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002 ルルリ

ミリア「枢里(くるるさと)ビジョン」
ミリア「動物チャンネルをご覧の皆様」
ミリア「おはようございます!」
ルルリ「おはよう、って、何時配信なの?」
ミリア「わかんない」
ルルリ「朝では無いわよね」
ミリア「わかんない」
ルルリ「じゃあ、いっか」
ルルリ「夜シフトでもおはようございますだもんね」
ミリア「そうなんだ」
ルルリ「ございますがついてるのがいいらしいわよ」
ミリア「こんにちはございます」
ルルリ「とは、言わないものね」
ミリア「賀、みたいなやつは無いの?」
ルルリ「どうも、が最強だと思うけど」
ルルリ「最後までハッキリ言わせたい人が増えたから」
ルルリ「近頃の日本人には受けが悪いのかもね」
ミリア「日本語は曖昧なとこがいいのにね」
ルルリ「フワシコ語ならドーモで通用するのになあ」
ミリア「何語?」
ルルリ「バナナ共和国の母国語よ」
ミリア「あれかぁ」
ルルリ「ミルルジンズオズ枢里動画、ドーモ!」
ミリア「ドーモドーモ!」
ルルリ「ナニドキ配信カナ?」
ミリア「シラン」
ミリア「たしかに短い」
ルルリ「行きたくなってきたわ、フワシコ」
ミリア「今月中に行こう」
ルルリ「即断即決ね」
ミリア「お使いの用事があるの」
ルルリ「あー、ちょうどいい機会ね」
ルルリ「じゃあフワシコ特集は近いうちってことで」
ミリア「まず今日のぶんをやっつけよう」
ルルリ「あれは無理だから諦めましょう」
ミリア「諦めちゃうの?!」
ルルリ「いきなり《セリカ宣言》をぶっこんだせいで」
ルルリ「長文のご感想が多くて読み切れてないでしょ」
ミリア「みなさんありがとうございます」
ルルリ「食べずにゆっくり読んでます」
ミリア「ルルリの自己紹介が見たいらしいよ」
ルルリ「謎の天才少女とか書かれてたわね」
ミリア「隣の子ってのが一番多かったと思う」
ルルリ「どうも、隣の子です」
ルルリ「いつもお嬢様の隣にいます」
ミリア「いじけてる?」
ルルリ「いいえ、大変名誉な認知をして戴いているわ」
ルルリ「むしろ天才少女キャラのほうが苦しいわね」
ミリア「でも頭いいんでしょ?」
ルルリ「ミリアでさえ疑問形じゃん!」
ミリア「わたしは頭ふつうだからわかんない」
ルルリ「私も別に普通なのよ」
ミリア「10歳で大学卒業は普通じゃないと思う」
ルルリ「ふっふっふ」
ルルリ「女子大生の新卒並みの知識があるわよ!」
ルルリ「丸の内でOLになれるわ!」
ミリア「天才少女ってそんな感じかー」
ルルリ「大人のほうがずっと賢いのよ」
ミリア「そう言われると逆にルルリが賢く感じる」
ルルリ「ソクラテスのムチムチね」
ミリア「無知の知」
ルルリ「プラトンは肉付きが魅力だと思っているけど」
ルルリ「ソクラテスはスレンダーの良さを知ってたの」
ミリア「何の話だっけ」
ルルリ「スレンダーな私の自己紹介よ」
ミリア「ルルリはお肉つけようよ」
ルルリ「私は筋肉を傷めつけない優しい心の持ち主」
ミリア「それでは自己紹介をお願いします!」
ルルリ「須堂琉瑠璃です。10歳です」
ルルリ「趣味はお昼寝です」
ルルリ「好きな人はミリアです」
ミリア「ルルリはわたしのこと好きだよね」
ルルリ「だから、隣のルルリでいいのよ」
ミリア「ネコバスに乗ってみたい」
ルルリ「一気にオバケ扱いされた気がする」
ミリア「ルルリはあんなにおっきくないけどね」
ルルリ「毎日牛乳飲んでるからすぐ育つわよ」
ミリア「3年間ずっと飲んでるよね」
ルルリ「もう3年かー」
ミリア「一緒に暮らし始めてから3年半だよ」
ルルリ「小1の夏からだったわね」
ルルリ「あっという間だったように感じるわ」
ミリア「いろいろあったよー」
ルルリ「抱きしめられて気絶したわねー」
ミリア「それはもっと前でしょ」
ルルリ「初めて会った時よね。4歳だったわ」
ミリア「天使のようなお人形さんだと思いました」
ルルリ「きゃーかわいいー! むぎゅー、死」
ミリア「み・・・りあ・・・がくっ」
ルルリ「三剣アリアさんって言ったつもりなのー」
ミリア「わたしはミリアさんになった」
ルルリ「私は仏さんになる所だったわ」
ミリア「そんなに強く抱きしめてない!」
ルルリ「お嬢様に突然抱かれたら死にますわ」
ミリア「だっこの時言ってるじゃん」
ルルリ「それがまた可愛くて死にますわ」
ミリア「ルルリは死ぬの禁止」
ルルリ「むしろミリアが生き甲斐よね」
ミリア「わたしもルルリが生き甲斐」
ルルリ「ミリアには枢里7万人がいるでしょ」
ミリア「むー」
ミリア「ルルリにもルルリラボがあるじゃん」
ルルリ「枢里大学附置研究所ね」
ルルリ「私はただのイメージキャラクターよ」
ミリア「なんの研究をしてるの?」
ルルリ「一言でいうと、自由研究かしら」
ミリア「毎日が夏休みだ」
ルルリ「私は人工知能」
ルルリ「流行りの深層学習とは少し違うけど」
ミリア「ルルリの部屋、しゃべるよね!」
ルルリ「SR、スペースリアリティね」
ルルリ「あの部屋全体が天才養成装置なのよ」
ミリア「しゃべる映画館」
ルルリ「喋ってるのが私の人工知能、ラクリモサ2」
ミリア「ラクリモサ、どういう意味?」
ルルリ「小惑星の名前よ」
ミリア「宇宙みたいだもんね、部屋の景色」
ルルリ「クリスタル置いたらモロにアレになるわ」
ミリア「プラネタリウム?」
ルルリ「ゲームの話だった」
ミリア「水晶玉の光るやつかと思った」
ルルリ「SRは壁全面がモニタだから投影いらずね」
ミリア「天井もだよね」
ルルリ「寝ながらバーチャル旅行が楽しめます」
ミリア「流行りそう」
ルルリ「SRの会社、倒産寸前だったらしいわ」
ミリア「ママが買ったんだっけ」
ルルリ「そう。SUTekって会社」
ルルリ「天才になれた子が少なすぎだし」
ルルリ「SR本体も結構高いからね」
ミリア「バーチャル旅行会社になれば?」
ルルリ「ラボでVR旅行アプリ作ってるわよ」
ルルリ「頭にかぶるやつ」
ミリア「見たことあるかも」
ルルリ「12歳以下は使用禁止なのよねー」
ミリア「あと3年」
ルルリ「その頃には画質上がってるといいけど」
ミリア「今は良くないの?」
ルルリ「酔うらしい」
ミリア「あー」
ミリア「ルルリは三半規管弱そう」
ルルリ「強い身体が欲しい・・・」
ミリア「わたしの身体を分けてあげたい」
ルルリ「あなたと合体したい」
ミリア「わたし運動する係」
ルルリ「私は昼寝する係ね」
ミリア「考える係!」
ルルリ「考えたら私、ミリアの身体なのよね」
ルルリ「それでは大きい鏡の前に立ちます」
ミリア「おまわりさーん」
ルルリ「自分を通報するの?」
ミリア「分裂」
ルルリ「双子になりたい」
ミリア「それだ」
ルルリ「一蘭製ソーセージ」
ミリア「チャーシューじゃないの?」
ルルリ「西山ラーメンが食べたいよぅ」
ミリア「8番にしよう」
ルルリ「私は麺なしで」
ミリア「野菜スープじゃん」
ルルリ「スパイスマシマシで」
ミリア「スープカレーじゃん」
ルルリ「トッピングに生ラムとチーズ」
ミリア「どんどん北に行く」
ルルリ「北海道が欠乏すると死にます」
ミリア「死亡フラグが多すぎる」
ルルリ「特技は異世界転生です」
ミリア「この世界に不満ある?」
ルルリ「日本の政治には不満があります」
ミリア「総理大臣になろう」
ルルリ「嫌だ」
ミリア「自分でやらないと変わらないよ?」
ルルリ「私は枢里の政治で満足するわ」
ミリア「わたしじゃん」
ルルリ「ミリアも自己紹介してよ」
ミリア「何が知りたいのかな?」
ルルリ「スリーサイズ」
ミリア「ルルリはいくつなの?」
ルルリ「130」
ミリア「どこが?!」
ルルリ「お洋服・・・」
ミリア「スリーサイズはどこいった」
ルルリ「なんかね、胸囲が72だとダメらしい」
ルルリ「150サイズだと超えられそうだけど」
ミリア「わたしも140だと思う」
ルルリ「体重は自慢の29kgです!」
ミリア「少なくない?」
ルルリ「ふっふっふ、大人には到達できまい」
ミリア「ジンギスカン1キロお願いしまーす」
ルルリ「半分あげるわ」
ミリア「わたしは味の付いたもやしを食べる」
ルルリ「味付き肉は直焼きよ」
ミリア「溝に残ったもやしを食べる」
ルルリ「子供の頃からダイエットは良くないわよ」
ミリア「ルルリを膨らまそう」
ルルリ「私、小食なのよね」
ミリア「わがままな癖にちょびっとだよね!」
ルルリ「食べてくれる人がいて嬉しい」
ミリア「わたし絶対太るやつでは?」
『後半へ続く』


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Last-modified: 2021-04-09 (金) 07:13:58