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040 豪雪と防災

ミリア「雪です」
ルルリ「雪ですね」
ミリア「まだふわふわしてます」
ルルリ「気温が上がったらベチャベチャね」
ミリア「道路からお水出るもんね」
ルルリ「北海道じゃ使えない技だわ」
ミリア「じゃあ、どうするの?」
ルルリ「砂を撒くのよ」
ルルリ「砂箱が置いてあるの」
ミリア「なんでお水じゃないの?」
ルルリ「横断歩道でスケートしたい?」
ミリア「あぶない」
ルルリ「今日は危ないのでお家にいましょう」
ルルリ「食堂は除雪のあとでね」
ミリア「備蓄の出番だね」
ルルリ「みんな、備蓄は点検してるかしら?」
ミリア「うちもパックご飯と缶詰だったよね」
ルルリ「わざわざ目の前で盛り付けて貰ったわね」
ティー「目の前でつまみ食いしました」
ルルリ「まあ、非常時なら缶のまま食べるかもね」
ミリア「電子レンジは?」
ルルリ「無い家もあるのよ」
ルルリ「ご飯は湯煎ね」
ミリア「オール電化なのに」
ルルリ「普段は外食だから必要ないのよ」
ルルリ「でもIHはレトルトと相性が悪いのよね」
ルルリ「鍋でご飯炊くほうがマシなのかも」
ミリア「炊飯器はあるの?」
ルルリ「蓋つきのお鍋なら炊けるわよ」
ルルリ「ご飯専用のお鍋は勿体無いかもね」
ミリア「そういうの、見直したいなあ」
ルルリ「避難訓練やろうかって話があったわね」
ミリア「どこで?」
ルルリ「枢里全体で」
ルルリ「センターに集まって寝泊まりしてみたり」
ミリア「地震?」
ルルリ「いい質問ね」
ルルリ「ユニットハウスは地震には強いから」
ルルリ「おそらく家の中にいたほうが安全だわ」
ミリア「津波?」
ルルリ「まあ枢里までは来ないでしょうね」
ルルリ「というわけで、シナリオの想定からね」
ルルリ「何が起こった時にはどうするか」
ミリア「何が起こりそう?」
ルルリ「まずは食糧危機ね」
ルルリ「災害や戦争で流通が止まるシナリオ」
ミリア「戦争」
ルルリ「軍事的なことは一旦置いときましょう」
ルルリ「短期なら今回みたいに備蓄で数日凌ぐ」
ルルリ「長期なら穀物の収穫まで数か月を凌ぐ」
ミリア「何か月もつの?」
ルルリ「食堂と倉庫の備蓄を合わせれば1年ね」
ルルリ「7700万食くらいよ」
ミリア「十分足りそう?」
ルルリ「足ります」
ルルリ「冬をまたいでも生産は1年以内」
ミリア「よかった」
ルルリ「それに、ローリングストックだから」
ルルリ「増やすと2年前のお米になるのよ」
ミリア「新米食べてるんじゃないんだ」
ルルリ「新米を戴くのは1~2か月くらいね」
ルルリ「それ以降は古い順に消費してるはず」
ミリア「よく出来ている」
ルルリ「防災チームを褒めてあげてね」
ミリア「よく出来ました」
ルルリ「バブみを感じる」
ミリア「偉そうじゃないかな」
ルルリ「光栄の極みだと思うわ」
ミリア「他にはどんな防災があるの?」
ルルリ「核爆弾ね」
ミリア「戦争だ!」
ミリア「戦争起きちゃうの?」
ルルリ「前の世界では核の直撃が」
ルルリ「あー、夢で見たのよ」
ミリア「どうすればいいの?」
ルルリ「枢里にシェルターは無いから」
ルルリ「一斉疎開するしか無いのよね」
ルルリ「7万人を一度に輸送するのが大変」
ルルリ「避難訓練でもやりたくないわ」
ミリア「車と電車で移動するの?」
ルルリ「すごく言いにくいけど」
ルルリ「新幹線の駅まで18時間歩くの」
ルルリ「乗り物は高齢者に譲る格好ね」
ミリア「18時間」
ルルリ「行けるのは東京大阪名古屋だから」
ルルリ「都市が先に攻撃されてたら無理」
ミリア「枢里だけが攻撃されるのってある?」
ルルリ「八剣家には不思議な力があったのよ」
ルルリ「たとえば、そうねえ」
ルルリ「うまいたとえが思いつかないわ」
ルルリ「三剣宮に凄い隠し財産があって」
ルルリ「敵対国にそれを狙われているとかね」
ミリア「それは無いと思う」
ルルリ「とっても可愛いお嬢様がいるでしょ」
ミリア「それは外国に関係ないでしょ」
ミリア「あー」
ルルリ「いや、私のたとえが悪かったわ」
ルルリ「次のシナリオに進みましょう」
ミリア「うん」
ルルリ「センターへの避難訓練の可能性は」
ルルリ「豪雨の場合だけありうるんだけど」
ルルリ「2004年以降に対策してあって」
ルルリ「それくらいの規模なら耐えられるわ」
ミリア「じゃあ基本は自宅に避難だね」
ルルリ「小さい家だけど頑丈なのよ」
ルルリ「避難先に使うような設備だからね」
ミリア「うちは大丈夫?」
ルルリ「三剣宮はまたちょっと別」
ルルリ「関係者だけで説明するわ」
ミリア「かしこまり」
ルルリ「次は感染症の流行シナリオね」
ルルリ「人に会うと病気が移ります」
ミリア「誰にも会わないようにする?」
ルルリ「基本は、そう」
ルルリ「食糧危機に加えて、倉庫に行くのは禁止」
ルルリ「配達員は防護服を着用」
ルルリ「そして病人は治療する必要があるわ」
ミリア「お医者さんに来てもらうの?」
ルルリ「感染の程度によるとしか言えない」
ルルリ「飲み薬で治せないなら」
ルルリ「医者が最も不足することになるから」
ミリア「病気怖いね」
ルルリ「問題は普段の仕事が止まることだけど」
ルルリ「枢里は元々在宅だから大丈夫なのよ」
ルルリ「病気さえ広まらないようにすればいい」
ミリア「ずっと人と会えないのかー」
ルルリ「同居したい人がいるならお早目にね」
ルルリ「あと、ミリアみたいに健康な人は」
ルルリ「枢里アプリで診療体験をして貰うわ」
ミリア「診療体験?」
ルルリ「スマホで予約して質問に答えて」
ルルリ「電話で診察して薬を送って貰うのよ」
ミリア「病院には行かないんだ」
ルルリ「訓練ではそういうシナリオね」
ルルリ「実際にビタミン剤を送るとかなんとか」
ミリア「元気なうちに慣れておくんだね」
ルルリ「そういうこと」
ルルリ「残りの想定シナリオは2つ」
ルルリ「どっちもまだ対策が未完成だわ」
ミリア「どんなシナリオ?」
ルルリ「一つはネットの切断」
ルルリ「急にネットが使えなくなりました」
ルルリ「CeliCa決済が止まりました」
ミリア「やばい?」
ルルリ「枢里LTEの導入が始まるわ」
ルルリ「携帯電話用の電波を使うやつよ」
ルルリ「光ファイバー網が切れた時の保険ね」
ミリア「電波だから切れないってこと?」
ルルリ「基地局さえ無事ならね」
ルルリ「あとはサーバ側がダウンした場合」
ミリア「アクセスが殺到するとか?」
ルルリ「7万人の通信は大丈夫なんだけど」
ルルリ「不測の事態があった場合の対処ね」
ルルリ「食事の予約が取れない時の食べ方」
ルルリ「倉庫からの日用品の持って行き方」
ミリア「全部スマホだもんね」
ルルリ「1台のPCで完結する仕組みと」
ルルリ「PC無しの仕組みを検討中だわ」
ミリア「紙でやるとか?」
ルルリ「一番ありがたいのは性善説ね」
ルルリ「一人一個だけって言われたら」
ルルリ「二個取りに来ないで欲しい」
ミリア「枢里のみんななら大丈夫だよ」
ルルリ「気持ちとしては信じてるけど」
ルルリ「システムは安全を目指すのよ」
ルルリ「というところが未完成」
ミリア「最後の一個は?」
ルルリ「電気自体が使えなくなった場合」
ミリア「そんなことってある?!」
ルルリ「まず、蓄電池が必要なのよ」
ルルリ「屋根の電気を溜めておくやつね」
ミリア「それはすぐ買おう」
ルルリ「ようやく値段がこなれてきたから」
ルルリ「今年、戸建て全戸に導入予定よ」
ミリア「いくら?」
ルルリ「たったの90億円」
ミリア「お金大丈夫かな」
ルルリ「ママの借金で買うわ」
ミリア「ママ、借金してるの?」
ルルリ「セリカマネーは今年で卒業よ」
ルルリ「来年からはミリアの時代」
ミリア「どうしよう、お金ない」
ルルリ「お金に頼らず頑張りましょう」
ミリア「節電する」
ルルリ「夏のエアコンは仕方ないとして」
ルルリ「冬は電気毛布と灯油ストーブね」
ミリア「お風呂も我慢する」
ルルリ「私は髪を切ろうかしらね」
ミリア「かなしい」
ルルリ「配信は何とか続けたいわ」
ミリア「庭園でライブしよう」
ルルリ「どっちにしろ電気が必要そう」
ミリア「電気大切だった」
ルルリ「ま、災害が起きなければいいのよ」
ミリア「フラグっぽいよー」
ミリア「みなさんのコメントくださーい」
ルルリ「明日はコメント返ししましょ」
ミリア「それでは今日はこのへんで!」
ミリア「ご視聴ありがとうございました」


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Last-modified: 2021-04-12 (月) 23:29:26