ミリア「枢里ビジョン動物チャンネルのみなさん」
ミリア「今回はお仕置きデーになりました」
ルルリ「これは石抱きという江戸時代の拷問ね」
ラッカ「ラッカも拷問されてます!」
ミリア「だって、怒られたいんでしょ?」
ラッカ「なにとぞお目こぼしをー!」
ルルリ「正直、楽しいわ」
ミリア「反省が足りない」
ミリア「石の追加お願いしまーす」
ルルリ「おにー! あくまー!」
ミリア「どすーん」
ルルリ「ぎゃあああああ」
ラッカ「ラッカもお願いします!」
ミリア「どすーん」
ラッカ「ぎゃあああああ」
ミリア「だんだんむかむかしてきた」
ミリア「ルルリ、反省してる?」
ルルリ「重いわ、ミリア」
ミリア「重くないじゃん!」
ミリア「発泡スチロールだもん!」
ラッカ「言っちゃいましたね」
ルルリ「茶番は終わりにしましょうか」
ミリア「怒り損だよ!」
ルルリ「スタンフォード監獄実験じゃん」
ルルリ「看守役をやると気持ちも看守になるの」
ミリア「ミリアに怒られるわーって言いながら」
ミリア「えっちな収録してたのは誰ですか」
ラッカ「ルルリに誘われました!」
ルルリ「まあちょっとした運動みたいなものよ」
ミリア「なんていう運動なの?」
ルルリ「四十八手ごっこ」
ミリア「おすもうさんじゃーん!」
ミリア「怒らないから収録していいよー」
ルルリ「それだと背徳感が無くなるわ」
ミリア「みあってみあってー」
ミリア「はっけよーいのこったのこったー」
ルルリ「ごめんて」
ミリア「はあどすこーい」
ルルリ「ごめんなさあああい」
ラッカ「ラッカもごめんなさああい」
『発泡スチロールのお片付けをしました』
ルルリ「ミリアは怒ると怖いわよねー」
ミリア「そう?」
ルルリ「こらー! だめでしょ!」
ルルリ「みたいに怒られたかったわ」
ミリア「怒られたいってのがおかしい」
ラッカ「優しく叱られたい願望です」
ラッカ「構って欲しいからいたずらするんです」
ミリア「さみしかったの?」
ルルリ「そういうことになるかしら?」
ラッカ「ルルリは素直じゃないですね」
ラッカ「寂しいって直接伝えればいいんですよ」
ルルリ「さ、さみしいわ、ミリア」
ミリア「だっこしよ、ぎゅー」
ルルリ「まんまと私のせいになった気がするわ」
ミリア「今回はそんな寂しいあなたを癒す」
ミリア「独身通りのお話です」
ルルリ「これ全部前振りだったの?!」
ミリア「独身通りってどんなところですか?」
ラッカ「ナンパOKな飲み屋街です!」
ラッカ「開放的な若者がたくさん酔っ払ってて」
ラッカ「ホテルで四十八手ごっこが楽しめます」
ルルリ「みんな相撲が大好きなのね」
ラッカ「肥満率は全国平均より低いです」
ラッカ「出生率は全国平均より高いです」
ミリア「運命の出会いがあるかも」
ミリア「恋愛は生活に彩りをもたらします」
ラッカ「自宅ですれば出費もありません」
ルルリ「待って待って」
ルルリ「もっと紳士的な利用を促しましょう」
ルルリ「独身通りは若者の自己表現の場なのよ」
ミリア「ふんふん?」
ルルリ「寂れたシャッター街を再開発して」
ルルリ「自由にお店を開いているのよ」
ルルリ「おしゃれなバーとか喫茶店とか」
ルルリ「おしゃれな小物屋とか美容室とか」
ミリア「おしゃれな商店街なんだね」
ルルリ「その感じが大事なのよ」
ルルリ「若者が集まって、おしゃれしてて」
ルルリ「音楽やお酒があって、語り合って」
ルルリ「その結果としての自由恋愛なの」
ミリア「四十八手めあてではない、と」
ルルリ「そういうのは下心って言うのよ」
ミリア「少子化対策にいいらしい」
ルルリ「それも為政者の下心でしょ」
ルルリ「もっとロマンチックに紹介してよ」
ミリア「ルルリさんおねがいしまーす」
ルルリ「独身通りは鶴城駅から西に徒歩5分」
ルルリ「小中学校の手前にある小さな通りね」
ラッカ「駄菓子屋さんがあるらしいです」
ルルリ「歩行者天国で通学も安心です」
ミリア「みんな駅から歩いて通学するの?」
ルルリ「20分歩くか、3つ目のバス停ね」
ルルリ「遠い子はセンター通学でしょうから」
ルルリ「家から歩いてくるんじゃないかしら」
ミリア「うちからは10分くらい?」
ルルリ「1kmあるから30分かしらね」
ミリア「1分80メートルでしょ?」
ラッカ「不動産の表示に関する公正競争規約」
ルルリ「それは大人用だから」
ルルリ「小学生はだいたい2倍はかかるわ」
ミリア「ルルリ、自転車乗れたっけ?」
ルルリ「補助輪つきなら」
ミリア「車で通学するかー」
ミリア「いや、早起きしよう」
ルルリ「帰りに駄菓子屋さんに寄りましょう」
ミリア「おうちと反対方向だけどね」
ルルリ「おしゃれなカフェオレ飲みながら」
ルルリ「ゲーミングノートで仕事するのよ」
ミリア「林檎感ゼロ」
ルルリ「夜はそのままバーに変わるのよ」
ルルリ「おしゃれなカルアミルクを」
ミリア「でた牛乳」
ルルリ「ニコラシカ」
ルルリ「レモンと砂糖を口内調味するのよ」
ルルリ「ワイルドな嗜み方よね」
ラッカ「アルコール度数は、ほぼ40度です」
ミリア「ルルリ酔わせるの簡単じゃない?」
ルルリ「私を酔わせてどうする気?」
ラッカ「独身寮は異性の宿泊禁止です」
ラッカ「裏通りのホテルに行きましょう」
ミリア「同性なんだよなあ」
ミリア「大人通りとはどう違うの?」
ルルリ「大人通りはもっと大人なの」
ルルリ「キャバクラとかマッサージ屋とか」
ミリア「キャバクラって?」
ルルリ「おしぼりをくれるお店よ」
ルルリ「大人通りは客と店員の関係だけど」
ルルリ「独身通りはみんな対等なのよ」
ルルリ「持ち寄って集まって騒いでる感じ」
ミリア「でっかい宴会場みたいな?」
ルルリ「そうかもね」
ルルリ「左手の薬指に指輪つけるでしょ」
ミリア「結婚指輪?」
ルルリ「まあそんなやつ」
ルルリ「それをつけてると、ナンパ禁止」
ミリア「それはそうだよね」
ルルリ「で、指輪してないと」
ルルリ「ナンパOKって意味なのよ」
ミリア「募集中みたいな?」
ルルリ「指を見せるのがアピールだわ」
ラッカ「ラッカ指輪ないですよ?」
ルルリ「ああいうのがナンパ待ちね」
ルルリ「ご自由にお持ち帰りください」
ラッカ「ラッカ無料じゃありません!」
ルルリ「暗黙の了解みたいな感じだわ」
ルルリ「金銭等の取引は売春なのでダメでーす」
ミリア「御馳走してもらうくらいだね」
ルルリ「食事でもダメなのよ」
ルルリ「だからデートに誘うこと自体が犯罪」
ルルリ「でも、大人同士なら罰則は無し」
ルルリ「罰則が無いから捕まる事自体が無いわ」
ミリア「変な法律」
ルルリ「今夜割り勘でホテル行こう」
ミリア「行かない」
ルルリ「行かないわね」
ミリア「それは少子化になるよね!」
ルルリ「たまたま飲んでて意気投合して」
ルルリ「たまたま疲れたから一緒に休憩して」
ルルリ「たまたまそうなっちゃった」
ルルリ「ってことにするのが大人の知恵ね」
ミリア「結納金は合法なの?」
ルルリ「不特定の相手方でないなら合法だわ」
ミリア「いきなり結婚しちゃえばいいのか」
ルルリ「三剣家はそういう仕組みよね」
ミリア「20歳になったら相手を選ぶんだよね」
ルルリ「そして21歳で子供を産むのよ」
ミリア「やだなぁ」
ルルリ「いざとなったらあっさり決まるものよ」
ミリア「好きにさせて欲しい」
ルルリ「自分で20歳までに決めればいいのよ」
ルルリ「まあ、独身通りでは楽しく飲んで」
ルルリ「疲れたら楽しく休憩しましょうね」
ルルリ「ちなみに未成年の飲酒も罰則は無いわ」
ラッカ「監護権者は一万円以下の科料です」
ミリア「子供の犯罪って大人が捕まるよね」
ルルリ「日本の子供は大人の所有物だからね」
ミリア「子供通りも作ろう」
ルルリ「独身通りに出店できるわよ」
ルルリ「ゲームやさんをやってる子がいるわ」
ミリア「ゲーム売ってるの?」
ルルリ「すれちがい通信と位置ゲーの遊び場なの」
ミリア「集まって通信ゲームをする意味」
ルルリ「まあ交流になるしいいんじゃない?」
ミリア「もっと交流の機会を増やしたい」
ラッカ「直流の機械が増加傾向にありますね」
ルルリ「直流家電は省エネなのよね」
ルルリ「車載用も直流だし」
ミリア「待って、何の話?」
ルルリ「家電の直流化に物申すって話でしょ?」
ミリア「そんなこと言ってない」
ルルリ「太陽光発電なら直流がいいものね」
ルルリ「というわけで次回は電気のお話です」
ミリア「前振りだったのか!」