ミリア「ミリアと」
ルルリ「ルルリの」
ミリア「まだふわふわしてる?」
ルルリ「今日は子供年金と教育動画のお話ね」
ミリア「18歳未満の子供全員に生活費を支給する」
ルルリ「そう。セリカ宣言の一つがこれ」
ルルリ「厳密には3歳から17歳まで15年間」
ミリア「3歳になるまでは?」
ルルリ「産んだ人が育児手当を貰えるわ」
ルルリ「育児をすれば月10万クルル」
ルルリ「日本の児童手当等との合算だけれどね」
ミリア「子供年金と一緒」
ルルリ「権利は第三者に譲ったり」
ルルリ「夫婦で半分ずつ得たりも出来るけど」
ルルリ「原則は産んだ人の権利ね」
ミリア「女性が育てるもの?」
ルルリ「メロンの話で言った気がするけど」
ルルリ「今の技術では男性はまだ産めないわね」
ルルリ「母乳も出ないし育て方もわかってない」
ルルリ「だから、女性にその資格があるのよ」
ミリア「女性は産むのが仕事なのかな」
ルルリ「産むか産まないかは自由よ」
ルルリ「少子化対策という仕事は無いわ」
ミリア「人口が減ったら消滅するんでしょ?」
ルルリ「人が減ったら食糧自給率が上がるのよ」
ミリア「あれ、ほんとだ」
ルルリ「100人いれば食糧は作れるんだし」
ルルリ「人口が半分になっても消滅しないわ」
ミリア「あの台本はいったい」
ルルリ「お金が無いと生活できないからこそ」
ルルリ「労働人口が減ると社会負担が増えて」
ルルリ「税金取られて貧困になるわけよ」
ミリア「枢里は負担が増えないの?」
ルルリ「増えるけど、生活には関係ないの」
ルルリ「医療や介護を頑張れば頑張るほど」
ルルリ「お年寄りが長生きできるかも知れない」
ミリア「誰も頑張らなかったら?」
ルルリ「病院に行っても医者が居なくなるわね」
ルルリ「資格を取って頑張りましょう」
ミリア「お医者さんになるのは大変だよね」
ルルリ「枢里大学には医学部は無いわね」
ルルリ「お医者さんはさらってくるしかない」
ルルリ「だから、勤務医も高度業務だわ」
ミリア「お金が無いと病院は続かないんだ」
ルルリ「私達に出来るのは効率化くらいね」
ルルリ「枢里の病院は予約時間細かいでしょ?」
ミリア「病院いかないからわかんない・・・」
ルルリ「健康だもんね」
ルルリ「一人の医者が沢山の患者を診るように」
ルルリ「細かく工夫しているのよ」
ミリア「お医者さんになってからも大変だった」
ルルリ「枢里社員は社会保険と厚生年金で」
ルルリ「だいたい食費と同じくらいの負担ね」
ルルリ「日本の手厚い保険が受けられるわ」
ミリア「元気な人は安くなればいいのに」
ルルリ「長生きすれば年金が多く貰えるから」
ミリア「わたしは短くてもいいかな」
ルルリ「家族が早く亡くなるのは嫌でしょ?」
ミリア「嫌だよ」
ルルリ「じゃあ、長生きを目指しとけばいいのよ」
ミリア「ルルリも長生きする?」
ルルリ「私は25くらいで死ぬ気がするわ」
ミリア「短すぎる」
ルルリ「娘の花嫁姿が見たい人生だった」
ミリア「見ようよ」
ルルリ「あんまり産む気はしないわね」
ルルリ「男の人と結婚するイメージが沸かない」
ミリア「女の人なら?」
ルルリ「うふふふふ」
ミリア「沸いてる」
ルルリ「ま、そこは女の自由よ」
ルルリ「産前産後あわせて3年半は専念できる」
ルルリ「働きたかったら誰かに預けてもいい」
ミリア「家族以外に預かって貰えるの?」
ルルリ「保育園はそんなに無いのよね」
ルルリ「児童養護施設は預けたらお別れだし」
ルルリ「堕ろしたり死なせるよりは産む方がいいけど」
ルルリ「都合のいい時だけ親になれるほどではないわ」
ミリア「むずかしいね」
ミリア「3歳になったらどうなるの?」
ルルリ「育児手当が終わって子供年金が始まる」
ルルリ「子供年金は子供本人の権利」
ルルリ「ママはお仕事再開ね」
ミリア「子供はママと離れ離れになるの?」
ルルリ「大抵はお部屋を増やして一緒に住むわ」
ルルリ「一人目が出来たら広い家に引っ越せるのよ」
ルルリ「いわゆる4LDKかしらね」
ミリア「余る」
ルルリ「4部屋目は本来二人目用なのよ」
ルルリ「一人っ子が広々使ってもいいけど」
ルルリ「こまめに引っ越しするのは大変でしょ」
ミリア「赤ちゃんいるもんね」
ルルリ「親と同居だと生活は楽ね」
ルルリ「子供年金で足りないって事は無いと思うわ」
ミリア「大学の学費とか?」
ルルリ「働きながら行けるわよ」
ミリア「塾とか習い事とか?」
ルルリ「そこは教育動画の出番ね」
『続きは後半で!』