ルルリのいない間に会うパターンを模索した。
電池切れを起こすところは気に入っている。
回りくどいので出会いのシーンとしては却下。
『三剣宮・食卓』
ミリア「だれもいない」
ミリア「いた」
ミリア「こんにちは」
ラッカ「・・・・・・」
ミリア「メモがある」
「さわらないで ルルリ」
ミリア「ふむ」
ミリア「裏にも何か書いてある」
「初回起動は、はじめましてラッカ」
ミリア「はじめまして」
ラッカ「・・・・・・」
ミリア「はじめまして、ラッカ」
ラッカ「はじめまして、お嬢様!」
ミリア「うん?」
ラッカ「ラッカはお嬢様の情報処理を補佐します」
ラッカ「なんなりとご質問をどうぞ!」
ミリア「電気つけないで一人で居たの?」
ラッカ「はい、一人で居ました」
ラッカ「電気はいただいてます!」
ミリア「車椅子なんだね」
ラッカ「はい、自走式でよく走ります!」
ミリア「足はぜんぜん動かないの?」
ラッカ「動きますけど、上手には歩けません」
ラッカ「二足歩行って難しいですね」
ミリア「練習すればきっと歩けるよ」
ラッカ「将来歩けるようになりたいです」
ミリア「立ってみて」
ラッカ「今ですか?」
ミリア「わたしにつかまって少し歩いてみて」
ラッカ「緊張します」
ミリア「歩けてる歩けてる」
ラッカ「あ、休みたいです」
ミリア「向こうの壁まで頑張ってみよう」
ラッカ「無理そうです」
ミリア「大丈夫。ついててあげるから」
ラッカ「いや、歩行機能じゃなくて充電が」
ミリア「えっ」
ルルリ「何やってるの?!」
ミリア「ルルリ?」
ミリア「歩く練習してた」
ルルリ「さわらないでって書いといたのに」
ミリア「ごめん・・・」
ルルリ「ラッカ、戻れる?」
ラッカ「自力では戻れません」
ルルリ「マジか」
ミリア「わたしが運ぶ」
ルルリ「重いわよ」
ラッカ「人並みですよ」
ルルリ「その人並みが重いのよ」
ミリア「うぐぐぐ」
ルルリ「人を呼ぶわ」
ティー「はいはい」
ルルリ「悪いけど、この人を壁まで運べない?」
ルルリ「ヒトじゃないけど」
ティー「どなたですか」
ティー「よっこいせー!」
ラッカ「ヒューマノイドのラッカです!」
ティー「死体かと思いました」
ラッカ「生きてますよぅ」
ラッカ「あれ、生きてはいないかな・・・」
ルルリ「まあ、充電切れは死亡に近いわね」
ラッカ「6時間くらい充電して欲しいです」
ミリア「ごめんね」
ルルリ「どうして歩く練習してたの?」
ミリア「上手に歩けないんだって」
ルルリ「そうなのよ。重心取るのが大変なの」
ラッカ「可愛く起き上がれないんですよー」
ルルリ「あんまり人前では歩かせたくないわ」
ミリア「でも、練習しないと出来ないよ」
ルルリ「それはそうね」
ティー「涙ぐましいですね」
ルルリ「今は座ってなきゃダメだから」
ルルリ「また明日から練習しましょう」
ミリア「座ってればしんどくない?」
ラッカ「充電出来てるからバッチリです!」
ミリア「じゃあ座ったままお話しよう」
ルルリ「っていうか、いつのまに仲良くなったの?」
ミリア「さっき会ったばっかりだよ」
ミリア「何か暖かいもの貰う?」
ラッカ「ラッカは飲食が出来ないのです」