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049 ミュージアム

枢里ミュージアムに行く回。
ミリアが三剣家と枢里の歴史を紹介する。
この回はあえてルルリに解説させない。
ミリアが自分の言葉で枢里を紹介することが大事。
だから見解もミリア独自のもの。

ミリアは「三剣グループ」と「シエラ派」と「枢里」がバラバラなことにモヤモヤしている。
純粋に仲良くしたい。
でも確執があったり価値観が違うので現実的には出来ない。

ユースケ問題を取り上げるか。

コード

ミリア「まだふわふわしてる」
ミリア「ミリアと」
ルルリ「ルルリでーす」
ミリア「今日は映画館を紹介します」
ミリア「枢里ミュージアムも出てきます!」
ルルリ「お得な割引情報も満載よー」
ミリア「ちょっとルルリの空気が抜けてる」
ルルリ「私きょう解説しないから」
ミリア「勝手にミリアちゃんのコーナーです」
ミリア「ルルリは真面目回に疲れたらしい」
ミリア「ラッカは今週もお休み」
ミリア「さみしいから合いの手は入れて」
ルルリ「はいよー」
ミリア「映画館は5階建て」
ミリア「5階が映画を上映するスクリーン」
ミリア「4階がテレビとミュージアムの上映」
ミリア「3階は枢里ミュージアムの展示で」
ミリア「2階はゲームコーナー」
ミリア「1階はクレーンゲームとプリです」
ルルリ「あそーれ」
ミリア「映画は1800¢に割引中」
ミリア「ポップコーンとソフトドリンクつき」
ミリア「お客さんも入ってるみたいです」
ミリア「よかったね、ルルリ」
ルルリ「どっこいしょー」
ミリア「さみしいけど合いの手はやめて」
ルルリ「自分を縛らないと喋りだしてしまう」
ミリア「喋ればいいじゃん・・・」
ルルリ「お陰様で映画館は超お勧めです」
ミリア「短くまとめすぎ」
ミリア「テレビ館は2時間400¢」
ミリア「人気番組に集中するそうです」
ミリア「タイムセールを始めるらしいので」
ミリア「ふらっと寄ってみるのもいいかも」
ルルリ「寝心地はいいと思うわ」
ミリア「NHKの部屋は小さい」
ルルリ「座席数で受信料取られるからね」
ルルリ「大相撲は他でも見れるし」
ルルリ「大河の視聴率自体は高くないのよ」
ルルリ「はーそれからどしたー」
ミリア「たしかに、解説癖がついている」
ミリア「ミュージアムの上映は1時間」
ミリア「枢里の歴史がまとめて学べます」
ミリア「料金は大人400円」
ミリア「枢里の人は閑散期月1回無料です」
ルルリ「寝るのはテレビ館でお願いします」
ミリア「3階は枢里ミュージアムが来ました」
ルルリ「ボウリング場なんて無かった」
ミリア「記念に2レーンだけ残してある」
ルルリ「老朽化してるんじゃなかったの?」
ミリア「再開の予定が無いから」
ミリア「ボウリングも展示するんだって」
ルルリ「あってもやらないけど」
ルルリ「やらないと無くなっちゃうのよね」
ミリア「ガラガラなのも寂しいし」
ミリア「むずかしいね」
ルルリ「歴史資料館跡は図書館になるの?」
ミリア「喫茶店になると思う」
ルルリ「飲みながら読むのかー」
ミリア「オシャレな空間に飢えてるんだよ」
ルルリ「田舎特有の喫茶店コンプレックス」
ミリア「枢里ミュージアムのお勧めは模型」
ミリア「1/800スケールの枢里市街地が」
ミリア「そのまんま展示されてます」
ミリア「展望塔の景色と見比べてみてね」
ルルリ「2004年の枢里ね」
ルルリ「電柱がいっぱいあると思うわ」
ミリア「それはもう古いんだなあ」
ミリア「最新式のは去年バージョンだよ」
ルルリ「企画室にあるやつ?」
ミリア「と同じやつ」
ルルリ「あれはそんなに見栄えしないでしょ」
ミリア「と思ってるあなたは」
ミリア「ぜひ実物を見てみてね!」
ルルリ「つまり中は映す気無いのね」
ルルリ「ちょっと見てくる」
ミリア「春休み前までは閑散期で無料なので」
ミリア「みなさんも見に来てくださいね」
ミリア「里外の方は大人400円」
ミリア「上映とセットで700円」
ミリア「展望塔とセットで1500円です!」
ミリア「あーどすこい」
ミリア「ルルリまだかなー」
ルルリ「ただいま!」
ミリア「おかえり!」
ルルリ「あれは見に来たほうがいいわ」
ミリア「でしょでしょ」
ルルリ「むしろ企画室もあれにしましょうよ」
ミリア「職人さんの手作りだからなあ」
ルルリ「いい仕事するわねー」
ミリア「映画館の紹介は以上でーす」
ルルリ「プリ撮って帰りましょ」
ミリア「残った時間で、枢里の歴史を語ります」
ミリア「ミュージアムに無い三剣家の歴史」
ルルリ「何を話す気なの」
ミリア「それでは3階に行ってみましょう」
ルルリ「結局行くのね」
ミリア「ここは枢里ミュージアムの隣にある」
ミリア「バナナ共和国ミュージアムです」
ルルリ「なぜここにあるのか」
ミリア「その答えは、ママの弟さんにあります」
ルルリ「マジか」
ミリア「ルルリは知ってるでしょ」
ルルリ「いや、その話言っちゃうのねってこと」
ミリア「三剣家のタブーっぽいよね」
ルルリ「セリカママ的にはおこだわ」
ミリア「わたし、それが気になって」
ミリア「ママに聞いてみたの」
ルルリ「ひどい話でしょ」
ミリア「でも、もうママは怒ってないし」
ミリア「クロエも怒ってない」
ルルリ「そうは言ってもひどい事だわ」
ルルリ「ましてや弟まで産んだのよ?」
ルルリ「私なら絶対に許せないけど」
ミリア「でもみんな怒ってないんだよ」
ルルリ「怒るべきよ」
ミリア「怒ったってしょうがないって」
ルルリ「しょうがなくても気が収まらないわよ」
ミリア「じゃあ、ルルリが説明して」
ルルリ「ぐぬぬ」
ルルリ「シエラ婆の話からね」
ミリア「わかった」
ルルリ「シエラ婆はセリカママと弟を産んで」
ルルリ「東京に行きたいからって姉を置いて」
ルルリ「弟を連れて出て行きました」
ミリア「うん」
ルルリ「枢里に残ったママは」
ルルリ「フワシコの助けを借りて枢里を再建」
ルルリ「それ以来フワシコに投資を続けます」
ミリア「うん」
ルルリ「そうして国の自立が見えた頃に」
ルルリ「弟がやってきて大統領の娘と電撃結婚」
ルルリ「娘を産むけど東京に帰りたくなって」
ルルリ「クロエを置いて夫婦で東京に移住」
ルルリ「弟を産んで、クロエとはほぼ会わない」
ルルリ「二代続けて故郷に不義理をしたのよ」
ミリア「でもシエラおばあちゃんは仕事をくれたし」
ミリア「クロエもママも残りたくて残ったって」
ルルリ「ママが残らなかったら枢里は終わってたし」
ルルリ「クロエがいないと大統領が継げないわよ」
ルルリ「まちを背負ってるから残っているのよ」
ミリア「それは立派だし感謝することだけど」
ミリア「それでも残るかどうかは本人の自由だよ」
ルルリ「まわりとしては申し訳ないのよ」
ミリア「わたしはお嬢様をやらされてるんじゃない」
ミリア「やりたくなかったらやめてもいいの」
ミリア「もしやめたら、ルルリは怒る?」
ルルリ「私は感情的な人間だから」
ルルリ「怒りはしないけど」
ルルリ「何のために生きてるかわからなくなる」
ミリア「ルルリも、ルルリのために生きてるんだよ」
ミリア「自分のことを愛してるんだから」
ルルリ「違うのかも」
ルルリ「私、そんなに生きる意欲が強くないわ」
ルルリ「今の暮らしに満足してて」
ルルリ「今日、突然死んじゃっても後悔しない」
ミリア「それはわたしが困る」
ミリア「それっておんなじこと?」
ミリア「わたしはお嬢様やめてもミリアだし」
ミリア「ルルリと一緒に居たいと思うけど」
ミリア「ルルリが死んじゃったら違うと思う」
ミリア「天才少女とかはやめちゃってもいいけど」
ミリア「ルルリそのものをやめられると困る」
ルルリ「そういうことなら、それでいいわ」
ミリア「死なない?」
ルルリ「別に死にたいとかそういう話ではないわ」
ミリア「ルルリは意欲的に生きて欲しい」
ルルリ「そのつもりだけど・・・」
ルルリ「話の腰を折ったわね」
ミリア「ルルリは怒っていい」
ミリア「元気がないより、そのほうがいい」
ルルリ「いや、ミリアに怒ることじゃなかったわ」
ミリア「遠慮されるより言ってくれたほうがいい」
ルルリ「怒ってるけど、たぶん賛成よ」
ルルリ「ミリアはしがらみを解きたかったんでしょ」
ルルリ「三剣グループと枢里がバラバラで」
ルルリ「直近三代だけでも二つに分かれちゃってる」
ルルリ「昔の三剣財閥も今の三剣家と関係ないし」
ルルリ「まあセリカママは製薬株を買ってたけど」
ルルリ「ちゃんと向き合って仲良くしましょう」
ルルリ「ということよね、きっと」
ミリア「あってる」
ルルリ「私はそれを支持して応援する立場だわ」
ルルリ「でも弟さんは顔も見たくないくらい嫌い」
ルルリ「怒っていいなら私は弟禁止でお願いします」
ルルリ「シエラ婆は大丈夫」
ミリア「わかった」
ミリア「ルルリはパパも苦手だよね?」
ルルリ「いや全然?」
ミリア「前に会いたくないって言われた気がする」
ルルリ「あーうん。言った。それもお願いします」
ミリア「パパはめっちゃいい人だと思うけどなー」
ルルリ「いい人すぎてチューしたくなるのよ」
ミリア「逆に?!」
ルルリ「略奪愛もアリかしら」
ミリア「わかった。禁止ね」
ミリア「はあ。今日は終わりまーす」
ルルリ「いつも以上に疲れた気がするわ」


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Last-modified: 2021-04-14 (水) 03:37:07