ミリア「今日は建国記念の日でーす」
ルルリ「お題は国家としましょうか」
ミリア「どうして国が出来たの?」
ルルリ「神武天皇が戦争に勝って作ったんでしょ」
ミリア「どこと戦争?」
ルルリ「もともと住んでた長髄彦さん」
ミリア「侵略戦争じゃん」
ルルリ「相手が承認国家でない以上、内戦だわ」
ミリア「承認は誰がするの?」
ルルリ「世界各国が相互に行うのよ」
ルルリ「台湾、中華民国なんかがいい例ね」
ルルリ「承認するかどうかも国防に関わってくる」
ミリア「国にはどういう意味があるの?」
ルルリ「本質は権力だと思うわ」
ルルリ「国民を外国から守る力があるかどうかね」
ルルリ「独立宣言した国家を承認しづらい理由は」
ルルリ「軍事力が十分ではないからよ」
ミリア「戦争したがる国は承認しません」
ミリア「って言ったらどうなるの?」
ルルリ「国交断絶は宣言できるとしても」
ルルリ「承認撤回は難しいんじゃないかしら」
ミリア「悪いことをした人が捕まるみたいに」
ミリア「悪い国を捕まえることは出来ないの?」
ルルリ「何が悪いかをどうやって決めるの?」
ミリア「世界で法律を作るとか」
ルルリ「権力分立が出来ないでしょうね」
ミリア「権力分立?」
ルルリ「仮に日本が世界代表になるとして」
ルルリ「日本がルールを決めて」
ルルリ「日本で裁判をして」
ルルリ「日本の兵器で罰を与えます」
ルルリ「と決めたら、日本は不正し放題よね」
ミリア「国ごとに担当を分けたら?」
ルルリ「担当部分を有利にするから同じよ」
ルルリ「まあ、世界一強い国が暴れないように」
ルルリ「バランスを取るのはいいでしょうけど」
ミリア「逆に国を小さく分けるのは?」
ルルリ「分けられる側は嫌でしょうね」
ルルリ「北海道と東北が別の国になったら」
ルルリ「残った日本はお米が貴重品になるかも」
ミリア「おいで、ラッカ」
ラッカ「ラッカ戦争ゲーム中で忙しいです」
ミリア「配信の収録だから来て」
ラッカ「あと1ターンだけ」
ミリア「ルルリは平和主義者なんでしょ?」
ルルリ「私が暴力で人に勝てると思う?」
ミリア「爆弾とかパパッと作れそう」
ルルリ「ウラン235とプルトニウム239を頂戴」
ラッカ「原爆投下で大勝利です!」
ミリア「平和主義とは」
ルルリ「ガンジー2のようなものよ」
ラッカ「核武装バグは都市伝説だったらしいです」
ルルリ「ということは元々好戦的だったのね」
ミリア「インド人を右に」
ルルリ「右翼が好戦的とは限らないと思うけど」
ミリア「スーパーウリアッ上」
ルルリ「俺より強いやつに会いに行く」
ミリア「戦争やめて格ゲーにしよう」
ルルリ「それならガンダムに乗りたいわ」
ラッカ「ラッカに乗せてあげます」
ルルリ「二人羽折じゃん」
ルルリ「ってか国家の話から外れてきてるわ」
ミリア「ラッカに聞こうと思ってたんだ」
ラッカ「戦争の勝ち方ですか?」
ミリア「勝ち方というより無くし方かな」
ラッカ「それは人間の問題だと思います」
ラッカ「ラッカは戦争しませんよ」
ミリア「わたしもしたくない」
ルルリ「私はする可能性があるわ」
ミリア「どうして?」
ルルリ「人間だからよ」
ルルリ「ミリアが殺されたら全力で戦うわね」
ミリア「嬉しいような困るような」
ルルリ「なぜ国が必要か」
ルルリ「それは国民を守ってくれるからよ」
ルルリ「安心できなければ任せられないわ」
ルルリ「戦争に限らず治安や経済も同じね」
ミリア「日本は平和な国だよね?」
ルルリ「いいのは治安だけじゃない?」
ルルリ「戦争の味方は太平洋の向こうだし」
ミリア「隣の国とは仲良くできないの?」
ルルリ「日本の位置が海を塞いでるから」
ルルリ「領土拡大の邪魔になるのよ」
ミリア「拡大しなくて良くない?」
ルルリ「それを主張するのが国の仕事でしょ」
ミリア「もしも国が無かったら戦争も無い?」
ルルリ「独立戦争が起きるだけよ」
ルルリ「国が無いなら自分で戦うしか無い」
ミリア「どうして戦う?」
ルルリ「自分達を守るためね」
ミリア「守るためなら武器は要らなくない?」
ラッカ「武器は敵の攻撃を止める手段です」
ラッカ「言って聞かないなら動かなくします」
ミリア「だからTPNWよりNPTなの?」
ミリア「アメリカと中国の核は必要悪なの?」
ルルリ「今日すごいグイグイ来るわね」
ミリア「戦争が無くなって欲しい」
ミリア「というか国が争わなければいい」
ルルリ「他の国の物が欲しくなるのよね」
ルルリ「それで取引をやると優劣がつく」
ルルリ「アメリカは沢山買ってくれるけど」
ルルリ「中国は輸入のほうが多いでしょ」
ミリア「全部負けてるって言ってたね」
ルルリ「中国から安く買った物で生活して」
ルルリ「中国の富豪に観光に来てもらう」
ルルリ「だから中国が攻めてくるのね」
ミリア「たくさん買ってるのに?!」
ルルリ「たくさん売ってもいるから」
ルルリ「取引やめますよって言えないのよ」
ルルリ「他の国で買うのも難しいでしょうし」
ミリア「日本では安いスマホは作れないの?」
ルルリ「中抜きを規制しないと無理」
ルルリ「物価は上がって給料は下がる国だわ」
ミリア「枢里は中抜きある?」
ルルリ「中が無いからセリカママの総取りね」
ルルリ「給料も配当もゼロだけど」
ミリア「ママはそれでいいのかな」
ルルリ「生活は十分守れるからいいのよ」
ルルリ「防疫に投資するほうが今は大事ね」
ミリア「国を守るお仕事なんだよね」
ルルリ「病気も小さい武器のようなものよ」
ミリア「お薬は防衛ミサイルなのか」
ルルリ「お尻に撃ちこみましょう」
ミリア「できるだけお口でお願いします」
ルルリ「ミリアを看病したい」
ミリア「わたし病気になったことがない」
ルルリ「うそでしょ」
ミリア「お嬢様うそつかない」
ルルリ「水ぼうそうとかおたふくかぜとか」
ミリア「かからない」
ルルリ「無敵じゃん」
ミリア「みんな無敵になればいいのに」
ルルリ「日本は医薬品を輸入しまくってるわ」
ルルリ「相手はアメリカ、ドイツ、フランス」
ミリア「中国からは買ってないの?」
ルルリ「輸出のほうが多いわね」
ミリア「コビドのお薬も輸出すればいいのか」
ルルリ「だからアメリカが売りたがるわけよ」
ルルリ「でもミリアは風邪薬買わないでしょ」
ミリア「風邪ひかないもん」
ルルリ「感染しなければ薬の輸入もいらない」
ルルリ「薬屋さんは潰れちゃうけどね」
ルルリ「日本人は風邪引いても出社するから」
ルルリ「」
ルルリ「薬は無敵バリアみたいな感じかも」
ラッカ「食糧自給率を70%にするとか」
ルルリ「それは貿易黒字を継続するのが前提ね」
ルルリ「誰かが食べ物を沢山作ってくれて」
ルルリ「ずーっと私達に安く売ってくれる」
ルルリ「私達は常に何かを売り続けられる」
ミリア「ぬいぐるみ」
ミリア「だけじゃダメだってことだね」
ミリア「だんだんわかってきた」
ラッカ「ツッコミ間に合いませんでした」
ミリア「観光立国って難しくない?」
ルルリ「もはや中国よね」
ミリア「バナナ共和国は大丈夫なの?」
ルルリ「日本のお米は買ってないでしょ」
ルルリ「アメリカから買うか自分で作るか」
ルルリ「まあ自分で作るのが確実でしょうね」
ミリア「枢里は7万人」
ルルリ「生産技術が大きく発達するまでは」
ルルリ「それが私達が食べていく最大規模だわ」
ラッカ「日本1億は食べていけないですね」
ルルリ「残念ながらね」
ルルリ「セリカママでも、日本全部は救えないわ」
ミリア「7万人なら救える」
ルルリ「それが、セリカ宣言だったのでしょう」