枢里

枢里/土地

概要

総面積は、およそ60km2。
土地は「農地」「中心街」の2つに分類される。

鶴城駅(史実のサンドームの近く)から北鶴城駅(史実の北鯖江駅から1kmほど南)までが中心街。
中心街には商業地、工場、住宅地が入り混じっている。その外周には農地が広がっている。
酪農だけは鶴城市の外に牧場がある。(史実に準じる)

単位

計算を簡略化するために、単位を揃えて、モデルを単純化する。

1町(9900m2)は1ヘクタール(10000m2)とする。
ヘクタールはhaと表記する。1km2は100haである。

中心街

農地

2020年時点で7万人のカロリーベースの食糧自給率が100%になるように設定する。
史実では60%前後なので、史実よりも畑が多い風景ということになる。

2500haの北地区と南地区があり、従業員数はそれぞれ50名程度。
管理部門と生産部門に分かれている。
三剣枢里で一括管理しているので、農協を作る動機が無いから、JA枢里は無いし、農協には加入していない。

前提

食糧生産に農地が必要

2020年時点の科学では、植物工場でコメや大豆を作っても採算が取れない。
よって、食糧自給率100%を維持するためには農地の確保が必要になる。

農地はまとまってないと効率が悪い

枢里は大規模農業によって生産効率を得ている。
このため、1998年のセリカ宣言時点から2020年までの間に、
地価が1/3になることがわかっていても、一度売って買い直すことは出来ない。

中心街は農地を持たない

理由は2つ。
一つは居住性が悪くなるから。
もう一つは枢里の面積だけでは農地が足りないから。

没設定では、1haあたり16人が住む。7万人だと4375haあれば足りる。
大きさのイメージは7km2四方が4900haで、鯖江市の山と河和田を除いた部分で多少収まらないくらい。

減反政策はスルー

減反政策では生産量が60%まで減ったらしい。(wikipedia調べ)
1960年の食料自給率は73%。1980年は53%、1990年は48%、2000年は40%、2020年は37%。
計算上、枢里は2020年にカロリーベースの食糧自給率100%を達成している。
人口が4万人弱から緩やかに増えてきたので、推移は全国とほぼ同じ。

減反政策については調べてみるとどうも胡散臭いというか、
実質的に稲作の面積を減らされる仕組みが2018年まで続いていたとも言い切れないので、
2020年時点の農地面積を100%ギリギリに設定するのではなく、
多少余裕を持たせるという程度にして、深追いは一旦避けることにする。
5000haから穀物を除いた面積では野菜や果物や酪農などを小規模に展開している。

必要な生産量

福井県では六条大麦、米、蕎麦、大豆の2年3作らしい。
米と麦の二毛作は出来ないとか。実験に取り組んでるのがニュースになってたりとか。

平坦地を中心に、(1)水稲、(2)麦類、(3)大豆またはソバの周年作(2年3作)が広く行われています。

水稲の10aあたり年平均収穫量(令和2年)は、北海道550kg、福井嶺北524kgである。

食糧自給率と嘘

枢里の食料自給率は100%である。
しかし実際には米を売って儲けを得ている。
なぜ米が高く売れるかというと国が価格を決めてくれるからだ。
米を買っているのは主に南部の住民である。
南部に売るための米は、実は南部で作られている。
枢里の食糧輸入は、米より安いので、差額が黒字である。
米の輸出額≒米以外の食糧輸入額 だ。
鎖国をすると食卓から彩が無くなる。
住民は未来的なコンパクトシティに住んでいるような感覚を持っている。

住宅地

何とかして合法的に農地に住む抜け道は無いか探したけど見つからなかった。

コンテナハウス

原則

法律

国土交通省が取りまとめた「住生活基本計画(全国計画)における誘導居住面積水準及び最低居住面積水準」では、
住宅内で快適に生活するために必要な広さは3人家族で100平方メートル、4人家族で125平方メートルです。

たぶんこの基準は実態よりも広いほう。東京だと豪邸。田舎でも立派な家。

区画の定義

道□□□□□□□ 0.5m
路□□AABB□
道□□AABB□
路□□AABB□ 6m
道□□AABB□
路□□AABB□
道□□□□□□□ 0.5m
 1.7m2.4m2.4m0.5m

1人ぶんの家の定義

1haの定義

134区画と食堂1軒になる。
センターは別。12haあたり1haで30軒とする。寮内にも各種施設あり。

◇食堂◇□□◇□□◇□□◇□□◇ □: 区画
◇食堂◇□□◇□□◇□□◇□□◇ ◇: 道路
◇食堂◇□□◇□□◇□□◇□□◇
◇□□◇□□◇□□◇□□◇□□◇
◇□□◇□□◇□□◇□□◇□□◇
◇□□◇□□◇□□◇□□◇□□◇
◇□□◇□□◇□□◇□□◇□□◇
◇□□◇□□◇□□◇□□◇□□◇
◇□□◇□□◇□□◇□□◇□□◇
◇□□◇□□◇□□◇□□◇□□◇
◇□□◇□□◇□□◇□□◇□□◇
◇□□◇□□◇□□◇□□◇□□◇
◇□□◇□□◇□□◇□□◇□□◇
◇□□◇□□◇□□◇□□◇□□◇

$ 100/7
14.28571428571429

その他の施設

食堂とセンターが住宅地に含まれていて、通販が中心なので、必要な施設が少ないという設定。
工業用地は全国平均だと住宅地の1/8程度らしいので50とする。

地価

福井県鯖江市(さばえし)の最新公示地価は平均3万8071円/m2なので、
枢里の住宅地と商業地の公示地価は38,000円/m2とする。農地は1,000円/m2とする。
農地は500億円、住宅地は1900億円、商業地は1140億円である。総額は3540億円。
大企業の土地保有額は兆単位なので、まったく無理な設定ではない。

参考

2018年の世帯人数別世帯数比率(画像ソース)

人数は7万人を割り振った場合のもの。軒数は世帯人数で割ったもの。

地価の推移(鯖江市)

セリカ宣言(1998年)当時と比べて、だいたい1/3になっている。

   年 地価平均 坪単価平均 前年比
   1998年[平成10年] 9万7488円/m2 32万2277円/坪 -3.36% 下落
   1999年[平成11年] 9万2633円/m2 30万6225円/坪 -3.96% 下落
   2000年[平成12年] 8万8660円/m2 29万3090円/坪 -3.74% 下落
   2001年[平成13年] 8万4890円/m2 28万0628円/坪 -4.18% 下落
   2002年[平成14年] 7万8027円/m2 25万7941円/坪 -8.04% 下落
   2003年[平成15年] 6万9927円/m2 23万1164円/坪 -9.54% 下落
   2004年[平成16年] 6万4427円/m2 21万2982円/坪 -7.26% 下落
   2005年[平成17年] 6万1645円/m2 20万3786円/坪 -4.11% 下落
   2006年[平成18年] 5万8927円/m2 19万4800円/坪 -4.15% 下落
   2007年[平成19年] 5万5850円/m2 18万4628円/坪 -5.97% 下落
   2008年[平成20年] 5万1908円/m2 17万1597円/坪 -6.50% 下落
   2009年[平成21年] 4万8714円/m2 16万1038円/坪 -6.92% 下落
   2010年[平成22年] 4万5314円/m2 14万9799円/坪 -6.70% 下落
   2011年[平成23年] 4万2700円/m2 14万1157円/坪 -5.55% 下落
   2012年[平成24年] 4万0357円/m2 13万3412円/坪 -5.27% 下落
   2013年[平成25年] 3万9313円/m2 12万9961円/坪 -4.49% 下落
   2014年[平成26年] 3万7926円/m2 12万5377円/坪 -3.49% 下落
   2015年[平成27年] 3万6820円/m2 12万1719円/坪 -2.87% 下落
   2016年[平成28年] 3万6468円/m2 12万0557円/坪 -2.26% 下落
   2017年[平成29年] 3万5988円/m2 11万8969円/坪 -1.87% 下落
   2018年[平成30年] 3万5494円/m2 11万7335円/坪 -1.34% 下落
   2019年[令和元年] 3万5258円/m2 11万6558円/坪 -0.67% 下落
   2020年[令和2年] 3万4917円/m2 11万5430円/坪 -1.03% 下落

地価の推移(全国)

下がって上がってほぼ元通り。

   年 地価平均 坪単価平均 前年比
   1998年[平成10年] 20万1184円/m2 66万5071円/坪 -2.34% 下落
   1999年[平成11年] 18万6512円/m2 61万6569円/坪 -4.16% 下落
   2000年[平成12年] 17万2620円/m2 57万0647円/坪 -4.36% 下落
   2001年[平成13年] 16万1668円/m2 53万4440円/坪 -4.55% 下落
   2002年[平成14年] 16万1320円/m2 53万3291円/坪 -5.53% 下落
   2003年[平成15年] 15万2186円/m2 50万3095円/坪 -6.02% 下落
   2004年[平成16年] 14万4568円/m2 47万7912円/坪 -5.77% 下落
   2005年[平成17年] 14万0310円/m2 46万3835円/坪 -4.61% 下落
   2006年[平成18年] 14万2822円/m2 47万2139円/坪 -2.59% 下落
   2007年[平成19年] 15万6676円/m2 51万7938円/坪 +0.00% 横這い
   2008年[平成20年] 17万0123円/m2 56万2391円/坪 +0.29% 上昇
   2009年[平成21年] 15万9139円/m2 52万6080円/坪 -3.87% 下落
   2010年[平成22年] 14万7240円/m2 48万6744円/坪 -4.17% 下落
   2011年[平成23年] 14万3123円/m2 47万3136円/坪 -3.20% 下落
   2012年[平成24年] 14万0500円/m2 46万4465円/坪 -2.67% 下落
   2013年[平成25年] 14万1444円/m2 46万7583円/坪 -1.83% 下落
   2014年[平成26年] 14万5245円/m2 48万0151円/坪 -0.85% 下落
   2015年[平成27年] 14万9534円/m2 49万4330円/坪 -0.54% 下落
   2016年[平成28年] 15万9616円/m2 52万7657円/坪 -0.20% 下落
   2017年[平成29年] 16万9865円/m2 56万1540円/坪 +0.07% 上昇
   2018年[平成30年] 17万8186円/m2 58万9047円/坪 +0.42% 上昇
   2019年[令和元年] 18万9244円/m2 62万5600円/坪 +0.81% 上昇
   2020年[令和2年] 19万7990円/m2 65万4513円/坪 +0.53% 上昇

土地保有額ランキング


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Last-modified: 2021-06-03 (木) 07:33:32