; ふわふわ ; Copyright alria.net 2020-2021 All Rights Reserved. 【タイトル・死と転生の回顧】 【開始・死と転生の回顧】 【背景・三剣宮・食卓】 【立ち絵・ミリア左】 【立ち絵・ルルリ右】 【音楽・三剣家の食卓】 【項見出し】 ミリア「起きて、ルルリ」 ミリア「起きなさーい」 ミリア「私の可愛いルルリや・・・」 ルルリ「んあ?」 ルルリ「寝てた」 ミリア「今日はとても大切な日」 ミリア「ルルリが初めてお社に行く日だったでしょ」 ルルリ「お社? まあいいわ」 ルルリ「いま何時?」 ミリア「0時0分」 ルルリ「私はコタツで寝落ちしちゃったのね」 ルルリ「ちゃんとベッドに行かなきゃ・・・」 ミリア「えー」 ミリア「一緒に年越しするって言ってたじゃん!」 ルルリ「年越し?」 ルルリ「今日ってひょっとして」 ミリア「2020年1月1日。元旦だよ」 ミリア「あけましておめでとうございます」 ルルリ「おめでとうございます」 ルルリ「そっか。もう2020年なんだ」 ルルリ「カウントダウンすれば良かったわね」 ミリア「ゼロで起こしたよ」 ルルリ「じゃあ初夢はノーカンね」 ミリア「夢みてたの?」 ルルリ「そうそう。大変だったのよ」 ルルリ「【八剣世界】で私達は殺されちゃって」 ルルリ「それで今の世界に転生してきたの」 ミリア「その話は何回も聞いたよ」 ミリア「わたしは八剣財閥の悪役令嬢で」 ミリア「ルルリが破滅から救おうとしたんでしょ」 ルルリ「そうよ。私は何度も時間をループして」 ルルリ「何とか二人が生き残る運命を探したけど」 ルルリ「とうとう見つけることが出来なかった」 ミリア「最後の手段が異世界転生で」 ミリア「転生先の世界がここだった」 ルルリ「名づけて、三剣世界ね」 ミリア「わたしの世界へようこそ」 ルルリ「ミリアはずっと一緒だったんだけどなあ」 ミリア「アリアさんと一緒だったんでしょ」 ルルリ「ミリアだって、【三剣アリア】さんでしょう」 ミリア「わたしはミリアさんだもん」 ルルリ「ミリアもきっといつか記憶が戻るわよ」 ミリア「ぜんぜん思い出せる気がしない」 ルルリ「ま、ミリアが生きてて幸せならそれでいいわ」 ミリア「嬉しいけど、フクザツだなー」 ルルリ「悩んでもしょうがないでしょ」 ルルリ「生き延びられてから考えればいいのよ」 ミリア「前は今年になってから殺されたんだよね?」 ルルリ「私達が出会ったのが2020年」 ルルリ「ひどい事故、事件、暗殺、核爆発・・・」 ルルリ「辛うじて生き延びても2034年が限度だわ」 ミリア「2034年には何があったの?」 ルルリ「【第四次】・・・うっ、ごめん」 ミリア「ここに吐いていいよ」 ルルリ「ごめんなさい、大丈夫」 ミリア「お水」 ルルリ「ありがと」 ミリア「わたし達はルルリを信じてるから」 ミリア「今度は死なないように、一緒に頑張ろうね」 ルルリ「正月から辛気臭い話をするもんじゃないわね」 ミリア「しんきくさい・・・」 ミリア「思うように事が運ばず、焦れているさま」 ミリア「ねえ、ルルリ」 ルルリ「うん?」 ミリア「絶対だいじょうぶだよ」 ミリア「きっと、うまくいく」 ルルリ「魔法少女が何とかしてくれるかしらねー」 ルルリ「困ったらみんなで歌って踊りましょうか」 ミリア「そう言いながらどうしてコタツに沈むの」 ルルリ「だって暖かいんだもん」 ルルリ「ミリア」 ミリア「なあに?」 ルルリ「みかん取って」 ミリア「・・・・・・」 ルルリ「どうして無言でみかんを遠ざけるの」 ミリア「勇者よ、コタツから旅立つ時が来たのです」 ルルリ「夜遅いんだし寝ましょう」 ミリア「初詣行くよ!」 ルルリ「なんですって?!」 ルルリ「凍死するわよ?」 ミリア「お社は家の地下にあるの」 ルルリ「ああ、八剣神社ね・・・」 ミリア「三剣神社だよ」 ルルリ「なるほど」 ルルリ「三剣家もタイムリープとかするの?」 ミリア「しないと思う」 ルルリ「じゃあ一体何を祀っているのかしら」 ミリア「それを今から確かめに行きましょう」 ルルリ「わかったわよ。行きましょう」 ミリア「上着を取ってあげよう」 ルルリ「ありがとう」 ミリア「どうしてコタツにしまうの」 ルルリ「着る時ヒヤッとしたくないから」 ミリア「・・・・・・」 【章解放・102・次のエピソードが解放されました】 【おわり】