; ふわふわ
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【タイトル・三剣家の食卓】

【開始・三剣家の食卓】
【背景・三剣宮・食卓】
【立ち絵・ミリア左】
【立ち絵・ルルリ右】
【音楽・三剣家の食卓】
【項見出し】
『三剣宮・寝室』
ミリア「おはよう、ルルリ」
ルルリ「おはよう、ミリア」
ミリア「もうお昼だけどね」
ルルリ「寝るのが遅かったわね」
ミリア「ゆうべはおたのしみでしたね!」
ルルリ「姫初めだものね」
ミリア「それは言いすぎ」
ルルリ「チュンチュン」
ミリア「もー!」
ルルリ「ご飯たべましょ」
『三剣宮・食卓』
ルルリ「あら、【ティーさん】」
ミリア「あけましておめでとうございます」
ティー「あけましておめでとうございます」
ティー「お雑煮、召し上がります?」
ルルリ「いいわね。【注文】していいの?」
ティー「どうぞ」
ルルリ「醤油、鶏、ねぎ、つと、餅は焼きで」
ミリア「味噌、かぶ、鰹節、丸餅を焼かないで」
ティー「かしこまりました」
ルルリ「こたつで待ってましょう」
ミリア「おなかすいたねー」
ルルリ「みかんあるわよ」
ミリア「もらう」
ルルリ「三剣家の食事は贅沢よねー」
ミリア「そうかなあ?」
ルルリ「ミリアのは質素だと思うけど」
ミリア「わたしは安いものが好きらしい」
ルルリ「私も食材自体は安いんだけどね」
ミリア「北海道からの送料が高い?」
ルルリ「鮮度を求めるとそうなるわね」
ルルリ「なんでも取り寄せて揃えるのが贅沢だわ」
ミリア「平和主義なんだよ」
ルルリ「芋煮会も徹底してるもんね」
ルルリ「味噌、醤油、牛、豚、鶏」
ミリア「ラム肉注文した人もいたよね」
ルルリ「本当に持って来られるとは思わなかった」
ミリア「キノコとタケノコも在庫管理してるよ」
ルルリ「片方だけ余ったら大変だものね」
ミリア「どっちでもいい人にお任せすることもある」
ティー「お待たせいたしました」
ルルリ「おー、きたきた」
ミリア「いただきまーす」
ルルリ「そしてごちそうさま」
ミリア「早くない?!」
ルルリ「無言で10分くらい食べてたと思うわ」
ミリア「餅よく噛まないと」
ルルリ「スウおばあちゃんは大丈夫かしらね」
ミリア「一応小さく切ってるはず」
ルルリ「そういえば、みんなはどこにいるの?」
ティー「セリカ様は挨拶回りに出ています」
ミリア「スウおばあちゃんは老人ホームに住んでる」
ルルリ「初詣にわざわざ来てくださってたのね」
ミリア「ママはいつごろ帰ってくるのかな」
ティー「お昼には戻られると思います」
ルルリ「じゃあ待ってましょうか」
ミリア「ティーさん、お願いします」
ティー「かしこまりました」
『ハーブティーとミルクが運ばれてくる』
ティー「ネトル、ジンジャー、レモングラスです」
ティー「たぶん和食に合うはず」
ルルリ「希望的観測」
ティー「ルルリ様は、ホモです」
ルルリ「言い方」
ティー「枢里乳業のホモジナイズド牛乳です」
ティー「年末年始はノンホモはお休みです」
ミリア「ルルリはノンホモだよね」
ルルリ「私はミリアひとすじだわ!」
ミリア「わたしは牛乳だった」
ルルリ「絞ったら出てくるかしら」
ミリア「子供だからむーりー」
ルルリ「牛乳、温めて貰っていいかしら」
ティー「ホモは熱いのがお好き、と」
ルルリ「蜂蜜もかけてくれる?」
ティー「フェティッシュですね」

セリカ「ただいま! あけおめ!」
ミリア「ママあけおめ!」
ルルリ「あけおめです、【セリカママ】」
セリカ「初詣は行ってきた?」
ミリア「夜中に行ったよ」
ミリア「スウおばあちゃんにも会えた」
セリカ「良かった」
ルルリ「あ、そのことで相談なんですけど」
セリカ「うんうん」
ルルリ「枢里がよくわかる情報源が欲しいです」
セリカ「枢里の何を知りたいの?」
ルルリ「えーっと、現状の持続可能性ですね」
ルルリ「私、統計的推論が苦手なので」
ルルリ「出来れば生で欲しいです」
セリカ「ルルリちゃんは生がお好きかー」
ルルリ「ティーさんみたいなことを言いますね」
セリカ「一週間頂戴。ステキなお年玉を用意するわ」
ルルリ「ありがとうございます」
ルルリ「でも一週間もかけて何を?」
セリカ「家を建ててあげるわ」
ルルリ「ふぇえ?!」
セリカ「三剣宮を出て、枢里の社宅に住めばわかる」
ルルリ「なるほど」
セリカ「一般社員としての身分証も用意する」
ルルリ「徹底してますね」
セリカ「誰か一人、保護者をつけたいのだけど」
セリカ「ママ、今年は大阪でずっと仕事があるから」
ミリア「さみしーなー」
セリカ「時間を作って会いに来るからいい子にしてて」
ミリア「はぁーい」
セリカ「それで誰か保護者にしたい人はいる?」
ルルリ「エルハでも、ティーさんでもいいんですけど」
ルルリ「ラクリモサってのはダメですかね?」
セリカ「人工知能クラウドの?」
ルルリ「ヒューマノイドの試作が出来たんです」
セリカ「なにそれすごい、見に行きたい」
ルルリ「恥ずかしいからダメです」
セリカ「えー」
ミリア「えーーー」
ルルリ「まあ、見せますけど・・・」
ルルリ「かなり完成度は低いです」
セリカ「とか言いながら凄い所まで出来てるやつだ」
ルルリ「そう思われるから期待を下げておきたいのよ」
セリカ「ワクワクしない程度に期待しろってことね」
ミリア「ドキドキ」
ルルリ「期待しないで欲しいんですけど・・・」
セリカ「保護者として採用出来る程度には期待するわ」
【章解放・104・次のエピソードが解放されました】
【おわり】

 ◆

【注文】
・枢里では外食は事前予約制なので、席についてから注文をする習慣が無い
・三剣宮の食事も基本的にはお任せなので、細かい注文はしない
・しかし、宗教論争ひいては戦争になる食事についてはカスタマイズが可能
・このカスタマイズ指定のことを注文と呼んでいる
・あるいは呪文と呼ぶ
・詠唱は長くなることが多いため、唱え間違い、聞き間違い、作り間違いが起こりうる
・ホールスタッフの腕の見せ所か

【ティーさん】
・三剣宮のスタッフの一人。本名不詳。端役。いわゆるモブ。
・作画の都合で背が低いが成人女性である。
・メイド服を着て給仕をすることにこだわりがある。制服ではない。
・食後の飲み物が本来の担当で、大抵の食事は厨房スタッフが作っている。
・ミリアがハーブティーを好むので調合するが、実はあまり得意ではない。
・身の回りの世話、護衛、清掃、雑用など業務内容は多岐にわたる。
・お腐りあそばれておられる。ルルリを気に入っており引きずり込もうとしている。

【セリカママ】
・本名 三剣芹香(みつるぎ・せりか)
・1988年生まれの32歳
・三剣家107代現役当主
・幼いころから「企業の買収」について卓越した才能を発揮する
・三剣グループの多角経営を推し進めたのはこの能力の影響が大きい
・メタ的には、2020年に現存するあらゆる企業を三剣グループ傘下に設定可能とする
・歴史改変モノではないので拓銀を破綻から救ったりはしていない
・世界征服モノでもないのですべての企業を牛耳っていたりもしない
・飄々としてていつも笑顔でパパともラブラブなリア充
・ルルリとの家族関係は無いが、ルルリはセリカママと呼んでいる


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Last-modified: 2021-02-22 (月) 05:34:36