ミリア「とってもふわふわしてる」
ミリア「ミリアと」
ルルリ「ルルリちゃんの」
ミリア「ぬいぐるみセットが出来ました!」
ミリア「今日は一本まるごとCMです」
ルルリ「潔い」
ルルリ「いくつ作ったの?」
ミリア「たくさん」
ミリア「7万まではいかない」
ルルリ「よく作ったわね」
ミリア「ほとんど作ってもらいました!」
ミリア「へたくそなのはわたしのかも!」
ルルリ「絶対返品出来ないやつだわ」
ルルリ「ラッカも作ったの?」
ミリア「少ないけど作ったよ」
ミリア「単純作業が苦手らしい」
ルルリ「そんなことってある?」
ミリア「ルルリに似たんだよ」
ルルリ「そこ似ちゃう?」
ミリア「全部機械で出来たらいいのにって」
ミリア「しょっちゅう言ってた」
ルルリ「アイデンティティがこっち側よね」
ミリア「ミシンで出来ないのが悔しいらしい」
ルルリ「手縫いで作ってたってことよね??」
ミリア「少ないけど作ってたよ??」
ルルリ「きっとそのうちあれよ」
ルルリ「自動運転の車に乗りたがるわよ」
ミリア「運転は褒められて嬉しかったらしい」
ルルリ「ちっ、褒めると伸びるタイプか」
ミリア「ルルリに似たんだよ」
ルルリ「ラッカ見てると恥ずかしいのよね」
ルルリ「赤裸々って感じ」
ミリア「素直だよね」
ルルリ「わかりやすいからいいけどね」
ミリア「ラッカのぬいぐるみも作る」
ルルリ「押すと喋るようにしましょう」
ミリア「なにそれ面白い」
ルルリ「スマホアプリ版も作ったけど」
ルルリ「鬱陶しいから消したわ」
ミリア「ひどっ」
ルルリ「外見は大事」
ルルリ「美少女だから許せるところある」
ミリア「ぬいぐるみでも許せる?」
ルルリ「発言がふわふわなら許すかも」
ルルリ「これでキレッキレならキレるわ」
ミリア「ミリア人形に訴訟させよう」
ルルリ「子供がガチで泣くからやめて」
ミリア「そんな怖いかなあ」
ルルリ「ミリアは怒るとほんとに怖い」
ミリア「そんなに怒ったことない」
ルルリ「本気で怒ったら地球が滅ぶわ」
ミリア「どんだけ恐れてるの」
ルルリ「そんな可愛らしさを閉じ込めた」
ルルリ「お嬢様ぬいぐるみでーす」
ミリア「訴訟しないから安心して買ってね」
ルルリ「結局、枢里に売るのよね?」
ミリア「お値段はセットで8000¢」
ミリア「お一人様1つ限りです」
ルルリ「ルルリちゃんと抱き合わせ?」
ミリア「そこにはこだわった」
ミリア「もう持ってるよって人だけは」
ミリア「4000¢で追加できます」
ルルリ「枢里人には結構なお値段だわ」
ミリア「里外の方は8000円です」
ミリア「単体販売はございません」
ルルリ「強気だ」
ミリア「作るの大変だから」
ミリア「好きな人にだけ売れればいい」
ルルリ「安売りする必要は全く無いわね」
ミリア「番組をご覧の皆様には」
ミリア「素敵なプレゼントがあります」
ルルリ「よっ太っ腹」
ミリア「このスタジオの特大写真を」
ミリア「無料でダウンロードできます」
ルルリ「そんなもの、何に使うの?」
ミリア「プリントして厚紙に貼ります」
ミリア「手前にぬいぐるみを置きます」
ルルリ「なるほど、配信ごっこ」
ミリア「ミリアと」
ルルリ「ルルリの」
ミリア「まだふわふわしてる?」
ミリア「今日はぬいぐるみの紹介です!」
ルルリ「小さくて可愛いわね!」
ミリア「スタジオの写真を厚紙に貼って」
ルルリ「ぬいぐるみを置いて、配信ごっこ」
ミリア「ミリアと」
ルルリ「やめてループ怖い」
ルルリ「ってか小さいのも作ったの?」
ミリア「ルルリの小さいのに合わせてみた」
ミリア「けど、こっちは本当に少ないし」
ミリア「ディテールが甘い」
ルルリ「色と髪の長さの違いくらいね」
ミリア「カバンとかにつけやすいサイズ」
ミリア「でももうちょっと改善したい」
ルルリ「最初から完璧なのは難しいから」
ルルリ「売りながら良くしていけばいいわ」
ミリア「それだと最初に買った人が残念」
ルルリ「こういうのは初物が希少なのよ」
ルルリ「あとで大人気になったら」
ルルリ「最初の未開封品が凄い値段になるわよ」
ミリア「転売はしないで欲しいなー」
ミリア「まだそこまで心配してないけど」
ルルリ「小さいのいくらなの?」
ミリア「セットで3000円か3000¢」
ルルリ「私は秒で売り切れると思うわ」
ミリア「出島でしか買えないよ」
ルルリ「それは賢い」
ミリア「お一人様ひとつまでです」
ルルリ「出島でお土産を買って」
ルルリ「展望塔と映画館を見て」
ルルリ「美味しいものを食べて帰りましょう」
ミリア「枢里のグルメって何かな?」
ルルリ「牛乳?」
ルルリ「あとはお蕎麦とか?」
ミリア「北海道のイメージ」
ルルリ「あそこと比べてはいけない」
ルルリ「普段食べてるものを」
ルルリ「B級グルメって出せばいいのよ」
ミリア「定食?」
ルルリ「それはさすがに個性が無いわね」
ルルリ「どぶろくは出してもいいと思う」
ミリア「美味しいのかな?」
ルルリ「まずくなけりゃ大丈夫よ」
ルルリ「他にない味なら個性だし」
ルルリ「他と一緒なら高品質ってことよ」
ルルリ「のんべに聞かないとわからないわね」
ミリア「こんや聞いてみる」
ルルリ「枢里でも地酒作ったらいいのにね」
ルルリ「あとはバナナね」
ミリア「バナナはあんまり売らないらしい」
ルルリ「日本向けの輸出を絞ってるのよね」
ルルリ「観光に来て食べろって考え方だわ」
ルルリ「来ない国には結構輸出してるけど」
ミリア「でも食べては欲しいんだよね」
ルルリ「広く浅い感じにしたいのよね」
ミリア「枢里でバナナ共和国を宣伝して」
ミリア「興味を持ってもらうのはどうかな」
ルルリ「ミュージアムのはそうでしょ?」
ミリア「あれはわたしの思いつき」
ルルリ「フットワーク良くなってきたわね」
ミリア「観光はすることがわかりやすい」
ルルリ「アイデアだけならどんどん出るわね」
ミリア「でも高収入は難しそう」
ルルリ「なんとか泊まって貰わないとね」
ルルリ「市街地には温泉が無いのよねー」
ミリア「だからお酒なのかー」
ルルリ「それもあるわね」
ミリア「おとなの人の感覚がわからない」
ルルリ「あとは夜のマッサージよ」
ルルリ「スッキリしたら動きたくなくなるわ」
ルルリ「ホテルに呼ぶことも出来るはず」
ミリア「本当にわかんないんだけど」
ミリア「それは、えっちな事もするの?」
ルルリ「しません」
ルルリ「というと嘘になるけど」
ルルリ「丁寧に説明すると長くなるわ」
ミリア「しっかり聞きたい」
ルルリ「えっちな事できるかどうかは」
ルルリ「風営法の許可があるかどうかです」
ミリア「許可を受ければ出来るのか」
ルルリ「三剣枢里は届出自体が出来ません」
ルルリ「性風俗関連特殊営業をすると」
ルルリ「会社全体の評価が変わるからです」
ルルリ「子供の教育に悪いとか」
ルルリ「そういうことになっちゃう」
ミリア「ふむふむ」
ルルリ「だから雇用契約の中で働く人は」
ルルリ「えっちな事をしろと言われないし」
ルルリ「自分からサービスしてもいけない」
ルルリ「喜んでくれると思って」
ルルリ「ちょっとしてあげた、とかもダメ」
ミリア「なるほど」
ルルリ「入島と大人通りには兼社規定があって」
ルルリ「枢里社員を続けながら」
ルルリ「別の会社で働くことが出来るの」
ルルリ「やりたければ風俗で働ける」
ルルリ「でも三剣枢里は守ってあげられない」
ミリア「自己責任なんだね」
ルルリ「里外の会社は土地を借りて参入できるし」
ルルリ「性感をやるかやらないかも自由」
ルルリ「通勤スタッフやホテル暮らしも自由」
ルルリ「そして、二人っきりになった時に」
ルルリ「どういうサービスをするかは本人次第」
ミリア「しちゃうかも知れないのか」
ルルリ「秘密にされたらわかりません」
ルルリ「店や客が強要したら問題だけど」
ルルリ「しちゃうのは発覚しにくい」
ルルリ「噂になって囮捜査が入るとかかしらね」
ミリア「言いたくなっちゃうのかな」
ルルリ「嘘をついてるだけかも知れないわよ」
ルルリ「えっちだったぜーって言えば」
ルルリ「宣伝になるでしょ」
ミリア「嘘は禁止でいいんじゃないかな」
ルルリ「嘘かどうか調べるのも難しいし」
ルルリ「罰するのはもっと難しいわよ」
ルルリ「まあ三剣枢里のお嬢様の言葉としては」
ルルリ「えっちなサービスはしません」
ルルリ「ってことでいいんじゃないかしら」
ミリア「それだと宣伝にならないね」
ルルリ「くっくっくっ」
ルルリ「ミリアは汚れないでいて欲しいわ」
ミリア「丁寧に理解してしまった」
ミリア「おとなってむずかしい」