ミリア「枢里(くるるさと)ビジョン」
ミリア「動物チャンネルをご覧の皆様」
ミリア「おはようございます!」
ルルリ「おはよう、って、何時配信なの?」
ミリア「わかんない」
ルルリ「朝では無いわよね」
ミリア「わかんない」
ルルリ「じゃあ、いっか」
ルルリ「夜シフトでもおはようございますだもんね」
ミリア「そうなんだ」
ルルリ「ございますがついてるのがいいらしいわよ」
ミリア「こんにちはございます」
ルルリ「とは、言わないものね」
ミリア「賀、みたいなやつは無いの?」
ルルリ「どうも、が最強だと思うけど」
ルルリ「最後までハッキリ言わせたい人が増えたから」
ルルリ「近頃の日本人には受けが悪いのかもね」
ミリア「日本語は曖昧なとこがいいのにね」
ルルリ「フワシコ語ならドーモで通用するのになあ」
ミリア「何語?」
ルルリ「バナナ共和国の母国語よ」
ミリア「あれかぁ」
ルルリ「ミルルジンズオズ枢里動画、ドーモ!」
ミリア「ドーモドーモ!」
ルルリ「ナニドキ配信カナ?」
ミリア「シラン」
ミリア「たしかに短い」
ルルリ「行きたくなってきたわ、フワシコ」
ミリア「今月中に行こう」
ルルリ「即断即決ね」
ミリア「お使いの用事があるの」
ルルリ「あー、ちょうどいい機会ね」
ルルリ「じゃあフワシコ特集は近いうちってことで」
ミリア「まず今日のぶんをやっつけよう」
ルルリ「あれは無理だから諦めましょう」
ミリア「諦めちゃうの?!」
ルルリ「いきなり《セリカ宣言》をぶっこんだせいで」
ルルリ「長文のご感想が多くて読み切れてないでしょ」
ミリア「みなさんありがとうございます」
ルルリ「食べずにゆっくり読んでます」
ミリア「ルルリの自己紹介が見たいらしいよ」
ルルリ「謎の天才少女とか書かれてたわね」
ミリア「隣の子ってのが一番多かったと思う」
ルルリ「どうも、隣の子です」
ルルリ「いつもお嬢様の隣にいます」
ミリア「いじけてる?」
ルルリ「いいえ、大変名誉な認知をして戴いているわ」
ルルリ「むしろ天才少女キャラのほうが苦しいわね」
ミリア「でも頭いいんでしょ?」
ルルリ「ミリアでさえ疑問形じゃん!」
ミリア「わたしは頭ふつうだからわかんない」
ルルリ「私も別に普通なのよ」
ミリア「10歳で大学卒業は普通じゃないと思う」
ルルリ「ふっふっふ」
ルルリ「女子大生の新卒並みの知識があるわよ!」
ルルリ「丸の内でOLになれるわ!」
ミリア「天才少女ってそんな感じかー」
ルルリ「大人のほうがずっと賢いのよ」
ミリア「そう言われると逆にルルリが賢く感じる」
ルルリ「ソクラテスのムチムチね」
ミリア「無知の知」
ルルリ「プラトンは肉付きが魅力だと思っているけど」
ルルリ「ソクラテスはスレンダーの良さを知ってたの」
ミリア「何の話だっけ」
ルルリ「スレンダーな私の自己紹介よ」
ミリア「ルルリはお肉つけようよ」
ルルリ「私は筋肉を傷めつけない優しい心の持ち主」
ミリア「それでは自己紹介をお願いします!」
ルルリ「須堂琉瑠璃です。10歳です」
ルルリ「趣味はお昼寝です」
ルルリ「好きな人はミリアです」
ミリア「ルルリはわたしのこと好きだよね」
ルルリ「だから、隣のルルリでいいのよ」
ミリア「ネコバスに乗ってみたい」
ルルリ「一気にオバケ扱いされた気がする」
ミリア「ルルリはあんなにおっきくないけどね」
ルルリ「毎日牛乳飲んでるからすぐ育つわよ」
ミリア「3年間ずっと飲んでるよね」
ルルリ「もう3年かー」
ミリア「一緒に暮らし始めてから3年半だよ」
ルルリ「小1の夏からだったわね」
ルルリ「あっという間だったように感じるわ」
ミリア「いろいろあったよー」
ルルリ「抱きしめられて気絶したわねー」
ミリア「それはもっと前でしょ」
ルルリ「初めて会った時よね。4歳だったわ」
ミリア「天使のようなお人形さんだと思いました」
ルルリ「きゃーかわいいー! むぎゅー、死」
ミリア「み・・・りあ・・・がくっ」
ルルリ「三剣アリアさんって言ったつもりなのー」
ミリア「わたしはミリアさんになった」
ルルリ「私は仏さんになる所だったわ」
ミリア「そんなに強く抱きしめてない!」
ルルリ「お嬢様に突然抱かれたら死にますわ」
ミリア「だっこの時言ってるじゃん」
ルルリ「それがまた可愛くて死にますわ」
ミリア「ルルリは死ぬの禁止」
ルルリ「むしろミリアが生き甲斐よね」
ミリア「わたしもルルリが生き甲斐」
ルルリ「ミリアには枢里7万人がいるでしょ」
ミリア「むー」
ミリア「ルルリにもルルリラボがあるじゃん」
ルルリ「枢里大学附置研究所ね」
ルルリ「私はただのイメージキャラクターよ」
ミリア「なんの研究をしてるの?」
ルルリ「一言でいうと、自由研究かしら」
ミリア「毎日が夏休みだ」
ルルリ「私は人工知能」
ルルリ「流行りの深層学習とは少し違うけど」
ミリア「ルルリの部屋、しゃべるよね!」
ルルリ「SR、スペースリアリティね」
ルルリ「あの部屋全体が天才養成装置なのよ」
ミリア「しゃべる映画館」
ルルリ「喋ってるのが私の人工知能、ラクリモサ2」
ミリア「ラクリモサ、どういう意味?」
ルルリ「小惑星の名前よ」
ミリア「宇宙みたいだもんね、部屋の景色」
ルルリ「クリスタル置いたらモロにアレになるわ」
ミリア「プラネタリウム?」
ルルリ「ゲームの話だった」
ミリア「水晶玉の光るやつかと思った」
ルルリ「SRは壁全面がモニタだから投影いらずね」
ミリア「天井もだよね」
ルルリ「寝ながらバーチャル旅行が楽しめます」
ミリア「流行りそう」
ルルリ「SRの会社、倒産寸前だったらしいわ」
ミリア「ママが買ったんだっけ」
ルルリ「そう。SUTekって会社」
ルルリ「天才になれた子が少なすぎだし」
ルルリ「SR本体も結構高いからね」
ミリア「バーチャル旅行会社になれば?」
ルルリ「ラボでVR旅行アプリ作ってるわよ」
ルルリ「頭にかぶるやつ」
ミリア「見たことあるかも」
ルルリ「12歳以下は使用禁止なのよねー」
ミリア「あと3年」
ルルリ「その頃には画質上がってるといいけど」
ミリア「今は良くないの?」
ルルリ「酔うらしい」
ミリア「あー」
ミリア「ルルリは三半規管弱そう」
ルルリ「強い身体が欲しい・・・」
ミリア「わたしの身体を分けてあげたい」
ルルリ「あなたと合体したい」
ミリア「わたし運動する係」
ルルリ「私は昼寝する係ね」
ミリア「考える係!」
ルルリ「考えたら私、ミリアの身体なのよね」
ルルリ「それでは大きい鏡の前に立ちます」
ミリア「おまわりさーん」
ルルリ「自分を通報するの?」
ミリア「分裂」
ルルリ「双子になりたい」
ミリア「それだ」
ルルリ「一蘭製ソーセージ」
ミリア「チャーシューじゃないの?」
ルルリ「西山ラーメンが食べたいよぅ」
ミリア「8番にしよう」
ルルリ「私は麺なしで」
ミリア「野菜スープじゃん」
ルルリ「スパイスマシマシで」
ミリア「スープカレーじゃん」
ルルリ「トッピングに生ラムとチーズ」
ミリア「どんどん北に行く」
ルルリ「北海道が欠乏すると死にます」
ミリア「死亡フラグが多すぎる」
ルルリ「特技は異世界転生です」
ミリア「この世界に不満ある?」
ルルリ「日本の政治には不満があります」
ミリア「総理大臣になろう」
ルルリ「嫌だ」
ミリア「自分でやらないと変わらないよ?」
ルルリ「私は枢里の政治で満足するわ」
ミリア「わたしじゃん」
ルルリ「ミリアも自己紹介してよ」
ミリア「何が知りたいのかな?」
ルルリ「スリーサイズ」
ミリア「ルルリはいくつなの?」
ルルリ「130」
ミリア「どこが?!」
ルルリ「お洋服・・・」
ミリア「スリーサイズはどこいった」
ルルリ「なんかね、胸囲が72だとダメらしい」
ルルリ「150サイズだと超えられそうだけど」
ミリア「わたしも140だと思う」
ルルリ「体重は自慢の29kgです!」
ミリア「少なくない?」
ルルリ「ふっふっふ、大人には到達できまい」
ミリア「ジンギスカン1キロお願いしまーす」
ルルリ「半分あげるわ」
ミリア「わたしは味の付いたもやしを食べる」
ルルリ「味付き肉は直焼きよ」
ミリア「溝に残ったもやしを食べる」
ルルリ「子供の頃からダイエットは良くないわよ」
ミリア「ルルリを膨らまそう」
ルルリ「私、小食なのよね」
ミリア「わがままな癖にちょびっとだよね!」
ルルリ「食べてくれる人がいて嬉しい」
ミリア「わたし絶対太るやつでは?」
『後半へ続く』