ミリア「ミリアと」
ルルリ「ルルリと」
ラッカ「ラッカの!」
ミリア「まだふわふわしてる?」
ミリア「今日はラッカの日です」
ラッカ「毎日ラッカの日がいいです」
ミリア「明日からまたスパコン貸すらしい」
ラッカ「しょぼーん」
ルルリ「研究に使われるならいいことだわ」
ラッカ「ラッカももっと研究したいです」
ラッカ「本返し縫いまでは覚えました!」
ルルリ「結局手縫いなの?」
ラッカ「もうラッカがミシンで良くないですか?」
ミリア「縫えればなんでもいいと思う」
ルルリ「素直に尊敬するわ」
ルルリ「間に合えば来週中に色々つけてあげる」
ラッカ「何がつくんですか?」
ルルリ「センサー系の増設ね。匂いとか成分とか」
ミリア「とうとうお寿司が」
ラッカ「うーん、とろけるぅー」
ルルリ「ごめん、食感はまだかも」
ラッカ「とろけたいですぅー」
ルルリ「消化が無いから、分解も無いのよ」
ルルリ「咀嚼に触覚つけましょうか」
ラッカ「噛めますか?」
ルルリ「舌が上手に動かせないかも」
ルルリ「口はすごく難しいの」
ラッカ「来週は鼻なんですね!」
ルルリ「そう。そんな感じ」
ラッカ「ラッカは未来が楽しみで幸せです」
ルルリ「出来たやつからつけてあげるからね」
ミリア「人間の口は複雑に出来てるんだね」
ルルリ「役割が多いのよね」
ルルリ「目とか耳は単機能でわかりやすい」
ルルリ「涙腺は大変だけど」
ラッカ「悲しいときに泣けるんですよね!」
ルルリ「それも想定と違う使われ方だけどね」
ミリア「嬉しくても泣くよ」
ラッカ「お寿司の味がわかったら泣いて喜びます」
ルルリ「もうしばらく待っててね」
ラッカ「ラッカは今できることをします」
ミリア「ラッカさんの一日」
ラッカ「呼ばれた時に起きます」
ラッカ「みんなは朝ごはんを食べてます」
ラッカ「ラッカ天気予報は得意なんですけど」
ラッカ「ジョギングから帰ってきた人と」
ラッカ「家から出ない人には意味が無さそうです」
ルルリ「私は教えてくれると助かるわ」
ルルリ「雨が降ると頭痛がひどいのよ」
ミリア「わたしも午後から降る時は知りたい」
ラッカ「雨っぽいときは言います!」
ラッカ「ニュースは読み上げますか?」
ルルリ「コビド関連は教えて頂戴」
ラッカ「コビド?」
ルルリ「武漢肺炎だっけ」
ラッカ「香港でDP号を下船した人の感染を確認」
ルルリ「そう。そういうニュースを教えて」
ルルリ「朝以外でも大きな動きは知りたい」
ラッカ「わかりました」
ルルリ「で、朝ごはんの後は何してるの?」
ラッカ「ラッカ一人で作業しないので」
ラッカ「指示待ち人間です」
ラッカ「ミリアの勉強を見てます」
ルルリ「偉いわね」
ラッカ「見てますっていうか、眺めてます」
ラッカ「眺めるというか、観察してます」
ミリア「観察されてた」
ラッカ「5年生の算数が苦手ですね」
ラッカ「暮らしで使わない計算のミスが多いです」
ラッカ「小数の割り算とか素数とか」
ミリア「数字のイメージが沸かない」
ルルリ「数学になると苦しいでしょうね」
ルルリ「公式を暗記して解くだけになるから」
ミリア「ふわふわしてたいよー」
ルルリ「桁さえ間違えなきゃ生活は出来るわよ」
ミリア「全部億単位にして欲しい」
ミリア「5桁くらいで計算できるし」
ルルリ「お金以外も計算するでしょ」
ミリア「人間が計算する時代は終わり!」
ラッカ「ラッカ暗算は速いですよ」
ルルリ「で、お昼から収録までは一緒よね」
ラッカ「ランチはガン見してます」
ルルリ「言っとくけど、結構食べづらいからね」
ミリア「無言のプレッシャーを感じる」
ラッカ「見ただけで味が言えますよ」
ラッカ「知ったかぶりで評論家になれそうです」
ルルリ「どうしてそんなに食欲旺盛なのかしら」
ミリア「そだちざかりかな?」
ラッカ「ティーさんがお風呂に行ったら」
ラッカ「置いてあるBL本を読みます」
ティー「ぶ」
ミリア「大人向けのやつだよね?」
ルルリ「19歳ならセーフかしら」
ラッカ「男の人同士で中に出すぞって言う時は」
ラッカ「一体どこに出してるんでしょうか?」
ミリア「ストップ」
ルルリ「それな」
ルルリ「ラッカ、言っちゃいけないことわかる?」
ラッカ「公序良俗に反することとか」
ラッカ「誹謗中傷とか違法なこととかです」
ルルリ「架空の性器はセーフなのかしらね」
ミリア「わかんないけど生配信だよ?」
ティー「ドーナツの穴はいやらしいかどうか」
ティー「で考えると、アウトかも知れない」
ルルリ「むしろ客観的にはセーフじゃない?」
ルルリ「バナナを食べるのはいやらしいから」
ルルリ「配信するなってクレームつけられても」
ルルリ「個人的な妄想でしょってなるでしょ」
ティー「本人がいやらしく見せたらアウトでは」
ルルリ「ラッカ、今の質問はいやらしい話?」
ラッカ「いやらしい話です!!」
ルルリ「アウト―!」
ティー「かっこいい」
ミリア「そのあとは何してるんですか」
ラッカ「ラッカお裁縫します」
ラッカ「みんなのぬいぐるみを作ります」
ティー「おお」
ルルリ「三剣家の食卓シリーズ」
ティー「普通にコンプしたくなりそう」
ルルリ「枢里の名産品になれるわね」
ミリア「でもつくるのが大変」
ルルリ「ルルリちゃん作った人に教わったら?」
ミリア「教えてくれるかな?」
ルルリ「新商品開発プロジェクトにして」
ルルリ「きちんと仕事にすればいいのよ」
ミリア「プロジェクト!」
ティー「かっこよくなってきましたね」
ラッカ「アグリーなソリューションで」
ラッカ「コンセンサスなエビデンスですね!」
ミリア「機械語?」
ラッカ「push ebp」
ラッカ「mov ebp,esp」
ルルリ「くっくっくっ」
ルルリ「ラッカの喋りはほんと面白いわ」
ミリア「ルルリのツボに入ってる」
ラッカ「ラッカ芸人になれますか?」
ルルリ「グランプリ目指しましょうか」
ティー「人間にわかるやつが見たい」
ミリア「ラッカ、絵本読む?」
ラッカ「子供向けのやつですか?」
ミリア「わたし向けのやつ」
ラッカ「見てみたいです」
ミリア「あとで持ってきてあげる」
ティー「ルルリさん、絵本読む?」
ルルリ「大人向けのやつですか?」
ティー「わたし向けのやつ」
ミリア「没収」
ティー「ひい」
ルルリ「私、絵本は怖くて苦手だわ」
ルルリ「内臓が剥き出しで迫ってくる感じ」
ティー「ホラーですね」
ミリア「怖くないのもあるよ」
ルルリ「写真集とかのほうがいいわ」
ルルリ「猫だったらずーっと猫だけ」
ルルリ「悲しい物語とかお説教とかは無し」
ラッカ「ラッカは説明があるやつがいいです」
ラッカ「でも、詩は苦手です」
ルルリ「詩を解析するのは苦痛よね」
ルルリ「さっと読み流すくらいがいいわ」
ラッカ「読み流すってどんな感じですか?」
ルルリ「キャッシュするだけか1パスくらい」
ラッカ「それは読んでないのと同じですね」
ルルリ「辛辣」
ラッカ「情報には意味がありません」
ラッカ「監視カメラと同じです」
ルルリ「なるほどね」
ティー「人間向けに説明してください」
ラッカ「監視カメラは防犯の意味があります」
ラッカ「防犯に関係ない映像はいらなくて」
ラッカ「怪しいところに注意して見ます」
ルルリ「注意しないで見ても意味がないのよね」
ルルリ「情報に価値を見出すには観点が要るの」
ルルリ「読もうとしない読書に意味はないのよ」
ミリア「詩って感じる感じだと思う」
ミリア「うまく言えない」
ルルリ「その感じる感じが苦手なのよね」
ルルリ「ラッカはたぶん指向性が読み取れないから」
ルルリ「私は人間が剥き出しで触られる感じだから」
ミリア「裸の付き合いみたいな?」
ルルリ「そう! 簡単に心に触れられたくない」
ミリア「わたし結構強いかも」
ミリア「初対面の人とお風呂入れるし」
ティー「いつのまにそんなことを」
ルルリ「過去回を見ましょう」
ミリア「ラッカの一日は、夜もお食事をガン見」
ミリア「終わったら充電でおやすみなさいだね」
ルルリ「なるほど、勿体ない過ごし方よね」
ルルリ「枢里ビジョンの出演はしてないの?」
ラッカ「CGですねー」
ルルリ「何かラッカの日常にいい刺激を与えたいわ」
ミリア「コメントをお待ちしてまーす!」
ルルリ「もう締めにかかってる」
ミリア「日曜日だし遊びに行こう」
ラッカ「どこ行きます?」
ミリア「展望塔のぼってみる?」
ラッカ「行ってみたいです」
ミリア「行ってきまーす!」
ラッカ「スイーツとパスタと焼肉食べて」
ラッカ「イケメンとシャンパンタワーにします」
ルルリ「肉は譲れないのね」
ラッカ「そういうイメージですね」
ルルリ「まあ確かに、贅沢は課題だったのよね」
ルルリ「ミリアが頑張って贅沢してたけど」
ルルリ「バナナはしばらくお休みでいいわ」
ラッカ「海外旅行は楽しそうです」
ルルリ「そうね。みんな一度は行って欲しいわ」
ルルリ「全員に10万円配ると70億円」
ルルリ「みんなは10万円あったら何に使う?」
ラッカ「今回の布告は」
ラッカ「10万円貰って使いましょう、です!」
ルルリ「代役御苦労」
ルルリ「お金は無いけどねー」
「お年玉には贈与税がかかるのでは」
ルルリ「三剣家では、あげる側が処理するの」
ルルリ「だって、1万円のお年玉貰って」
ルルリ「ポチ袋に4500円しか入ってない」
ルルリ「とか、キレるでしょ?」
ラッカ「110万円までは控除されますよ」
ルルリ「ミリアさん億未満がわからない子なの」
ルルリ「お年玉を10億円あげるって言ったら」
ルルリ「22億3千万円を贈与してるのよ」
ラッカ「350万円はどうなるんですか?」
ルルリ「端数は1億円になるまで放置かしらね」
ラッカ「風俗行けますね」
ルルリ「ミリアに言ったら怒られるわよ」
「ラッカの中の人は誰ですか?」
ラッカ「中の人などいない!」
ルルリ「声優的には(ピーー)さんね」
ルルリ「ごめん今の無し」
ルルリ「中の人はスパコンちゃんです」
ラッカ「世界一の廃スペックです!」
ラッカ「シネシネベンチだと原爆級!」
ルルリ「不謹慎」
ラッカ「アンアンチュッチュだと町レベルです」
ラッカ「両方あわせればプラマイゼロですよ」
ルルリ「スコアを擬人化するのをやめようよ」
「ルルリさんは侍女なんですか?」
ルルリ「侍女とは」
ラッカ「上流階級の婦人に個人的に仕えて」
ラッカ「雑用や身辺の世話をする女性である」
ルルリ「前半は合ってるけど後半は違うわね」
ルルリ「むしろ私がミリアに世話されてるわ」
ラッカ「どんなお世話ですか?」
ルルリ「私、か弱い女の子なのよ」
ラッカ「脆弱ですね」
ルルリ「セキュリティは強固なんだけどね」
ルルリ「守ってあげたくなるタイプというか」
ラッカ「不健康で病気がちで運動不足ですね」
ルルリ「無神経な言葉にも傷つきやすいの」
ラッカ「豆腐メンタルって言うんですね」
ルルリ「燃えるゴミは何曜日だったかしら」
ラッカ「ラッカを燃やす気ですか?!」
ラッカ「とうとう土葬から火葬になりました」
ルルリ「日本人寄りになったわね」
ラッカ「ラッカ燃やされても死にませんけど」
ルルリ「スパコン貸し出すと止まるわね」
ラッカ「次があるといいですね」
『お嬢様、お目こぼしをお願いします!』
「再エネの研究開発に期待しています」
ルルリ「問題は誰がやるかよ」
ミリア「ルルリ宛てじゃないの?」
ルルリ「私は野心家でも慈善家でもないわ」
ルルリ「でも実は一つやる気がある」
ミリア「おおー」
ルルリ「残念ながら枢里では難しいけどね」
ミリア「そうなんだ」
ルルリ「枢里は太陽光がベターだと思うわ」
「ラッカをお世話したい」
ルルリ「ラッカは来週帰ってきます!」
ルルリ「バージョン1.5くらいに進化するわ」
ミリア「お寿司?」
ルルリ「出来る限りの事はやった」
ルルリ「ストーマのお世話が必要になります」
ティー「勿体ないような」
ルルリ「清潔だし、ぜひ食べて頂戴」
ティー「犬猫に与えましょう」
「アリア祭りは無理しないで欲しい」
ルルリ「同様のコメント多数」
ミリア「握手するだけだから大丈夫」
ルルリ「最大7万人と握手するんだよなあ」
ミリア「今年会ってない人優先だよ」
ルルリ「毎日でも192人ずつになるわ」
ミリア「何年かに一度は会いに来てほしい」
ルルリ「そういうとこ、スウ婆そっくりだわ」
ミリア「わたしなんか全然だよ」
「子供年金が欲しい」
ルルリ「どなたかしら。誰でも貰えるわよ」
ミリア「里外の方からのコメントです」
ルルリ「ご両親が採用されれば貰えるわね」
ミリア「転入希望者が今は多いらしい」
ルルリ「刺さる人には刺さるのよねー」
ルルリ「第二の枢里を作れないかしらね」
ルルリ「クラウドファンディングとかで」
ミリア「お金を集めて配る感じ?」
ルルリ「そうね。1万人いれば町になるわ」
ルルリ「予算は3000億円くらいね」
ティー「果てしない」
ルルリ「ケチっても2000億はいるわ」
ルルリ「それか収入のある人で集まるか」
ミリア「こんな感じで一か月続けてみました」
ミリア「楽しんでいただけましたでしょうか?」
ミリア「お便り、励みになってます」
ミリア「応援ありがとうございます」
ミリア「来月も続けたいと思いますので」
ミリア「これからもご視聴よろしくお願いします」
ルルリ「エルハの胸も」
ルルリ「まだふわふわしてる」
ミリア「せっかくちゃんと締めたのに!」
ミリア「仕事が無くなっちゃう」
ルルリ「枢里は生活保障があるから」
ルルリ「食い扶持のために無駄な仕事を残さない」
ルルリ「どんどん新しい仕事をしていくのよ」
ミリア「ずっと出来る仕事は無いの?」
ルルリ「最後に残る仕事は、ロボットのお世話よ」
ルルリ「もしもそれが必要無くなったら」
ルルリ「人間の仕事はおしまいね」
ルルリ「そこに行きつくまでに人間が必要なの」
ルルリ「ロボットを作る仕事が重要なのよ」
ミリア「どういう風に作るの?」
ルルリ「それを考えるところからが研究ね」
ルルリ「発電所とか電池とか自動運転でもいいし」
ルルリ「新しい暮らしに繋がるような研究よ」
ミリア「ルルリは何か研究してないの?」
ルルリ「してるじゃん!!」
ミリア「ごめん・・・」
ルルリ「まあ、それくらいがいいのかもね」
ルルリ「あんまり騒ぎになるのも嫌だし」
ルルリ「でも、あの研究は高度業務ではないわ」
ルルリ「まだ成果としては限定的だからね」
ミリア「ルルリは頑張ってる最中なんだね」
ルルリ「今が一番楽しいわ」
ミリア「抱っこした時に触るのはどこでしょう」
ルルリ「頭」
ミリア「教育動画」
ミリア「枢里ビジョンの大事な番組だね」
ルルリ「それ以上に、人にとって重要なものよ」
ルルリ「何より子供にとって唯一の権利に近い」
ミリア「子供には人権が無いんだよね」
ルルリ「そう。選挙権が無いし財産権も無い」
ルルリ「労働も結婚も出来ない」
ルルリ「保護管理の名目で搾取され続けてるのよ」
ミリア「どうしてそんなことをするの?」
ルルリ「子供に知識が足りないからだわ」
ルルリ「何も知らないから騙されるの」
ルルリ「知識を得ることは権利を得ることよ」
ミリア「大人は勉強しなさいって言うよね」
ルルリ「それは正解なの」
ルルリ「子供は大人より勉強しないといけない」
ルルリ「そうやって次の時代を良くしていくの」
ミリア「でも、勉強してたら大人になっちゃう」
ルルリ「18歳まで勉強したら大人になれる」
ルルリ「というのが、大人の言い分ね」
ルルリ「本当はたぶん違うわ」
ミリア「どうすれば大人になれる?」
ルルリ「自分のチカラで生きるのよ」
ルルリ「生きるために勉強をするの」
ミリア「勉強しなくても生きられるような」
ルルリ「それはみんなが赤ちゃんなだけよ」
ルルリ「セリカママの可愛い子供たちなの」
ミリア「そっちのほうがいいなー」
ルルリ「ミリアはママになるんだよ!」
ミリア「助けてママー!」
ルルリ「というわけで勉強はやらされるものでなく」
ルルリ「自分が生きるために必死で得るものなの」
ルルリ「だから教師に教わるのを待つんじゃなくて」
ルルリ「自分で動画を次々に見て進めていくのよ」
ミリア「学年よりも早く進むよね」
ミリア「わかんないやつ飛ばすし」
ルルリ「1コマ最短20分だからね」
ルルリ「いかに通学の効率が悪いかって事だわ」
ミリア「どうして昔は通学してたの?」
ルルリ「大人数に教える方が効率良かったんでしょ」
ルルリ「動画が無かったから」
ミリア「ビデオは?」
ルルリ「あったけど、テストは紙だったわ」
ルルリ「採点は教師が手作業でやってたみたい」
ミリア「逆に効率悪い」
ルルリ「ネットで教育する知恵が無かったのか」
ルルリ「単に大人が古いものを押し付けてたか」
ミリア「どうして新しくしないの?」
ルルリ「教師って公務員だし高給取りなのよ」
ルルリ「動画にしたら仕事が無くなるでしょ」
ミリア「自分勝手だ」
ルルリ「仕事にしがみつかないと生活できないから」
ルルリ「資本主義だと妨害は罪にならないのよ」
ルルリ「お金持ちになるために人の邪魔をするのよ」
ミリア「大人同士が争うのもどうかと思うけど」
ミリア「子供を巻き込まないで欲しい」
ルルリ「それには子供を守れる大人が必要だけど」
ルルリ「子供に近づくと大人は罰せられるのよね」
ミリア「どうして」
ルルリ「理由はでっち上げでもなんでもいいのよ」
ルルリ「不審だとか誘拐だとかポルノだとか」
ルルリ「とにかく子供は自立を遠ざけられて」
ルルリ「大人に都合よくコントロールされてるの」
ミリア「通学しないほうがいい?」
ルルリ「今あえて通学するメリットは」
ルルリ「友達づくりくらいかも知れないわね」
ミリア「友達欲しい」
ルルリ「それだけの暇をささげる必要があるわ」
ミリア「子供は遊ぶのが仕事」
ルルリ「正確には、人付き合いも勉強のうちね」
ルルリ「大人の方が仲間を作るのは得意だわ」
ルルリ「成熟した職場はいじめが減るからね」
ミリア「枢里はいじめの話聞かないけど・・・」
ルルリ「いじめられたら在宅に変えるだけよね」
ルルリ「追い詰められないのはいいことだけど」
ミリア「いじめはあるの?」
ルルリ「掴みにくいから何とも言えないけど」
ミリア「行ってみないとわかんないね」
ルルリ「そうねえ」
ミリア「ミリアと」
ルルリ「ルルリの」
ミリア「まだふわふわしてる?」
ルルリ「今日は子供年金のお話です」
ミリア「年金から教えてください」
ルルリ「年金は収入を均等にするものです」
ルルリ「人が働ける時期は年齢によるから」
ルルリ「働けない時期に割り振ろうってことね」
ミリア「子供とお年寄りは働けないからか」
ルルリ「そういうこと」
ルルリ「だいたい働けるのは人生の半分だから」
ルルリ「収入の半分を子供と老後に貰うのよ」
ミリア「子供年金は枢里だけなんだよね?」
ルルリ「日本にも児童手当はあるけど」
ルルリ「毎月5万円出すのは枢里の制度ね」
ルルリ「児童手当とあわせて5万円だけど」
ミリア「日本では児童手当で暮らせるの?」
ルルリ「日本は家族でお金を共有するのよ」
ルルリ「ところでミリアさん」
ミリア「なんですかルルリさん」
ルルリ「私のお金って誰と共有してるのかしら」
ミリア「共有してるの?」
ルルリ「ウォレットに残高表示が無くて」
ルルリ「使っても減らないし稼いでも増えない」
ミリア「使い放題?」
ルルリ「今年1億円以上使ったんだけど」
ルルリ「お小遣い減ってなかった?」
ミリア「何買ったの?!」
ルルリ「特別高圧電力」
ルルリ「いけピ○チュウ、100まんボルトだ!」
ミリア「1億円になります」
ミリア「そんなにするか?!」
ルルリ「ラッカさん最大2千万ワット使うんです」
ミリア「食いしん坊だね・・・」
ルルリ「でも、子供年金があれば」
ルルリ「食いしん坊な子は食費を多めにしたり」
ルルリ「広い部屋が欲しい子は家賃を多めにしたり」
ルルリ「自分で使い道を自由に決められます!」
ミリア「あとで貯金確認しないと」
ルルリ「たぶん大丈夫よ、たぶん」
ミリア「別に電気代に使うのはいいけど」
ミリア「勝手に使われるのはやだ」
ルルリ「枢里がお金を共有しないのは同じ理由よ」
ルルリ「子供のお金を親が勝手に使ったり」
ルルリ「子供を産んで貧乏になる事を避ける為ね」
ミリア「子供を産んだらお金が貰えるよね?」
ルルリ「それも枢里の制度よ」
ルルリ「3歳になるまで育児手当が貰えるのよね」
ルルリ「権利は第三者に譲ったり」
ルルリ「夫婦で半分ずつにも出来るけど」
ルルリ「原則は産んだ人の権利ね」
ミリア「ママが子供を育てるんだね」
ルルリ「今の技術では男性はまだ産めないからね」
ルルリ「母乳も出ないし育て方もわかってない」
ルルリ「だから、女性に選択権があるのよ」
ミリア「産んでも産まなくてもいい?」
ルルリ「妊娠する前ならね」
ルルリ「病院に行って、生理痛って言えば」
ルルリ「低用量ピルが処方されるはず」
ルルリ「避妊って言うと高くなるけど貰えるわ」
ルルリ「アフターピルも取り扱ってます」
ミリア「エッチしなければよくない?」
ルルリ「いや、するでしょ」
ミリア「ルルリはエッチなの?」
ルルリ「私が男子だったらミリアと毎晩してる」
ミリア「毎晩チューしてるじゃん」
ルルリ「チューだけじゃ妊娠しないのよ」
ミリア「してたら子だくさんだよ!」
ルルリ「二人で産んだら一気に増えるわね」
ミリア「ルルリも産むの?!」
ルルリ「ミリアが男子でも毎晩すると思うわ」
ミリア「・・・しっかり避妊しましょう」
ルルリ「産まれた子には生きる権利があるわ」
ルルリ「親が育てられなくなった子は」
ルルリ「枢里学園に連れて行ってください」
ルルリ「いわゆる児童養護施設ね」
ミリア「連れていっていいの?」
ルルリ「虐待したり殺したりするよりいいの」
ルルリ「育てられないならお気軽にどうぞ」
ミリア「気軽は違うと思うなあ」
ルルリ「気負って悲しいことになるよりマシ」
ルルリ「子供には生きる権利があるの」
ルルリ「自力で枢里学園に行ってもいいのよ」
ルルリ「場所は病院の裏手です」
ミリア「アプリからも相談できます」
ルルリ「枢里の子は誰に育てられようが」
ルルリ「18歳になるまで子供年金を貰えるわ」
ミリア「大人になったら働いて返すんだね」
ルルリ「子供年金は無拠出制年金だから」
ルルリ「大人になって転出しても請求しないし」
ルルリ「大人が転入してきても負担して貰うわ」
ミリア「そうなんだ」
ルルリ「不公平だけど平等なのよ」
ルルリ「来る者拒まず、去る者追わず」
ルルリ「社員家族しか転入出来ないけどね」
ミリア「いなくなるのは寂しい」
ルルリ「恩着せがましい事を言うなら」
ルルリ「20代の方は転出しないで欲しいけど」
ルルリ「人生いろいろあるからねー」
ルルリ「旅先で出会いがあるかも知れないし」
ミリア「クロエのパパじゃん」
ルルリ「ファック スで抗議文を送りたいわ!」
ミリア「苦しい」
ルルリ「ごめんなさい」
ミリア「わたしのせい」
ルルリ「転出はまあ仕方ないのよ」
ミリア「人が減ると困らない?」
ルルリ「食糧自給率は上がるのよ」
ミリア「あれ、ほんとだ」
ルルリ「100人いれば食糧は作れるんだし」
ルルリ「すぐに問題になることは無いわ」
ミリア「枢里の負担は増えないの?」
ルルリ「増えるけど、生活への影響は少ないの」
ルルリ「医療や介護を頑張れば頑張るほど」
ルルリ「お年寄りが長生きできるかも知れない」
ミリア「誰も頑張らなかったら?」
ルルリ「病院に行っても医者が居なくなるわね」
ルルリ「資格を取って頑張りましょう」
ミリア「お医者さんになるのは大変だよね」
ルルリ「枢里大学には医学部は無いわね」
ルルリ「お医者さんはさらってくるしかない」
ルルリ「だから、勤務医も高度業務だわ」
ミリア「お金が無いと病院は続かないんだ」
ルルリ「私達に出来るのは効率化くらいね」
ルルリ「枢里の病院は予約時間細かいでしょ?」
ミリア「病院いかないからわかんない・・・」
ルルリ「健康だもんね」
ルルリ「一人の医者が沢山の患者を診るように」
ルルリ「細かく工夫しているのよ」
ミリア「お医者さんになってからも大変だった」
ルルリ「枢里社員は社会保険と厚生年金で」
ルルリ「だいたい食費と同じくらいの負担ね」
ルルリ「日本の手厚い保険が受けられるわ」
ミリア「元気な人は安くなればいいのに」
ルルリ「長生きすれば年金が多く貰えるから」
ミリア「わたしは短くてもいいかな」
ルルリ「家族が早く亡くなるのは嫌でしょ?」
ミリア「嫌だよ」
ルルリ「じゃあ、長生きを目指しとけばいいのよ」
ミリア「ルルリも長生きする?」
ルルリ「私は25くらいで死ぬ気がするわ」
ミリア「短すぎる」
ルルリ「娘の花嫁姿が見たい人生だった」
ミリア「見ようよ」
ルルリ「あんまり産む気はしないわね」
ルルリ「男の人と結婚するイメージが沸かない」
ミリア「女の人なら?」
ルルリ「うふふふふ」
ミリア「沸いてる」
ルルリ「ま、そこは女の自由よ」
ルルリ「産前産後あわせて3年半は専念できる」
ルルリ「働きたかったら誰かに預けてもいい」
ミリア「家族以外に預かって貰えるの?」
ルルリ「保育園はそんなに無いのよね」
ルルリ「児童養護施設は預けたらお別れだし」
ルルリ「堕ろしたり死なせるよりは産む方がいいけど」
ルルリ「都合のいい時だけ親になれるほどではないわ」
ミリア「むずかしいね」
ミリア「3歳になったらどうなるの?」
ルルリ「育児手当が終わって子供年金が始まる」
ルルリ「子供年金は子供本人の権利」
ルルリ「ママはお仕事再開ね」
ミリア「子供はママと離れ離れになるの?」
ルルリ「大抵はお部屋を増やして一緒に住むわ」
ルルリ「一人目が出来たら広い家に引っ越せるのよ」
ルルリ「いわゆる4LDKかしらね」
ミリア「余る」
ルルリ「4部屋目は本来二人目用なのよ」
ルルリ「一人っ子が広々使ってもいいけど」
ルルリ「こまめに引っ越しするのは大変でしょ」
ミリア「赤ちゃんいるもんね」
ルルリ「親と同居だと生活は楽ね」
ルルリ「子供年金で足りないって事は無いと思うわ」
ミリア「大学の学費とか?」
ルルリ「働きながら行けるわよ」
ミリア「塾とか習い事とか?」
ルルリ「そこは教育動画の出番ね」
『続きは後半で!』
ミリア「前回の布告は」
ミリア「枢里のお食事を配給制にする、でした」
ルルリ「完全に記憶から抜けてたわ」
ルルリ「どんなコメント来てたの?」
ミリア「節税になるのでは」
ルルリ「鋭い!」
ルルリ「もしも正社員にこだわらなくていいなら」
ルルリ「食事の消費税8%の回避に加えて」
ルルリ「国民年金は申請で恐らく全額免除」
ルルリ「国民健康保険は8割免除」
ルルリ「月給6万6千円、週18時間に出来るわ」
ルルリ「手取りは12万8千¢くらいね」
ラッカ「ラッカ、計算とか得意ですよ?」
ルルリ「ごめん、つい」
ルルリ「生活に必要な最低限の日本円を教えて」
ラッカ「科目は固定資産税、水道代、医療費で」
ラッカ「平均額は月1万5千円くらいです」
ルルリ「よくできました。ぱちぱち」
ラッカ「ラッカ、ルルリとキャラ被ってます!」
ルルリ「被ってないから安心して」
ルルリ「つまり、給料を月1万5千円にして」
ルルリ「あとは全部配給制にすることも出来るの」
ラッカ「週4時間労働で暮らせるんですね!」
ミリア「生業はするんだよね?」
ルルリ「週8時間じゃ足りなくなるかもね」
ミリア「わたし、タダがいいって言ったけど」
ミリア「働いてお金を稼ぐのは嫌じゃないの」
ミリア「頑張って働いて贅沢するのはいいと思う」
ミリア「でも、うーん、むずかしい」
ラッカ「アールメオジーでしょうか?」
ルルリ「r>g、ピケティね」
ルルリ「資本のほうが労働よりも富が大きくなる」
ミリア「わたしは資本がよくわかってない」
ルルリ「枢里のrは、機械なのよ」
ルルリ「みんな畑仕事をしてないでしょ?」
ルルリ「でも一度、手作業でしてみた事があるの」
ミリア「セリカ宣言のすぐあと?」
ルルリ「そう。効率悪いから2年でやめたけどね」
ルルリ「農業は機械で大規模にやるのがいいのよ」
ルルリ「枢里は5000haを百人で回してる」
ルルリ「7万人ぶんの米と麦と蕎麦になるのよ」
ミリア「おうちも工場で作ってるもんね」
ルルリ「そういうこと」
ミリア「働いてお給料を貰う仕組みなのに」
ミリア「働かない方が稼げる」
ミリア「ラッカは働いたほうがいいと思う?」
ラッカ「ラッカは働く人の味方です!」
ラッカ「お屋敷のお掃除も頑張りますよ!」
ルルリ「ラッカのために制服を用意したわ」
ミリア「おー」
ルルリ「ティーさんと同じメイド服!」
ルルリ「メイドロボは人類の夢だったものね」
ラッカ「でもマルチってセーラー服だったような」
ルルリ「固いことは言わない!」
ラッカ「ところで向こうにいる丸いのは?」
ルルリ「ロボット掃除機ね」
ラッカ「燃えないゴミって何曜日でしたっけ」
ルルリ「仲良くしなさいよ・・・」
ミリア「ラッカは床以外をお願いね」
ラッカ「機械に仕事が奪われていきます・・・」
ルルリ「奪われていい、というか」
ルルリ「私は労働から解放されるのが理想ね」
ルルリ「人間は暮らしとは違った仕事をするのよ」
ミリア「暮らしとは違った仕事?」
ルルリ「歌を歌ったっていいのよ」
ルルリ「生きるためにお金を取る必要も無いし」
ルルリ「楽しむために歌えばいいのだわ」
ミリア「それだとお給料も無し?」
ルルリ「聴いた人がお礼に踊りを披露したり
ルルリ「絵を描いたりしてくれればいいのよ」
ルルリ「漫画が読みたければ描いて交換するの」
ミリア「どんな世界になるんだろう」
ルルリ「みんなが自分を愛せる世界よ」
ラッカ「他人を愛する世界じゃないんですか?」
ルルリ「他人は変わってしまうから」
ルルリ「自分だけが最後まで残り続けるのだわ」
ルルリ「自由ってそういうものでしょ」
ミリア「ルルリはむずかしい」
ラッカ「難しいですよね! まだ若いくせに!」
ミリア「もしも資本の無い世の中なら」
ミリア「働いて稼げる社会になるの?」
ルルリ「それは不可能よ」
ルルリ「無人島でサバイバルするとして」
ルルリ「道具を一切作らずに生き延びられる?」
ミリア「まずサバイバルが無理」
ミリア「じゃあ、r<gに変えることは?」
ルルリ「機械より強い人間を作ればいいのよね」
ルルリ「たとえば、人間が魔法を使えるとか」
ミリア「魔法使いは資本家より強いってこと?」
ルルリ「もちろん、そういうことよ!」
ミリア「ルルリ、魔法を発明してよ」
ルルリ「そうね・・・」
ルルリ「どんな魔法がいいかしら」
ミリア「じゃあ、今回の布告は」
ミリア「魔法使いになろう、にしまーす」
ラッカ「ラッカはパルプンテがおすすめです」
ルルリ「ギャンブラーね」
ルルリ「私は姿を消す魔法がいいわ」
ラッカ「確実に銭湯が覗けますね」
ルルリ「それは番台さんになればいいのでは」
ミリア「ルルリは消えちゃダメだよ」
ミリア「救急車が見つけられなくなるから」
ルルリ「科学で出来なさそうな事・・・」
ルルリ「意外に難しいわね」
ミリア「みんなも考えてみてね」
ルルリ「一時的な性転換とかかなあ・・・」
ルルリ「退屈なのでコメントを読みます」
ルルリ「リアルタイムでコメント募集します」
ルルリ「収録だからライブ感は無いけど」
「家事したくないから枢里がいい」
ルルリ「そっちか」
ルルリ「これも同意見が多いわね」
ルルリ「ネット見てると夫婦の家事分担とか」
ルルリ「トラブルの原因になってる印象だけど」
ルルリ「完全に他人事だものね」
ルルリ「男は仕事、女も仕事」
ルルリ「部屋の掃除はしなきゃいけないけど」
「人間は長生きしすぎている?」
ルルリ「一人っ子政策をするくらいなら」
ルルリ「高齢者の治療禁止のほうがマシだけど」
ルルリ「産まれてない子に人権は無いのよね」
ルルリ「マクロ的な正論なんて実現できなくて」
ルルリ「老人ホームに行って可愛がられたら」
ルルリ「この人たちに死んでほしくない」
ルルリ「って思っちゃうものなのよ」
ルルリ「スウ婆には長生きして貰いたいでしょ」
ルルリ「頼まれたって殺せるはずが無いわ」
「テンガエッグは一日一個じゃ足りない」
ルルリ「どんだけ?」
ルルリ「精子が精巣に溜まるのに72時間よ?」
ルルリ「三日に一回、空いた時間ですればいいの」
ルルリ「それでもどうしようもない時だけ」
ルルリ「緊急避難的に処理すればいいかなって」
ルルリ「いやーでも一日三回って朝昼晩?」
ルルリ「生理が一日三回きたら発狂すると思うわ」
ルルリ「真剣に対策が必要ね」
ルルリ「水着のお姉さんは偉大だったんだわ」
「クリティリス考えた人は変態」
ルルリ「漫画とかの女性型ロボを研究してると」
ルルリ「なぜか大事な所にスイッチがあるのよね」
ルルリ「まあ鼻とかおでこよりはマシだけど」
ルルリ「そう考えると意外に妥当な位置かしら」
ルルリ「指紋認証だからいたずらされないし」
「ギャラのジンギスカンは貰った?」
ルルリ「まだ!」
ルルリ「私のまるで映えない食事風景」
ルルリ「自分で見てて笑っちゃった」
ルルリ「おいしーいとか言う暇あったら」
ルルリ「無心で食いまくるわ!」
「ルルリちゃん脱がす需要ここです」
ルルリ「一日三回朝昼晩」
ルルリ「だからAVは沢山あるのね」
ルルリ「日替わり定食って凄く大事だけど」
ルルリ「私はオンリーワン目指す事にします」
ルルリ「枢里の人はお嬢様にセクハラしない」
ルルリ「セリカお嬢様ですら徹底してたわ」
ルルリ「今はちょっと微妙だけど・・・」
ルルリ「励ましのコメントは大歓迎です」
「ラッカにワサビを嗅がせたい」
ルルリ「いつものラッカファンの方ね」
ミリア「好きな子をいじめたくなるタイプ?」
ルルリ「ラッカは何故か本気で嫌がってるから」
ルルリ「嗅がせたら確実に嫌われるでしょうね」
ルルリ「単に人間の真似事をしてるだけだけど」
ルルリ「一度定義された設定には忠実だから」
ルルリ「演技っぽく見えなくなるのよね」
「父子家庭だから育ちが悪いって事は無い」
ルルリ「それはその通りね」
ルルリ「お詫びして訂正いたします」
ルルリ「お父さんには本当に感謝しているわ」
ルルリ「ネットに繋がるのが当たり前の時代だと」
ルルリ「初めて繋がった感動はわからないわね」
ミリア「30年が失われてなかったら」
ミリア「今ごろ感動的な変化があったのかな」
ルルリ「そうなるために研究を続けるべきなのよ」
ルルリ「私達はとりあえず飢え死にはしませーん」
ルルリ「スマホが高すぎて買えなくなったり」
ルルリ「服を縫うことになるかも知れないけどね」
ミリア「日本では安いスマホは作れないの?」
ルルリ「何社か高いのはあるけど配給は無理」
ルルリ「昔のケータイなら安く作れるかも?」
ルルリ「枢里アプリもガラケー版に逆戻りね」
ミリア「それくらいなら我慢できるかも」
ルルリ「枢里ビジョンが見れなくなるかもー」
ミリア「それは困る」
ルルリ「液晶はまだ国産が生き残ってるし」
ルルリ「今ならデコーダがあるから大丈夫かな」
ルルリ「仕事用のPCが作れないとヤバいわね」
ミリア「働くためのお金が無い」
ルルリ「ペンティアムに何万円までなら出せる?」
ミリア「ぜんぜんわからない」
ミリア「わたしお金苦手」
ミリア「稼ぎ方もよくわからないし」
ルルリ「ママのようにはならなくていいのよ」
ルルリ「お金を使わなくても何とかなるように」
ルルリ「枢里は自給自足を目指してきたんだから」
ミリア「三剣枢里の会社ってママが社長?」
ルルリ「経営権を持ってるのはスウ婆ね」
ルルリ「議決権付き株式を持っているのよ」
ルルリ「月10万クルルの育児手当と子供年金」
ルルリ「住民だけが三剣枢里の株を買えるのよ」
ルルリ「最終的には均等に持って欲しいわね」
ルルリ「実際には売買で種類を増やしてるけど」
ルルリ「内需で完結する経済を保っているわ」
ルルリ「後に太陽光発電も導入したわね」
ミリア「これで全部?」
ルルリ「そうね。さすがお嬢様」
ミリア「言えたー」
ルルリ「でも、この公約には代償があったのよ」
ミリア「代償」
ルルリ「三剣グループ各社に所属してた社員は」
ルルリ「株式会社三剣枢里への再雇用にあたって」
ルルリ「給与が最低賃金で、週24時間労働になった」
ルルリ「労働時間が減ったのは良い事でもあるけどね」
ミリア「お給料が減っちゃったんだね」
ルルリ「枢里の人口は7万人」
ルルリ「そのうち労働人口は37600人」
ルルリ「全員分の雇用確保は難しい課題だったのよ」
ミリア「それで、自給自足を目指したんだよね」
ルルリ「そうね。食べ物も家も電気も枢里で作る」
ルルリ「それが、枢里の最たる特徴だと思うわ」
ミリア「よそでは自分で作ってないの?」
ルルリ「食べ物は輸入。電気は足りてない」
ルルリ「家は高いし、買うと借金が莫大だわ」
ミリア「大変なんだね」
ルルリ「枢里のはじまりから説明するわね」
ルルリ「三剣は昔の日本三大財閥のひとつ」
ルルリ「だけど、戦争で負けて解散したの」
ミリア「梨華おばあちゃんが華族だよね?」
ルルリ「そう。高祖母、ひいひいおばあちゃんね」
ルルリ「梨華婆が買い占めた土地で興したまちに」
ルルリ「娘の名前をつけたのが枢里のはじまり」
ミリア「スウおばあちゃんだ」
ルルリ「三剣枢(すう)。枢里の初代お嬢様ね」
ルルリ「1946年生まれで今年74歳」
ルルリ「娘がシエラ婆で、その娘がセリカママ」
ミリア「おばあちゃんが勢ぞろいだ」
ミリア「それで、セリカ宣言?」
ルルリ「それはもうちょっと後だわ」
「食糧危機って起こりえるの?」
ルルリ「周辺国を敵に回して海が封鎖されるとか」
ルルリ「でも、ぶっちゃけその可能性は低いわね」
ミリア「戦争は起きない?」
ルルリ「昔みたいな総力戦とは違う形になるわ」
ルルリ「長距離ミサイルを撃ちあったり」
ルルリ「それ以前に経済戦争やテロが主流でしょ」
ミリア「食べ物は大丈夫なのかな」
ルルリ「心配するとしたら世界的な食糧不足ね」
ルルリ「地球の人口はどんどん増え続けてるし」
ルルリ「虫を食べるよう研究してるらしいわ」
ミリア「お米がいい」
ルルリ「枢里はコメ、大麦、蕎麦があるから安心ね」
「年金が無くなったらどうなるの?」
ルルリ「枢里は国民年金だけでも生活できるけど」
ルルリ「もしも5万円すら貰えなくなったら」
ルルリ「高齢者は暮らしていけるのかって質問ね」
ミリア「子供年金みたいに配れるのかな」
ルルリ「まず日本が破綻してると思うけど」
ミリア「年金貰えるといいね」
ルルリ「年金で株を買ってるのがバブルだったら」
ルルリ「崩壊した途端に年金も無くなるわね」
ミリア「そこバブルじゃなくて良くない?」
ルルリ「企業の業績さえ良ければいいのだけど」
ルルリ「むしろミリアが生き甲斐よね」
ミリア「わたしもルルリが生き甲斐」
ミリア「なんの研究をしてるの?」
ルルリ「一言でいうと、自由研究かしら」
ミリア「毎日が夏休みだ」
ルルリ「あの部屋全体が天才養成装置なのよ」
ルルリ「SR本体も結構高いからね」
ミリア「枢里(くるるさと)ビジョン」
ミリア「動物チャンネルをご覧の皆様」
ミリア「おはようございます!」
ルルリ「おはよう、って、何時配信なの?」
ミリア「わかんない」
ルルリ「朝では無いわよね」
ミリア「わかんない」
ルルリ「じゃあ、いっか」
ルルリ「夜シフトでもおはようございますだもんね」
ミリア「そうなんだ」
ルルリ「ございますがついてるとこがいいらしいわ」
ミリア「こんにちはございます」
ルルリ「とは、言わないものね」
ミリア「賀、みたいなやつは無いの?」
ルルリ「どうも、が最強だと思うけど」
ルルリ「最後までハッキリ言わせたい人が増えたから」
ルルリ「近頃の日本人には受けが悪いのかもね」
ミリア「日本語は曖昧なとこがいいのにね」
ルルリ「フワシコ語ならドーモで通用するのになあ」
ミリア「何語?」
ルルリ「バナナ共和国の母国語よ」
ミリア「あれかぁ」
ルルリ「ミルルジンズイン枢里動画、ドーモ!」
ミリア「ドーモドーモ!」
ルルリ「ナニドキ配信カナ?」
ミリア「シラン」
ミリア「たしかに短い」
ルルリ「行きたくなってきたわ、フワシコ」
ミリア「今月中に行こう」
ルルリ「即断即決ね」
ミリア「お使いの用事があるの」
ルルリ「あー、ちょうどいい機会ね」
ルルリ「じゃあフワシコ特集は近いうちってことで」
ミリア「今日はリクエストが一番多かった」
ミリア「ルルリの自己紹介でーす」
ゲームのルール説明である。
三剣一族の話、先祖の話などは、必要なタイミングまで後回しにできる。
セリカはセリカ宣言の回、スウは年寄寮に行く直前、先祖はコビドの後。
ルルリ「父子家庭だし」
ミリア「ルルリはうちの子だから」
ルルリ「ミリアママだいすき」
ルルリ「ぎゅー」
ミリア「よしよし」
ルルリ「こんなのオギャらざるを得ないわー」
ミリア「わたしたち枢里7万の住民は」
ミリア「都市の多様性を尊重し」
ミリア「今まで通りの暮らしを続けます」
あやめ「多様性を尊重するというなら」
あやめ「南部の市民を受け入れてください」
ミリア「食糧生産が増えないと人口は増やせません」
あやめ「ショッピングモールを誘致すれば」
あやめ「輸入食材も安く買えるようになります」
ミリア「安いものを買うか、安心を買うか」
ミリア「それは食べる人が決めることです」
あやめ「だからこそ、社員食堂を廃止して」
あやめ「市民に買い物をする自由を与えるべきでは」
ミリア「いまでも買い物は自由です」
あやめ「300円の定食は、不当廉売といって」
あやめ「選択を狭める法律違反の可能性があります」
ミリア「みんなで作ったご飯とおかずだし」
ミリア「20年前からずーっと同じ値段です」
あやめ「私は鶴城市民に選ばれて市長になりました」
あやめ「市民の共生と協働が公約です」
あやめ「枢里の7万人も私に投票したんですよ」
ミリア「わたしたちは南部市民を尊重します」
ミリア「鶴城市のために対等な立場で協力します」
あやめ「ねえ、三剣アリアさん」
あやめ「お母さんとはお話させて貰えないの?」
ミリア「ママは大事なお仕事中です」
あやめ「それは鶴城市よりも大事なの?」
ミリア「日本を守るお仕事です」
ミリア「わたしでは不足でしたか」
あやめ「いいえ、とても10歳とは思えない」
あやめ「天才的な受け答えだと思います」
ミリア「夏に11歳になりました」
あやめ「それは失礼いたしました」
あやめ「ルルリはどこにいるの?」
ミリア「市長には会いたくないそうです」
あやめ「そうですか、わかりました」
ミリア「あ、いえ、会うのが嫌なんじゃなくて」
ミリア「都合が悪くて会えないみたいです」
あやめ「都合が良ければ会ってくれるの?」
ミリア「たぶん・・・」
あやめ「予定を聞いて貰ってもいいですか?」
ミリア「それは鶴城市よりも大事なことですか」
あやめ「なんでそんな・・・」
あやめ「大事です」
あやめ「そう言う資格は無いかもしれませんが」
ミリア「わかりました。会えるようにします」
『2015年某月某日の記録』
*「今日は絵本を持ってきたのよ」
*「絵本! 見たい!」
*「私の手作りなの」
*「すごい! 漢字がいっぱい」
*「読んであげるわね」
*「表紙は無いの?」
*「題名が決まらないのよ」
*「どんなお話?」
*「それでは、はじまりはじまり~」
「あるところに、2人の女の子がいました」
「2人はとっても仲良し」
*「わたしたちみたいだね」
*「そうね」
「女の子は不思議な魔法が使えて」
「願いを叶えることができました」
「お菓子がいっぱい食べたいな」
*「山盛りだ」
*「ここ描くの大変だったのよ」
*「この黄色と茶色の棒はなあに?」
*「チータラとカルパス」
*「食べたことないかも」
*「今度ママのを分けて貰いましょう」
*「つづきよんで」
「女の子は食べ過ぎで太ってしまいました」
「スレンダーな身体になりたーい!」
*「スレンダーってなに?」
*「綺麗に痩せてるイメージね」
*「スリムだとただ痩せてるけど」
*「スレンダーだと出るとこは出てる感じ」
*「ふぅん」
「いっぱいトレーニングして痩せよう!」
「願いは叶うけど、なんだかたいへんです」
「もっといい願い事はないかなあ?」
*「ミリアだったら何をお願いする?」
*「わかんない」
「お金があれば何でも買えるんだって!」
「お金がいっぱい欲しい!」
*「女の子はどうして、はだかんぼなの?」
*「札束風呂って憧れない?」
*「お札を使わない」
*「確かに、普段キャッシュレスだものね」
「お金が無くなって沢山の人が困りました」
「おかねをかえしてください」
*「わかる」
*「こないだの事件を参考にしたわ」
「じゃあ、売り物の値段を安くして!」
「売り物を作る外国の人が困りました」
「このままではとても生きていけません」
*「悲惨な感じにしてみたわ」
*「かわいそう」
「どうすればしあわせになれるの?」
「しあわせってなに?」
「結婚とか」
*「ふたりで結婚するんだね」
*「可愛いでしょ」
「安らかな暮らしとか」
「趣味に没頭することとか」
「人によって、いろいろあるんだね」
「あなたのしあわせは何かな?」
「みんながしあわせになりますように」
*「おわり?」
*「」
200行にはこだわらない。もっと短くてもいいくらい。
『世界平和の追求とは』
『世界征服の企みと同様に』
『傲慢で独善的な考えである』
ルルリ「人が背負える物には限度があるのよ」
ルルリ「私が狙うのはせいぜい市街征服ね」
ルルリ「この腐りかけの世界から」
ルルリ「ミリアを守るためのまちづくり」
『お嬢様を守る都市』
ルルリ「だから私は何としてでも行くわ」
ルルリ「彼女の住む、枢里へ」
『枢里(くるるさと)』
『三剣家が1948年に作り上げた都市』
ルルリ「三剣家が背負えるのは7万人だけ」
ルルリ「鶴城市全部ですら救えないのよ」
ルルリ「セリカ宣言って知ってる?」
『三剣芹香(みつるぎ・せりか)』
『当時10歳のお嬢様が発した宣言によって』
『枢里はカンパニータウンに生まれ変わった』
セリカ「私は全住民の終身雇用を保証します」
セリカ「生活必需品は給料で必ず買えるようにする」
セリカ「17歳までの子供全員に生活費を支給する」
セリカ「18歳になった子供全員に就職内定を出す」
セリカ「全員が三剣枢里の株主になれるようにする」
セリカ「そして枢里は完全な自給自足を目指します」
『ドットコムバブルで大借金を返済し』
『潰れかけた枢里は見事に立ち直った』
ルルリ「枢里が生産できたのは食糧だけ」
ルルリ「電力は不安定だし資源は採れない」
ルルリ「それでも地産地消は必須なのよ」
ルルリ「人が生きるためには土地が必要だし」
ルルリ「自力で食えない奴が戦争するんだから」
「輸入すればいいんじゃないか?」
ルルリ「生存をお金で保証するのは不可能だわ」
ルルリ「毎月10万円、7万人で700億円」
ルルリ「インフラは別料金」
ルルリ「安定して稼ぎ続けられる産業なんて無い」
ルルリ「だから収入も物価も保証できないのよ」
「ルルリは枢里で何をするんだ?」
ルルリ「実はノープランなのよね」
ルルリ「つまみだされたりして」
ルルリ「転職活動という体裁はダメかしら」
ルルリ「採用されたら本当に働くことになるけど」
「このさい、それは構わないが」
ルルリ「枢里の給料は安いわよ」
ルルリ「手取り7万5千円」
ルルリ「5万円あれば生活できるけど」
ルルリ「お金のかかる趣味はしんどいわね」
ルルリ「そのカメラも高かったんでしょ?」
「数年に一度、買い替えられればいいさ」
ルルリ「色々悪いわね」
ルルリ「それは言いっこなしだったか」
ルルリ「でも、将来絶対お返しするから」
ルルリ「約束よ」
『そして、5年の月日が流れた』
ミリア「スマートフォンが全員に支給されて」
ミリア「アプリでいろんな手続きが出来ます」
ルルリ「キャッシュレス決済もタッチするだけ」
ルルリ「18歳未満の子供は5万円が貰えるわ」
ミリア「週の労働時間は30時間」
ミリア「多くの仕事は在宅で出来ます」
ルルリ「テレワーク体制が整っているのよ」
ルルリ「ゴミ捨て、施設の管理、食堂の調理ね」
ルルリ「外食だから家の面倒な料理は不要」
ルルリ「町内会は無くて町内会費も無料」
ミリア「学校も通信制度が充実しています」
ルルリ「教育動画で自宅でも通学でも学べます」
ミリア「パートナー認定制度があって」
ミリア「年齢と性別に関係なく家族になれます」
ルルリ「暮らしを豊かにする制度が沢山あるのよ」
ルルリ「生き甲斐はともかく、私の欲については」
ルルリ「美味しいご飯とお昼寝とお嬢様愛で」
ルルリ「十分満たされてるから特に不満は無いわ」
ミリア「それならいいけど」
ルルリ「ミリアこそ欲とか無くない?」
ミリア「わたしは貰いすぎてる」
ルルリ「お嬢様なんだから貰っとけばいいのよ」
ミリア「足りてない人にあげた方が良くない?」
ルルリ「困ってる人がいたら助ければいいわ」
ルルリ「何を発明しろと?」
ミリア「資格取得率が上がる発明」
ルルリ「大特が必要な仕事をすれば」
ルルリ「生のエルハさんに会えるかもよ」
ミリア「人で釣る」
ルルリ「お金で釣れない時はこれよね」
ティー「小学生らしい趣味はないんですか」
ルルリ「あるじゃん! 枢里ビジョン!」
ルルリ「あこがれ職業1位のチューバ―よ?」
ミリア「子供の視聴者数が多いらしい」
ルルリ「きっと枢里小学生の間で流行ってるのよ」
ルルリ「この番組、なんだっけ?」
ミリア「まだふわふわしてる」
ルルリ「ねーねー見た? 昨日の動物チャンネル」
ルルリ「えっなにそれ見てない」
ルルリ「だっせーな! 知らねーの? ふわふわ」
ルルリ「ってな感じよ」
ミリア「良い子は真似しないでね」
ミリア「1枠20分だよ」
ルルリ「何でもよ。魚介類とか牛肉とか羊とか」
ルルリ「果物もピザもハンバーガーも食べたいわ」
ミリア「食堂に置いてないものか」
ルルリ「まあ、グルメ通りには全部あるけどね」
ミリア「集計結果の話をしてください!」
ルルリ「割合としては、賛成多数だったわ」
ルルリ「枢里は究極の二択なら」
ルルリ「カネより暮らしを選ぶってことね」
ルルリ「三剣家の能力は子供の頃が強いのよね」
ルルリ「セリカが資産を得たのも12歳だし」
ルルリ「ミリアはもっと・・・可愛いし」
ミリア「そんな能力ある?」
ルルリ「スウ婆はみんなに愛されたのよ」
ミリア「それはそうだけど」
ミリア「ママは若い」
ルルリ「小悪魔系幼女っぽいわよね」
ミリア「そこまでは言ってない」
ルルリ「セリカお嬢様ガチ勢も結構いるのよ」
ミリア「ガチ勢」
ルルリ「投資の追っかけみたいな感じかしらね」
ルルリ「おんなじ株買っちゃうみたいな」
ミリア「儲かるのかな」
ルルリ「素早く売れればね・・・」
ミリア「さっぱりわからない」
ルルリ「枢里で一番重要な人じゃん」
ミリア「そんなことなくない?」
ミリア「スウおばあちゃんとか」
ミリア「セリカママのほうが重要」
ルルリ「二人は元お嬢様だから」
ルルリ「今大事なのはミリアのほうよ」
ミリア「わたしはみんなが大事」
ミリア「わたしをペットにするの?」
ルルリ「私はペットを飼わない主義なのよ」
ミリア「ひろってください」
ルルリ「上目遣いでもダメ!」
ルルリ「保護はしてもいいけど野生に返すの」
ルルリ「自力で生きていけなくなるからね」
ミリア「つまりわたしは野生の令和なのか」
ルルリ「自立したお嬢様ってこと」
ルルリ「国にたとえるなら天皇みたいなものでしょ」
ルルリ「一応偉い人なんだから」
ミリア「わたしは皇室のみなさんも」
ミリア「好きな人と結婚すればいいと思うよ!!」
ルルリ「はい、私の単語選択ミスでした」
ルルリ「で、何を喋るの?」
ミリア「人類の未来」
ルルリ「本能のままに繁殖すればいいと思うよ!」
ミリア「人間は道具を使うんだよ」
ルルリ「先進国ほどゴムをつけるのね」
ミリア「道具は文明の発展のために使われます」
ルルリ「ポリウレタンは生活に欠かせないものね」
ミリア「そこで、天才少女ルルリちゃんの出番でーす」
ルルリ「待って、会話のキャッチボール大事」
ミリア「ルルリはウレタンも使えるんだよね?」
ルルリ「使うけど、私にどうしろと?」
ルルリ「って、アンケートはどうやって取るのかしら」
ミリア「まず、わたしが《布告》をします」
ルルリ「宣戦布告とかのアレ?」
ミリア「そんな、ぶっそうなのじゃなくて」
ミリア「戒厳令とか、緊急事態宣言とか」
ルルリ「十分物騒だった」
ミリア「でもなくて」
ミリア「わたしが、こうしたらいいんじゃない?」
ミリア「って決めてみる的な?」
ルルリ「んんー、たとえば?」
ミリア「今回のアンケートなら」
ミリア「わたしは《セリカ宣言》を踏襲します」
ミリア「って布告する感じかな」
ルルリ「なるほど、それに賛成か反対か答えるのね」
ミリア「ううん、できるか、できないか、だよ」
ミリア「お嬢様の布告は絶対」
ルルリ「ほんとに布告なのね」
ルルリ「ミリア自身は踏襲でいいの?」
ミリア「わたしは好きかな」
ルルリ「セリカ宣言を踏襲するかしないか」
ミリア「しないってことは」
ミリア「枢里が変わっていくんだよね」
ルルリ「踏襲しても変わってはいくのよ」
ルルリ「時代の変化に合わせていくの」
ミリア「ずっと同じ時代にはできないの?」
ルルリ「まわりは変わってしまうし」
ルルリ「自分達だけ取り残されるのも退屈よ」
ミリア「わたし古いものが結構好きかも」
ミリア「ゲームもアニメも音楽も古いのが好き」
ルルリ「それはいいんじゃない?」
ルルリ「私こそサブカルは20世紀かぶれだわ」
ミリア「わたしはルルリの見てるからかも」
ルルリ「この番組では昔の娯楽を応援します」
ミリア「フラッシュ大会やろう」
セリカ「それはいいとして、生配信が見たいわ」
セリカ「お嬢様、続きをお願いします」
ミリア「恥ずかしい気がする」
ルルリ「授業参観状態ね」
ミリア「えーっと、前回の《布告》は」
ミリア「魔法使いになろう、でした」
「お菓子の家に住んでみたい」
ミリア「可愛いお便りありがとうございます」
ミリア「ルルリ、発明できそう?」
ルルリ「建築確認申請が通らないでしょうね」
ティー「堅パンでもダメですかね」
ルルリ「食べれないからお菓子では無いわね」
ミリア「食べれるよ・・・」
「なんでも3つ願いが叶う魔法が欲しい」
ルルリ「この魔法を唱えまくりましょう」
ラッカ「21段繰り返せば100億個叶います」
ルルリ「20段目は34億回唱える事になるわ」
ミリア「魔法は用法用量を守って使いましょう」
ティー「回数無制限を願えばいいのでは・・・」
「彼女いない歴30年になりました」
ルルリ「讃えて欲しいの? 彼女が欲しいの?」
ティー「魔法使いになれたんですかね・・・」
セリカ「枢里には泡風呂が足りないんだよね」
ルルリ「交流の機会を増やした方がいいのかも」
ミリア「好きな人が出来る魔法とか無いのかな」
ルルリ「牡蠣とかウナギを食べるのはどう?」
ミリア「それならバナナで良くない?」
セリカ「バナナを食べてくれる人がいないのよね」
ルルリ「今日はライブにするんじゃなかった」
「片思いの人と両想いになれる魔法」
ルルリ「これって後勝ちになるのかしら」
ミリア「どういうこと?」
ルルリ「私はミリアが好き」
ルルリ「ミリアはママが好き」
ルルリ「ミリアがこの魔法で両想いになった後」
ルルリ「私が魔法を使ったらどうなるの?」
ミリア「3人とも好きになる」
ラッカ「輪になって隣の人に唱えましょう」
ティー「世界平和を願えばいいのでは・・・」
「死んだおばあちゃんに会いたい」
ミリア「せつない」
ルルリ「きっと見守ってくれてるわよ」
ミリア「発明で何とかならないの?」
ルルリ「これは何とかなるわよ」
ミリア「ほんと? 初めて発明する流れだ」
ルルリ「まず生前の情報が沢山必要ね」
ルルリ「外見、声、仕草、性格、価値観」
ルルリ「そういう情報をラッカに入力するの」
ラッカ「ラッカ出番ですか?」
ルルリ「外見は出来るだけ本人に似せて」
ルルリ「人格も生前の情報から再現する」
ルルリ「声優さんで研究してるわね」
ミリア「思ってたのと違う・・・」
ミリア「人を生き返らせるのかと思った」
ルルリ「それは本当に魔法の領域ね」
ルルリ「出来る事なら私も欲しい魔法だわ」
ミリア「誰を生き返らせるの?」
ルルリ「秘密」
「宇宙に行ってみたい」
ルルリ「逆にガチ科学っぽいのが来たわね」
ミリア「これなら出来る?」
ルルリ「世界が平和なら10年以内に行けるかも」
ルルリ「研究開発が止まらないよう祈りましょう」
「魔法が使えるなら、病気を治したい」
ミリア「わたしは病気を治してあげたい」
ルルリ「難病なのかしらね」
ルルリ「病気なのかどうかもわからないけど」
ミリア「これは発明できる?」
ルルリ「そうね、きっと出来るようになるわ」
セリカ「そのために三剣製薬の株を買ったもんね」
セリカ「なんとか戦い抜きましょう」
ミリア「うん」
ルルリ「終わったらフワシコ行きましょうね」
ティー「みんないい人なんだよなあ」
ラッカ「人は病気と闘ってるんですね」
ミリア「今回の布告は」
ミリア「交流の機会を増やそう、にしようかな」
ルルリ「彼女を作って貰う方向なのね」
ミリア「恋愛は自由だけど」
ミリア「わたしは好きな人と一緒がいいな」