三剣家のルーツは不詳とされている。
記録の残っている三剣リディアは江戸時代に生活した証拠が無い。
秘匿された歴史書によれば、明治維新の前(1867年以前)には剣と魔法の時代があり、
その頃から一族には魔法が伝わっているのだが、秘匿なので明かされることは無い。
「お嬢様都市」には、サシャと、それ以前の人は登場しない。
データは2020年1月1日現在のもの。
勇者ミリディアが三剣リディアになったのが1868年。明治維新の年。
剣と魔法の歴史は隠蔽されて、「日本史」が編纂される。
薬草と盾術で戦争を勝ち抜いたノーソンの村人たちは、製薬会社を作る。
表示名 生年 年齢 魔法名 プロフィール コビド対策の担当場所
ここまで、18歳で結婚、19歳で出産。
ここから、20歳で結婚、21歳で出産。
(年数がわからなくなっても計算で求めることが出来る)
スウが初代お嬢様。ミリアが4代目。
サシャは初代ママではあるが枢里のお嬢様になったことはない。
ルルリは参考。(三剣家の血は引いていない)
枢里は1948年に企業城下町として設立された。
相続問題に関わるので、居ない人は生存していないことを明記する。
作中で亡くなるのは「お嬢様世界」のスウだけ。
「お嬢様都市」では過去の相続問題が話題にあがるだけ。
財閥解体は、内乱を避けるために必須だった。
「相続税の無い世界」にすることは出来ないと考える。
1869年に株式会社三剣が創業した。
これは勇者ミリディアの故郷ノーソンの法人化であり、株主はノーソンの住民達である。
三剣家がそれなりの資産を維持出来てきたのは、ノーソンの協力があったから。
華族世襲財産法により、サシャまでは世襲財産を保全することが出来ている。
当然に、三剣株の売却益で、田舎の安い土地を買い占めることが出来る。
枢里の土地の名義はサシャが持っている。相続税が非常に高かったから。
シャウプ勧告を受けて1950年に施行された相続税法では最低税率が25%、最高税率が何と90%と定められました。 これは50,000千円を超える金額を相続する場合に適用され、それまでの最高税率55%に比べて非常に厳しいものでした。 1952年にサンフランシスコ講和条約が発効し、連合軍から日本が独立したことで、相続税改正の動きが始まり、最高税率は一時75%に引き下げられ、1988年まで続きます。
スウは枢里の資産を保有していない。
シエラも、サシャに投資を促していただけで、生前贈与として受け取ったのは10億円だけ。
セリカは、その事実を指摘して、サシャに10億円の「おねだり」をする。
セリカの弟も同様に「おねだり」をする。シエラ家が東京に持っていった原資は20億円だけだ。
それ以上の資産は、シエラが自力で稼いだということになる。
幼セリカにとって最大の問題は、サシャが亡くなると相続税で枢里が破綻するということだ。
しかし、貰った10億円をドットコムバブルで増やしまくるまでは手を出すことが出来ない。
サシャは2000年時点で74歳なので、万が一があってもおかしくはない。
セリカの最初の仕事は、就職氷河期における枢里の赤字人件費をカバーすること。
ITビジネスを始めても赤字なので、どんどん社員の給料を減らしていくしかない。
リストラは希望退職の募集がせいぜいで、スウが拒否したので待遇も良く出来ない。
1998年まではサシャの資産を食いつぶして踏ん張った。
セリカ宣言は、破産予告に近かった。
向こう2年は何とか保障するから、先の見えない未来に向かって耐えてくれ、という話だ。
サシャの資産で保障出来るのは、あと2年がせいぜいだった。
セリカは2000年に答えを出さなければいけなかったし、
サシャはそれまで相続が発生しないように生き延びなければならなかった。
1997年に株式会社三剣枢里を設立してサシャの資産を整理した後、
セリカは2000年4月に利確を行い、サシャから三剣枢里の全株式を買い取った。
サシャは生前贈与によって、セリカに買い取った額の9割を贈与した。
残りの1割は、シエラが横やりを入れてきたので、そっちに回った。
それ以上の要求は、「枢里の危機に対して何もしなかった」と突っぱねた。
贈与税は50%で、株式は分離課税で20%。
セリカは2000年の長者番付で、B'zの稲葉浩二(2億8500万円)を抜き、ぶっちぎりの1位を果たした。
三剣枢里の時価総額が1兆円だとすると、単純計算で6500億円は納税してる事になる。
12歳の女の子にやらせる処理としては結構えぐい。
間にフワシコセリカが入って、うまいことやってるのかも知れない。
ともあれ、こうして、三剣家の相続問題は整理された。
諸々が落ち着いたころに、サシャは穏やかに息を引き取った。
スウの資産は少ないので、延命治療をする経済的な動機は無い。
セリカがシエラに三剣枢里の株が渡らないように苦心する必要も無い。
しかし、セリカ宣言以降、枢里住民への株の購入は推奨し続けている。
枢里の工場は、氷河期の折に採算性が合わないものから順に閉鎖している。
生活に必要なもの、利益の出ているものは残っている。
閉鎖した工場はITビジネスのオフィスとして利用した。
シエラは枢里の経営に関与していない。
土地の売却を試みたことがあるが、聖域を侵すことは出来なかった。
氷河期の折に住民の面倒を見ようという気持ちも無い。
むしろ東京に出て必死に働いて豊かになるべきだと説いた。
セリカはスウの延命治療に魔法を使うことについて、シエラの協力を求めた。
人道的な理由だったので、シエラは拒まなかった。
セリカは雑談で株の現金化を勧めた。
後にリーマン・ショックの損失を埋め合わせてあげた。
フワシコセリカの再エネ化とEV移行を推し進めた。
日本ではFIT制度を利用して太陽光発電を始めている。
フワシコのソーラーパネルは枢里製だ。
スウはサシャから相続した三剣枢里株以外の遺産が多少残っており、
これをミリアに生前贈与の形で「お小遣い」として渡している。
金額は毎月1億円。シエラはもはや何も言わない。
ミリアは良くわからないまま受け取っているし手を付けていない。
また、枢里に対する消費性の出費もスウが行っている。
セリカは三剣製薬の株を持っているが、2013年に公開株を大量に買ったものである。
シエラが持っていたほうが有利だから、シエラから買い取ったりはしていない。
2000年に儲けて三剣枢里を買ったぶんの余りが運用され続けている。
フワシコセリカが買っているのかも知れない。
三剣宮だけは代々お嬢様が保有することになっているので、セリカからミリアへ贈与された。
すべての贈与税は与える側が処理している。
あえて「ITバブル」と呼んでいないのは、米国株を意識しているから。
ものによっては数千倍の値になった。
セリカは少なくとも10億円を1兆円にまで殖やしている。
通信関連銘柄が多いNASDAQのナスダック総合指数は、1996年には1000前後で推移していたが、1998年9月に1500を、1999年1月には2000を突破し、2000年3月10日には絶頂の5048を示現した。
2009年開始。
〇 法人版事業承継税制は、後継者である受贈者・相続人等が、円滑化法の認定を受けている非上場会社の株式等を贈与又は相続等により取得した場合において、その非上場株式等に係る贈与税・相続税について、一定の要件のもと、その納税を猶予し、後継者の死亡等により、納税が猶予されている贈与税・相続税の納付が免除される制度です。
使えるかと思って調べたが、中小企業用だった。持株会社もダメっぽい。
実はこの基礎控除、贈与税ができてから平成12年までの間はずっと60万円でした。 今の110万円という決まりは翌平成13年から続いているもので、贈与税の歴史の中では比較的新しい部類に入ります。
平成13年は2001年。
相続税は55%。平成25(2013)年度までは50%だった。
サムスンが2020年10月25日に創業者を亡くして1兆円の相続税がかかったらしい。
2020年12月23日 2:00 [有料会員限定] 【ソウル=細川幸太郎】韓国サムスン電子の「中興の祖」で10月に死去した李健熙(イ・ゴンヒ)会長の保有株式に対する相続税が11兆400億ウォン(1兆300億円)となる見通しとなった。株式の相続税額の評価基準日となる22日終値などをもとに算出した。長男の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長らが数年に分割して納付する可能性が高い。
トヨタの社長は時価で334億円相当の株を持っている。(父親はもっと持っている)
保有率は0.14%と、ぜんぜん少ない。
豊田章男トヨタ自動車社長 所有・トヨタ自動車 458万8,000株 7,294 発行済み株式数 3,310,097,492(株)