ミリア「ヘロッタ!」
ルルリ「ヘロヘロッタ!」
クロエ「ナニメー ハナセル フワシコゴカナ?」
ルルリ「今回はフワシコ最終日ということで」
ルルリ「フワシコ語を覚えてみましょう」
ミリア「時間、収まるかな?」
ルルリ「基本の文法と実用会話だけにしましょう」
ルルリ「まずは挨拶ね」
クロエ「ヘロッタでいいじゃん」
ルルリ「フワシコ語はしょっちゅう変わります」
ルルリ「ジャンボって挨拶したかったら」
クロエ「ジャンボ!」
ルルリ「ナニ ジャンボ カナ?」
クロエ「ヘロ アズ ジャンボ!」
ルルリ「ジャンボジャンボ! でヨシ」
ルルリ「まあ一般に通じる挨拶はヘロね」
ルルリ「英語のヘロ↑ゥの言い方が多いけど」
ルルリ「ハ↑ローでも通じるわ」
ミリア「ヘロッタはロ↑だよね」
ルルリ「語順は3種類ならどれでも大丈夫」
ルルリ「VSO、SVO、SOV型ね」
ルルリ「SとOが逆になると意味が変わるわ」
ルルリ「自分はミー、相手はメー、三人称単数はモー」
ルルリ「名詞と動詞は日本語でたぶん通用するわ」
ミリア「何か話してみて」
ルルリ「オドル ミー メー モー」
クロエ「イエーイ」
ルルリ「メー オドル シテ」
ルルリ「シテは命令形ね。踊ってとは言わない」
ミリア「ヤダ」
ルルリ「ヤダはNo、Yesはヨシ」
ルルリ「ナニ ヤダ カナ?」
ルルリ「疑問形は、頭にナニ、語尾がカナ」
ルルリ「丁寧に言うと、ナニナゼヤダカナ? だけど」
ルルリ「ナゼは省略することが多いと思うわ」
ミリア「シラン ミー オドル」
ルルリ「ユラス カラダ シテ」
ミリア「ぐねぐね」
ルルリ「ヨシ」
ミリア「いいの?!」
クロエ「フワシコの踊りは自由だよ」
クロエ「フワシコ オズ オドル イズ フリーダム」
ルルリ「アリア祭りだって自由でしょ」
ルルリ「アリアマツリ モ」
ミリア「好きな踊りは踊っていいけど」
ミリア「ぐねぐねだけだよ?」
ルルリ「ちょっとフラダンスっぽかったわ」
ルルリ「ミア フラダンス ポイ」
ルルリ「ムー イズ」
ミリア「アズとイズが難しい」
ルルリ「イズは純粋なイコールよ」
ルルリ「アズは代入演算子」
ルルリ「モー ナメ イズ ミリア だと」
ルルリ「彼女の名前はミリアといいます で」
ルルリ「モー ナメ アズ ミリア だと」
ルルリ「彼女の名前はミリアにします よね」
クロエ「名前はナメって言うね」
ルルリ「ナメは重要よね」
ルルリ「ミーイズルルリ、とは言わないわ」
クロエ「ミーナメイズルルリだね」
ミリア「英語っぽいけど英語じゃないよね」
クロエ「英語だと、アイムクロエって言うね」
ルルリ「ズとンが英語風なのよね」
ルルリ「まず、複数形が全部ズだわ」
ルルリ「ミーズ、メーズ、モーズ」
クロエ「チンズ、マンズ、ジンズ」
ミリア「ココズ、チコズ、マコズ」
ルルリ「そう、チルドレンじゃないのよね」
ルルリ「子供はココ、男子はチコ、女子はマコ」
クロエ「チチとママはそのままだね」
ミリア「日本語は、父と母か、パパとママかも」
ルルリ「フワシコ語のほうが一貫性があるわね」
ルルリ「祖父はチチチ、祖母はマママよ」
ミリア「ジジは大人って意味だよね」
ルルリ「ババは無いのかしら」
クロエ「年配の女性はメオマだよ」
ルルリ「フワシコ語って敬語が無いわよね」
クロエ「全部敬語って考えていいよ」
ミリア「悪い言葉も無いもんね」
ルルリ「命令形はシテだけ」
ルルリ「してください、とか、しろ、とか無い」
クロエ「頭にオをつけるやつはある」
ルルリ「オメーって言われるのは微妙だわ」
クロエ「チンチンはオチンとかメオチンって言う」
ルルリ「オマコって言うの?」
ミリア「こら」
クロエ「マコの敬語はオジョウサマなんだよ」
クロエ「意味はたぶん枢里と一緒だよ」
ルルリ「クロエ専用の敬語なのね」
クロエ「そういうこと」
ミリア「日本では女の子は全員お嬢様?」
ルルリ「なんというか基準はあると思うわ」
ルルリ「育ちがいい、お金持ちで世間知らずとか」
ミリア「世間知らずは直したいな」
ルルリ「枢里自体が浮世離れしてるから」
ルルリ「ある程度は仕方ないんじゃない?」
ミリア「枢里の良さが掴みきれてない」
ルルリ「そこは難しいのよね」
ルルリ「一度出ると戻ってきづらいし」
クロエ「なんで戻れないの?」
ルルリ「転入待ちの人を入れるからね」
ルルリ「農地が足りないから人口を増やせないの」
ミリア「食糧自給率100%だもんね」
クロエ「そこはうちが見習わなきゃな」
ルルリ「フワシコは100%じゃないの?」
クロエ「今目指してるとこ。コメを増やしてる」
クロエ「アメリカはトウモロコシ買わせるけどね」
ミリア「バナナじゃ足りないの?」
クロエ「バナナはカロリー低いんだよ」
ルルリ「ダイエットに食べるくらいだからね」
ミリア「そうだったんだ!」
ルルリ「フワシコ語の美味しいはヤム」
ルルリ「熱いはアツで寒いはサム」
ルルリ「二文字にしたがるとこがあるわよね」
クロエ「2回言うと強調だから」
クロエ「言いやすいんだよね、ヤムヤム」
ルルリ「小さいがミアで大きいがメオ」
ルルリ「だから美味しいものを食べた時は」
ミリア「メオメオヤムヤム!」
ルルリ「これが最上級の誉め言葉だわ」
ルルリ「あと気を付けるのは数字かしらね」
クロエ「ヒト フタ サン ヨン ゴー」
クロエ「ロク ナナ パー クー テン」
ルルリ「これは丸暗記ね」
ルルリ「イチ、ニ、シ、シチは使えないわ」
クロエ「間違いを無くすためだね」
ルルリ「あと十はテンで百はテンテン」
ミリア「テンテン可愛い」
ルルリ「千はキロで、万はテンキロね」
ルルリ「昔は万がミリアだったけど」
ミリア「わたしだ」
ルルリ「メガ、ギガ、テラが輸入されたわ」
ルルリ「たとえば1億ならテンテンメガね」
ミリア「小数点は?」
クロエ「ポン」
ミリア「ぽんぽこぽーん!」
ルルリ「あと、疑問形のどこはナニバ」
ルルリ「WhatとかHowはナニナニ」
ルルリ「でもたぶんナニで通じるわ」
ルルリ「トイレはどこですか?」
クロエ「ナニバトイレカナ?」
ルルリ「料金はいくらですか?」
クロエ「ナニカネカナ?」
ルルリ「今何時ですか?」
クロエ「ナニドキカナ?」
ルルリ「飛行機の搭乗時間は何時ですか?」
クロエ「ナニドキノルヒコウキカナ?」
ルルリ「何時の飛行機に乗るんですか?」
クロエ「それは同じになる」
ルルリ「なんとなく動詞が先よね」
ルルリ「あとは、ありがとうはドーモ」
ルルリ「その返事はドーモドーモ」
ミリア「どういたしまして」
ルルリ「ドーモは挨拶にも使えるわ」
ルルリ「かなり万能な言葉ね」
ルルリ「お別れはマタ」
ルルリ「強調はマタマタかマタータ」
ルルリ「どうしてマタータっていうの?」
クロエ「可愛いから?」
ミリア「たしかに可愛い」
ルルリ「これだけわかれば最低限話せるかしら?」
クロエ「まあ、通じなかったら日本語でヨシ」
ルルリ「前にも言ったけど、日本語が通じます」
ルルリ「日本人観光客の扱いにも慣れてるから」
ルルリ「値切ることさえしなければ大丈夫よ」
クロエ「値切る客は塩対応だね」
ルルリ「チップは無くて大丈夫だから」
ルルリ「定価でそのまま払えばいいだけよ」
クロエ「金額がわからなければ聞いていいし」
クロエ「スマホで調べれば定価はわかるからね」
クロエ「ぼったくりは無いけど、通報してヨシ」
ミリア「もしもお金が足りなかったら?」
クロエ「それは起こりえない」
クロエ「キャッシュレス決済だから」
ルルリ「注文が通らないでしょうね」
ミリア「便利に出来てるんだね」
ルルリ「治安もいいと思うわ」
ルルリ「島の外側、バス圏内はかなり安全」
クロエ「橋を渡らなければ大丈夫」
ミリア「橋の向こうは強い敵が出る」
クロエ「お呼び出しでパトカーだね」
クロエ「セリカファミリーは無制限だけど」
ミリア「良かった」
ルルリ「ティーさんは危うく捕まってたわね」
ミリア「そろそろ時間かな」
ミリア「クロエ、いろいろありがとう」
クロエ「こちらこそ、宣伝ありがとうだよ」
ミリア「また遊びに来るからね」
ミリア「なんか寂しくなってきた」
クロエ「明日の朝も見送りに行くから」
ミリア「クロエと会えないのやだー」
クロエ「ネットで話せばいいじゃん」
ミリア「いまのうちにハグしとく」
クロエ「ぎゅー」
ミリア「ぎゅうううう」
ルルリ「ご視聴ありがとうございました」
ルルリ「明日は移動で終わりでしょうから」
ルルリ「次回は早くて明後日かしらね」