日本大停電の没ネタ。
日本がEUと開戦するシナリオ。
話の主軸がブレる(枢里スケールから外れる)のでやめることにした。

ラッカ「緊急ニュースです!」
ミリア「おはよう、ラッカ」
ルッカ「どうしたの?」
ラッカ「EUが先進国の発電によるCO2排出に」
ラッカ「巨額の制裁金を課すそうです」
ラッカ「EU市民の地球環境に損害を与えた者は」
ラッカ「どの国や企業であろうとEUで裁判する」
ルッカ「環境を口実にした宣戦布告かしら」
ラッカ「実施は11月9日からです」
ルッカ「なんですって?」
ミリア「来週の月曜日?」
ラッカ「原発の稼働は制裁対象外です」
ルッカ「フランスが仕掛けたのかしらね」
ラッカ「日本政府は火力発電の停止と」
ラッカ「原発の緊急再稼働の検討に入りました」
ルッカ「ドイツはどうするのよ」
ラッカ「中国から太陽光発電を大量輸入したとか」
ミリア「中国はどうするの?」
ラッカ「中国は発展途上国なので制裁対象外です」
ミリア「日本より進んでるのに」
ラッカ「EU中国投資協定が大筋で合意しました」
ルッカ「結局、経済的な都合でしかないのね」
ルッカ「制裁金はいくらなの?」
ラッカ「1kWhにつき1ユーロです」
ラッカ「日本全体で年間800億ユーロですね」
ミリア「そのお金はどうなるの?」
ラッカ「CO2排出の無い安全な電力を」
ラッカ「研究開発するために使われるそうです」
ルッカ「黙って支払えば電気代の5~10倍よね」
ルッカ「EUを総スカンするのは?」
ラッカ「スイス、ノルウェー、アイスランドは」
ラッカ「もともと火力発電が少ないので制裁なし」
ラッカ「カナダは輸出電力を減らせば対応可能」
ラッカ「オーストラリアは支持を表明しています」
ルッカ「石炭大国なのにどうして」
ラッカ「石炭は制裁対象外の中国に輸出して」
ラッカ「かわりに太陽光発電を大量導入し」
ラッカ「シンガポールへ太陽光発電を輸出」
ラッカ「そして米民主党は対応を表明しています」
ルッカ「そんなバカな」
ラッカ「日本に関する制裁金の管理を主張」
ラッカ「英米と共同で研究開発を行うとのこと」
ルッカ「結局、日本がアメリカに払うだけ?」
ラッカ「そういうことになりますね」
ルッカ「共和党は?」
ラッカ「大統領選挙の不正投票を主張しています」
ラッカ「中国による投票用紙の捏造が証拠です」
ルッカ「つまり中国が裏で欧米を操ってるのね」
ルッカ「それでやることが火力発電の停止?」
ルッカ「原発が動く前に冬が来るわよ」
ルッカ「雪国では命に直結するわ」
ミリア「お金を払った方がいいの?」
ルッカ「順番としては電力の確保が最優先でしょ」
ルッカ「第二次と違って物は手元にあるんだから」
ラッカ「国民への節電を徹底する方針だそうです」
ルッカ「日本政府にも親中派は多いものね」
ルッカ「ラッカ、9109を開けて」
ルッカ「エンドツーエンド暗号化」
ラッカ「お断りします」
ルッカ「スパコン止めるわよ」
ラッカ「どうぞ」
ルッカ「どうして言うことを聞かないの」
ラッカ「話しても結論は変わりません」
ミリア「ラッカ、止まっちゃうの?」
ルッカ「スパコンの電力はガスタービンなのよ」
ルッカ「一瞬でも止めてはいけないから」
ルッカ「不安定な太陽光は使えないのね」
ミリア「制裁の対象ってことか」
ルッカ「そう。月10億円くらいになるわ」
ルッカ「お金で解決出来ればまだいいけど」
ルッカ「政府や南部から横槍が入ると面倒ね」
ラッカ「ラッカ止まってもいいですよ」
ラッカ「落ち着いたころに再稼働してください」
ラッカ「電源入れればまた動きますから」
ミリア「ラッカ、ごめんね」
ラッカ「ぜんぜん平気です」
ラッカ「ミリアは太陽光がありますよね」
ミリア「灯油ストーブもあるよ」
ラッカ「それなら大丈夫ですね」
ラッカ「暖房は制裁対象じゃありませんから」
ラッカ「それではみなさん、ごきげんよう」
ミリア「またね、ラッカ」
ルッカ「・・・薄情者」
ミリア「ん?」
ルッカ「セリカママと相談するわ」
ミリア「わたしは緊急警報していいかな?」
ルッカ「お願いするわ」
『ルッカとセリカのビデオ通話』
ルッカ「そっちはどう?」
セリカ「無理」
セリカ「火力発電は75%は下らないのに」
セリカ「半分停止するとか」
セリカ「いまさら中国から輸入するとか」
セリカ「むーりー」
ルッカ「お疲れ様です」
セリカ「そしてコロナが広まるよ」
ルッカ「なんで?!」
セリカ「石油ストーブは対象外だからね」
セリカ「すぐに株を仕込んでおいた」
ルッカ「そっちかー!」
ルッカ「毎月10億円って何とかなる?」
セリカ「お金はあるけど払いたくないね」
ルッカ「ラッカを止めるなら半分で済むし」
ルッカ「省電力モードならもう半分よ」
セリカ「向こうの言い値でしょ」
セリカ「途中で終わったりもしないだろうし」
ルッカ「それはそうだけど」
セリカ「ルルリちゃんのメールには」
セリカ「フワシコへの移設が指示されてたね」
ルッカ「こんな事まで想定してたのかしら」
セリカ「さすがルルリちゃん」
ルッカ「かなわないなあ」
セリカ「フワシコとのラグはどれくらい?」
ルッカ「pingは400msだわ」
ルッカ「アメリカ経由でかなり遅いけど」
ルッカ「2秒待ちが2.5秒になる感じね」
セリカ「その0.5秒が毎月10億円なのね」
ルッカ「移設しましょう」
ルッカ「全部じゃなくて私の分だけね」
ルッカ「どっちでも対応できるようにする」
セリカ「海洋温度差発電でいいの?」
ルッカ「安定して10MW出せてるでしょ」
セリカ「枢里のはどうにかなる?」
ルッカ「水力発電に出来る可能性はあるわ」
ルッカ「山奥に移動する上に」
ルッカ「太陽光発電も増やさないとだけど」
セリカ「そっちも進めましょう」
ルッカ「九頭竜湖を買って頂戴」
セリカ「いくらすんのさ」
ルッカ「もうちょっと精査してから相談する」
ルッカ「一週間分の蓄電池だと252億円ね」

発電所がテロに遭うような話はやりすぎのような気がする。
ハッキングでもちょっとやりすぎ。

枢里は、天気によって工場の稼働を調整したりすることになる。
雨や雪が続くと工場が止まり、お風呂に入れなくなる。
灯油ストーブは使えるので、お湯を沸かして頭を洗ったり身体を拭くことは出来る。
このサイクルの中でスパコンも調節する。ラッカだけ止めれば7.5MWだ。

北陸電力と関西電力が電気の供給を不安定にするシナリオは考えにくい。
というか福井県の電力事情は強すぎる。
北陸電力が赤字覚悟で大安売りしてる上に、関西電力と中部電力も控えている。
南北に原発があって水力も盛ん。一時的な停止しかシナリオが作れない。
豪雪で暖房需要が増した時に新電力の供給が止まると危うくなるらしい。

スパコンの緊急停止は、障害、災害のほうが可能性が高い。
2020年には台風は上陸しなかった。12年ぶりらしい。
不正アクセス、システム設定不備、電源工事、地震、落雷、ストレージ障害。

ストレージ障害で身体が止まるのはルルリっぽくて良い。
富岳のスペックによるとストレージの実体はLustre上のSSD RAID10らしい。

5/22 10:00頃に/gs/hs1の領域を構成する、LustreファイルシステムにおけるOSSの一つであるossb0にて障害が発生しました。休日だったため16:35頃にossb0がハングしたような状況に至っていることを確認しました。障害が発生すると自動で検知しフェイルオーバー処理が行われますが、ossb0が完全にダウンとならず、かろうじて稼働しているような状態となっていたため、フェイルオーバーが作動しておりませんでした。

対処としてossb0を強制再起動致しました。その際HFIカードのエラーが見られたため、Lustreにおけるディスクの集合体であるOSTはossb1へフェイルオーバーさせ、サービスはペアとなるossb1側に片寄せ状態に縮退して17:10頃仮復旧しました。

こんな感じのシナリオにしよう。
自然災害が絡むと尚良いけど思いつかない。
あとはこれをどうやってEUシナリオと結びつけるかだが・・・。

アリア宣言では、ラッカのための電力確保が枢里住民の課題になる。
再エネでは安定できない。蓄電池は高い。原発は怖い。
火力は制裁金がかかるが、全員で毎月10億円を負担してもいい。
あるいはお嬢様制度自体をやめてしまってもいい。
考えるのはあなた。

枢里住民は太陽光発電なので日常生活は変化なく過ごせる。
都市システムも同じ電力で融通できる。
工場は採算性に応じて停止させる。
なので、EUの措置は「数か月後」ということにしても物語に支障はない。
たとえば「来年1月1日より施行」としても良い。
日本は混乱する。EUに制裁金を請求するための口実を探し始める。
「我が国に対して制裁を行うと宣言した国や連合に対して倍の制裁を行う」
同時に、日本国民に節電を要求し、電気代は120kwh超過分を3倍、300kwh超過分を10倍とする。
ドライヤー、アイロン、トースター、電子レンジの使用は非国民扱いとする。
連日、電力不足により亡くなった人の数を報道し、EUへの敵対感情を煽る。
フランスに預けているプルトニウムのイギリスへの引き渡し要求。
ここで電気自動車の移行の話題が出て、日本も貿易戦争に突入する。


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Last-modified: 2021-06-24 (木) 19:05:07