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050 ぬいぐるみ

ミリア「とってもふわふわしてる」
ミリア「ミリアと」
ルルリ「ルルリちゃんの」
ミリア「ぬいぐるみセットが出来ました!」
ミリア「今日は一本まるごとCMです」
ルルリ「潔い」
ルルリ「いくつ作ったの?」
ミリア「たくさん」
ミリア「7万まではいかない」
ルルリ「よく作ったわね」
ミリア「ほとんど作ってもらいました!」
ミリア「へたくそなのはわたしのかも!」
ルルリ「絶対返品出来ないやつだわ」
ルルリ「ラッカも作ったの?」
ミリア「少ないけど作ったよ」
ルルリ「平日ほとんど動けないもんね」
ミリア「それもあるけど」
ミリア「単純作業が苦手らしい」
ルルリ「そんなことってある?」
ミリア「ルルリに似たんだよ」
ルルリ「そこ似ちゃう?」
ミリア「全部機械で出来たらいいのにって」
ミリア「しょっちゅう言ってた」
ルルリ「アイデンティティがこっち側よね」
ミリア「機械で出来ないのが悔しいらしい」
ルルリ「ラッカは作ってたのよね??」
ミリア「少ないけど作ってたよ??」
ルルリ「きっとそのうちあれよ」
ルルリ「自動運転の車に乗りたがるわよ」
ミリア「運転は褒められて嬉しかったらしい」
ルルリ「ちっ、褒めると伸びるタイプか」
ミリア「ルルリに似たんだよ」
ルルリ「ラッカ見てると恥ずかしいのよね」
ルルリ「赤裸々って感じ」
ミリア「素直だよね」
ルルリ「わかりやすいからいいけどね」
ミリア「ラッカのぬいぐるみも作る」
ルルリ「押すと喋るようにしましょう」
ミリア「なにそれ面白い」
ルルリ「スマホアプリ版も作ったけど」
ルルリ「鬱陶しいから消したわ」
ミリア「ひどっ」
ルルリ「外見は大事」
ルルリ「美少女だから許せるところある」
ミリア「ぬいぐるみでも許せる?」
ルルリ「発言がふわふわなら許すかも」
ルルリ「これでキレッキレならキレるわ」
ミリア「ミリア人形に訴訟させよう」
ルルリ「子供がガチで泣くからやめて」
ミリア「そんな怖いかなあ」
ルルリ「ミリアは怒るとほんとに怖い」
ミリア「そんなに怒ったことない」
ルルリ「本気で怒ったら地球が滅ぶわ」
ミリア「どんだけ恐れてるの」
ルルリ「そんな可愛らしさを閉じ込めた」
ルルリ「お嬢様ぬいぐるみでーす」
ミリア「訴訟しないから安心して買ってね」
ルルリ「結局、枢里に売るのよね?」
ミリア「お値段はセットで8000¢」
ミリア「お一人様1つ限りです」
ルルリ「ルルリちゃんと抱き合わせ?」
ミリア「そこにはこだわった」
ミリア「もう持ってるよって人だけは」
ミリア「4000¢で追加できます」
ルルリ「枢里人には結構なお値段だわ」
ミリア「里外の方は8000円です」
ミリア「単体販売はございません」
ルルリ「強気だ」
ミリア「作るの大変だから」
ミリア「好きな人にだけ売れればいい」
ルルリ「安売りする必要は全く無いわね」
ミリア「番組をご覧の皆様には」
ミリア「素敵なプレゼントがあります」
ルルリ「太っ腹ね」
ミリア「このスタジオの特大写真を」
ミリア「無料でダウンロードできます」
ルルリ「そんなもの、何に使うの?」
ミリア「プリントして厚紙に貼ります」
ミリア「手前にぬいぐるみを置きます」
ルルリ「なるほど、配信ごっこ」
ミリア「ミリアと」
ルルリ「ルルリの」
ミリア「まだふわふわしてる?」
ミリア「今日はぬいぐるみの紹介です!」
ルルリ「小さくて可愛いわね!」
ミリア「スタジオの写真を厚紙に貼って」
ルルリ「ぬいぐるみを置いて、配信ごっこ」
ミリア「ミリアと」
ルルリ「やめてループ怖い」
ルルリ「ってか小さいのも作ったの?」
ミリア「ルルリの小さいのに合わせてみた」
ミリア「けど、こっちは本当に少ないし」
ミリア「ディテールが甘い」
ルルリ「色と髪の長さの違いくらいね」
ミリア「カバンとかにつけやすいサイズ」
ミリア「でももうちょっと改善したい」
ルルリ「最初から完璧なのは難しいから」
ルルリ「売りながら良くしていけばいいわ」
ミリア「それだと最初に買った人が残念」
ルルリ「こういうのは初物が希少なのよ」
ルルリ「あとで大人気になったら」
ルルリ「最初の未開封品が凄い値段になるわよ」
ミリア「転売はしないで欲しいなー」
ミリア「まだそこまで心配してないけど」
ルルリ「小さいのいくらなの?」
ミリア「セットで3000円か3000¢」
ルルリ「私は秒で売り切れると思うわ」
ミリア「出島でしか買えないよ」
ルルリ「それは賢い」
ミリア「お一人様ひとつまでです」
ルルリ「出島でお土産を買って」
ルルリ「展望塔と映画館を見て」
ルルリ「美味しいもの食べて帰る」
ルルリ「最低限の観光は揃ったわね」
ミリア「枢里のグルメって何かな?」
ルルリ「牛乳?」
ルルリ「あとはお蕎麦とか?」
ミリア「北海道のイメージ」
ルルリ「あそこと比べてはいけない」
ルルリ「普段食べてるものを」
ルルリ「B級グルメって出せばいいのよ」
ミリア「定食?」
ルルリ「それはさすがに個性が無いわね」
ルルリ「どぶろくは出してもいいと思う」
ミリア「美味しいのかな?」
ルルリ「まずくなけりゃ大丈夫よ」
ルルリ「他にない味なら個性だし」
ルルリ「他と一緒なら高品質ってことよ」
ルルリ「のんべに聞かないとわからないわね」
ミリア「こんや聞いてみる」
ルルリ「地酒作ったらいいのにね」
ルルリ「あとはバナナね」
ミリア「バナナはあんまり売らないらしい」
ルルリ「日本向けの輸出を絞ってるのよね」
ルルリ「観光に来て食べろって考え方だわ」
ルルリ「来ない国には結構輸出してるけど」
ミリア「でも食べては欲しいんだよね」
ルルリ「広く浅い感じにしたいのよね」
ミリア「枢里でバナナ共和国を宣伝して」
ミリア「興味を持ってもらうのはどうかな」
ルルリ「ミュージアムのはそうでしょ?」
ミリア「あれはわたしの思いつき」
ルルリ「フットワーク良くなってきたわね」
ミリア「観光はすることがわかりやすい」
ルルリ「アイデアだけならどんどん出るわね」
ミリア「でも高収入は難しそう」
ルルリ「なんとか泊まって貰わないとね」
ルルリ「市街地には温泉が無いのよねー」
ミリア「だからお酒なのかー」
ルルリ「それもあるわね」
ミリア「おとなの人の感覚がわからない」
ルルリ「あとは夜のマッサージよ」
ルルリ「スッキリしたら動きたくなくなるわ」
ルルリ「ホテルに呼ぶことも出来るはず」
ミリア「本当にわかんないんだけど」
ミリア「それは、えっちな事もするの?」
ルルリ「しません」
ルルリ「というと嘘になるけど」
ルルリ「丁寧に説明すると長くなるわ」
ミリア「しっかり聞きたい」
ルルリ「えっちな事できるかどうかは」
ルルリ「風営法の許可があるかどうかです」
ミリア「許可を受ければ出来るのか」
ルルリ「三剣枢里は届出自体が出来ません」
ルルリ「性風俗関連特殊営業をすると」
ルルリ「会社全体の評価が変わるからです」
ルルリ「子供の教育に悪いとか」
ルルリ「そういうことになっちゃう」
ミリア「ふむふむ」
ルルリ「だから週24時間の中で働く人は」
ルルリ「えっちな事をしろと言われないし」
ルルリ「自分からサービスしてもいけない」
ルルリ「喜んでくれると思って」
ルルリ「ちょっとしてあげた、とかもダメ」
ミリア「なるほど」
ルルリ「入島と大人通りには兼社規定があって」
ルルリ「枢里社員を続けながら」
ルルリ「別の会社で働くことが出来るの」
ルルリ「やりたければ風俗で働ける」
ルルリ「でも三剣枢里は守ってあげられない」
ミリア「自己責任なんだね」
ルルリ「里外の会社は土地を借りて参入できるし」
ルルリ「性感をやるかやらないかも自由」
ルルリ「通勤スタッフやホテル暮らしも自由」
ルルリ「そして、二人っきりになった時に」
ルルリ「どういうサービスをするかは本人次第」
ミリア「しちゃうかも知れないのか」
ルルリ「秘密にされたらわかりません」
ルルリ「店や客が強要したら問題だけど」
ルルリ「しちゃうのは発覚しにくい」
ルルリ「噂になって囮捜査が入るとかかしらね」
ミリア「言いたくなっちゃうのかな」
ルルリ「嘘をついてるだけかも知れないわよ」
ルルリ「えっちだったぜーって言えば」
ルルリ「宣伝になるでしょ」
ミリア「嘘は禁止でいいんじゃないかな」
ルルリ「嘘かどうか調べるのも難しいし」
ルルリ「罰するのはもっと難しいわよ」
ルルリ「まあ三剣枢里のお嬢様の言葉としては」
ルルリ「えっちなサービスはしません」
ルルリ「ってことでいいんじゃないかしら」
ミリア「それだと宣伝にならないね」
ルルリ「くっくっくっ」
ルルリ「ミリアは汚れないでいて欲しいわ」
ミリア「丁寧に理解してしまった」
ミリア「おとなってむずかしい」


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Last-modified: 2021-04-14 (水) 09:24:20