ミリアがタケルに「対等に付き合って欲しい」と言う。
タケルは「対等は無理だけど、本音で話し合える友達にならなれる」と言う。
本音で話し合った結果、ルルリの妄言の話になる。

タケル「あれはなんつーか・・・中二病的なやつだと思うぜ」
ミリア「中二病?」
タケル「そういう設定をして、自分が特別な人間になりたい感じっていうか」
ミリア「目立ちたいから嘘をついてるってこと?」
タケル「目立ちたいからかはわかんないけど、まあ、そうだな」
ミリア「ルルリのことを悪く言わないで!」(選択肢)
タケル「ご、ごめん」
ミリア「わたしこそ、ごめんなさい」
ミリア「わたし、どうしても、ルルリがかわいそうって思っちゃって」
ミリア「わたし、信じてるのに」
ミリア「ルルリのこと信じてるのに、同情で話に付き合ってるのかもって思っちゃって」
タケル「お嬢は優しいんだな」
タケル「でも、ルルリの話、アタシはおかしいと思う」
タケル「元の世界と現実が違いすぎる」
タケル「現実は暗殺事件もないし変な事故も起きてないだろ」
ミリア「それは頑張って世界を少しずつ変えていったから」
タケル「ルルリが5歳から世界を変えたとして、5年でそんなに変わるか?」
ミリア「ルルリに聞いてみる」
ルルリ「ご指摘の通り。世界は私の10年だけじゃ変えられないわね」
ミリア「じゃあ、どうやって世界を変えたの?」
ルルリ「アリアさんと話し合ってそういう設定にしたのよ」
ミリア「それなら、最初から平和な世界を作ればいいよね」
ルルリ「設定をするには、平和を細かく定義できないといけない」
ルルリ「私達にはそれがわからないから、実際に世界を見ながら調整することにしたの」
ルルリ「どうしても科学でわからない所だけは魔法にしたけど」
ルルリ「あとは、実現できるような材料だけを整えて、世界の中で実現してきたのよ」
ミリア「そうやって、何年ぶんの歴史を変えたの?」
ルルリ「それは言えないわ」
ミリア「どうして?」
ルルリ「言うと、その、壊れてしまうからよ。何もかもが」
ミリア「その内緒ごとは、わたしとルルリの仲よりも大事なこと?」
ルルリ「そうね。むしろ、そうよ。大事なこと」
ルルリ「それはあなたが自分で思い出すべきことだわ」
ミリア「ぜんぜん思い出せないよ」
ルルリ「それならそれでいいのよ・・・私は気にしないようにするから」
ミリア「全部教えてくれれば思い出せるかも知れない」
ルルリ「全部教えて、思い出せなかったら、私の言葉があなたを縛る事になる」
ルルリ「私の言葉が嘘じゃないことを絶対に証明出来なくなってしまうわ」
ミリア「ねえ、ルルリ」
ルルリ「なあに?」
ミリア「『あなた』じゃなくて、わたしの名前を呼んで」
ルルリ「ミリア」
ミリア「わたしは三剣アリア。アリアさんであり、アリアさんじゃない」
ルルリ「ミリア、あんまり悩まないで」
ルルリ「私を嘘つき扱いしてもいい」
ルルリ「《風邪薬》を作ってくれただけで、ミリアの誠意はじゅうぶん伝わったわ」
ミリア「どうしてそんなことをいうの」
ルルリ「言うの恥ずかしいけど・・・」
ルルリ「私がミリアのことを心から愛しているからよ」
ミリア「じゃあ、何でも本音で話し合おうよ・・・」
ルルリ「お願いだから、思い出して」
ミリア「・・・わたしのせいなの?」
ルルリ「ミリアのせいとかじゃなくて、それが私の本音なの」
ルルリ「傷つけるようなら、もう言わないわ」
ルルリ「私はただの変な子でいい」
ミリア「どうしたら思い出せるの?」
ルルリ「今のところ、全くわからないわね」
ルルリ「神様の病気を人間が治そうとするようなものよ」
ルルリ「枢里が完成したら記憶が戻ってくれるとか」
ルルリ「そういう期待はしてるけど、根拠は殆ど無いわ」
ミリア「ほとんど?」
ルルリ「これがたとえばゲームだとしたらね」
ルルリ「エンディングにたどり着いたら記憶が戻るんじゃないか、って」
ミリア「どうすればエンディングになる?」
ルルリ「たとえば、枢里が自立するとかかしらね」
ルルリ「自給自足が成り立って、みんなが自分のことをして」
ルルリ「末永く幸せに暮らしましたとさ、と言えるようになったらよ」
ミリア「そこまで頑張ったら、記憶戻ってくる?」
ルルリ「私はそう信じてる」
ミリア「わかった」

ミリアはこのイベントを経由せずに、純粋に枢里を楽しんでハッピーエンドを迎えてもいいし、
ルルリと本当の友達になるために(ルルリと同じモチベーションで)頑張ってもいい。


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Last-modified: 2021-02-22 (月) 04:42:53