ミリア「ミリアと」
ルッカ「ルルリが」
ミリア「南部の噂を検証する」
ルッカ「今回は恒例の議員選ネタです」
ミリア「議員選?」
ルッカ「鶴城市の選挙のたびに」
ルッカ「南部では新聞を配るのよ」
ルッカ「枢里の悪口を言って票集めをするの」
ミリア「いつものことって言ってたね」
ルッカ「でも今回はいつもと違うのよね」
ルッカ「議員選の年じゃないから」
ミリア「解散総選挙かな」
ルッカ「国会議員じゃあるまいし」
ミリア「悪口は良くないよね」
ルッカ「昔はセンスが悪かったから」
ルッカ「自爆気味だったのでほっといてたけど」
ルッカ「毎回少しずつ腕を上げてるのよね」
ミリア「悪口も上達するんだね」
ルッカ「というわけで、今回はその噂を」
ルッカ「番組側でパネルにまとめてみました」
ルッカ「新聞記事は面倒だから映さないわ」
ミリア「わたしが答えていけばいいんだよね?」
ルッカ「そう。私がパネルを出します」
ルッカ「それじゃあさっそく」
「枢里の給料は南部の会社員の半分しかない」
ミリア「イ、イエス」
ルッカ「解説してよ」
ミリア「物価が半分だから生活には困りません」
ルッカ「そんな感じね」
ルッカ「数が多いから次々いくわ」
「月30時間以上の無賃労働がある」
ミリア「イエス」
ミリア「食事を作ったり、ゴミ収集をします」
ミリア「あとは宅配とか店番とか」
「スーパーが無く、自炊が出来ない」
ミリア「自炊は出来るよね」
ミリア「食堂がスーパーのかわりなんじゃないかな」
ミリア「自炊も出来るけど、する必要は無い」
「好きな物を好きなだけ食べられない」
ミリア「好きな物は食べるよね」
ミリア「好きなだけは無理」
ミリア「食べられるぶんだけ食べます」
ミリア「あとは不健康にならないように食べる」
「土地を購入することが出来ない」
ミリア「これは逆だと思う」
ミリア「土地を売却することが出来ない」
ミリア「土地はわたし達のものだから」
ルッカ「そうね」
ルッカ「だから個人が土地を所有する事が出来ない」
ルッカ「よって土地を購入することが出来ないわけ」
ミリア「土地を所有してもいいけど」
ミリア「他人に売るのは禁止」
ミリア「という風にするのは難しいらしい」
ルッカ「無期限の転売禁止の特約はちょっとね」
「リストラされると賃貸も追い出される」
ミリア「リストラって解雇のこと?」
ルッカ「この文脈だとそう解釈できるわね」
ミリア「リストラ解雇はありません」
ルッカ「社宅だから自主退社時は追い出されるわね」
「一度転出すると戻ってこれない」
ミリア「入居待ちになるからか」
ルッカ「一時的な転出なら戻れるわよ」
ルッカ「大学進学とか留学とか」
「家が狭くてお風呂に湯船が無い」
ミリア「わたしが紹介したやつじゃん」
ルッカ「この番組も見られてるのかしら」
ミリア「エルハさんとくっついて入れます」
ルッカ「本当に入るあたりがエルハだわ」
「普通の家を建てることが出来ない」
ミリア「普通の家とは」
ルッカ「木造軸組工法が日本では最も多いわね」
ルッカ「枢里には残ってないかも」
ミリア「どんな特徴があるの?」
ルッカ「災害に弱い」
ルッカ「気密性、断熱性、防音性に欠ける」
ルッカ「木材や職人の質に左右されやすい」
ルッカ「工期が長い、費用も高い」
ミリア「いいところは無いの?」
ルッカ「好きな間取りにしやすいことくらいね」
ミリア「建てたい人いる??」
ルッカ「全くおすすめはしないわ」
「自動車を買えるほどの貯金が無い」
ミリア「車高いもんね」
ルッカ「税金も維持費も高いからね」
ミリア「でも、カッコイイから欲しいのか」
ルッカ「カッコイイ車はもっと高いわね」
ルッカ「私は見栄えより性能重視だわ」
ミリア「こういうのは何とかしたい」
ルッカ「高すぎだと思うけど」
ルッカ「毎月3万円の3年ローンが限度よ」
ミリア「ルルリの車はいくらするの?」
ルッカ「30万円くらいで作れるけど」
ルッカ「日本の公道は走れないわ」
ルッカ「安全性が求められるからね」
ミリア「危険なの?」
ルッカ「時速30キロなら安全よ」
「枢里には伝統産業が無い」
ミリア「伝統産業って何?」
ルッカ「和紙」
ミリア「ペーパーレス」
ルッカ「箪笥」
ミリア「プラスチックの衣装ケース」
ルッカ「繊維」
ミリア「服は輸入だよね」
ルッカ「漆器」
ミリア「お椀とか?」
ルッカ「そうね」
ミリア「プラスチックだし輸入だね」
ルッカ「そんなとこかしら」
ミリア「枢里には古いものが無いよね」
ルッカ「建物もどんどん建て替えちゃうし」
ルッカ「産業も変わっていくからね」
ミリア「伝統産業は必要?」
ルッカ「輸入に頼らないのはいいことだわ」
ルッカ「儲かるのなら最高ね」
ミリア「新しい産業のほうがいいと思ってた」
ルッカ「新しいほうが儲けやすいと思うわ」
「不登校児が全体の9割を占める」
ミリア「不登校児」
ミリア「在宅学習だよ」
ルッカ「世間の言葉だと通信教育かしらね」
ミリア「日本では出来ないんだよね?」
ルッカ「少しずつ対応しつつあるみたいよ」
ミリア「勉強する方法が選べるのは」
ミリア「すごく大事なこと」
「好きなスマホを持てない」
ミリア「これはどういう意味?」
ルッカ「枢里のスマホは配給制だし」
ルッカ「電波が無いから通話が出来ないわ」
ルッカ「今年からLTEが入るけど」
ルッカ「あくまで非常用のバックアップね」
ミリア「配給の機種が選べないってことか」
ルッカ「サポートの手間がかかるからね」
ルッカ「みんな一緒のほうが管理が楽なのよ」
ミリア「うちのスマホで出来ないことは?」
ルッカ「性能はそれなりだと思うけど」
ルッカ「アプリ内課金が禁止だし」
ルッカ「危険なアプリ自体も禁止だわね」
ルッカ「電話帳も禁止だわ」
ミリア「個人情報を守るためだよね」
ルッカ「あとはお財布を守るためね」
「同性婚の悪口はありませんでした」
ルッカ「時代の流れかしらね」
ミリア「同性が特別なんじゃなくて」
ミリア「年齢性別が関係ないんだよ」
ミリア「親子兄弟でもパートナーになれるし」
ミリア「子供でもパートナーになれる」
ルッカ「悪口を言うならその辺かしらね」
ルッカ「そのうち時代が追い付くと思うけど」
「テレビを捨てるように指示される」
「独自のメディアに洗脳される」
ミリア「だんだん枢里が好きになーる」
ルッカ「洗脳してたのか」
ミリア「毎日見てる人は洗脳済みでーす」
ルッカ「結構いそう」
ミリア「わたしはテレビ見てるけど」
ミリア「別にみんなが見なくてもいいと思う」
ルッカ「アナログテレビが終わる時に」
ルッカ「一斉処分したことはあったわね」
ミリア「動画配信自体が洗脳だから」
ミリア「自分の味方って番組が見たい」
ミリア「宣伝とかはあってもいいけど」
ミリア「感情的にさせないでほしい」
ルッカ「ほんとそれ」
「ショッピングモールが無い」
「娯楽が無い」
ミリア「南部の人はデパートが娯楽なのかな」
ルッカ「田舎はどこもそうなるのよね」
ミリア「買い物と娯楽が結びつかない」
ルッカ「資本主義社会は消費が快楽なのよ」
ミリア「わたしは貯金派かなー」
ルッカ「お金は使わないと意味が無いのよ」
ミリア「困ったら使う」
ルッカ「困らないまま残ったらどうするの?」
ミリア「孫がいたらあげる」
ルッカ「まあ消費はいいとして」
ルッカ「娯楽は必要よ」
ミリア「何して遊ぶ?」
ルッカ「配信遊び」
「三剣芹香が東京から帰ってこない」
ミリア「これほんとに南部の噂?」
ルッカ「元の動画でも確かに指摘されてるわ」
ミリア「よく見てるね」
ミリア「これは悪口なの?」
ルッカ「痛い所を突いたつもりかしらね」
ルッカ「どこが痛いと思ったのかは謎だけど」
ミリア「たしかにママがいないのはさみしい」
ルッカ「シエラ婆みたいに帰ってこないとか」
ミリア「それはない」
「幼女を崇拝している」
ミリア「わたしですか」
ルッカ「わたしですね」
ミリア「幼女は何歳まで?」
ルッカ「6歳説と9歳説があります」
ミリア「ミリア10歳」
ミリア「そろそろ少女になりたい」
「少女を崇拝している」
ミリア「日本では少女を崇拝しないのかな」
ルッカ「しますね」
ミリア「世界だと少女を崇拝しないのかな」
ルッカ「女性と子供は守るべき対象だわね」
ミリア「少女崇拝を認めるとしても」
ミリア「悪口にならないよね」
ルッカ「南部では爺婆が一番偉いのよ」
ミリア「枢里もスウ婆が一番偉いと思うよ」
ルッカ「でも活動するのはお嬢様でしょ」
ミリア「そういうものだもんね」
ルッカ「なんでお嬢様が主役なのかしら」
ミリア「しきたりとかならわしとか」
ミリア「なんとなくみたいな」
ルッカ「三剣神道に関係してるんだっけ?」
ミリア「うん、たぶん」
ミリア「女の子ばかり生まれるのもそのせい」
ルッカ「9代続いて第一子が女の子だものね」
ミリア「南部の噂は終わり?」
ルッカ「パネルは全部出たわ」
ミリア「悪意は感じるけど」
ミリア「ほとんど間違ってはいないね」
ルッカ「年々マシになってきてるのよ」
ミリア「いいことはやっていこうと思うので」
ミリア「これはやって欲しいとか」
ミリア「コメントください」
ルッカ「あとこれ選挙対策だから」
ルッカ「南部を宣伝するのもあるはずね」
ルッカ「良い所は真似するのもいいかも」
ミリア「南部のいいところは何かな」
ルッカ「古い物を大事にする所かしらね」
ルッカ「私はあまりいいと思わないけど」
ミリア「物持ちがいい感じ?」
ルッカ「時代についていけないのよ」
ルッカ「頭が固いから」
ルッカ「いまだにXPって感じ」
ミリア「ラッカが怒りそう」
ミリア「でもラッカは古いの好きかも」
ミリア「スーファミ出したら喜んでた」
ルッカ「ゲームうまいの?」
ミリア「ぷよぷよは上手」
ルッカ「さ、そろそろ終わりましょうか」
ミリア「はーい」
ミリア「それでは、またあした!」