ミリア「枢里展望塔は1960年竣工」
ミリア「テレビ塔としても親しまれてきました」
ルルリ「なぜか日本中で塔が流行ったのよね」
ミリア「東京タワー、名古屋と札幌のテレビ塔」
ルルリ「そして枢里に一番似てる通天閣ね」
ルルリ「高さ100m、展望台は80m」
ミリア「展望台からは枢里が一望できます」
ルルリ「高い建物が無いから絶景だわ」
ラッカ「田舎ですねー」
ルルリ「しーっ」
ミリア「入場料は大人1000円」
ミリア「子供500円」
ルルリ「住民は閑散期無料よ」
ミリア「車椅子の方も大丈夫です」
ルルリ「観光客って高い所が好きよね」
ラッカ「煙」
ルルリ「しーっ」
ミリア「景色見たいじゃん!」
ルルリ「ちなみに地上には展望塔通りがあって」
ルルリ「お目が高いお客様向けのお高いお店も」
ルルリ「もう一つ言うとお車でお越しの方は」
ルルリ「入島駐車場だと上限無く支払えます」
ミリア「鶴城駅前は1日最大700円」
ルルリ「つまりここが枢里のボードウォークね」
ラッカ「ご当地版モノポリー、作れそうですね」
ルルリ「展望塔通り、入島」
ルルリ「グルメ通り、出島、警察署」
ルルリ「大人通り、独身通り、庭園」
ルルリ「もう一列あれば完成ね」
ミリア「映画館と図書館」
ルルリ「うーん」
ミリア「もう無い・・・」
ラッカ「ネットが小売を潰したんです」
ルルリ「枢里は管理経済なの」
ラッカ「セリカ宣言があったからですね」
ルルリ「無い方が良かった?」
ラッカ「自由経済なら、人口も総生産も」
ラッカ「今とは桁違いに成長したと思います」
ルルリ「そうね」
ラッカ「ご当地版も作れて版権料も支払えます」
ルルリ「そうね」
ラッカ「枢里はどうして管理経済なんですか?」
ルルリ「そんなの決まってるじゃない」
ルルリ「私達がこの景色を『独占』するためよ」
ラッカ「帰結しました」
ミリア「これが枢里」
ルルリ「鶴城駅から手前は全部枢里」
ルルリ「再発見は出来そうかしら?」
ミリア「たいへんだ」
ミリア「今月中にはネタが尽きちゃう」
ルルリ「目に見えるものだけがネタじゃないわ」
ミリア「目に見えないネタ?」
ルルリ「電柱を探してごらんなさい」
ミリア「電柱?」
ミリア「ってどれ?」
ルルリ「無いわよ」
ミリア「探せないじゃん!」
ルルリ「枢里は無電柱化率100%なの」
ルルリ「日本で唯一、電柱が無いまちなのよ」
ルルリ「っていうネタとかね」
ミリア「あった!」
ミリア「駅の向こう、遠くのあそこ」
ルルリ「南部は無電柱化してないからね」
ミリア「なるほどねー」
ミリア「観光にはならないよね」
ルルリ「これが世にも珍しいドーナツの穴よ」
ミリア「正直な人には見えない」
ラッカ「誰も視認できないと思います」
ミリア「あとは? 見えないネタ」
ルルリ「この農地、何人で耕してると思う?」
ミリア「全然わかんない」
ルルリ「前に言った気もするけど」
ミリア「言ってたっけ?」
ルルリ「覚えてないならいいわ」
ルルリ「一経営体当たり耕地面積は約3ha」
ルルリ「枢里の農地は全部で5000haね」
ルルリ「一経営体の就農者数は約1.3人」
ミリア「算数があらわれた」
ラッカ「2166人ですね」
ミリア「頼もしい」
ルルリ「でも枢里は大規模農家だから」
ルルリ「全国平均なら2166人いる所を」
ルルリ「たった100人で経営できてます」
ミリア「すくない」
ルルリ「とかね!」
ミリア「もっと知りたい」
ルルリ「あとは、展望塔と関係ないけど」
ルルリ「子供年金とか、教育動画とか」
ルルリ「枢里アプリもあるわね」
ミリア「ネタがあってよかった」
ルルリ「3月までで丁度いいくらいかもね」
ルルリ「三剣枢里ミュージアムもお勧めよ」
ミリア「映画館?」
ルルリ「そう。映画館の建物に入ったの」
ミリア「去年引っ越したんだよね」
ルルリ「庭園もいいんだけど、雪がね」
ミリア「春になったらお花見しましょ」
ラッカ「ラッカお団子が食べたいです!」
ルルリ「花見で団子は食べないと思うわ」
ミリア「何食べるの?」
ルルリ「肉」
ミリア「ルルリって肉食だよね・・・」
ルルリ「唐揚げ、焼き鳥、寿司、ビール」
ミリア「お団子、桜餅、サンドイッチ」
ラッカ「ミリアお嬢様とルルリ会社員」
ルルリ「花見の後は事務所で残業だー!」
ミリア「ブラック企業ごっこは嫌」
ルルリ「枢里は在宅だからネタにならない」
ミリア「事務所ないもんね」
ルルリ「そういえばラッカ」
ルルリ「Wi-Fiは安定してる?」
ラッカ「今は安定してます」
ルルリ「意外に混線しないものなのね」
ラッカ「掴むまでに時間がかかります」
ラッカ「移動中はボケないでください」
ミリア「ラッカはツッコミなの?」
ラッカ「会話に挟まるの大変なんですよ」
ルルリ「生麦?」
ミリア「生米?」
ラッカ「生卵!」
ルルリ「優秀じゃん」
ラッカ「ご褒美をください」
ルルリ「水族館のイルカか!」
ルルリ「そういえば水族館が無いわ」
ルルリ「動物園もどきは庭園にあるけど」
ミリア「野良犬と野良猫」
ルルリ「飼えなくなったペットもいるわね」
ラッカ「動物チャンネルの動物たちは?」
ルルリ「あれは世界を取材して回ってるのよ」
ミリア「ペットは住民チャンネルだもんね」
ルルリ「7chが枢里の動物園なのね」
『名言戴きました!』
ラッカ「ラッカのいる動物園はここだけです」
ミリア「わたしのいる動物園もここだけかも」
ルルリ「この番組が撮れることは名誉だわね」
『ルルリちゃん、そのハンドサインは?』
ルルリ「ギャラ、を、あげて」
『ジンギスカンあげます!』
ミリア「明日、節分だね」
『収録は2月2日でした』
ルルリ「枢里では豆の数だけ豆を食べます」
ミリア「全部じゃん」
ルルリ「お残しは許されない」
ミリア「たしかに」
ルルリ「食品ロスに厳しい枢里です」
ミリア「豆まきもしないよね」
ルルリ「食べ物を粗末に扱う風習が無いわね」
ルルリ「近くでは豆も餅もお菓子も撒くけど」
ラッカ「餅は和歌山でお菓子は名古屋ですね」
ミリア「なんで撒くんだろう」
ルルリ「割り算が苦手だからよ」
ミリア「億単位なら7万で割れるよ」
ラッカ「7億毎でしか割れません」
ルルリ「公倍数ね」
ミリア「また算数の話してる」
ラッカ「7万円札を作ればいいのでは」
ルルリ「名案ね。現金決済しないけど」
ミリア「ここから豆を撒いたらどうなるかな」
ルルリ「80m下に人がいたら怪我するわよ」
ミリア「そっかー」
ラッカ「撒くなら7万円札にしましょう」
ルルリ「それだと7万円札の意味が無いわよ」
ルルリ「ミリアにとっては1枚1円なんでしょ」
ラッカ「7千万円札くらいが良さそうですね」
ルルリ「それか人口を10万人にするかね」
ミリア「10万人に出来るの?」
ルルリ「ざっくり農地面積が1.5倍になるか」
ルルリ「収穫量が1.5倍になれば出来るわね」
ラッカ「南部は買えないんですか?」
ルルリ「農地をまとめて買うのは難しいのよ」
ルルリ「御三家も目を光らせているし」
ラッカ「御三家?」
ルルリ「天地人という古株連中よ」
ルルリ「まあ、南部は面倒ごとがあるってこと」
ラッカ「南部以外はどうなんですか?」
ルルリ「北は市街地だし、東西は山」
ルルリ「北西が一番マシだけど3万人分は無理」
ラッカ「食糧自給率を70%にするとか」
ルルリ「それは貿易黒字を継続するのが前提ね」
ルルリ「誰かが食べ物を沢山作ってくれて」
ルルリ「ずーっと私達に安く売ってくれる」
ルルリ「私達は常に何かを売り続けられる」
ミリア「ぬいぐるみ」
ミリア「だけじゃダメだってことだね」
ミリア「だんだんわかってきた」
ラッカ「ツッコミ間に合いませんでした」
ミリア「観光立国って難しくない?」
ルルリ「中国から安く買った物で生活して」
ルルリ「中国の富豪に観光に来てもらうのは」
ルルリ「もはや中国よね」
ミリア「バナナ共和国は大丈夫なの?」
ルルリ「日本のお米は買ってないでしょ」
ルルリ「アメリカから買うか自分で作るか」
ルルリ「まあ自分で作るのが確実でしょうね」
ミリア「枢里は7万人」
ルルリ「生産技術が大きく発達するまでは」
ルルリ「それが私達が食べていく最大規模だわ」
ラッカ「日本1億は食べていけないですね」
ルルリ「残念ながらね」
ルルリ「セリカママでも、日本全部は救えないわ」
ミリア「7万人なら救える」
ルルリ「それが、セリカ宣言だったのでしょう」