作中では、いわゆる「新型コロナウィルス」のことを「コビド」と表記する。
コビドを鎮めることは良い暮らしを描写しやすくする便宜上の理由であり、
ヒロインがコビドをやっつける所を見せる作品ではないので、深くは言及しない。
科学的に防疫できる説得力のある方法も思いつかないので、
あえて「魔法で解決した」と表現することで泥沼の議論を避けようとしているが、
世界情勢が現実と乖離しすぎないように、それなりにリアリティは意識した。
史実のCOVID-19については、
「コービッド」とか「COVID」と表記するのが正確なのだろうが、
文字数を縮めたいのと、ちょっと違うかも感を出したいのでコビドにした。
「コロナ」と呼ぶことには色々納得いってないので、そうは呼ばない。
いっそ「武漢肺炎」と呼びたいくらいだが、現実と被ったら嫌なので避けておく。
史実を示す時のみ、「新型コロナウィルス」のままで記載する。
セリカは空港近くに隔離用のホテルを建設した。
総工費200億円。1室あたり400万円。
《握手検査》はホテルで行い、3時間あたり1000人(10秒/人)を処理する。
1泊食事付き1万5千円。
PCR検査が改善され、空港で15分待てば結果が出るようになると、
《握手検査》体制は縮小し、ホテルは陽性者の隔離施設として使われるようになる。
13泊14日で、三食付き20万円。陽性者の費用は国が支払う。
(2021-02-09)
イベルメクチンが効くらしい。日本人の発明で枯れてて安い。
アビガンも承認されてないので、ワクチンビジネスに闇があるのかも知れない。
すると、三剣製薬はワクチン開発競争のタイミングで厚労省に門を閉ざされるはず。
セリカが株を手放すのは、日本政府のワクチン購入先が米国に決まるタイミングだ。
日本には余り物を回されるなどして、摂取は遅く、しかも高値掴みになる。
そもそも気温が上昇して感染数は減っており、効いたかどうかはよくわからなくなる。
2021年末はまた自粛等で乗り切り、2022年に摂取し、ようやく世間が落ち着き始める。
枢里はロックダウンが可能な体制にしておいて、ミリアの《風邪薬》で乗り切る。
特効薬が量産化出来てしまうと商人に潰されるので、機密ごと持ち帰る形で引き上げる。