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004 贅沢

ミリア「枢里(くるるさと)ビジョン」
ミリア「動物チャンネルをご覧の皆様」
ミリア「番組のはじまりです!」
ルルリ「番組名は?」
ミリア「まだふわふわしてる」
ルルリ「内容もふわふわしてるものね」
ミリア「今日はアンケートの話する」
ルルリ「熱いコメントありがとうございました」
ミリア「気になったやつあった?」
ルルリ「セリカ宣言の時に、土下座したのよ」
ルルリ「当時10歳のセリカお嬢様ね」
ルルリ「そしたらお嬢様を隠すようにして」
ルルリ「スウ婆が土下座して」
ルルリ「セリカ、立ちなさい、って言ったの」
ミリア「すごい」
ルルリ「枢里はスウ婆の信用で大借金をして」
ルルリ「住民全員の2年分の生活費を払ったの」
ミリア「借金はどうなったの?」
ルルリ「梨華婆からの相続で返したのよ」
ルルリ「ママが儲けて梨華婆から株を買って」
ルルリ「そのお金で返済した感じね」
ミリア「ギリギリだったんだね」
ルルリ「ほんと綱渡り」
ルルリ「いや、言いたいのはそこじゃなくて」
ルルリ「スウ婆が凄かったってところよ」
ルルリ「その話をしてくださった方がいました」
ミリア「記憶に残ってたんだね」
ルルリ「前回も少し言ったけど」
ルルリ「私達は巨人の肩に立っているのよ」
ルルリ「感謝を忘れないようにしましょうね」
ミリア「真面目なルルリってお母さんみたい」
ルルリ「セリカママっぽい?」
ミリア「ううん、もっとバブみがある」
ルルリ「ママには無いんかーい」
ミリア「ママは若い」
ルルリ「小悪魔系幼女っぽいわよね」
ミリア「そこまでは言ってない」
ルルリ「セリカお嬢様ガチ勢も結構いるのよ」
ミリア「ガチ勢」
ルルリ「投資の追っかけみたいな感じかしらね」
ルルリ「おんなじ株買っちゃうみたいな」
ミリア「儲かるのかな」
ルルリ「素早く売れればね・・・」
ミリア「さっぱりわからない」
ルルリ「あとはIT導入期の思い出話ね」
ミリア「枢里はITが早かったんだよね?」
ルルリ「1994年からね」
ルルリ「頑張ってワープロソフトを覚えたのよ」
ミリア「オフィス的なやつ?」
ルルリ「太郎的なやつだったかも」
ルルリ「あとは電話したり受けたりする仕事ね」
ミリア「それはパソコンで?」
ルルリ「PCで顧客管理をするのよ。CRMね」
ルルリ「わけわかんないけど頑張った的な話」
ミリア「ふぅん」
ルルリ「ネットに繋がるのが当たり前の時代だと」
ルルリ「初めて繋がった感動はわからないわね」
ミリア「電波がちゃんとわかってない」
ルルリ「それはまた別の回でやりましょう」
ミリア「集計結果の話をしてください!」
ルルリ「割合としては、賛成多数だったわ」
ルルリ「枢里は究極の二択なら」
ルルリ「カネより暮らしを選ぶってことね」
ミリア「でも、いろんな想いがあったね」
ルルリ「贅沢できるならしたいもんねえ」
ミリア「わたし贅沢がよくわからない」
ルルリ「贅沢とは、必要以上に金銭等を使うこと」
ルルリ「そう言われると、確かにわからないわね」
ミリア「お菓子を食べることは贅沢?」
ルルリ「栄養学的には必要じゃないから贅沢だわ」
ミリア「広いおうちに住むことは?」
ルルリ「使ってるなら必要なんだと思うけど」
ルルリ「空けられる部屋があるなら無駄かもね」
ミリア「可愛いお洋服を着ることは?」
ルルリ「それは必要でしょ」
ミリア「贅沢は悪いこと?」
ルルリ「食べすぎみたいに悪影響がある物は別として」
ルルリ「質の高いものを選んで満足してもいいでしょ」
ミリア「質の高い贅沢って何かなあ」
ルルリ「マットレスね」
ミリア「ベッドの?」
ルルリ「そう。睡眠の質が変わるわ」
ミリア「わたしのは?」
ルルリ「ホテル仕様よね。サイズはキングかクイーン」
ルルリ「値段が気になってシモンズを見たらなんと」
ミリア「なんと!」
ルルリ「いまだにカタログがフラッシュだったわ!」
ミリア「生き残ってた!」
ルルリ「まあ寝心地は悪くないけど」
ルルリ「私としては低反発マットレスがお勧めね」
ミリア「どんなやつ?」
ルルリ「身体にフィットする感じ」
ルルリ「言葉では説明できないわ」
ミリア「試してみたい」
ルルリ「枢里だと取り扱って無さそうだから」
ルルリ「試しに一枚買ってみましょう」
ルルリ「みたいなのは、贅沢だわね」
ミリア「気に入らなかったら無駄になるもんね」
ルルリ「必要なのか、無駄な贅沢なのかの境目ね」
ミリア「もったいないから使おうってのは?」
ルルリ「それは貧乏性っぽい気がする」
ミリア「贅沢なのに貧乏性」
ルルリ「すべては自分の気持ち次第ということね」
ミリア「必要なら贅沢してもいいのかな」
ルルリ「見栄とかじゃなく本当に必要ならね」
ルルリ「ウェディングドレスだって着たいでしょ」
ミリア「着たい」
ルルリ「海外旅行も行きたいでしょ」
ミリア「行きたい」
ルルリ「美味しいものも食べたいでしょ」
ミリア「食べたーい!」
ルルリ「あとは何がしたい?」
ミリア「うーん・・・」
ミリア「わたし昔すごい贅沢したことがあって」
ルルリ「珍しい」
ミリア「実は宝石とか貴金属が好きなんだけど」
ルルリ「あー、あったわね」
ルルリ「そう発表したら大量に送られてきたやつ」
ミリア「あれも動物チャンネルだったっけ」
ルルリ「どうだったかしらね、5歳の頃よね」
ルルリ「めっちゃ写真撮ったの覚えてるわ」
ミリア「一軒一軒返しに行った」
ルルリ「いや、あれは返しに行って正解でしょ」
ルルリ「送ってくれた人とのツーショット写真集」
ルルリ「私めっちゃ好きだわ」
ミリア「ちゃんと返せて良かった」
ルルリ「どうせなら悪い顔してくれればいいのに」
ルルリ「宝石集めた写真は笑顔がひきつってたわ」
ミリア「だって、みんなが大事にしてた物でしょ」
ルルリ「だからこそお嬢様に献上したかったのよ」
ミリア「気持ちだけでおなかいっぱいです」
ルルリ「写真集に、枢里がわたしの宝石箱」
ルルリ「みたいに書いてあって感心したわ」
ルルリ「コピーライターって偉大よね」
ミリア「それ言ったのわたしだと思う」
ルルリ「詩人だな! 天才5歳児か!」
ミリア「わたしコピーライターになれるかな?」
ルルリ「まずは番組名を考えてよ、宝石箱的な」
ミリア「むしろ、びっくり箱だ」
ミリア「編集さんがスリルを楽しんでるらしい」
『無編集にこだわってます by編集』
ルルリ「びっくりして貰えるうちが華だわ」
ミリア「わたしは世間話だけでいい」
ルルリ「世間話が一番怖い気もする」
ミリア「ソンナコトナイヨ」
ルルリ「アンケートは毎回やらなくていいの?」
ミリア「できたらする」
ミリア「答えやすいやつにしよう」
ルルリ「今日のテーマは、贅沢かしらね」
ルルリ「じゃあ、あなたがしたい贅沢は?」
ルルリ「沢山送られてきたら読み切れないから」
ルルリ「一番したいやつ、一つだけね」
ミリア「長文のお手紙はいつでも歓迎です」
ミリア「次の配信までとかじゃなくて」
ミリア「ゆっくり読みます」
ルルリ「お悩み相談とかすればいいのでは」
ミリア「ルルリの発明の出番がいるもんね」
ルルリ「その設定はまだ生きてるの?」
ミリア「やるよ。わたしも《布告》するし」
ルルリ「そうだったわね。なんて布告するの?」
ミリア「みんな贅沢しましょう」
ルルリ「いやいやいや」
ルルリ「財源はどうするのよ」
ミリア「お金がいるのか」
ルルリ「みんな安月給だから余裕無いわよ」
ミリア「うーん」
ミリア「スウおばあちゃんに頼んでみる」
ルルリ「遺産、残ってるのかしら」
ミリア「お金が余ってるって聞いたけど」
ミリア「よくわからない」
ルルリ「無理のない程度に使わせていただいて」
ルルリ「経済を回すのに貢献しましょう」
ミリア「お手元の端末で答えてください」
ミリア「一番したい贅沢を書くか」
ミリア「贅沢できない人は理由をご記入」
ルルリ「次回、発表するのよね?」
ミリア「うん」
ルルリ「じゃあ、番組は前後編みたいになるのね」
ミリア「そうなるのかな?」
ルルリ「構成、ちゃんと考えたの?」
ミリア「わたしは考えてない」
ルルリ「次回はいつ?」
ミリア「土日のどっちか。たぶん明日」
ルルリ「毎日頑張るわねー」
ルルリ「まあ、頑張ってるのは私達だけど」
ミリア「ルルリに合わせるよ」
ミリア「わたしは元気だし」
ルルリ「私は不元気だわ」
ルルリ「じゃ、続きはまた次回ね」
ミリア「ご視聴ありがとうございましたー」


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Last-modified: 2021-04-10 (土) 00:05:22