ミリア「ミリアと」
ルルリ「ルルリの」
ミリア「まだふわふわしてる?」
ルルリ「最近あんまりふわふわしてなくない?」
ミリア「もっとふわふわしよう」
ルルリ「枢里の再発見ということで」
ルルリ「職業体験とお店の紹介をするのよね?」
ミリア「コビドの話はもうおしまい」
ミリア「楽しい時間を過ごしましょう」
ルルリ「今日のテーマは教育動画」
ルルリ「楽しい楽しいお勉強のお話です」
ミリア「ルルリはお勉強楽しい?」
ルルリ「ルルリ、お勉強だーいすき(ロリ声)」
ミリア「突然の天才少女」
ルルリ「高校までは別に楽しくないわね」
ルルリ「自分で殆ど選べないしこだわれない」
ミリア「粛々とやる感じだよね」
ルルリ「それでも小学生は楽しいほうだわ」
ルルリ「勉強すれば世界が広がるでしょ」
ルルリ「読める文字が増えたり数字が扱えたり」
ミリア「理科と社会は?」
ルルリ「理科は実感が難しいかも知れないけど」
ルルリ「社会科はこの番組そのものじゃん」
ルルリ「世の中を知って視野を広げよう的な」
ミリア「毎日見てたら社会の点数あがる?」
ルルリ「テスト範囲とは関係ないんじゃない?」
ルルリ「枢里住民としての点数があがるのよ」
ミリア「番組のあとに小テストがあります」
ルルリ「見る気無くすからやめましょう」
ルルリ「寝る前に面倒なことはしたくないわ」
ミリア「でも教育動画は覚えやすいんでしょ?」
ルルリ「1コマ20分の動画と5分の小テスト」
ルルリ「5分の答え合わせで合計30分」
ルルリ「従来の授業より効率的なのよね」
ミリア「昔は45分だったよね」
ルルリ「小学校は45分、中学高校は50分」
ルルリ「殆どは黒板を写し書きするだけね」
ルルリ「やる気が無ければ寝てたら終わりよ」
ミリア「どうしてそんなやり方だったの?」
ルルリ「さあ」
ルルリ「教える気が無かったんじゃない?」
ルルリ「ネットが無くても出来ることだから」
ルルリ「やる気があれば改善できたと思うし」
ミリア「ネット無しで出来るの?」
ルルリ「小テスト、最初は紙だったのよ」
ルルリ「こまめに回収して採点してたの」
ルルリ「スマホが配給じゃなかったからね」
ミリア「モニターは昔から配給だもんね」
ルルリ「モニタの配給は2007年」
ルルリ「枢里ビジョンの普及用ね」
ルルリ「スマホは2014年からだわ」
ルルリ「学校がセンターになったのもその頃ね」
ミリア「枢里小学校は残ってるよね」
ルルリ「みんなが在籍するために必要だからね」
ルルリ「昔ながらの通学希望者も通ってるわ」
ミリア「授業も少しやるんでしょ?」
ルルリ「3時間目のお話コーナーね」
ルルリ「人生の先輩が語ってくれるらしいわ」
ミリア「おやつが出るらしい」
ルルリ「子供にとっては中休みのようなものね」
ルルリ「ゲストの先生と気楽にお話するのよ」
ミリア「おもしろそう」
ルルリ「あと実習以外は動画学習だから」
ルルリ「おやつと給食を一緒に食べるくらいね」
ミリア「友達できるかな」
ルルリ「そこは頑張らないと」
ルルリ「センターや在宅でも友達は作れるわよ」
ミリア「うーん」
ルルリ「勉強のペースが合えばいいけど」
ルルリ「人によってバラバラになるのよね」
ミリア「ルルリが一番合ってないじゃん」
ルルリ「私は入学前に大学受かったから」
ミリア「わたしも教科ごとに学年バラバラだけど」
ルルリ「どれが一番得意なの?」
ミリア「英語は中3だけど得意ではない」
ミリア「国語は中1の古文、社会は小6の歴史」
ミリア「得意なのは走ることでーす」
ルルリ「体育の飛び級は難しいわよねえ」
ミリア「学年は気にしてない」
ルルリ「まあ同年齢で比べる意味は無いわよね」
ルルリ「並べて競争させる意味がわからないわ」
ミリア「たしかに」
ルルリ「枢里は逆に競争させなさすぎだけど」
ルルリ「全国学力テストの成績は維持してるわ」
ミリア「成績悪いと通学になっちゃうもんね」
ルルリ「それは半分脅しだけど」
ルルリ「世間体が一応気になるのも事実だわね」
ミリア「枢里は頭が悪いって言われると悲しい」
ルルリ「大人の学力は高そうなんだけどなあ」
ルルリ「大人同士では比較しないのよねえ」
ミリア「どうして子供だけなんだろうね」
ルルリ「学歴が就職目的になってるからでしょ」
ルルリ「大人は年収とかで競争するのよ」
ミリア「最初から年収で勝負すれば良くない?」
ルルリ「子供は労働できない法律だからね」
ミリア「わたしたちは?」
ルルリ「映画の子役扱いかしら?」
ミリア「ルルリのお仕事って映画?」
ルルリ「え、いや、どうなんだろ」
ルルリ「私、三剣枢里と雇用契約結んでないわ」
ミリア「実は社員じゃなかった」
ルルリ「父親が勤めてるから社員家族ね」
ルルリ「子供年金の対象だと思うわ」
ルルリ「年収は60万円ね」
ミリア「高給取りなイメージだった」
ルルリ「ちゃんと数えたことが無いわ」
ルルリ「私の口座はあるんだけど」
ルルリ「お金を引き出す機会が全く無いのよ」
ミリア「わかる」
ルルリ「年収より研究予算のほうがずっと大事」
ルルリ「ラッカの課金額の質問が来てたけど」
ルルリ「お嬢様のお小遣いといい勝負なのよ」
ミリア「だからずっと寝てるの?」
ルルリ「今日から一週間、スパコンの貸出なの」
ルルリ「起こせるけど自然な会話は無理だわ」
ミリア「休ませてあげよう」
ルルリ「現代科学では人間のほうが省エネよね」
ルルリ「学習だって動画見るだけで出来るし」
ミリア「ラッカも物覚えはいいと思う」
ルルリ「自分で覚える時は深層学習なのよ」
ルルリ「同じ動画を何万回も見て覚えるの」
ルルリ「プログラミングすればすぐだけどね」
ミリア「わたしは1回か2回しか見ないかも」
ルルリ「人間の頭脳は本当に優秀だわ」
ルルリ「もっと活用出来ればいいのに」
ミリア「動画の内容が良くなっていったら」
ミリア「将来はみんな賢くなるのかな」
ルルリ「底上げは出来ると思うわ」
ルルリ「9年間で今の高卒相当になったり」
ルルリ「18歳までに大学を卒業したりね」
ルルリ「でもそこからが大変かも」
ミリア「就職?」
ルルリ「誰でもできる仕事に大卒は不要だし」
ルルリ「専門分野は学士じゃ足りなさそう」
ミリア「ルルリは博士なの?」
ルルリ「ぜんぜん学士っすわ」
ルルリ「博士号取得しろとは言われてるけど」
ミリア「パッと取れちゃうもの?」
ルルリ「頑張っても3年かかるでしょうね」
ルルリ「私は残念ながら才能が足りないから」
ルルリ「その筋の第一人者になるのは無理」
ミリア「頭良さそうなのに」
ルルリ「動画で学べるうちはいいのよ」
ルルリ「未知の世界には教材が無いからね」
ミリア「なるほど」
ルルリ「そこを誰かがわかりやすくして」
ルルリ「次の世代が乗り越えていくのだわ」
ミリア「積み重ねなんだね」
ルルリ「先人の叡智に感謝しましょう」
ルルリ「そしてどんどん動画を作りましょう」
ルルリ「なんでもマニュアル化しておけば」
ルルリ「あとの人が勝手に覚えてくれるはず」
ミリア「お仕事も動画で覚えるらしい」
ルルリ「枢里全体で進めてきたからね」
ルルリ「仕組みが同じだとわかりやすいでしょ」
ミリア「小テストもあるらしい」
ルルリ「その一貫性が美しいのよ」
ルルリ「動画とスマホで気軽に学習できて」
ルルリ「その経験が仕事や生活に役立つ」
ルルリ「枢里の教育は暮らしに直結してるのよ」
ミリア「勉強の内容は役に立たないの?」
ルルリ「中学高校は専門分野の入門編ね」
ルルリ「好きな分野を見つけるのが狙いかも」
ミリア「見つけられなかったらどうなるの?」
ルルリ「全部合わなかった人は仕方ないけど」
ルルリ「誰かは専門家にならないといけないから」
ルルリ「一通り触れてみることが大事なのよ」
ミリア「この動画も役に立つかな」
ルルリ「楽しいほうがいいんでしょ?」
ミリア「楽しく学べる教材です」
ルルリ「一日一本作るのは厳しいと思うわ」
ルルリ「台本作るだけでも大変でしょ」
ルルリ「いかに20分に授業内容を凝縮するか」
ミリア「わたしも凝縮してみたい」
ルルリ「じゃあ1分で自己PRしてください!」
ミリア「ちゅううううう」
ルルリ「!!!」
ミリア「はむっはむっ」
ルルリ「ちょま」
ミリア「ちゅっちゅっちゅ」
ルルリ「ぷはぁ」
ミリア「一分終わり!」
ミリア「凝縮されてた?」
ルルリ「もう今日はこのまま寝ます」
ミリア「ダメだった!?」
ルルリ「今の配信できる?」
ミリア「できる」
ルルリ「今までの悩みがちっぽけに感じるわ」
ミリア「悩みなくなった?」
ルルリ「大宇宙の大いなる神秘って感じね」
ミリア「でっかくなってる」
ルルリ「そりゃ膨張し続けるわよ!」
ルルリ「何言ってるかわかんなくなってきたわ」
ミリア「そろそろまとめましょう」
ルルリ「凝縮のやりすぎには注意してください」
ミリア「20分くらいがいいのかな」
ルルリ「どんだけ?!」