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038 子供年金

ミリア「ミリアと」
ルルリ「ルルリの」
ミリア「まだふわふわしてる?」
ルルリ「今日は子供年金と教育動画のお話ね」
ミリア「18歳未満の子供全員に生活費を支給する」
ルルリ「そう。セリカ宣言の一つがこれ」
ルルリ「厳密には3歳から17歳まで15年間」
ミリア「3歳になるまでは?」
ルルリ「産んだ人が育児手当を貰えるわ」
ルルリ「育児をすれば月10万クルル」
ルルリ「日本の児童手当等との合算だけれどね」
ミリア「子供年金と一緒」
ルルリ「権利は第三者に譲ったり」
ルルリ「夫婦で半分ずつ得たりも出来るけど」
ルルリ「原則は産んだ人の権利ね」
ミリア「女性が育てるもの?」
ルルリ「メロンの話で言った気がするけど」
ルルリ「今の技術では男性はまだ産めないわね」
ルルリ「母乳も出ないし育て方もわかってない」
ルルリ「だから、女性にその資格があるのよ」
ミリア「女性は産むのが仕事なのかな」
ルルリ「産むか産まないかは自由よ」
ルルリ「少子化対策という仕事は無いわ」
ミリア「人口が減ったら消滅するんでしょ?」
ルルリ「人が減ったら食糧自給率が上がるのよ」
ミリア「あれ、ほんとだ」
ルルリ「100人いれば食糧は作れるんだし」
ルルリ「人口が半分になっても消滅しないわ」
ミリア「あの台本はいったい」
ルルリ「お金が無いと生活できないからこそ」
ルルリ「労働人口が減ると社会負担が増えて」
ルルリ「税金取られて貧困になるわけよ」
ミリア「枢里は負担が増えないの?」
ルルリ「増えるけど、生活には関係ないの」
ルルリ「医療や介護を頑張れば頑張るほど」
ルルリ「お年寄りが長生きできるかも知れない」
ミリア「誰も頑張らなかったら?」
ルルリ「病院に行っても医者が居なくなるわね」
ルルリ「資格を取って頑張りましょう」
ミリア「お医者さんになるのは大変だよね」
ルルリ「枢里大学には医学部は無いわね」
ルルリ「お医者さんはさらってくるしかない」
ルルリ「だから、勤務医も高度業務だわ」
ミリア「お金が無いと病院は続かないんだ」
ルルリ「私達に出来るのは効率化くらいね」
ルルリ「枢里の病院は予約時間細かいでしょ?」
ミリア「病院いかないからわかんない・・・」
ルルリ「健康だもんね」
ルルリ「一人の医者が沢山の患者を診るように」
ルルリ「細かく工夫しているのよ」
ミリア「お医者さんになってからも大変だった」
ルルリ「枢里社員は社会保険と厚生年金で」
ルルリ「だいたい食費と同じくらいの負担ね」
ルルリ「日本の手厚い保険が受けられるわ」
ミリア「元気な人は安くなればいいのに」
ルルリ「長生きすれば年金が多く貰えるから」
ミリア「わたしは短くてもいいかな」
ルルリ「家族が早く亡くなるのは嫌でしょ?」
ミリア「嫌だよ」
ルルリ「じゃあ、長生きを目指しとけばいいのよ」
ミリア「ルルリも長生きする?」
ルルリ「私は25くらいで死ぬ気がするわ」
ミリア「短すぎる」
ルルリ「娘の花嫁姿が見たい人生だった」
ミリア「見ようよ」
ルルリ「あんまり産む気はしないわね」
ルルリ「男の人と結婚するイメージが沸かない」
ミリア「女の人なら?」
ルルリ「うふふふふ」
ミリア「沸いてる」
ルルリ「ま、そこは女の自由よ」
ルルリ「産前産後あわせて3年半は専念できる」
ルルリ「働きたかったら誰かに預けてもいい」
ミリア「家族以外に預かって貰えるの?」
ルルリ「保育園はそんなに無いのよね」
ルルリ「児童養護施設は預けたらお別れだし」
ルルリ「堕ろしたり死なせるよりは産む方がいいけど」
ルルリ「都合のいい時だけ親になれるほどではないわ」
ミリア「むずかしいね」
ミリア「3歳になったらどうなるの?」
ルルリ「育児手当が終わって子供年金が始まる」
ルルリ「子供年金は子供本人の権利」
ルルリ「ママはお仕事再開ね」
ミリア「子供はママと離れ離れになるの?」
ルルリ「大抵はお部屋を増やして一緒に住むわ」
ルルリ「一人目が出来たら広い家に引っ越せるのよ」
ルルリ「いわゆる4LDKかしらね」
ミリア「余る」
ルルリ「4部屋目は本来二人目用なのよ」
ルルリ「一人っ子が広々使ってもいいけど」
ルルリ「こまめに引っ越しするのは大変でしょ」
ミリア「赤ちゃんいるもんね」
ルルリ「親と同居だと生活は楽ね」
ルルリ「子供年金で足りないって事は無いと思うわ」
ミリア「大学の学費とか?」
ルルリ「働きながら行けるわよ」
ミリア「塾とか習い事とか?」
ルルリ「そこは教育動画の出番ね」
『続きは後半で!』


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Last-modified: 2021-04-09 (金) 23:26:17