ルルリ「前半の続き、残るシナリオは3つ」
ルルリ「一つ目は収入不足」
ルルリ「仕事が無くて給料が配れなくなりました」
ミリア「大借金だ」
ルルリ「返せる見込みの無い借金は無理よ」
ルルリ「仕事は内需か輸出だから」
ルルリ「一番わかりやすいのは円高ね」
ルルリ「仕事はみんな海外に流出する」
ルルリ「日本人は豊かにならず消費ができない」
ミリア「貯金で買い物するのは?」
ルルリ「それが出来るのはお金持ちだけ」
ルルリ「そしてお金持ちはお金を使わない」
ミリア「お金が無いなら円安のほうがいい?」
ルルリ「安すぎても怖いけどね」
ルルリ「外国人に土地や企業を買われちゃう」
ルルリ「業績が良くなる企業もありそうだけど」
ミリア「三剣グループがあれば大丈夫かな」
ルルリ「目安としては、そうなるわね」
ルルリ「枢里事務が切られたら打撃を受けるわ」
ルルリ「10年後に何の仕事をするかって話ね」
ミリア「いままでの防災とは違うね」
ルルリ「同じことしててもダメだからね」
ルルリ「二つ目は農作物の不作」
ルルリ「災害で畑がダメになりました」
ミリア「これは貯金しか無くない?」
ルルリ「一年分の備蓄があるから」
ルルリ「緩やかに立て直すことは出来るけど」
ルルリ「国内で工面できなければ輸入ね」
ミリア「やっぱりお金がいるんだー」
ルルリ「普段から遠くの土地で農業をしといて」
ルルリ「いざとなったら消費する手はあるわね」
ルルリ「余裕がある時は売れば収入に出来るし」
ミリア「人口も増やせるかな」
ルルリ「欲をかくと土地が沢山欲しくなるわ」
ルルリ「最後のシナリオは継続的な大停電」
ルルリ「晴れないと蓄電池も意味がない」
ミリア「節電しなきゃ」
ルルリ「夏のエアコンは晴れの時に使うとして」
ルルリ「冬は電気毛布と灯油ストーブね」
ミリア「お風呂も我慢する」
ルルリ「私は髪を切ろうかしらね」
ミリア「かなしい」
ルルリ「停電対策は今の所難しいわ」
ルルリ「ありえるとしたら原発の保有だけど」
ミリア「怖いなあ」
ルルリ「あとは服が輸入出来なくなったとか」
ルルリ「スマホが安く買えないとかだけど」
ルルリ「それは里内生産も一応考えてあります」
ミリア「うちでもスマホ作れるの?」
ルルリ「性能が低くても良ければね」
ルルリ「枢里アプリが動けば生活は出来るわ」
ミリア「なるほど」
ルルリ「あとは集団疎開の話です」
ミリア「避難訓練?」
ルルリ「前半でそう言っちゃったけど」
ルルリ「私は、一時避難は起きない気がするの」
ルルリ「枢里のユニットハウスは安全でしょ」
ミリア「地震と台風に強いんだよね」
ルルリ「津波はここまで来ないでしょ」
ルルリ「豪雨での川の氾濫はありうるけど」
ルルリ「2004年以降に対策してあって」
ルルリ「今までの規模なら耐えられるわ」
ミリア「家にいたほうが安全なんだね」
ルルリ「そう。だから基本は」
ルルリ「落ち着いて家にいましょう、なのよ」
ルルリ「センターへの避難をする災害が無い」
ミリア「でもたまに避難訓練してるよね」
ルルリ「昔の名残で、今は意味ないのかも」
ルルリ「というあたりの検証が必要かもね」
ミリア「避難も時代と共に変わるんだね」
ルルリ「センターのお泊まりも楽しいけどね」
ルルリ「起こりうるシナリオに対応しましょう」
ミリア「他にも災害があるの?」
ルルリ「核爆発とか」
ミリア「それは無いと思いたい」
ルルリ「万が一のための対策だからね」
ルルリ「原発のメルトダウンかも知れないし」
ルルリ「日本海側との戦争かも知れない」
ルルリ「枢里から逃げないといけないシナリオ」
ミリア「それが集団疎開か」
ルルリ「7万人を一度に輸送するのが大変なの」
ルルリ「練習でもやりたくないわ」
ミリア「車と電車で移動するの?」
ルルリ「すごく言いにくいけど」
ルルリ「新幹線の駅まで18時間歩くのがベスト」
ルルリ「乗り物は高齢者に譲る格好になるわ」
ミリア「18時間」
ラッカ「ラッカは歩けません・・・」
ルルリ「北陸新幹線は1日2万人」
ルルリ「東海道新幹線は6万人を輸送できる」
ルルリ「普通列車と特急はあわせて2万人ね」
ルルリ「他の人も逃げてればそのぶん混雑する」
ミリア「車は使えないの?」
ルルリ「自家用車は4人詰めて3万人くらい」
ミリア「車の数が足りないのかー」
ルルリ「多くても渋滞が怖いけどね」
ラッカ「EVだと充電切れも怖いですね」
ルルリ「路線バスが30台で千人ちょっと」
ルルリ「路面電車やトロリーバスではないから」
ルルリ「いざとなればピストン輸送できるけど」
ルルリ「今はEVだから運転に充電が必要ね」
ミリア「避難したくない、ってのはナシ?」
ルルリ「指示としてはナシね」
ルルリ「何日かかっても最後は無人にする」
ミリア「よそで暮らせる自信がない」
ルルリ「日本中が混乱していた場合は」
ルルリ「枢里のほうがかえって安全だけど」
ルルリ「枢里以外が安全な場合は」
ルルリ「避難所で支援を受けられるはずよ」
ミリア「枢里はやり直せるの?」
ルルリ「農地は北海道でもないと無理ね」
ルルリ「インフラは一から設計しなおし」
ルルリ「賠償金が出れば何とかなるかしら」
ルルリ「電子データは持ち出せるでしょう」
ラッカ「ハードディスク何台ですか?」
ルルリ「別の拠点に送信する想定ね」
ラッカ「スパコンは避難できないですよね」
ルルリ「400トン以上あるからね」
ミリア「北海道寒いんでしょ」
ルルリ「私は嫌」
ルルリ「住むならフワシコがいいわ」
ミリア「みんなで引っ越せないかな?」
ルルリ「7万人入れるのは無理でしょうね」
ルルリ「食糧を作れるだけの面積が無いわ」
ルルリ「結局、土地が問題になるのよ」
ミリア「空からご飯が降ってくればいいのに」
ルルリ「垂直農法ね」
ルルリ「工場の水耕栽培でレタスを作るやつ」
ルルリ「これでコメが作れればいいんだけど」
ルルリ「コストダウンはまだまだ先ね」
ミリア「工場だとすぐ作れるの?」
ルルリ「年中作れるけど期間は同じ」
ルルリ「10階建てのビルで作れば」
ルルリ「土地が10ぶんの1で済む感じ」
ミリア「人口が増やせる感じ?」
ルルリ「ビル建てて固定資産税払えればね」
ルルリ「農地じゃないから税金跳ね上がりそう」
ミリア「でたな税金太郎!」
ルルリ「太郎というより財務省ね」
ルルリ「全国にも、タダで住める家とか」
ルルリ「自由に使える畑で自給自足生活とか」
ルルリ「頑張って取り組む個人がいるけど」
ルルリ「みんな固定資産税の壁に阻まれました」
ミリア「日本よりいい国ってある?」
ルルリ「今はまだ無いわ」
ルルリ「10年後は外国のほうがマシかも」
ミリア「どこの国?」
ルルリ「北ならカナダ」
ルルリ「南ならニュージーランド」
ルルリ「真ん中は台湾ね」
ルルリ「そこを基準にいい国を選ぶ感じ」
ラッカ「カナダは電気が安くていいですね」
ミリア「外国語役に立つかなー」
ルルリ「移住させて貰えるかはまた別よ」
ルルリ「全世界的に往来禁止になってるかも」
ルルリ「移民やテロが問題になってたりね」
ミリア「やっぱり枢里で暮らしたいなあ」
ルルリ「じゃあ避難訓練は止めましょう」
ルルリ「何かあったらみんな自宅待機」
ルルリ「家具を高く積んでたら注意して」
ルルリ「缶詰食べながらネットかラジオ」
ミリア「今と変わらないね」
ルルリ「ネットと食堂があれば暮らせるわ」
ルルリ「お嬢様もいつも通りだし」
ルルリ「あとは気持ちの持ちようね」
ミリア「みんな何があったら楽しい?」
ルルリ「私はミリアさえいればいいわ」
ラッカ「ラッカは色々経験したいです」
ティー「私はゲームがあれば」
ルルリ「ティーさん意外にゲーマー?」
ティー「いえ、暇つぶし程度です」
ティー「見るだけの趣味だと疲れるので」
ルルリ「仕事みたいなゲーム増えたものね」
ミリア「仕事すればいいのに」
ティー「お給料が必要な方に譲ります」
ルルリ「私きっとティーさんより高給だわ」
ルルリ「さて、防災部に一旦送信するわね」
ミリア「コメントお待ちしてまーす」