天導あやめ

鶴城市長。
三剣家にとっては天導家は敵対関係。
(七剣世界のヒロイン天導瑠璃花が悪役令嬢の八剣アリアを倒すところからずっと敵対関係)

新ふわふわ

三剣追放計画を実行する。悪役度は旧ふわふわより高い。
ルルリ幼少期の愛情のねじれをきちんと表現したい。
でも本当は娘想いのいい人、という線は崩さないようにしたい。

政治

強いあやめを作るのが難しい。

あやめの政治は、SDGsの169のターゲットに対するアンチパターンから作り出す。

・週40時間労働の保証。既婚女性も男性と同様に働けるようにする。
・第一次産業に対する就職の推進。やりがいのある小規模農業を家族で行う。
・教員の数を大幅に増やす。
・所得を増やす。特に女性の平均年収を男性と同等にする。
・中小零細企業の設立を支援する。女性の起業や社長交代には支援金を出す。
・伝統産業を拡大させる。
・都心の再開発を行い、注文住宅の割合を全国水準に引き上げる。
・35年ローンが借りられるようにする。

こんなとこか。

・南部には古い人間が多い。
・旧来の産業への従事者、中小企業が多い。
・彼らはあやめ市長の後援者である。
・彼らの願いは人手不足の解消と後継者の育成であるが賃金は上げたくない。
・外国人労働者も問題が多発してきたので出来れば雇いたくない。
・すると、市内に現存する労働力を安く手に入れるしかない。
・それは既婚女性と枢里社員である。

うーん、SDGs自体が思ったより脆弱だなあ。正論として使えなさそう。
169の中ですでに矛盾している。
それを指摘するのも今更感あるしなあ。

税収を増やすために労働を増やしましょう。
ということは、あやめは資本主義がベースってことになる。
三剣家に対して嫉妬するのも頷ける。
が、伝統産業で大儲けするというロジックが陳腐すぎる。
せめて、あやめに従えば、ある種の成功を収められる程度には理屈をこねたい。
中国資本を入れるとか。すると半導体関連の事業をやれってことになる。
南部が数年前から半導体不足の準備をするとは考え難い。
それをやるのはむしろ枢里のほうだろう。低性能なチップなのも都合がいい。
すると物語はますます迷子になる。南部の強みは何なのか?

アヤメルルリ

   Posted on 2021年2月11日 by me in 小説執筆 

赤ちゃんって身体機能よわよわなんだな・・・。

必須イベント
・ルルリは0歳で意識を持つ
・ルルリは4歳でミリアと出会う
 ・ミリアが記憶を失っていることが発覚する
・ルルリは4歳でセリカと接触する
・ミノルとアヤメはルルリが6歳の時に離婚する
 ・ルルリの親権はミノルが獲得する
・ルルリは三剣宮でミリアと一緒に暮らすようになる

私の記憶にある母は、典型的な市民活動家であった。
私は天導家の政治力をたよりに、
リベラル化する世界の潮流に乗って、国会議員を目指した。
若い女性リーダーが国政を担わないのは差別だという風潮が作り出され、
私が異例の最年少・女性総理大臣になった2034年11月には、
日本という国は諸外国からの圧力によって解体寸前に追い込まれていた。
母は、それでも私が日本を立て直してくれると心から信じていた。
日本を壊すことで他国から利益を得ている多くの富裕層とは異なり、
母は純粋に私を信じて、愛してくれていたのだと思う。
私はそんな母の期待に応えることが出来ず、世界を壊し、
かのヒトラーを超える戦犯として、不名誉な最期を遂げた。

生まれて最初に私が感じたのは、絶望的な身体機能の喪失だった。
目が見えない。言葉を発することが出来ない。
私は泣いた。みっともなく泣き叫ぶことしか出来なかった。
「元気な子だわ」優しい声がした。確かに母の声だった。
「ルルリは元気な子だ」少し離れて父の声がした。
「ルリカですよ」と母が言い返した。
私は自分の名前を変えてやろうと思い、
父の声のする方を指さして「ルルリ」と言った。言葉は出なかった。
「この子はルルリがお気に入りだそうだ」と父は勝ち誇って、
そうして、三剣世界での私の名前は、天導琉瑠璃になった。

私がはじめて買い与えられた玩具は、
父が大金を払って導入した、天才養成装置だった。
声が聞こえる。手を振ると音が鳴る。音を鳴らすために身体を動かす。
エクササイズには良さそうだけど、これで天才になる意味がわからない。
生後二か月で、私はラジオ体操第一を完全に思い出したが、
立ったり座ったりすることが出来なかったので、
仰向けに寝ながら腕と足を動かすだけの滑稽な体操だった。
父は気を良くして、ルルリは天才だ、と私を褒め称えた。
その体操が、私のニコニコ動画デビュー作となった。

私は天才どころか人間として最低限のコミュニケーションすら出来なかった。
「まま」「乳」が言えない。自力で排泄が出来ない。要介護4くらいだ。
泣くと母は、乳を与えるか、おしめをチェックするか、
あるいはランダムに他の理由を想像して対応してくれる。
乳は十分だったので、他の要求を伝える方法を考えた。
おしめは手で叩けば伝わった。眠たいときは寝ればよかった。
天才育成装置で遊びたい時は手を動かすことで伝えた。
それ以外の細かい要望を伝えることは諦めた。
帰結として、泣けば乳が与えられた。
ベルとかボタンがあれば泣かなくて済むのにな、と思った。

少しずつ目が見えるようになっていくのを感じていた。
後で知ったが、生まれたての頃は元々目が見えないものらしい。
生後半年もすると、ぼやっとした視界が得られるようになった。
私は強度の近視らしい。それも後に誤りだったと知るのだが。
装置にモニタが増えた。私は座れるようになっていた。
「まる」「あかいまる」「あおいまる」「さんかく」
私はまだうまく話すことが出来ない。
本来は発声することで回答出来るのだがうまく認識されない。
手元に積み木があり、画面と同じものを台に置くと正解になる。
この装置がやらせたい事の意味はわかるが、内容は陳腐だ。
あとはひたすら読み聞かせ絵本みたいなものが沢山ある。
今の私に必要なのは発声練習だ。滑舌が悪い。
「まま」は言えるけど「ぱぱ」が言いにくい。
しかし、音声認識の技術が追い付いていない・・・。

私は父に手紙を書くことにした。
手始めに、紙とペンを求めた。「かみ」「ぺん」
雑紙で良かったのだが、綺麗なノートと鉛筆が用意された。
鉛筆は手間がかかるからペンのほうが良かったけど。
今の段階で私が求めるものは1つだけだ。
「ネットにつながるノートパソコンとマウスがほしい」
出来ればストロークの深いキーボードと、
子供用の小さいUSBマウスも欲しい。
この頼りない両腕でスマホのフリック入力が出来る気はしないし、
今が2010年なら、スマホの性能が良くない可能性が高い。
それに、目が悪い私には画面が大きいほうが有り難かった。

父は私を膝の上に座らせ、仕事用と思われるノートパソコンを触らせてくれた。
すごくやりにくい。
私が最初に調べたいキーワードは「みつるぎありあ」だったが、
「のーとぱそこん かかく」と「まうす こどもよう」にした。
どうせ大した処理に使うつもりは無かったので安いもので良いと思ったが、
Eee PCという小型ノートは乳幼児が使いこなすには難しそうだった。
そこで私は「のーとぱそこん 10まんえん」と検索窓に打ち直し、父を見た。
ニヤケた顔の父を見て大丈夫そうだと確信した私は、
ソニー(当時はPCメーカーだった)の30万円するPCを見せたら、
父はニヤケた顔のまま「それを買うならルルリはお下がりな」と言うので、
私はタスクマネージャーを開いて一通り見まわした後で、
検索窓に「Windows 7」と打って、父の顔を見た。商談はそれで成立した。
父はソニーの最新式PCを愛おしそうに開封し、私はお下がりを貰った。
そのPCはWindows 7にアップグレードされていたが、父のデータは残っていた。
三剣芹香の性教育動画が保存されていたので、一度再生した後で消しておいた。
その時に気が付いたが、お下がりのノートは動画再生がスムーズでは無かった。

・モニタ 13インチ 解像度 1280×800
・CPU Core 2 Duo FSB800
・GPU Intel GL960 Express (H.264デコード無し)
・RAM DDR2-667 2GB(増設済み)
・HDD 160GB
・OS Windows Vista Home Premium (Windows 7 Home Premiumにアップグレード済み)
・重量 2kg

ThinkPad X200を想定する。2008年9月4日発売。
メモリは公式2+2GB、非公式4+4GBまで増設可能らしいので4GBとする。
OSはWindows 7 Professionalになる。

   ThinkPad X200は、1,280×800ドット(WXGA)表示対応12.1型ワイド液晶を搭載する1スピンドルのモバイルノートPC。一例として「745426J」は、CPUにCore 2 Duo P8400(2.26GHz)、メモリ1GB、HDD 160GB、OSにWindows Vista Businessを搭載し、直販価格は210,000円。出荷予定日は9月4日。

2010年9月21日。私は1歳の誕生日によって自分の生年月日を再確認した。
そして、ひどく簡単で退屈な知能試験をパスした後、
本物の「天才養成装置」が父の書斎に設置されることになった。
たしか、私が卒乳したのも、その頃だった。

私は意識してなかったが、母と私の関係は冷え切っていた。
私は「手のかからない子」だった。最低限必要な時にしか母を呼ばなかった。
母は呼んでも不機嫌に私の介護をしたし、呼ばれなくても不快そうだった。
なんでも褒めてくれて、いつもニヤケ顔の父のほうが居心地が良かった。
それでも私の介護は母が行っていた。
私は離乳食をほとんど食べなかったので、母乳が栄養のすべてだった。
私は母に感謝していたし、恩義も感じていたが、
どうして以前はうまくいっていた関係が崩れてしまうのかが理解できなかった。
今思えば、私は母の前では無能な赤子を演じるべきだったのだ。
私は母に迷惑をかけまいと、自分で何とかしようとした。それが仇になった。
この世界で子守唄を聴いた記憶が無い。母に絵本を読んで貰った記憶も無い。
すべては天才養成装置の機能が満たしてくれた。私は機械に育てられた。
気が付いた時、悲しくて私は泣いたが、母が来てあやしてくれる事は無かった。
機械的に与えられた母乳だけが母と私の関係を繋いでいた。
天才養成装置が「スペースリアリティ」に変わった時、その関係も無くなった。

スペースリアリティ(SR)は、今までの装置よりずっと手が込んでいた。
私が部屋に入り、手を動かすと、センサーが反応して入力を読み取る。
それによってキーボードが無くても文字入力が出来る。
音声認識の精度が上がっており、声で命令することも出来る。
そして動きと声を併用することで、入力密度を上げられるのだ。
一方的に話しかけられる事が多かった教材も対話的なものに変わった。
私はついていくのが精いっぱいになった。動きにも慣れなかった。
だいいち、長時間立っているだけでもしんどいのだ。
私はベビースタイルでSRを操作するようになった。
仰向けで寝ながらラジオ体操をした時と同じ体制だ。
SRは天井にもモニタが付いていたし、センサーは私の動作を拾った。
疲れ果ててそのまま寝ることも多かった。床には布団が敷いてあった。
ネットにも繋がるのだが間に人が挟まっている感覚が嫌で、
プライベートな調べものをするときはノートパソコンに向かった。
SRの操作に慣れたかったので、キーボードの使用は最小限にした。
複数の入力装置を覚えることは、複数言語を同時に習う事に等しい。
習う言語が増えるほど、一つの言語を深く理解することが難しくなる。
ある言語での表現にこだわるよりも、別の言語で表現したほうが楽だからだ。
しかし、SRを使いこなすには、動きと音声の最低2つの言語が必要だった。
歌と踊りの両方のセンスが無いと、天才への適合は認められないのだ。

SRの訓練には期限があった。最長で満4歳になるまで。
満1歳の誕生日から適合訓練が始まり、2歳から半年ごとに試験が行われる。
つまり、全容としては5回試験があり、合格すれば天才と認められるのだが、
適性の有無はだいたい2歳の試験で明らかになってしまうのだという。
1歳時点の身体能力では訓練どころじゃないから導入時期はわかるとして、
この装置の価格は1千万。リース契約でも年100万円以上するらしい。
三剣芹香が助成制度を作ったので、我が家の導入費用は1割負担で済んでいる。
父は装置を買い上げたので、100万円を負担し、
私が4歳になった時点で適合を認められていなければ、装置は没収される。
適合すれば、装置は私のものだ。

適合すれば。私が苦戦したのは過去の経験や習慣に依存している部分だった。
歌と踊りで長文を入力する事に拒否感を覚えると上達出来ない。
私は何度も後悔した。飛び級のために天才を名乗る事が狙いだったなら、
学校の勉強のような知識を図る仕組みで証明した方がマシだった。
しかし、私には、この装置を与えられた記憶があるのだ。元の世界で。
私は見事に「不適合者」だった。装置はすぐに片付けられ、忘れ去られた。
装置についていた映像コンテンツが好きで、単に贅沢なシアタールームだった。
あの続きがあるなら見たかった。後で知ったが、続きは無かった。

ある日、私は両親のセックスを聴いてしまった。
トイレトレーニングをするために夜中に廊下に出てしまったからだ。
夫婦仲がいいのは良いことだし、私が邪魔するべきではない。
物音を立てないように引き返し、おむつに漏らしたまま一晩過ごす羽目になった。
困ったことに、セックスは頻繁に行われているようだった。泣きたかったが我慢した。

母は妹を妊娠した。それは一人っ子だった私にとって衝撃的な出来事だった。
両親の会話から、妹の名前が男女に関わらず宝石の名前になること、琥珀が第一候補なこと、
そして、母親が「普通の女の子として育てる」ことに異様なこだわりを見せていると知った。
私は母のお気に召さなかったのだろうか。普通の女の子では無かったから。
でも、元々私は普通の女の子なんかじゃなかった。母の手引きで総理大臣になったのだから。
だから、なぜ母が私の知能や特異性を喜ばないのか理解できなかった。
この世界の父は私の理解者であろうとしてくれた。
私が2歳で「適合者」になった時、大学卒業までのプランを説明してくれた。
それは三剣芹香が父にした説明と全く同じものだった。
高卒認定試験の受験資格から年齢要件を免除するための特例制度。大学受験資格認定。
高卒認定試験(8月と11月)、そしてセンター試験、大学入試のすべての合格。
私が2018年度(2019年3月末)で大学を卒業するために、2016年4月には入学していたい。
6歳になったら小学校じゃなく大学に行く感じだ。
それには、あと4年で高校までの勉強を終えなければならない。
最初の一年で中学まで終わらせれば、残りの3年で高校の勉強は進められるはず。
3歳のJK1なんて学業以外にすることが無いので、集中して勉強に取り組める。
そして高1くらいまでならすぐに思い出せる。情報系に進みたいのでそこからは未知の世界だが。
昔の私は5年かけて大学を卒業した。文学部で社会心理学を専攻していた。
政治家なら法学部か経済学部が良いらしいし、今の私もそう思うが・・・。
情報学部を目指す理由は、私が目指すべき道が、政治家ではなく、技術者だからだ。

妹が産まれると、母は妹にかかりっきりになった。泣くだけの生き物に母は満足したようだった。
コハクには「普通の玩具」が与えられ、それはただ消費されていった。
私がPCで動画を見せるとコハクは喜んだが、母が引き剥がした。
母が妹に読み聞かせしているのを傍で聞くことすら、私には許されなかった。
もはや私が声を上げて泣いても、世話をしてくれる母は居なかった。母は子離れを果たしたのだ。
おかげでSRでの勉強は捗った、と言いたいところだが、私の精神は乱れ始めていた。
4歳になった直後の中卒認定試験に行ったとき、私はまだオムツ離れ出来ていなかった。
公衆トイレがうまく使えないので、替えのオムツを持っていった。
家には補助器具があったし、自分でオムツも交換出来るので、生活上の支障は無かった。
後に妹が2歳でオムツ離れをして母が大いに喜んだことが印象に残っている。
勉強は順調で、4歳半になる2014年4月の時点で、高校2年の勉強を始めることが出来ていた。
鉛筆がうまく使えないので、高卒認定試験の前には文字の書き取りを練習する必要がありそうだ。

そろそろ、アリアさんに会ってもいいだろうか。と私は考えた。
何より、私の空虚な精神を満たしたかった。もっと味方が欲しかった。
彼女も天才養成装置に適合していたら、きっと孤独に勉強しているはずだ。

私は三剣芹香への接触を試みた。彼女のメールアドレスは有効なはずだ。
程なくして、父親宛に、SR関係者の懇親会名目での招待状が届いた。
小包には私が着るためのドレスが入っていた。Angelic Dreamブランドのロリィタドレスだ。
私は父に、当日、家の外で着替えたいと要望した。父は了承した。
私達は豪華なホールへ通された。他の関係者はほとんどいなかった。
とうとう、アリアさんに会えると思うと緊張した。もちろん、彼女も三剣さんのはずだ。
初対面だから三剣さんと呼ぶべきか。いや、芹香が要るのだからそぐわないか。
普通にアリアさんと呼べばいいか。馴れ馴れしいか。フルネームで呼ぶべきか。

ミリア「きゃー!」
ルルリ「み・・・」
ミリア「可愛い!!」
ルルリ「・・・りあ・・・」
ミリア「はい、ミリアです!」
ルルリ「お友達になって・・・」
ミリア「ミリア、お友達!」

私はミリアの強烈なハグ攻撃と緊張がピークに達して気を失った。
念のためオムツを履いて行ったのは内緒だ。そしてオムツは大丈夫だった。

目が覚めてすぐに私は気づいた。ミリアは記憶を持っていない。
天才養成装置も使い続けてないし、お嬢様としての自覚も希薄だ。私は今度こそ気を失いたかった。
ミリアがこんな調子では、私がこの世界で頑張る意味が無い。

セリカと二人で話す時間を作って貰った。セリカは出産までの記憶を持っているようだった。
そして、私ではない別の人間として、あれから4年半、自我を持って生きてきたようだった。
この世界では、セリカだけが、私の真の理解者なのだ。
私はセリカこそがアリアさんなのではないかと思った。しかし、それも違った。

私はセリカに救援を求めた。天導の家に居るのが苦痛だった。
セリカは父についていくつか質問をしてきた。
そして、父を呼び、娘を天才少女として完成させる覚悟はあるかと聞いた。
最初に父に勧めたのは親子留学だった。最初は3か月。可能なら3年以上。
私は海外の大学を飛び級で卒業することになる。私にとっては悪い案では無かった。
しかし、父は仕事を失い、ツテの無い外国で私の面倒を見なければならない。
セリカは海外事業を作り、父を雇用し、他の日本人社員と生活することを提案した。おおごとだ。
そして、ミリアが嫌がった。ミリアを連れて行くことも考えたが、それは叶わなかった。
ミリアの魔法は覚醒していた。《風邪薬》は、枢里の三剣神社じゃないと作れない。
そもそも、私だけが三剣家に留学する方法があれば済むことだ。
それでも、セリカは父にこだわった。父は天導家にとって婿養子だ。立場が弱い。
父に正当性を与えて立場を補強すべきというのがセリカの意見だった。
それは最終的に、父が天導家と離縁した上で、私の親権を獲得する道筋を示していた。
今の母は良くも悪くも放任主義だ。このままほっといてくれればいい。
私だけがいなくなれば、天導家は普通に三人家族をやっていられるはず。
私にはまだ、母と離縁することの実感が沸いていなかった。

しかし、ドレスがバレ、ミリアと遊んでいることがバレると、母は烈火のごとく怒りだした。
私が三剣家と接触していることがどうしても受け入れられないらしい。説得は無駄だった。
母が居なくなった後、父は静かに呟いた。「家出するか?」「うん」
私達は母と妹が外出するタイミングを見計らって家出を実行した。
(天才養成装置を持って来れなかったので、後に回収業者を使って運んでもらった)
いきなり三剣家の世話になるのは気が引けたので、南部にアパートを借りた。
部屋の一つは天才養成装置で埋まった。父はダイニングのソファーで寝ていた。
父は住所を伏せて連絡先を伝えた。母は捜索願を出したりおおごとにはしていなかった。
私達の行動は軽率だった。3年別居すれば離婚の理由になるというが、3年もつ気がしなかった。
父の様子が少しずつおかしくなり始めた。私に対する期待が過度に膨らんでいるのがわかった。
父は恐らく、性欲の発散が上手ではなかった。浮気もしてなさそうだったし、娘の前で威厳を保ってた。
添い寝して貰ってる時に「あやめに似てきた」と呟かれて、私は家出を後悔した。
5歳の私には、どうしたらいいかわからなかった。《ロード》したかったが、過去に戻れた日は無かった。
母に謝って天導家に戻ろうかとも思ったが、それは三剣家との接触禁止、ミリアへの裏切りを意味していた。

たまに三剣家に外泊しながら、騙し騙し家出生活を続けて、6歳になる前の夏に、私は高卒認定試験に合格した。

残り
・2016年1月 センター試験
・2016年2月 大学入試
・2016年4月 小学校入学、大学入学
・離婚、改姓
・2019年3月 大学卒業
・2020年1月 ゲームスタート

旧ふわふわ

天導あやめ(てんどう・-)
Ayame Tendo
1986年生まれ。満34歳。女。

ルルリのママ。
鶴城市民連合という活動団体に所属している。
資本主義による富の集中が不幸の元凶であると信じている。

ルルリはあやめのヒステリーが苦手。理屈が通らないから。
あやめは論理で説得出来ないからヒスるようになった。相性が悪い。
ミリアの「洗脳テクニック」は二人の関係を改善する鍵たりえる。

2020年10月現在、ルルリは11歳。
三剣ジェシカは1988年生まれで32歳。ミリアを産んだのは21歳。
三剣家は早婚傾向にあるはず。あやめは24歳くらいにするか。
若くて美しい市長ってイメージのためにギリギリ1歳削っておくか。
23歳で産んだルルリが11歳になっていれば、あやめは34歳。1986年生まれ。
結婚後に妊娠したのであれば、結婚は22歳以前。割と早い。
最終学歴が大卒なら、学生結婚もありうるが、
卒業後すぐ結婚し、ルルリとコハクを産んで数年後に仕事を開始か。
あるいは天導家の息のかかった職場に入社して、
産休育休を2回も取ってから職場に復帰した女性の権利大活用パターンか。
ルルリが9月21日生まれなら仕込んだのは11月中旬ごろ。
つーことは妊娠20週くらいで入社したことになる。内定とったのいつだ?
結婚式を4月にやったとしてもお腹が出てそうである。
1歳サバを読みたいがために大波乱な設定になってしまった。
パパは貯蓄と自分の稼ぎでラクリモサを買いたいので何歳か年上にしたい。

■ つばき

天導椿。つばき。あやめの母。天導家の偉い人。
後半で大ボスとして天導家の箔をつける予定だったが、
プロットを大幅改変して出てこなくなってしまったので、
こっちでもそのうちボツにしちゃうかもしれない。
「天導家の子は花の名前」って伏線も微妙に弱くなるなあ。

ふわふわ あやめ補正
2020-08-31

CONFIDENTIAL
Suteki Co. Ltd.

没になっちゃった可愛いママのエピソード。

チサトはメガネちゃん。
ツブヤイターは「SNSの投稿」と言い換えられるけど保留。

【復習テスト4】
(三剣宮・ラクリモサ)
チサト「小学校のテスト」
チサト「しかも四年生までの復習で36点とか」
チサト「天才ですね」
ルルリ「なんで知ってるのよ」
チサト「1万イイネついてましたよ」
チサト「お母さんのツブヤイター」
ルルリ「あんにゃろう!」
(車内)
ルルリ「ねえママ」
ルルリ「悪いのは変な教科書が採用されることだと思うの」
あやめ「教員と出版社の癒着」
あやめ「献金の証拠が見つかれば政府の責任が問われる」
あやめ「政権交代して、正しい教科書を義務づけましょう」
ルルリ「それはそれで自虐史観が誇張されそうで不安だわ」
あやめ「戦争を繰り返してはいけないの」
ルルリ「だからこそ国防に向き合って学ぶべきよ」
ルルリ「あっそれでね、私たちで教科書を」
あやめ「着いた」
ルルリ「ママ、どこに行くの?」
あやめ「市長室」

市長は男性。豪腕のおじいちゃん。
思想対立が激しい鶴城市を中立の立場で長年まとめ上げている。
モデルは牧野百男鯖江市長。

(市長室)
ルルリ「市長、お久しぶりです」
市長「あらルルリちゃん、遊びに来たのー?」
ルルリ「実はテストで悪い点を取っちゃって」
あやめ「そのことで教育委員会に追及したいことが」
市長「ルルリちゃんなら次は大丈夫でしょ」
ルルリ「はい、猛勉強します」
あやめ「その勉強をするための教科書に不正があります」
あやめ「この投稿はご覧になられましたか?」
ルルリ「それ消そうよ恥ずかしい」
市長「36点かい」
ルルリ「ほら恥ずかしい」
市長「わからないところがあったの?」
ルルリ「はい、これ復習テストで、勉強してない事だらけでした」
あやめ「学校では本来覚える必要が無い余計なことを教えているのです」
あやめ「教科書の売り上げを不当につり上げるための不正行為です」
市長「天導さんはルルリちゃんが大好きですねえ」
あやめ「母親として当然です」
あやめ「でも他にも、コメントで不正を批判する声がこんなに」
市長「ルルリちゃんはどうしたいの?」
ルルリ「友達も教科書がおかしいって言ってて」
ルルリ「私たちで、新しい教科書を作ろうと思っています」
あやめ「ルルリが? 教科書を?」
ルルリ「私というか、三剣出版的な・・・」
市長「ああ、三剣さん、アリアちゃんと」
ルルリ「そうです」
市長「綺麗だったねードレス」
ルルリ「ごめんなさい、ご参加戴いてたんですね」
市長「教会だけ。凄かったわー結婚式、女の子同士で」
あやめ「ねえ、ルルリさん」
ルルリ「はい」
あやめ「結婚式って何のことかしら?」
ルルリ「あっいやサプライズショー的なイベント的なアレで」
ルルリ「法的には私まだ結婚出来る歳じゃないし」
あやめ「当たり前です」
ルルリ「私も突然だったのわざとじゃないの」
ルルリ「ママだいすきー」
あやめ「三剣め・・・」
あやめ「絶対に許さない・・・」

【南北問題】
ルルリ「ママに怒られたわ」
ルルリ「変な教科書づくりは徹底的に潰すって」
タケシ「変な教科書を潰すために新しい教科書を作るんだろ」
イオリ「それなら味方なんじゃないですか?」
ルルリ「それがね、実は私、始業式の日に結婚したんだけど」
ルルリ「あっいや結婚式じゃなくてサプライズイベントかしら」
ミリア「結婚式!」
ルルリ「ママが呼ばれてなかったみたいで、怒っちゃって」
タケシ「アタシも呼ばれてないぜ」
イオリ「私も呼ばれてません」
ミリア「ルルリのお母さんには招待状を送ったと思う」
ルルリ「受け取れてないのかしらね・・・」
ルルリ「まあ、元々、ママは三剣グループが嫌いなのよ」
ルルリ「三剣というか、お金持ちが嫌いなの」
イオリ「南部では財閥は目の敵にされていますね」
タケシ「ウチの母ちゃんも、そんな話を聞いてきたみたいだった」
ルルリ「そのうえ勝手に結婚したもんだからカンカンで」
タケシ「そりゃあ怒るわ」
イオリ「怒りますね」
ミリア「うー」
タケシ「ルルリはいつからお嬢の家に住んでるんだ?」
ルルリ「小一の夏くらいだったかしら」
イオリ「あの後なんですね」
ルルリ「そうよ。その頃、私は須堂ルルリになったの」

つづく。

【天導家年表】
2008年某月 天導あやめ、須堂実、結婚。婿入りで天導実になる。
政治的意図のない恋愛結婚。須堂家も貧しくは無かった。
2009年某月 天才養成システムの導入契約。父親による。
2009年9月 ルルリ生まれる。天才養成システムに適合。父親が熱中する。
2011年3月 東日本大震災
当初は震災を機に鶴城市に移住してくる設定だった。(採用するかは未定)
天導家の実家は鶴城市に無いとおかしいので母方の実家に戻ってきたのだろう。
ラクリモサを引っ越すのは大して難しくない、という設定にしておこう。
2011年某月 2歳下の妹、天導こはくが生まれる。本名はひらがな。コード上はカタカナ。
この時点でラクリモサを巡って両親の意見は対立している。
コハクは普通の女の子として育てる、という母親の意見が通っている。
一台の機械を交代で使うことは合理的な気がするので、
「コハクにも試してみたが適合しなかった」とする方が納得出来るかもしれない。
名前がひらがななのは、「普通の子」にする意図がある。
ともあれ、ここから姉妹の溝が生まれ始める。
2014年春 コハク2歳半くらい。ルルリ4歳半。
ルルリはこの時点でロリィタを着ている。着せてるのは父親。
2014年夏 ルルリ、ミリアと出会う。
母親はミリアの家で遊ぶルルリを良しとせず、
ミリアは幼稚園に来てルルリと遊ぶようになる。
ルルリは当初幼稚園に行きたがらなかったが、積極的に通うようになる。
しかし、この関係はすぐに破綻し、ミリアと会えない日が続く。
2015年 須堂家からの出資が資金難により途絶える。父親は天導家に出資を求める。
天導家はルルリの知性を生涯のあいだ市民活動に捧げる事を条件に出資を認める。
イメージは環境少女グレタちゃん。ルルリはそれを断る。
ラクリモサとの別れを覚悟。ロリィタ服も買わせるのをやめる。同じ服を着まわす。
母親はとうとう父親が普通の生活に戻ってくれることに期待したが、
父親はルルリとラクリモサを連れて家を出る。
ルルリは父親がミリアと会うことを許してくれるのでついていった。
ボロアパート生活。父親は日雇いの仕事で食いつなぐ。
母親の憎しみは駆け落ちのようにいなくなった父親と娘の両方に向けられている。
コハクにも父親と姉の悪口を吹き込み、コハクは姉を恨むようになる。
ルルリは、母親からは拒絶され、父親の愛情はどんどん重くのしかかってくる。
ミリアはルルリの第一印象を「可愛い」と評したので、
ラクリモサを手放して、ロリィタ服を着続ける事を選択する。
ラクリモサの開発元は適合者が支払いを継続出来なくなるケースが多くて困っており、
滞っている支払いを催促しながらも提供を打ち切らずに見逃してきたが、
とうとう資金繰りに詰まって会社自体が倒産の危機に瀕している。
ここにどうやって三剣家が干渉するか。
着まわしていたロリィタ服が破れたとか汚されたとかで着れなくなるのがいいかも。
ルルリはミリアに対するアイデンティティを失う。可愛くも無いし賢くも無くなる。
ルルリはミリアに弱音を吐く。もう友達でいられる資格がないとかなんとか。
ミリア5歳は難しい言葉はわからないので「ルルリはお友達」と言う。
ミリアは「可哀想だから何とかしてあげたい」と思う。
それが三剣家が動く引き金になる。
ミリアは、お洋服が無くても賢くなくても友達で居たい、と言ってくれる。
ルルリはミリアのお下がりを貰って着る。ロリィタでは無くなる。
ジェシカはラクリモサの開発会社の買収商談をまとめる。
三剣家が両親の同意なく直接ルルリを保護すると、それは誘拐になってしまう。
父親と会う機会を設ける。父親は「娘をよろしくお願いします」と頭を下げる。
父親は自分の娘への愛情が結果的に娘の生活を追い詰めた事を後悔している。
ルルリは三剣家の厚意を自分の借金として背負うことを提案(要求)する。
父親はルルリの提案に反対するが、三剣家は父親が借金を背負うことを認めない。
すると、父親とルルリは天導家へ戻ることになる。反省しているから。
母親から見て、「父親と娘のどっちが悪かったのか」問題は、父親に矛先が行く。
ルルリが父親を誘惑しているわけではないことは、ルルリの態度から伝わる。
勝手に居なくなってひょっこり戻ってきた父親を手放しで許せはしない。
反省のために当面の別居継続を要求する。父親はこれを了解する。
真意は父親とルルリが帰宅早々ベタベタしないようにするためである。
ルルリは「三剣家と今後一切関わらない」事を条件に家出を許される。
許可なく父親と二人っきりで会うのも禁止。
だけど、ルルリは三剣家と関わらないという条件を飲むことが出来ない。
ロリィタもやめるし天才も諦めていい。
三剣家からは一切の施しを受けない。
だから、「関わる」のは許して欲しい、と嘆願するが、
娘が三剣家に多額の借金をした事を知り、悪意をもって捉えてしまう。
母親が怒り出したので、ルルリは家から離れてしまう。
ルルリは天導家の敷居をまたぐことが出来ない。
だとすると、
天導家は三剣家にルルリがした借金の全額と上乗せの金額を用意して、
これを手切れ金とし、三剣家にルルリから手を引くように要求する。
三剣家は「親の同意の無い子供の借金は法的に無効だ」と説明しつつ、
手切れ金を受け取らない。その態度に天導家は怒る。
天導家はルルリを諦める。母親に「あの子の事は忘れなさい」と諭す。
ここでもし天導家が父親を抱き込んで親権を獲得しルルリを幽閉すれば、
三剣家には手出しがしにくくなっただろうけど、そうしなかった。
三剣家の知恵が回ったから、という説明で弱いのなら、
「ルルリが天導家を怒らせた」エピソードを足して説得力を増強する。
ルルリが三剣家への愛を説いたとか、そんなん。
札束で人を買収しようとした事を非難するのでもいいかも知れない。
で、「あの子はもう三剣に骨の髄まで洗脳されてしまった」から「忘れなさい」。
父親とは正式に離婚。
三剣家は父親に手を回して取り込み、ルルリの親権を獲得しようとする。
2016年4月 ルルリ小学校に入学。並行して通信制大学も受講(2015年秋から在籍?)
2016年5月 千羽鶴(第2話) 山田君が入院する
2016年6月 千羽鶴5 ルルリが入院する
2016年夏 親権の獲得、戸籍の作り直しが完了。ルルリは須堂ルルリになる。
家出騒動から1年以上を費やして、とうとう物別れに終わる。
ルルリが正式に三剣宮に住むようになるのはこの後から。
新しい暮らしが落ち着いてから、ロリィタも再び着るようになる。
ミリアがプレゼントに贈ったとかでもいい。次の誕生日は遠いけど。

千羽鶴の補正(適用済み)
・天導ルルリ小学一年生はロリィタを着ていない
・ルルリ小学一年生が夏以降通学出来なくなったのは、
 家出騒動の影響で通信大学の単位をあまり取れていなかったから(変更なし)
・あやめがルルリに「天導の家に帰ってきて」と言うのは、
 天導家の理屈としてはおかしい。あくまで母親としての個人的なお願いになる。
・裁判中なので、「ママが親権を失う」という話をしているのはおかしくない。
 天導家はルルリと縁を切ろうとしているので親権を争っていない。
・あやめがルルリを天導家に戻したい理由が、
 「あなたを一人にしたくない」というのはおかしい。
 ルルリがいつか三剣家の洗脳を解いて天導家に戻ってくれることに期待している。
・「三剣はあなたを洗脳しているのよ」が自然か。何回も言ってるんだろうけど。

復習テストの補正
・そもそも、あやめはルルリと気軽に行動出来る関係じゃない
・コハクも嫌がるはず
・ツイート自体が成立しない
・ルルリがママに会おうとする事自体は問題なさそう
・ママはルルリと会うたびに、「三剣」の名を出さずに資本主義を非難する
 洗脳を解きたいという思いのあらわれ
・だから日常会話の中で洗脳を解ける話題を入れようとしてくる
 ルルリはそれに賛成したり反対したり率直な意見を述べている
・ママは反政府活動家でもあるため、政府批判のチャンスとしてツイートする可能性はある
 だけど「うちの子は天才なのに馬鹿な教育者が悪い点をつけた」という主張は無理がある。
 ママにとってルルリが天才であることは好ましくない事実である。
 ラクリモサの維持費問題が発端になっているので天才養成システムを敵視している。
 ただ、結果として天才になったルルリを否定するものではない、というバランス。
・じゃあツイートは無かったのか? あるいは誰がツイートしたのか?
・あやめはなぜ市長室に行くのか? そこで何を訴えるのか?
・ツイートはルルリが天才じゃなくても一応成立する。
・母娘の会話中で「三剣」のワードはお互いに禁句。
 だけど市長に対して言ってしまったからうっかりミスで済むかな・・・。
 ルルリ『しまった。禁句を出しちゃった』『ママの機嫌が悪くなる』みたいな。
・ルルリがママをけしかけて「悪の出版社を倒したい」と言うのは媚びすぎだよな。

このシーンは補正案が思いつかない。

・【復習テスト4】【南北問題】を没
・第三話のお泊り会を【外泊許可】から【結論】まで全部没
 第二話と関係なくやってもいいんだけど、
 お泊り会で話す内容としては重すぎるし、話す必然性が用意出来ない。
 後に「こども選挙」の話で説明したいけど、どこまで語れるやら。
・チサトは第二話で完全に出番を失う。
・第二話は【復習テスト3】で「教科書を作ろう!」で終わるので、
 区切りのいいオチを別途用意する必要がある。(オチ無しでもいいけど)
・第三話の後半は「社会科見学」の話に差し替える。

補正おわり。


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Last-modified: 2021-06-05 (土) 00:02:17