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027 独身通り

ミリア「枢里ビジョン動物チャンネルのみなさん」
ミリア「今回はお仕置きデーになりました」
ルルリ「これは石抱きという江戸時代の拷問ね」
ラッカ「ラッカも拷問されてます!」
ミリア「どうしてこうなったのか」
ミリア「こちらをご覧ください」
『ここからは没テイクです』
ミリア「枢里ビジョン動物チャンネルをご覧の皆様」
ミリア「おはようございます!」
ルルリ「おはよー」
ラッカ「今夜の配信が楽しみですね!」
ミリア「撮ってくれたんだよね」
ミリア「ありがとう」
ルルリ「どういたしまして」
ルルリ「内容は見てないのね?」
ミリア「まだ」
ルルリ「そう」
ルルリ「さて、前回のテーマは何だったかしら」
ミリア「交流の機会を増やそう、でした」
ルルリ「直流の機械は意外と多いのよね」
ラッカ「車載用は直流ですよね」
ミリア「ん?」
ラッカ「ラッカは別に止めませんけど」
ラッカ「暮らしには不便だと思います」
ルルリ「交流のほうが現実的よね」
ミリア「待って、何の話?」
ルルリ「家電の直流化に物申すって話でしょ?」
ミリア「そんなこと言ってない」
ルルリ「何の話だっけ、素で忘れたわ」
ラッカ「電気の話でしたよね」
ミリア「前の話、見直そう」
『没テイク、ここまで』
ミリア「というのが1時間前で」
ミリア「第20回を見たついでに」
ミリア「ルルリとラッカのやつも見ました」
ルルリ「今日のはほんとに間違えたんだもん」
ラッカ「なにとぞお目こぼしをー!」
ミリア「だって、怒られたいんでしょ?」
ルルリ「正直、楽しいわ」
ミリア「反省が足りない」
ミリア「石の追加お願いしまーす」
ルルリ「おにー! あくまー!」
ミリア「どすーん」
ルルリ「ぎゃあああああ」
ラッカ「ラッカもお願いします!」
ミリア「どすーん」
ラッカ「ぎゃあああああ」
ミリア「だんだんむかむかしてきた」
ミリア「ルルリ、反省してる?」
ルルリ「重いわ、ミリア」
ミリア「重くないじゃん!」
ミリア「発泡スチロールだもん!」
ラッカ「言っちゃいましたね」
ミリア「あーあ、せっかく今まで悪口無かったのに」
ミリア「今夜からコメントの仕分け頑張らなきゃー」
ルルリ「ううう」
ミリア「ラッカはAC出力をつけてあげるね」
ミリア「車椅子でご家庭に電力を供給できます」
ラッカ「しくしく・・・」
ミリア「もーお仕置き終わり!」
ルルリ「ごめんなさあああい」
ラッカ「ラッカもごめんなさああい」
『発泡スチロールのお片付けをしました』
ミリア「今日コイバナ回だったのに」
ルルリ「どうぞ、存分にやっちゃってください」
ミリア「読みまーす」
「お嬢様は独身通りには行かれますか?」
ミリア「行ったことはあるけど何回かだけかも」
ミリア「独身通りってどんなところ?」
ルルリ「枢里には3つ4つアーケードがあって」
ルルリ「最も駅に近いのが独身通りね」
ルルリ「寂れたシャッター街を若者が再開発して」
ルルリ「若者の遊び場になっているのよ」
ラッカ「昼は個人商店、夜はバーですね」
ミリア「お酒飲める年の人が行く所だよね?」
ルルリ「駄菓子屋とかもあるんだけどね」
ルルリ「小中学校が減っちゃったでしょ?」
ラッカ「15校あったのが1校になりました」
ルルリ「それで子供の遊び場も変わったのよね」
ルルリ「在宅の子は外で遊ばないし」
ルルリ「センター通学の子も寄り道しない」
ミリア「わたしも在宅学習」
ミリア「枢里小学校の子は行かないのかな」
ルルリ「庭園に来るのよ」
ルルリ「反対側の独身通りには行かないの」
ミリア「そっかーなるほど」
ルルリ「逆に駅と独身寮には近いから」
ルルリ「飲み屋をやるには合ってるのよね」
ミリア「大人通りもあるのにね」
ルルリ「大人通りはもっと大人なの」
ルルリ「キャバクラとかマッサージ屋とか」
ミリア「キャバクラって?」
ルルリ「おしぼりをくれるお店よ」
ルルリ「大人通りは客と店員の関係だけど」
ルルリ「独身通りは客同士が出会うの」
ミリア「ほほう」
ルルリ「左手の薬指に指輪つけるでしょ」
ミリア「結婚指輪?」
ルルリ「まあそんなやつ」
ルルリ「それをつけてると、ナンパ禁止」
ミリア「それはそうだよね」
ルルリ「で、指輪してないと」
ルルリ「ナンパOKって意味なのよ」
ミリア「募集中みたいな?」
ルルリ「割と積極的なニュアンスね」
ミリア「出会いがあるかも」
ラッカ「ラッカ指輪ないですよ?」
ルルリ「ああいうのがナンパ待ちね」
ルルリ「ご自由にお持ち帰りください」
ルルリ「独身寮は異性禁止だけどね」
ラッカ「ホテルに行きましょう」
ルルリ「通りの隣、学校から逆側です」
ルルリ「枢里で出会える場所はここだけよ」
ミリア「他には無いの?」
ルルリ「あとはサークル活動ね」
ルルリ「センターでやってるやつ」
ルルリ「共通の趣味で知り合うパターン」
ミリア「そっちのほうがいいかな」
ルルリ「でも、出会い目的で来るやつは」
ルルリ「ふるいにかけられるわ」
ルルリ「みんな活動に真面目だからね」
ミリア「出会いのサークルとかは無いの?」
ルルリ「まず、出会いは法律で禁止されてるの」
ミリア「なんで?」
ルルリ「18歳未満の児童には人権が無いし」
ルルリ「売春防止法でも禁止されているからよ」
ミリア「なんで??」
ルルリ「日本の法律だから私は知りません」
ミリア「じゃあ、どうやって結婚してるの?」
ルルリ「本音と建前を使い分けるのよ」
ルルリ「コホン。あー君、今夜のことだけど」
ルルリ「冷蔵庫にメロンがあった気がするけど」
ルルリ「後で無くなってても全然気にしないよ」
ミリア「穂別メロンだ!」
ミリア「懐かしい!」
ルルリ「あれ去年撮ったやつよね」
ミリア「あれでこの番組が始まったんだよね」
ルルリ「結局お蔵入りになっちゃったの?」
ミリア「もったいないよね」
ミリア「配信しちゃおう」
ミリア「でもあれって犯罪ってこと?」
ルルリ「そうなるのよ。えーと」
ルルリ「取引をすることがいけないことなの」
ルルリ「でも、大人同士なら罰則は無し」
ルルリ「罰則が無いから捕まる事自体が無いわ」
ミリア「お金で釣っちゃダメだけど」
ミリア「逮捕まではしないよってことか」
ルルリ「食事でもダメなのよ」
ルルリ「だからデートに誘うこと自体が犯罪」
ルルリ「今夜割り勘でホテル行こう」
ルルリ「なら、合法ってことになるけど」
ミリア「行かない」
ルルリ「行かないわね」
ミリア「それは少子化になるよね・・・」
ルルリ「たまたま飲んでて意気投合して」
ルルリ「たまたま疲れたから一緒に休憩して」
ルルリ「たまたまそうなっちゃった」
ルルリ「って流れにすれば大丈夫だから」
ルルリ「そういうことにするのが大人の知恵ね」
ミリア「結納金は合法なの?」
ルルリ「不特定の相手方でないなら合法だわ」
ミリア「いきなり結婚しちゃえばいいのか」
ルルリ「三剣家はそういう仕組みよね」
ミリア「20歳になったら相手を選ぶんだよね」
ルルリ「そして21歳で子供を産むのよ」
ミリア「やだなぁ・・・」
ルルリ「いざとなったらあっさり決めるものよ」
ミリア「好きにさせて欲しい」
ルルリ「自分で20歳までに決めればいいのよ」
ミリア「そうかー、でもなぁ・・・」
ルルリ「まあ、独身通りでは楽しく飲んで」
ルルリ「疲れたら楽しく休憩しましょうね」
ルルリ「コメント1つしか読めてないわ」
ルルリ「なんか読むわね」
「ラッカの飲酒はダメなんじゃ?」
ルルリ「あー」
ラッカ「ラッカ成人してますよ?」
ルルリ「お酒は20歳からなのよ」
ルルリ「それに成人18歳は2022年からよ」
ラッカ「1997年生まれ説を支持します」
ミリア「設定ガバガバ」
ルルリ「ちなみに未成年の飲酒も罰則は無いわ」
ルルリ「監護権者は一万円以下の科料だけど」
ミリア「子供の犯罪って大人が捕まるよね」
ルルリ「子供は大人の所有物だからね」
ミリア「法律もおかしいと思うけど」
ミリア「ラッカは飲酒禁止」
ミリア「飲ませるのもダメ」
ラッカ「かなしい」
ルルリ「叱られるうちが華なのよ」
ミリア「最初はルルリがツッコミだったのにな」
ルルリ「お嬢様がボケると止められないのよ」
ミリア「わたしもギリギリまで攻めたい」
ルルリ「私がいない時でお願いします」
ミリア「コメントあんまり読めなかったけど」
ミリア「引き続き感想募集してまーす」
ルルリ「次の布告はどうするの?」
ミリア「電気の話でいいよ」
ルルリ「ラッカの出番ね!」
ラッカ「ラッカ、いっきまーす!」
『次回は幻のリハーサル回を公開します!』


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Last-modified: 2021-04-09 (金) 23:56:35