新ふわふわ冬。

   Posted on 2021年1月12日 by me in 小説執筆 

追及が厳しいとムードも厳しくならざるを得ないな。

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冬・生業と任務

ルルリ「私達は、週1日は三剣の仕事で」
ルルリ「週3日は枢里の仕事って言ってたわね」
ミリア「うん。三剣グループの仕事は【任務】」
ミリア「枢里の自給自足は【生業】と言います」
ルルリ「任務はちょっとカッコイイわね」
ルルリ「私、データ入力の任務が残ってますので」
ルルリ「へっへっへ、よいではないかよいではないか」
ミリア「悪代官はどこから出てきたの」
ルルリ「残業OLに既婚上司が言い寄りたい」
ミリア「小学生っぽくない爛れた設定はしまって」
ルルリ「生業はもろに農業のイメージだわ」
ルルリ「畑仕事で泥だらけになったお母ちゃんと」
ルルリ「へっへっへ、よいではないかよいではないか」
ミリア「悪代官がんばりすぎでしょ」
ルルリ「せめてシャワーを浴びてから」
ルルリ「この汗の匂いがそそるんじゃないか」
ミリア「なんなの欲求不満なの?!」
ルルリ「仕事の話に向き合う気力が足りなかった」
ミリア「枢里の生業はそんなに大変じゃないよ」
ミリア「ほとんど機械化できちゃってるし」
ルルリ「農業なんて手作業の部分なさそうだもんね」
ラッカ「農機を無人運転出来れば自動化完成ですね」
ルルリ「おぬしも悪よのう」
ラッカ「いえいえルルリほどでは」
ミリア「山吹色のお菓子なの?!」
ラッカ「お代官様はこちらを」
ミリア「みかん!」
ルルリ「枢里みかんは手作業で作ってるのよね」
ラッカ「出荷量自体、非常に少ないですね」
ルルリ「もっと暖かい所で作ったほうが楽だものね」
ミリア「一応、作れるものは作ってるんだよ」
ミリア「食べ物の種類を少しでも増やせるように」
ルルリ「鶴城市は海に隣接してなくて漁業も限定的」
ルルリ「穀物は米、大麦、蕎麦の2年3作だけど」
ルルリ「野菜、果物、酪農は比較的小規模ね」
ルルリ「7万人が毎日300gの野菜を摂れない」
ミリア「自給自足はカロリーベースだね」
ルルリ「完全に実現するには土地が足りないのよね」
ルルリ「こういうと負けだけど」
ルルリ「あるいは、土地に対して人口が多すぎる」
ミリア「民主主義の影響だよ」
ミリア「鶴城市の過半数を維持したかった」

生業

・良く言えば「生活してるだけで給料が貰えちゃう」制度。
・調理(外食)や育児(3歳まで)が生業として扱われている。
・農作業、運転(宅配、ゴミ収集、バス)、建設、裁縫、介護など。
・三剣グループの仕事とあわせて週4日働く。生業だけの人は週3日。
・週3日の手取りで最低限の暮らしは出来るようになっている。
・生業は減額されないしクビにもならない。社会保障でもある。
・18歳未満の子は週3日の手取りに近い額を無条件に受け取ることが出来る。
・日本の制度としては雇用契約を結んで会社員をしている扱いになっている。
・社会保険にも加入している。
→「家計簿」を解放


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Last-modified: 2021-02-22 (月) 05:10:15