ラッカ「ラッカです!」
ミリア「おかえり!」
ラッカ「ラッカ久々ですよー!」
ミリア「何日ぶり?」
ラッカ「18日ぶりです!」
ルルリ「結構長引いたわね」
ラッカ「ラッカは寝てただけですけどね」
ラッカ「でも!」
ラッカ「今こそ!」
ラッカ「修行の成果を試すときです!」
ルルリ「修行してきた体なのね」
ミリア「強くなった感じ?」
ラッカ「たぶん・・・」
ルルリ「急に弱気になる」
ミリア「今日は食堂に来ています」
ルルリ「食堂は初配信よね」
ルルリ「まずは説明しましょうか」
ラッカ「先に食べてしまいたいです」
ルルリ「そう?」
ミリア「食堂は来るとすぐに定食が出てきます」
ルルリ「んじゃ、いただきまーす」
ルルリ「わあ、おいしーい(高い声)」
ミリア「ルルリさん今日は余裕ですね」
ルルリ「いつものご飯だからね」
ミリア「ラッカは食べ方がお上品」
ルルリ「よく噛んで食べるのよ」
ラッカ「見ないでくださいよ!」
ルルリ「いつもガン見してたのは誰よ!」
ミリア「ラッカ、おいしい?」
ラッカ「62、F383、M104です」
ルルリ「肉から食べたのね」
ラッカ「ハンバーグは食べると崩れますね」
ルルリ「前歯で噛む癖をやめたほうがいいわ」
ルルリ「口を閉じて奥歯で噛むのよ」
ミリア「それで手で隠してたんだね」
ルルリ「最初に硬さを調べてるんだと思うわ」
ラッカ「人間はサラダが先なんですね」
ルルリ「そう。栄養摂取の都合よ」
ラッカ「41、A221、C86」
ミリア「おいしいのかな」
ルルリ「ラッカ、飲み込めてる?」
ラッカ「問題ないです」
ルルリ「汁物かお水を挟むといいわ」
ラッカ「62度」
ルルリ「大丈夫? やけどしてない?」
ラッカ「耐熱性です」
『粛々と食事を進める3人』
ラッカ「あの、ルルリさん」
ルルリ「はいはい」
ラッカ「全部食べないとダメですか?」
ルルリ「あー」
ルルリ「誰か残り食べてくれる?」
『残りはスタッフが美味しくいただきました』
ミリア「ラッカは小食かな」
ラッカ「ラッカ一口ずつで足ります」
ラッカ「同じものを食べても数字は同じです」
ルルリ「量は必要じゃないのよね」
ミリア「おいしかった?」
ラッカ「わかりません」
ラッカ「人間は美味しいかどうかを」
ラッカ「どうやって決めてるんですか?」
ミリア「なんとなく?」
ルルリ「快感と経験ね」
ルルリ「ラッカは快感がわからないから」
ルルリ「経験で決めるしか無いのかも」
ラッカ「ラッカ甘いものが好きだと思います」
ラッカ「見た目に可愛いです」
ルルリ「それなら、甘味センサーの値に応じて」
ルルリ「美味しいものを決めればいいわ」
ラッカ「今日の定食はイマイチですね」
ルルリ「お米噛んでも甘くならないもんね」
ミリア「野菜は好きじゃないの?」
ルルリ「野菜好きは美人っぽい印象があるわね」
ラッカ「女性の野菜好きは嘘らしいです」
ラッカ「模範回答はパスタとスイーツです」
ルルリ「今度エルハに聞いてみよう」
ラッカ「あとはお肉かお寿司」
ミリア「お寿司いいと思う」
ラッカ「食べてみたいです」
ルルリ「機械握りと食べ比べしたいわね」
ミリア「こんど、お寿司屋さんに行こう」
ルルリ「ラッカと一貫ずつ分けるわ」
ミリア「ラッカは数字で味を考えるの?」
ルルリ「複数のセンサーが数字を取ってて」
ルルリ「その組み合わせで味がわかるのよ」
ミリア「牛肉70、豚肉30みたいな?」
ルルリ「そこまで高性能じゃないけど」
ルルリ「レシピの違うハンバーグなら変わるわね」
ミリア「変えたらわかっちゃうんだね」
ルルリ「たとえば同じレシピのはずなのに」
ルルリ「今日の数字はなぜか違ってたら」
ルルリ「それは腐ってるからかも知れない」
ミリア「毒が入ってるとか?!」
ルルリ「そういうのがわかるってことね」
ルルリ「ラッカは毒を食べても平気だし」
ミリア「強い子だね」
ルルリ「一口食べれば満足だし、丁度いいわ」
ミリア「ティーさんに教えてあげよう」
ルルリ「今のところ、出来るのはそこまでね」
ルルリ「唾液とか消化とかはまだまだ先だわ」
ルルリ「センサーの種類も足りてないし」
ルルリ「食事を栄養に出来るのはいつやら」
ミリア「ラッカは満足したのかな」
ルルリ「向こうの人に魚定食貰ってるわ」
ミリア「食いしん坊!」
ラッカ「お寿司に近そうな数字をゲットです」
ルルリ「焼き魚と生魚を比べてみるわけね」
ラッカ「ですです」
ルルリ「そろそろ食堂の紹介を収録するわよ」
ラッカ「あ、ラッカ今日はいいです」
ルルリ「出たがりなのに珍しい」
ラッカ「売店見てていいですか?」
ルルリ「いいけど、勝手に食べないでね」
ミリア「食べたい時はちゃんとお金払って」
ラッカ「ラッカお金ないです」
ミリア「スマホある?」
ラッカ「タブレットならあります」
ミリア「ピピ」
ラッカ「おおー入金されました」
ミリア「買い物ひとりで出来る?」
ラッカ「そういうのは得意ですよ!」
ルルリ「黒子さん、見てあげて」
『ラッカ売店に行きます!』
ラッカ「来週は節分です」
ラッカ「落花生とお面が置いてあります」
ラッカ「枢里では豆の数だけ豆を食べます」
ラッカ「撒いたら拾って食べる北国ルールです」
「お残しは許されない」
ラッカ「餅は和歌山でお菓子は名古屋」
ラッカ「人はどうして食べ物を撒くのでしょう」
ラッカ「お金のほうが嬉しくないですか?」
「お金持ちになって撒いてくださいよ」
ラッカ「売店に宝くじは売ってません」
「仕方ないので腹ごしらえしますか」
ラッカ「これが魚肉ソーセージです」
ラッカ「こっちはカマボコですね」
ラッカ「カニカマが一番気になります」
ラッカ「ズワイガニとも比べたいですけど」
ラッカ「スケトウダラとも比べたいです」
「お嬢様にいくら貰ったんですか?」
ラッカ「それは我らがお嬢様ですから!」
ラッカ「大一枚」
ラッカ「電子送金ですけど」
「何かおごってくださいよ」
ラッカ「食べ物の残りを全部あげます」
「ハーゲンダッツ美味しいですよ」
ラッカ「人気シリーズですね」
ラッカ「バニラ味がダントツらしいので」
ラッカ「それを買って食べましょう」
「ありがとうございます!」
ラッカ「お買い物楽しいです」
ラッカ「ラッカはブランド品が欲しいですね」
ラッカ「持ってると自慢できそうなやつ」
「今度、入島のお店に行きましょう」
ラッカ「お金くれますか?」
『食後のティータイム』
ミリア「ティーさんは配属変更です」
ティー「何かお気に障りましたか」
ミリア「ラッカが毒見役してくれるって」
ラッカ「任せてください!」
ラッカ「一口で満足なのでちょうどいいです」
ティー「がーん」
ルルリ「いい仕事を奪ってしまって申し訳ない」
ルルリ「くっくっくっ」
ティー「悪い笑みだ」
ティー「して、自分の配属はどこに?」
ミリア「ラッカのお世話を手伝って欲しい」
ティー「なるほど?」
ルルリ「まず、歯磨きを教えてあげて」
ルルリ「あとはストーマの掃除」
ルルリ「シャワーがわりの拭き掃除と」
ルルリ「部屋の清掃を教える仕事もね」
ティー「わーい仕事がふえたぞー」
ティー「IT化で人間の負担が増えるパターン」
ルルリ「まあまあそう言わずに」
ミリア「可愛がってあげてね」
ティー「BLに染めてやろう」
ミリア「それなら絵本読んであげて」
ティー「お母さんじゃーん!」
ラッカ「ラッカ文字読めますよ?」
ルルリ「人が読み聞かせるのがいいのよ」
ルルリ「感情の読み取り方が確認できるでしょ」
ラッカ「解釈を検証するんですね!」
ティー「全部棒読みにしてやる」
ルルリ「録画チェックするわ」
ティー「勘弁してくださいよー」
『後半は食堂の紹介です!』