最初が肝心なので、ネタバレ覚悟でしっかり解説しておく。
夢の相手は八剣アリアである。
このことは早い段階でルルリが語ってくれる機会がある。
この回は物理的に動画配信可能な内容ではないので、ルルリの回想である。
*「私は何故、生きなければならないの?」
*「それ、あたしに聞いてるんなら」
*「答えは、死ぬのが嫌だからってだけ!」
*「でも、つらいこと、うまくいかないこと」
*「悲しいこと、どうしようもないこと」
*「生きてても嫌なことばかりでしょう?」
*「あなたのそういうウジウジした性格も」
*「人見知りで友達が作れない不器用さも」
*「悩んでばかりで幸せを掴めない所も」
*「全部好きになっちゃったんだから!」
*「好きな人が死ぬのは嫌だよね!」
*「私はどうしたらいいの?」
*「あたし達が暮らせる世界を想像しよう」
*「命とか財産の奪い合いが無くて」
*「誰でも自由に生きることが出来て」
*「あたし達の結婚が認められる世界だよ」
*「結婚?! ぜんぜん想像できない」
*「二人でウェディングドレスを着て」
*「誰かの前で永遠の愛を誓いあって」
*「みんなにおめでとうって言われるんだよ」
*「想像できた?」
*「誓いのキスもするの?」
*「しないほうが変でしょ!」
*「どんなふうに?」
*「アリアさんってほんっと誘い受けだよね」
*「誘い受け?」
*「いいから目を閉じて」
*「ん」
*「いきます」
ミリア「ぶちゅーーー」
ルルリ「ぎゃあああああああ」
ミリア「わわ、びっくりした」
ルルリ「こっちがびっくりしたわよ!」
ミリア「ごめん」
ルルリ「やり直し。ちゅっ」
ミリア「結局するんじゃん」
ルルリ「初恋みたいなキスがしたかったのよ」
ミリア「おとめだ・・・」
ルルリ「人をなんだと思ってるの」
ミリア「リケジョ」
ルルリ「乙女度は文理選択に相関しないわ」
ミリア「そういうとこやで」
ルルリ「いいじゃん夢くらい見たって!」
ミリア「何の夢見てたの?」
ルルリ「忘れた」
ルルリ「けどなんかいい夢だったわ」
ミリア「続き見てていいよ」
ミリア「わたしは走ってくる」
ルルリ「ん、まだ6時か」
ルルリ「いってらっしゃい、ミリア」
ミリア「おやすみ、ルルリ」