前提(スパコンの設定)
・そもそも枢里スパコンは蓄電池で動いているものとする。
・富岳のようにガスタービンではない。
・蓄電池の容量は最低電力の24時間分、360MWhで54億円。
・枢里スパコンは元々2つに分かれている構成だった。
・半分をフワシコに運ぶ計画も最初から立てていた。
・フワシコへの輸送は船でも飛行機でも最低一週間はかかる。
・フワシコ側にスパコンを置くための施設は用意してある。
・フワシコでは海洋温度差発電と接続する。
・用途によって使い分ける想定ではなかった(製薬研究に全台投入してるので)
・半分だけ電源停止することは容易に出来るものとする。
・これらの説明は、ラボもしくは大学見学回で3月に行っておく。
ミリア「今日は枢里大学に来ています」
ルルリ「小学校より近いわよね」
ミリア「うちの裏だもんね」
ルルリ「ここに小学校があればいいのに」
ミリア「住んでる人の層が違うらしい」
ルルリ「学生寮も近いもんね」
ミリア「大学の見どころはどこでしょうか?」
ルルリ「どこかしら?」
ルルリ「公開講座はオンラインだし」
ルルリ「学食は食堂と変わらないし」
ルルリ「図書館は敷地の外だわ」
ミリア「キャンバスの見学がしたかった」
ルルリ「住民の見学は自由だけど」
ルルリ「グラウンドは庭園だしなあ」
ルルリ「何か見たいものはある?」
ミリア「研究とか?」
ルルリ「ラボなら案内できるわ」
ルルリ「あちらがルルリラボでーす」
ミリア「前にラッカに会いに来たね」
ルルリ「あれより面白いネタは無いわ」
ルルリ「抽選でPCパーツでも配るか」
ミリア「抽選はダメ」
ルルリ「さすがに全員分は無いわ」
ルルリ「じゃあスパコン見に行く?」
ミリア「見てみる」
ルルリ「ルルリラボの奥の棟がスパコン」
ルルリ「筐体が30m四方の部屋にあって」
ルルリ「108台が2セット入ってるの」
ミリア「スパコンが2つあるってこと?」
ルルリ「2つに分けてある感じね」
ルルリ「あとで片方をフワシコに送るのよ」
ルルリ「喫緊の研究が一通り済んだ後かしらね」
ミリア「フワシコでも研究に使うのかな」
ルルリ「それもあるし、電気が安いからね」
ルルリ「安いというか過剰投資なだけだけど」
ルルリ「作りすぎた電気のいい使い道になるの」
ミリア「太陽光?」
ルルリ「海洋温度差発電のほうを使うわ」
ルルリ「スパコンは安定した電源が必要なのよ」
ルルリ「枢里では蓄電池で補ってるけど」
ルルリ「それだけで何十億円もかかってるわ」
ミリア「海の電気は安定してるのかー」
ルルリ「冷却システムとの連携も作れれば」
ルルリ「さらに効率化出来るかもしれないし」
ルルリ「その試算にもスパコンが役に立つかも」
ミリア「どんどん良くなりそう」
ルルリ「そういう研究もラボでやってるのよ」
ルルリ「フワシコとの繋がりは深いわ」
ミリア「電気自動車もラボで作ったの?」
ルルリ「あれは外のチームだと思う」