモを安く与えてメディアでジャガイモを推すのだ。
貧民は幸福を自分で掴むことも出来ないのだから与えてあげなければならない。
生きる意味を教えてあげなければ苦しい人生になってしまう。だから救ってあげてるのだ。

「ルルリは誰に賛成なの?」と聞かれる。

・カイン
・ハヅキ
・タケル
・ミリア
・どれでもない
・すべて賛成

三人の誰かを選ぶと、その人の考えをなぞったまとめを紹介してくれる。
ミリアを選ぶと、「主体性が無い」と責められる。
どれでもないと言うと、結局、現状維持を肯定することになってしまう。

「すべて賛成」を選ぶと、さらに選択肢が出る
・みんなが自分の信じる道を進めばいい
・三人の意見は矛盾していない
・議論の内容自体には興味が無い

「信じる道」は、いいこと言ってるけど、主体性が無い。
興味が無い、も同じで、自由を尊ぶ立場は示せるが、主体性が無い。

「三人の意見は矛盾していない」を選択すると、最後の選択肢。
三人の意見を叶える方法や人物に心当たりはあるのか?

・心当たりがある
・心当たりはない

正解は「心当たりがある」で、この選択だけ、ミリアの独裁が説明される。
ミリアは「お金持ちなのに貧乏人目線で政治をする独裁者」であり、
ハヅキの腐敗から離れた、ノブレス・オブリージュの可能性を秘めた人物であり、
下級国民に幸せを導くために、ジャガイモもメディアも作る人間だということを説く。

「ミリア。私、美味しいジャガイモが食べたいわ」

このあと、こども選挙で締めくくり、夏プロット(フリーランス)へと続く。

 ◆

これならたぶん、登場人物の名前が覚えられない御仁も、
・富豪
・左翼
・庶民
くらいのレッテル張りで、3人のことを覚えてくれそうな気がする。

クラスメイトは立場が対等なので覚えにくいのだ。
冬の話は「婆」「ママ」「ロボ」なので、名前なしでも覚えられる。
あとの登場人物はモブということになったし。

その上で、コハクは「妹」で、あやめは「因縁の母親」で、椿は「敵ババア」だ。
市長選と天導家のエピソードは、土地問題に触れることで枢里の核心の一つになる。

 ◆

学校軸あらすじ感。

   Posted on 2021年1月13日 by me in 小説執筆 

学校軸。クラスメイトがいてイデオロギーがある。

 ◆

カイン「貧民の救済は徒労に終わるでしょう」
カイン「種を与えても育てずに食う低能ですから」
カイン「我々の都合で管理して差し上げましょう」

ハヅキ「金持ち全員が財産を差し出せばいいんです」
ハヅキ「消費税は廃止。所得税と資産課税を最大に」
ハヅキ「それが出来ないリーダーは全員交代しろ!」

カイン「国民に金を配って国が破綻してもいいと?」
ハヅキ「当然さ。国民あっての国家だからね」
カイン「貴女には愛国心が無いのですか?」
ハヅキ「そう言うお前は愛国民心が無いんだろ!」

タケル「アタシは政治家の口約束は一切信じない」
タケル「金持ちは調子のいい事言って騙すだけだし」
タケル「弱者として戦っても別の誰かが肥えるだけ」
タケル「お金を配るつもり、なんて餌は要らない」
タケル「お金を配りました、という人についていく」

カイン「三剣令嬢は庶民を支配するのでしょう」
ハヅキ「庶民のために財産を配りますよね」
タケル「お嬢なら議論じゃなく実践してくれるよな」

ミリア「まろやかな近江牛をどうぞお楽しみください」
ルルリ「私、次は飛騨牛が食べたいわ」
ミリア「前に食べたじゃん」
ルルリ「ラッカ、リスト」

ラッカ「今までに食べた和牛ブランドは」
ラッカ「白老牛」
ラッカ「十勝和牛」
ラッカ「あと、富良野でも食べてましたね」
ラッカ「仙台で食べてたのは仙台牛じゃないです」
ラッカ「米沢牛」
ラッカ「飯館牛、最近復活してますね」
ラッカ「氷見牛」
ラッカ「飛騨牛」
ラッカ「松坂牛」
ラッカ「今回の近江牛」
ラッカ「神戸牛」
ラッカ「佐賀牛」
ラッカ「宮崎牛」
ラッカ「以上です」
ルルリ「ごめん、食べてない中でお勧めは?」
ラッカ「若狭牛がまだです」
ラッカ「とろける甘い系なので好きそうです」
タケル「いくらすんの?」
ミリア「お食事会一回で100万円くらいかな」
ルルリ「100g数千円ってとこよね」
タケル「アタシは赤身でいいです」
ルルリ「私も赤身は好きよ」
カイン「和牛に話を全部持っていかれましたわ」
ハヅキ「牛肉はCO2とメタンガスの排出が」
カイン「貴女は食べないのね?」
タケル「じゃあアタシが貰う!」
ハヅキ「だめえええええ」

 ◆

枢木小学校の是非。

   Posted on 2021年1月17日 by me in 小説執筆 

そして問題提起に至る導線が見つからない問題。

 ◆

枢里における小学校の問題は、ひとえに「通学しないこと」に尽きる。
そのせいで学費は安いし通学の義務も無くなっているが、
教育格差がますます激しくなっている。

彼女らにとっての議論のスタート地点はここであるべきなのだろう。
この議論はコロナ抜きにして行うが、テレワーク議論の一種ではある。

枢木小学校は、動画学習を中心にすることで以下のメリットを掲げる。

・教師の技量に依存しない一流の授業の提供
・当事者以外が教育の内容にアクセスできる透明性、改善可能性
・1コマの時間にとらわれない、自分のペースに合った学習、繰り返し再生
・コマ単位での確認テストによる対話と成果確認
・教育を受ける方法の選択肢、いじめや体罰予防、家族や近所で暮らす
・南部にも開放

教員のコスト削減は大きなメリットなのだが、掲げられてはいない。

この制度に対するそれぞれの反応

ミリア
・通学が任意なのはやりやすい
・枢里の自給自足のためには必要(生業は専門家に依存させないため)
・地域単位でまとまるためにも有利

ルルリ
・飛び級に便利だった(この制度から最も恩恵を受けている)
・病弱なので捗る

ハヅキ
・学校選択の理由は、歴史の授業内容が公開されていたから
 ・枢木小学校の社会科は、係争中の問題を「取り扱わない」姿勢を示している
 ・だから枢木卒の子は、慰安婦も南京大虐殺も「学校で習ってない」と言う
  ・中学校のカリキュラムなのでハヅキには言わせづらい
・動画教育には反対、全員通学すべきだと言う
 ・理由として教育格差問題を挙げる

タケル
・片親家庭に優遇制度があり、学費が無料で給食費が半額。
・どうせタダなので通学している
・公立がタダじゃないのがおかしい(授業料はタダです)

ワクニ
・日教組の影響を受けていない、反日教育をしないから
 ・日本の国旗、国歌、国土が記載されている
・技術水準が高く次世代的

つまるところ、カリキュラムが政治的に中立であることを評価されている。
中立であることは不満でもあるのだが、そこは仕方ないと思っている。
生徒は任意で、「偏りのある」情報にアクセスすることも出来る。
保護者や教師などであっても、第三者が偏りを作ってはならない。

学生は過去年度の動画にアクセスできる。
飛び級に使うことは、通常は認められていない。
一般人向けの年会費を支払えば見ることは出来る。

やはり、これだとイデオロギー議論は発生しない気がする。
対立煽りとか分断工作が先に無いと成り立たないのだ。
誰かが最初に損害を被る。

いまのところ、この世界に被害者はルルリしかいないので、
ルルリ以外には問題意識が芽生えていない。
セオリーを尊重するなら、全員に損失を与えるか、ルルリが巻き込むべきである。

枢里の成立には教育が必要だ。
枢里住民には教育が足りていない。
そして、教育の不足をお嬢様信仰で乗り切ろうとしている。枢里の愛国心だ。

ミリアはお金を稼ぐ才能が無いのでお嬢様信仰を辞めようとしている。
枢里住民は最終的に三剣グループを解雇される。
日本から見た枢里住民は無職になる。非課税だ。
枢里海上都市は固定資産税の支払い義務から逃れる。農地の権利収入と相殺される。
自力で働くことは咎めない。生活保護を受けるかどうかも各人の自由だが推奨はしない。

枢里は人口過多なので南部の人を誘うことが出来ない。

お嬢様信仰の要件2つは潰せる。
「枢里のために金を稼いでくること」と「子供を産むこと」は、
そもそも一人に負担させるような内容ではないという説得をする。
お金稼ぎの得意なリーダーについていきたいのなら、
この中で一番お金稼ぎが得意な人が新しいお嬢様になればいい。
むしろ子供を作らないほうの説得が大変。

クラスメイトと枢里が無関係なのは良くないよなあ。
なにか接点は持たせたい。

そもそも、地球滅亡の運命を地球人が共有出来てないってのが不幸のはじまり。
あるいは勝手に自分の好きな理由で「地球が危ない」と騒ぎたてる人がいる。
南部の人たちが危機感をもって「枢里を潰さないと生活が失われる」と考えればいいのだが、
なぜ中国がそれを指示したのか、なぜ南部はそれを受け入れたのかがわからない。
いま攻めたら八剣財閥が倒せるから土地を奪ってしまおうぜ、と言われたのならわからなくもない。
七剣世界のヒロインは中国の力を借りて悪役令嬢を破滅に追い込んだのだ。

三菱はMRJと造船で失敗した。日本は原発の輸出や石炭火力のCO2削減の輸出も難航している。
でもやっぱり八剣財閥を潰すに至るほどの赤字にはならなさそう。

ふわふわの作品としての誠実さを追求するなら、
「危機感が無いこと」そのものを問題として提起すべきだろう。
しかし、なぜそれが問題提起されるのかを設定することが難しい。

 ◆

イデオロギーの開始。

   Posted on 2021年1月17日 by me in 小説執筆 

最初の導入のポイントで躓くということを理解した。

 ◆

ルルリが麻痺を起こす話は取り入れても良い。
冬プロットでは登場人物が少ないので無し。

体験入学が終わり、春からの通学を楽しみにしていたところで、
体調を崩し、そのまま全身が動かせなくなる。
ギラン-バレー症候群を一応の想定とする。
聴力と指先は生きていたとしよう。入院しながらラッカを通学させて連携をとる。
つまりラクリモサとルルリは立場が逆転するのだ。

で、その状態のまま、クラスのイデオロギー議論に首を突っ込んで、問題の整理を試みる。
ミリアは付き添いをして、ルルリとラッカのお世話をしてる感じ。

チサトは枢里住民ではなくなる。南部在住なのだろう。カインもそうだ。
だとすると、体験入居の家を引き継ぐ先は存在しないことになるのかも。

また、チサトは上級国民ではなくなったので、議論のスタート地点にならない。
そして、ルルリがラッカなので、イオリは折り鶴の話が出来ない。どう導入するか。

 ◆

ハヅキはラッカに絡む。なぜ教室にロボットを持ち込むのか。校則違反ではないのか。
ミリアは説明する。生徒が一人、入院してしまって、その代理で通学しているのだと。
ハヅキ「ルルリさんって、天導さんですか?」
ミリア「昔はそうだったよ」
ハヅキ「天導さんと話がしたいです。お見舞いに行っても?」
ラッカ「わざわざ来ていただかなくても大丈夫よ」
ラッカ「こうして話が出来るのだから」
ハヅキ「天導さんが喋ってるんですか?」
ラッカ「それと、旧姓で呼ぶのは止めて貰えますか」
ラッカ「私、親が離婚して、須堂になりましたので」
ハヅキ「そうだったんですね・・・」
ラッカ「わかってると思うけど、千羽鶴とかも要らないから」
ハヅキ「またあの機械で折るんですね」
ラッカ「折らないわよ。友達いない子だと思われてしゃくだもの」
ハヅキ「じゃあクラスみんなのお手紙にしましょうか」
ラッカ「だから直接話せてるんだから見舞いは要らないっつーの!」
ハヅキ「直接とは・・・」
ラッカ「ラッカは美人だから友達なんてすぐ出来るわよきっと」

うーん、大きな変更無しで行けそうだな。
タケルも旧ふわふわ通りでいけるはず。ステーキも食う。近江牛の。

しかしイデオロギー議論の開始には至ってない。
ワクニの登場シーンを考えるか。
誰かをヘイトしている話にすると登場人物が増えてしまう。
学級委員が注意しに行く、という流れになると説得には繋げやすいのだが。

タケルが安いからって中国のものばっかり買ってることにするか。
「みんながそうしてるもの」だけだと指摘も弱いので、
スマホとかじゃなくて、ふつう国産品を買うようなもので中国産にしたい。
たとえば5千円のランドセルだな。車とかはインパクトが大きいけど小学生の買い物ではない。
スーパーで野菜を買うとだいたい国産だし。タケルは外食派じゃないし。
メガネとかもいいな。目、悪くないけど。
服とかはユニクロで買っても良くてChinaか、もっと後進国だよな。

Amazonだけでなく、Aliexpressとかも使って買い物をして自慢してるとしよう。
それをワクニが横から聞いてて文句をつける。タケルは買い物上手って話からだな。
クラスで買う必要なものとか、学校で使うものとかか。うーん。

学校で支給されるタブレットも、枢里で配布されるスマホも中国製なんだよな。
それで国産化計画のとん挫についても触れる感じの流れになる。
三剣電機の半導体工場では22nmのプロセスしか製造できない。2020年の最新はTSMCの5nmだ。

んでタケルは中国を安くて凄いと褒めるわけだ。
やっぱりランドセルを新調した話がいいな。
なんでタケルは買い替えたんだろう? 前のがボロくて壊れたから?
安かろう悪かろうだけど、5万円のを6年つかうより、5千円のを2年償却したほうが断然安い。

・タケルのランドセルのエピソードを入れる
・ラッカが買い物上手だとタケルを褒める
・ワクニが乱入してきて国産品を買えと罵る

これで導入は作れる。しかしワクニが不利すぎる話だな。

あと、ハヅキがイデオロギーをあらわすエピソードも追加したい。
南部の伝統だから学芸会をやる、という流れでしか無かったもんな。

ハヅキは金持ち批判をなぜ始めるのか。

ところで、春プロットのラッカのことはルッカと呼ぶことにしよう。
ルッカは、ルルリが操作しているときはルルリの思考をする。
ルルリが命令しないときはラッカが自律して動く。人格が二つ入ってる状態。
だから明示的にルルリが入っていない時以外はルッカと表記される。
るるりとラッカが会話しているようなシーンだとラッカと表記される。

これは没になった、ふわふわ2021のステキチャン設定の代償である。

ハヅキが批判する金持ちとは、自然と、三剣家になる。
それか、環境問題みたいなものをぶちあげてきてもいい。
動画教育への批判とかか。

枢木小学校は私立でありながら動画教育を導入したおかげで学費が公立より安い。
貧困層にとっては有り難いことなのだが、それで全校生徒の9割が通学してこない。
子供に教育を与えるなら通学を安くして欲しい、と主張する感じだ。
枢木小学校も三剣グループに含まれるので、三剣家は批判された格好になる。

この話題が出るきっかけは、ルッカつながりでいいかな。
枢木小学校には、そもそも登校の義務が無い。
それなのにわざわざロボットまで使って登校しなくてもいいんじゃないですか、って話だ。
そもそもルルリは大学を出たので勉強する必要が無い。
持ってる者の道楽ですか、と言われるが・・・。
ルッカは友達が欲しかった。
クラスメイトと直接会って話がしたかった。
そうやってアリアさんとも出会えたのだから。
だったら学費を安くしろ、という流れ。
まあ、それでも公立並みの学費ではあるのだが。

   【小学校で1年間にかかる「学校教育費」の平均(※)】
   項目 公立 私立
   総額 60,043円 870,408円
   授業料 0円 461,194円
   修学旅行・遠足・
   見学費 6,738円 41,797円
   学校給付金等 10,135円 226,022円
   図書・学用品・
   実習材料費等 19,049円 30,923円
   教科外活動費 2,714円 12,512円
   通学関係費 17,574円 89,317円
   その他 3,833円 8,643円
   ※文部科学省「子どもの学習費調査(平成28年度)」(P9)

ということは、枢木小学校は、このくらいだ。少ないなあ。

・授業料(教科書を含む) 年2万円
・タブレット代(実習材料費等) 年1万円=3万円/3年償却
通信教育 3万円

・修学旅行 1万円
・遠足・見学費 6千円
・学校給付金等 1万円
・交通費 4千円(バス 200円/日)
通学教育 +3万円

通信費は別途各自負担。
給食費は枢里の外食と同じ。
学校外活動費が月1.5万円かかって年18万円になる。

授業は、授業をして録画するか、録画を流して先生が補足するか。
1学年2クラスあって、コンテンツ更新のために録画することが多い。

小学生以外でも動画学習をすることが出来るのが特徴的。費用は年3万円。
一年分のアーカイブに一年間アクセスできる。教科書も読める。

年3万円の差額をケチって動画教育を選んでいるとは考え難い。
なぜ9割の人は通学してこないのか?
私塾に集まってるからだ。というのもいいな。浮いた通学時間を有効活用している。

枢木小学校の動画コンテンツの優れた点の一つが、再生時間が短いことなのかも知れない。
通常45分の授業に対して、動画は15分で収まるとか。もっと短くてもいいな。10分とかだ。
確認テストと答え合わせ解説があって45分に引き延ばされる感じ。

・動画再生 10分
・質疑応答 10分
・確認テスト 10分
・答え合わせ解説 15分

だから、学費を安くしても来ないと思うよ、というのがミリアの回答になる。

・私塾に通って詰め込み教育をするのに動画学習が都合が良い
・そもそも通学したくない
・近所の集会所(体育館)に通っている

いずれにせよ、1コマの授業に45分かけるのが前時代的だという風潮だ。

でもこれ、金持ち批判につながらないな・・・。

金持ち批判はなぜ発生するのだろう。

・ずるいと思ったから。誰か一部の人が優遇されたから。
・政治家の汚職事件など、不正もしくは不誠実な事件が起きたから。
・貧乏人が不幸な目にあって可哀想だから。
・政治的な主張をすることで得をするから。
・政治的な主張をすることで得をする人に煽られたから。

そうだなー、そもそも普通に暮らしていると「議論」は発生しない。
ネットだって、ニュースにコメント機能がついてるから「意見」が発生するんだし。
ブログもSNSも「個人ホームページ」も存在しなければ、単にニュースを見るだけだ。
昭和の時代にテレビに向かって文句を言う親父は居たかも知れないが、
家族内で政治の話をするのは進んだ考えを持つ家だけだったのだろう。

だから、ふわふわ11月版みたいな、「何も起伏の無い状態」のほうが自然だと言える。
物語を作る理由は、そこにわざと「感想を持ちうる状態」「感情を揺さぶる事件」を出したいからだ。

政治や「まちづくり」をノベルゲームとして出す理由は、
読者がいわゆる「難しい話」を、エンターテインメントとしてしか受け取れないと思ってるからだ。
枢里のスペックやイデオロギーだけを書いた本やサイトや何かがあるとして、
それをワクワクして見て貰える導線が思いつかない。
たとえばそれが「小説のプロットである」と言って、はじめて作品としての土台に立つことが出来る。

せめて同じことを、作中の登場人物には導線として与えたい。
一緒に「島」ゲームを遊んでみた、ということでもいいし、
枢里の生死が自分事になるような事件を用意して追い詰めてしまってもいい。
部活動にしてしまったりすると学園モノとしてはわかりやすい。

 ◆

コハクをクラスメイトに。

   Posted on 2021年1月16日 by me in 小説執筆 

敵役がクラスメイトになった。コハクは現状維持で保留された。

 ◆

いったん抽象世界に戻ろう・・・。

イデオロギー議論においては、「敵」と「ライバル」が存在する。
ライバルは最初こそ敵対するが、対話によって最終的には意気投合する。
敵は最後まで相いれない。

ふわふわ、くるるさと、お金のいらないまちにとって、敵たりえるのは、お金そのものではない。
枢里は三剣家のお金によって発展してきたし、自立を果たしてからも経済活動は禁止されない。
だから「お金信者」が居て、その人と議論になったとしても、その人はライバル足りえる。

では、自給自足を否定する「弱者保護」は敵なのかというと、そうでもない。
自立の過程で支援があっても良いし、最終的な自立も仕組みによって成り立つものになる。
枢里を政府と呼ぶなら、納税せず暮らせるだけの大きな政府があることになる。
通貨を介さず、労働をそのまま納税するだけの仕組みということもある。

「故意にお金に依存させること」「自立しないように支配管理すること」は敵たりえる。
つまり「税」とか「雇用」は敵だ。労働の義務や権利はある。教育も。でも納税は無い。
犯罪の代償が罰金と懲役というのもそぐわない。枢里における罰とは何なのか。

まず、ヤカンちゃん(仮称)の庶民に対するイデオロギーを「自己責任論」に修正する。
貧乏人には富豪になれる可能性がある。なれないのは本人の努力不足だ。
上級国民はみんな努力したんだ、みんなで努力して国を豊かにしよう、ということだ。
これは敵の作った虚像でもある。本当は身分は固定されていて、本人の努力の問題ではない。

クラスメイトは現実に接点がありうる他人像に近づけておいたほうがわかりやすい。

・対話の余地のあるネトウヨ ヤカンちゃん
・対話の余地のあるパヨク ハヅキ
・無関心な庶民 タケル

・テレビと新聞しか信じない年寄り
・中国人や韓国人
・公務員叩き
・無職叩き

公務員叩きと無職叩きはタケルの担当。
「自分以外の誰かだけが得をするのはずるい」という理屈だな。
コロナにたとえると、
自分は旅行しないからGoToトラベル叩き。
自分は飲食業でもなく外食もしないから飲食店とGoToイート叩き。
自粛しろとは思うが補償が欲しいから政府叩き。
外出したり感染したやつから罰金取って配れ、という他人事ポジション。

韓国人は禁止だから描写しないとして、
ハヅキは共産主義の独裁を否定する立場だが、
外国の内政には口を出さないという立場。

日本人が後進国に投資することは、
「貧しい人たちにお金を配っている」と解釈することで咀嚼可能。
ハヅキは中間層の没落には無関心。

ヤカンちゃんとタケルはどう違うのか。
タケルには愛国心が無い。保守でもない。
政府与党を支持する理由が無い。選挙には行かない派だ。支持政党が無いからだ。
ヤカンちゃんは少なくとも中間層以上だが、タケルは貧困層である。
タケルは権威主義者ではない。実利を優先する。

ネトウヨの人物像ってどんなもんだろう。ミリオタが多いのはうなずける。
でもヤカンちゃんに軍服を着せて戦争を訴えるのは違う気がする。
韓国が無いと成立しないのかな。自虐史観や外国の侵略に対する自衛の主張だよな。

作品の問題としては「戦争の可能性」については言及しないといけない。
もしも外国に攻め込まれたらどうするのか。
現に攻め込まれていることについてどう考えるのか。
「戦争反対」「戦争賛成」だと二元論として成立しないので、
「服従する」か「抵抗する」かの二択と考える。
格下の国相手なら服従しても良い、と考えるのがパヨクだとしよう。
アメリカは格上なので、在日米軍は許容しない。
ということはパヨクは「中国は格下だから服従する」ということになる。
新自由主義者は「中国は(経済的に)強いから従うべきだ」と主張している。

ネトウヨがネオリベを支持するのは矛盾だという指摘は結構見かける。

オルタナ右翼とポリコレ、と言った方がスラング感が無くて上品なのかなあ。
と思ったけど、オルタナ右翼も定義が安定しない。
話がややこしくなるので、「自衛論者」としてシンプルにするか。

ハヅキの理屈は「資産の逆転」に対して脆弱だ。
下剋上が起きる、あるいは他人の下剋上を認めたとして、
新たに上に立った者がきちんと再分配をすることが約束されていない。

道筋としては、まず、ヤカンとハヅキの対立が二項対立になっていないことに気づく。
他国からの侵略については、きちんと「被害者」として主張するべきだ。
国防の問題と、いわゆる保守? 与党支持? の問題は別々に考えることが出来る。
そして、弱者救済と金持ち撲滅は別々の問題として考え、弱者救済を優先するべきだ。

ヤカンは縦ロールにそぐわないことが確定したので、チサトの復活を考える。
クラスメイトは苗字読みにしつつあるので、3文字の苗字を考える。
他の名前と被らないようにする。

・ミリア Miria / Mitsurugi Aria
・ルルリ Lurury / Rururi - Sudo | Tendo
・ラッカ Lacca / Lacrimosa
・ハヅキ Hazuki Iori
・タケル Takeru / Takeda

・セリカ Celica / Serika
・ティー Tea / Ms.T
・アヤメ Ayame Tendo

・カイン Kain / Ryukain
・コハク Kohaku

アルファベットのイニシャルの残りは、UEONYW。
愛国者っぽい名前。うーん。
ヨシダ、とかは被ってない。
ワで始まる3文字の苗字は難しい。
和国(ワコク)さんとか。ワクニさんとか。

・ワコク Wakoku
・ワクニ Wakuni

コハクがイキなら、ワクニのほうがいいかな。
全国で10名程度、三重県、兵庫県だそうな。
というわけでチサト暫定復活。和国千聡。

コハクの名前は置いといて、敵役はカインだ。
お嬢様の名前といえば麗子らしい。なるほど。使っちまったよ。
レイカにしようかと思ったけどラッカもセリカもいるしなあ。
レンナがいるからレイナってのもなあ。
姫子、だと可愛い系だし、かぐやがいる。
エリカっぽい方向で考えると、エリゼとかエリザとかエリスとかか。
百合子とかでもいいか。天導家っぽいか。ジュリとか。
竜華院 樹里と仮決めしよう。
これでコハクは悪役からいったん外れることになる。

・ミリア Miria / Mitsurugi Aria 三剣アリア A.M
・ルルリ Lurury / Rururi - Sudo | Tendo 琉瑠璃 R.S
・ラッカ Lacca / Lacrimosa
・ハヅキ Hazuki Iori 葉月一織 I.H
・タケル Takeru / Takeda Kaguya 武田かぐや K.T
・ワクニ Wakuni Chisato 和国千聡 C.W
・カイン Kain / Ryukain Jyuri 竜華院樹里 J.R

・セリカ Celica / Serika 三剣芹香 S.M
・ティー Tea / Ms.T ティーさん
・アヤメ Ayame Tendo 天導あやめ
・コハク Kohaku Tendo 天導こはく

 ◆

ルルリをボツにする案。

   Posted on 2021年1月16日 by me in 小説執筆 

コハクのほうが問題だということに気が付いた。

 ◆

ふと浮かんだ。ルルリとラッカは統合できる。
そして八剣世界も隠せる。

主人公は三剣家が開発したヒューマノイドのラッカ。
三剣家の研究課題である「お金のいらないまち」を実現するために開発された。
友達が作れないミリアの対等な話し相手でもあり、春からは一緒に小学校にも通う。

ラッカは実は人力駆動だという落ちも使える。

なぜ三剣家が研究しているのか。天導家はどうなるのか。
コハクがもしもクラスメイトだったらどうなるか。

「ルルリが死んでしまった」という設定にすれば辻褄を合わせやすいけど、いったん置いておく。

思想の確認。

ハヅキは、「経営者と従業員の待遇は同じにするべきだ」と主張する。
カイン「それなら社長になる人がいなくなるでしょうね」
ハヅキ「僕は無償で学級委員に立候補した」
内申や承認欲求のためでなく、心から「自分がやったほうがマシ」だと思っているからだ。
カイン「貴女は自分が聖人君子だとでも言うつもりなの?」
ハヅキ「単なる適材適所だよ。僕は学級委員が合っている」
カイン「じゃあ、もしも、社長が合っている人が居なかったらどうするのよ?」
ハヅキ「みんなで力を出し合って頑張るしかないんじゃないか?」
カイン「まったく合理性に欠けますわね。共産主義も崩壊するわけです」
ハヅキ「資本主義にしたから社長に合う人が増えたりするって事も無いんじゃない?」
カイン「インセンティブは重要なモチベーションですわ」
タケル「日本語で頼む」
カイン「見返りが大きければやる人が現れるということですよ」
ハヅキ「やる人が現れることと、その人が合っていることは、違うと思うなあ」

ハヅキはこんな調子。総論は浮ついてるんだけど実績でカバー。

カインは「跪いて靴を舐めても貧乏人を金持ちにしてはいけない」という考え。
この考えは半分当たっている。つまりファクトは当たっている。
トリクルダウンは起きないし、バラマキをしても貧富の差は開く。r>gだからだ。
「金持ちから奪って貧乏人に与えろ」というハヅキの主張には現実味が無い。
究極的に言えば、それは所有の否定だ。平等にするなら全員から奪うしかない。
カインは底辺労働者が存在することでそれ以外の沢山の人が救われていると主張する。
そして底辺労働者はなんだかんだ言って献身的に働いてくれる。生活がかかってるから。
ハヅキ「一斉ストライキを起こして底辺労働者が働かなくなったらどうする?」
カイン「備蓄で暮らしている間に底辺労働者が飢え死にするでしょうね」
ハヅキ「じゃあ、作物を出荷しないで仲間内だけで食べるようにするとか」
カイン「それは、富豪が富を独占して弱者に配らない状況と同じですわね」
ハヅキ「げ、下剋上だ!」
カイン「富豪が世界の誰かから食糧を購入できれば富豪の勝ち」
カイン「世界中全員が漏れずに出荷を停止できれば農家の勝ち」
カイン「富豪は農作物以外にも取引出来る資産をいっぱい持っている」
カイン「実際に勝つのはどっちでしょうねえ?」

コハクはどうなんだろう。まず議論には参加しないわな。
「マスメディアを使って洗脳してしまえばいい」と言うのがカインで、
言わないで「メディアは公平中立です」と言いながら偏向するのがコハクだ。

ということは、「何も考えなくても世界は常に平和である」という思想なんだな。
言わずに実行。ズルして大儲け。でも綺麗なふりをする。
敵を叩く時は容赦せず、公共の敵であると主張して攻撃する。
味方は「大企業」だ。だから常に大企業に有利な言論をする。
国と大企業が対立してるなら国を批判する。そのためには国民を味方につける。
国民と大企業が対立することがあれば、国民の意見を変えさせるのだ。

カインとコハクの差異をもっと明確にしよう。
「愛国保守」と「大企業」が相反するところはどこか。
伝統産業とかならカインも味方しようとはしないだろう。ハヅキの役目だ。
外資系企業かな。愛国なら日本企業の活躍に期待する。カインは愛国者なのだ。
「日本なんて無くなってしまってもいい」というのはハヅキの仕事だけど、
ハヅキは既得権益の否定がしたいだけなので売国ではない。
コハクは日本をハゲタカの餌にしてしまうことを望んでいる。

年金とか国民皆保険とかは、カインは維持派だ。
庶民みんなから費用を搾取して、制度を維持する。この状態が正しい。
病気がちな人から多くとるくらいの調整は受け入れる。

コハクは廃止論者だ。民間企業の食い物にしたいからだ。医師会は味方じゃないってことだ。

ネトウヨのことを温泉って呼ぶ文化にするか。
ネット右翼→熱湯浴→温泉
「ヤカン」とかのほうがいいか。またピーピー言ってるよ、みたいな。
で、カインは上級国民を装ったヤカンなのだ。

パヨクのほうが設定作るの難しいな・・・。韓国は禁止だし。

カインの上級国民論は、資本主義に直接基づいているわけではない。
んー、難しいな。愛国保守の価値観って整合性取れてるんだろうか。
自民党、経団連、電通、竹中を支持するが、外資は否定する。
経済や新自由主義を国内限定で肯定する。テスラは否定してトヨタを肯定する。
中国とアメリカならアメリカを選ぶが、日本とアメリカなら日本を選ぶ。
それってどこまでなんだろう。核兵器を保有したくなるくらい?
まあ少なくとも三人は売国までは行かないことにする。なので対立軸にならない。
コハクも露骨に売国を表明することは無いので、作中で売国は話題にならない。

コハクが口達者なクラスメイトだったら、三人は言いくるめられる。
そして年金廃止のためのベーシックインカムや、健康保険の民営化を支持するようになる。
これはピンチポイントだ。そして考えて否定するところが活躍のチャンスになる。
この場合、コハクは途中からクラスに乱入してくる。

この議論は作中に必要な気がする。目を背けてはいけない。
問題はどうやってやっつけるかだ。ルルリが反論して回るのかな。
なぜならコハクとルルリは元々敵対関係にあるからだ。こども選挙だったから。
ルルリが居なくてコハクが同学年だとすると、ラッカとコハクが敵対する必要がある。

コハクは大企業の回し者なので、相応の生まれになってることが望ましい。
ミリアとカインが金持ちなので、そことうまく調整出来ないといけない。
カインは愛国者として定義するなら金持ちでなくてもいい。雰囲気だけで。
天導家だとしても説明としては苦しい。

つまり、コハクこそボツなのかも知れない。
そこにはまったく新しい敵キャラがいて、倒されていなくなる。
だとすると、金髪縦ロールを敵にしたほうが良かったのか? 悪役令嬢だし。
ネトウヨは旧チサトのほうがイメージに合っている。
クラスメイトを4人にするなら、ネトウヨにディープステート設定を付け足す必要が無くなる。

・三剣世界のプレイヤー ルルリ/ラッカ
・与党や右翼の役 チサトっぽい子
・野党や左翼の役 ハヅキ
・右翼でも左翼でもない庶民の役 タケル
・それらを裏で操るディープステートの役 カインっぽい子
・優しい終身の独裁者 ミリア

コハクはルルリの双子の妹。元々同じ学年だが途中から通学して同じクラスになる。
天導家は三剣とライバルの大地主で、南部の農地を2000ヘクタール持ってた。
三剣枢にうまいことやられて農地として使い続ける羽目になり対立が始まった。
本名は、天導琥珀になる。橙色の縦ロールになる・・・。
議論でクラスメイトを説得して洗脳してやろうと思っている。

ルルリは7歳から9歳の間に亡くなっており、コハクはそのことでミリアを恨んでいる。
ラッカはルルリのかわりに作られたので、ルルリに外見が似せてある。
死んだのではなく身体が動かなくなったってことでも成り立つのか。
ラッカを遠隔操作しているのがルルリ。

春プロットはリーグ戦。

・ハヅキvsカイン 平等と格差の対立。メイン。ネタが尽きない。
・ハヅキvsタケル タケルは総論賛成。ただし何も貰えないので味方にはならない。議論になりにくい。
・カインvsタケル タケルはハヅキのフォローに回ることが多い。
・ハヅキvsコハク グローバリズムによって言いくるめられる。
・カインvsコハク ネオリベラリズムによって言いくるめられる。
・タケルvsコハク 金融緩和、財政出動、紙幣発行によって言いくるめられる。
・ハヅキvsラッカ 富と生活の分離。
・カインvsラッカ マネーゲームに投じたカネを引き上げられない問題。
・タケルvsラッカ 多数決。
・コハクvsラッカ 自治。
・全員vsミリア  お食事会。

結論。

・ルルリをどうするかはともかく、敵役は4人目のクラスメイトとして再定義する。
・ルルリはボツに出来るが、植物人間にしてラッカを動かしてるほうが面白いかも。


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Last-modified: 2021-06-05 (土) 00:09:06