; ふわふわ ; Copyright alria.net 2020 All Rights Reserved. ; 【タイトル・02章 千羽鶴 ステーキ 枢木小学校】 ; ; 2020-08-29 ; 2020-09-01 ; 2020-09-17 メモを移動 ; 2020-09-20 漏れたシーン集から少し移動 ; 2020-10-02 ふよふよ大通形式に対応 ; 2020-10-03 第1話書き直しに対応 ; 2020-10-06 学級委員、ネット回線 ; 2020-10-06 公園で鬼ごっこ、バリアブレイク ; 2020-10-24 表情対応 ; 2020-10-26 タイトルと音楽対応 ; 2020-11-02 本編再編と1項対応 【開始・五年一組】 【背景・枢木小学校・校門】 【立ち絵・ミリア左】 【立ち絵・ルルリ右】 【音楽・小学五年生】 【項見出し】 『2020年4月7日 結婚式のあと』 ミリア「須堂ルルリ、一組だ」 ルルリ「三剣アリアも一組ね」 ミリア喜「よかったー」 ミリア楽「一年二組は嫌だったもん」 ルルリ疑「私は一年一組だったかしら」 ミリア「そうだよ、別々だった」 ルルリ「今度は友達出来るかしらね」 ミリア疑「みんなぎゅーしてみる?」 ルルリ哀「それはやめて」 ルルリ疑「みんなはもう教室?」 ミリア「うん。入学式に出る人だけ体育館かな」 ミリア「10時から始業式だと思う」 ルルリ眠「寝てしまいそうだわ」 ミリア「終わったらホテル行こうね」 ルルリ笑「ご休憩?」 ミリア「ひろーえんだって」 ミリア楽「ケーキ食べれるよ」 ルルリ「ハードスケジュールね」 ルルリ眠「始業式は保健室から出席しようかしら」 ミリア「寝てもいいから頑張って出よう」 ルルリ「カモフラージュは任せたわ」 ミリア「披露宴も最初と最後だけは居て欲しいって」 ルルリ無「出し物とかの間にこっそり休めってことね」 ミリア「控室に救護班もいる」 ルルリ楽「私が力尽きる想定の手厚い体制だわ」 ミリア無「ブザー一押しで徹底的に治療します」 ルルリ哀「頑張って体力つけます・・・」 ミリア楽「今日はずっと手を繋いでおくね」 ルルリ穏「ありがと」 【つづく】 【開始・馴れ初めは幼稚園】 【背景・幼稚園】 【立ち絵・ルルリ無左】 【音楽・少女の孤独】 【項見出し】 『回想 2014年の夏 幼稚園』 『ルルリは園内の木陰から入口の門を見ている』 ルルリ楽「アリアさん」 ルルリ無「馴れ馴れしいかしらね」 ルルリ楽「三剣さん」 ルルリ無「逆によそよそしいわね」 ルルリ「三剣アリアさん」 ルルリ眠「うーん」 ルルリ「三剣アリアさんですね。はじめまして」 ルルリ「私は天導ルルリと言います」 ルルリ楽「良かったらお友達になってください」 ルルリ「堅苦しいかしら」 ルルリ「でも礼儀は大事よね」 ルルリ眠「はぁ」 ルルリ哀「夏場のロリィタは過酷だわ」 ルルリ「あ、あの車は」 ルルリ「アリアさんだわ、間違いない」 ルルリ無「挨拶しなきゃ」 ルルリ驚「こっちに向かってくる!」 ルルリ驚「速い!」 【立ち絵・全消し】 【立ち絵・ミリア喜】 【立ち絵・ルルリ驚左】 【音楽・三剣家の食卓】 ミリア笑「きゃー!」 ミリア喜「かわいい!」 ミリア眠「ぎゅー!」 ルルリ眠「み・・・」 ルルリ眠「・・・リア・・・」 ミリア喜「はい!」 ミリア喜「みりあです!」 ルルリ「お友達に」 ミリア笑「ともだち!」 ミリア笑「みりあ、おともだち!」 ルルリ穏「ふふ・・・」 ミリア「ねえ!」 ミリア驚「だいじょうぶ?」 ミリア驚「ねえ!」 【つづく】 【開始・第二保健室】 【背景・枢木小学校・保健室】 【立ち絵・ミリア喜左】 【立ち絵・ルルリ穏右】 【音楽・三剣家の食卓】 【項見出し】 『回想おわり』 ミリア「大丈夫?」 ルルリ穏「お友達」 『ルルリが手を差し伸べて、ミリアが抱きしめる』 ミリア穏「もう、家族だよ」 ルルリ「昔の夢を見ていたのよ」 ミリア喜「わたし、みりあですっ!」 ルルリ「そうそう」 ミリア穏「一目惚れだったなー」 ルルリ笑「出会って4秒だったわね」 ルルリ「ミリアは私のどこを好きになってくれたの?」 ミリア「根が真面目で、頑張り屋で、優しいところ?」 ルルリ照「なんだか恥ずかしい質問だったわ」 ミリア「一緒にいて楽しいところかなー」 ミリア楽「ルルリはわたしの好きなものを知ってるよね」 ルルリ「デコデコとか、ふわふわとか」 ルルリ楽「雑学とか政治経済の話とかも興味あるでしょ」 ミリア「あるある。まちづくりとかね」 ミリア喜「あと、友達になってくれたのが嬉しかったな」 ルルリ「なかなか声をかけづらいものね」 ミリア「ルルリはわたしのどこが好き?」 ルルリ「全部好きすぎてわかんなくなってるんだけど」 ルルリ「上から説明するとまず髪がピンクで」 ミリア「そこから入るんだ」 ルルリ「目と鼻と口がついてて」 ミリア「うんうん」 ルルリ驚「まって大事な脳を飛ばしていたわ」 ミリア穏「給食持ってきたから休み終わる前に食べよう」 ルルリ穏「ミリアはいつも言うことが前向きなの」 ルルリ喜「良かった探しの【良かった】そのものなの」 ルルリ「私はそれを励みにして生きてきたのよ」 ルルリ「つらいことも沢山あったけれどそんなときも」 ミリア「あーん」 ルルリ眠「ぱくっ」 ミリア「生きるために栄養つけよう」 ルルリ楽「せっかく話がノってきたのにー」 ミリア穏「おうちでゆっくり聞かせて欲しいなー」 ミリア「でも今日は安静にして早く寝ましょう」 ルルリ「きっと昨日の疲れが取れていないのね」 ミリア「居眠りして椅子から落ちかけたんだよ」 ルルリ「まったく覚えてないわ」 ミリア疑「今日は学校休めば良かったね」 ルルリ「保健室があるから大丈夫よ」 ミリア楽「教室の隣に増やしたんだもんね」 ルルリ「でも、明日の給食は教室で食べたいわね」 【つづく】 【開始・旧姓は天導】 【背景・枢木小学校・教室】 【音楽・小学五年生】 【項見出し】 ルルリ楽「とうとう昼休みよー!」 ミリア喜「給食だー!」 ミリア楽「おいしそう」 ルルリ「きっと作っている人が優秀なのね」 ルルリ楽「パックだけど枢里乳業なのも良いわね」 【立ち絵・イオリ】 イオリ疑「あの、天導さん?」 ルルリ疑「いいえ?」 ルルリ無「須堂ですけど」 イオリ楽「天導さんですよね」 イオリ「一年生の時に少しだけ来てた」 ルルリ無「さあ」 ミリア「葉月一織さん、でしたよね」 ミリア「学芸会の打ち合わせに来てくれてた」 イオリ楽「はい。先日はありがとうございました」 イオリ「あの時も一緒にいましたよね」 ルルリ無「いたわね」 イオリ哀「私ずっと天導さんに謝りたかったの」 イオリ哀「ごめんなさい」 ルルリ「ああ、少し思い出したわ」 ルルリ眠「謝られる覚えは無いけど」 ミリア疑「意味深」 ルルリ無「今後、旧姓で呼ばないで戴けますか」 ルルリ無「昔のことに触れられるのは好きじゃないんで」 イオリ哀「はい」 ミリア楽「須堂ルルリです」 ミリア喜「最近結婚しました」 イオリ驚「それで苗字が変わったんですか」 ルルリ無「そういうわけではない」 ミリア「また今度お話しましょう」 イオリ驚「わ、わかりました」 ルルリ眠「・・・・・・」 ミリア楽「給食おいしいね」 ルルリ無「ボルシチは結構うまかったぞ」 ミリア眠「完全に棒読み」 【つづく】 【開始・千羽鶴と織機】 【背景・枢木小学校・教室】 【立ち絵・ルルリ左】 【立ち絵・イオリ右】 【音楽・小学五年生】 【項見出し】 『回想 2016年5月 一年一組』 イオリ「今日の自習の時間は」 イオリ「交通事故で入院した山田君のために」 イオリ「みんなで千羽鶴を折りましょう」 ルルリ「結構難しいわね」 ルルリ楽「折ってるところを見せて貰ってもいいかしら」 イオリ「え、ええ」 ルルリ「動画を撮影してもいい?」 イオリ楽「いいですよ」 ルルリ無「・・・・・・」 【チャイムが鳴る】 ルルリ無「うーん」 ルルリ「綺麗に折れたのは二枚だけね」 イオリ疑「さすがに遅いですよ」 イオリ哀「千羽揃うまでに何日かかるんだろう」 ルルリ驚「家で何とかしてくるわ」 『一週間後』 イオリ「みんなのおかげで」 イオリ喜「何とか千羽集めることが出来ました」 イオリ楽「明日、山田君の所に持って行こうと思います」 ルルリ笑「おはようございます!」 イオリ「天導さん」 ルルリ楽「ようやく折り鶴マシーンが出来ました!」 イオリ疑「折った鶴は持ってきてますか?」 ルルリ楽「無いけど、これから、ここで折るわ!」 イオリ「いえ、千羽集まったので、もう要りません」 ルルリ哀「そう・・・」 ルルリ哀「納期は過ぎてしまってたのね」 『ルルリは締め切りを確認する大切さを学んだ』 【つづく】 【開始・千羽鶴と病室】 【背景・枢里・三剣病院・病室】 【立ち絵・ルルリ楽左】 【立ち絵・イオリ無右】 【音楽・小学五年生】 【項見出し】 イオリ哀「天導さん、大丈夫ですか?」 ルルリ「一週間だけだし、慣れてるから」 イオリ疑「一週間・・・」 イオリ哀「千羽は難しいかも知れません」 ルルリ喜「とうとう、折り鶴マシーンの出番よね!」 ルルリ「この子は、一時間で25枚」 ルルリ楽「千羽鶴なら2日以内に折れるわ」 イオリ無「そんなのって、ダメだと思います」 ルルリ疑「どうして?」 イオリ無「心がこもってないから」 ルルリ「心をこめて造ったのよ」 ルルリ楽「クラスのみんなの時間の節約にもなるわ」 イオリ無「・・・・・・」 ルルリ「私、秋から大学に入学できそうで」 ルルリ「そろそろ学校に行く余裕無くなりそうだし」 イオリ無「小学校は、どうでもいいんですか」 ルルリ「今は優先していないわ」 イオリ無「そうですか」 イオリ無「わかりました、帰ります」 ルルリ楽「来てくれてありが」 【立ち絵・全消し】 【立ち絵・ルルリ哀左】 ドア「ガチャン」 ルルリ哀「と・・・」 【立ち絵・全消し】 『3日後』 【立ち絵・あやめ】 【音楽・少女の孤独】 あやめD「あら、綺麗な千羽鶴!」 あやめH「お友達が来てくれたのね!」 ルルリ無「全部、自分で折ったのよ」 ルルリ無「夜の病院は静かね」 ルルリ「鶴を折る音が五月蠅くて寝にくかったわ」 あやめF「ルルリ、天導のお家に戻ってきて」 ルルリ疑「その話はしないって決めたでしょう」 あやめE「三剣はあなたを洗脳しているのよ」 ルルリ無「聞き飽きたわ」 ルルリ眠「天導家と三剣家の価値観が違うだけよ」 あやめB「天導家の価値観はあなたに合わなかった?」 ルルリ眠「私はそんなものはどうでもいいの」 ルルリ哀「ただ、ミリアと一緒に居たいだけなのよ」 あやめB「どうして、三剣の子なの?」 ルルリ無「あの子じゃないとダメなのよ、私」 あやめB「他のお友達も作ってみた?」 ルルリ無「私なりに頑張ってるつもりだわ」 あやめE「ママが手伝ってあげるから」 ルルリ眠「遠慮します。自分で選びたいもの」 あやめF「ママが親権を失ってしまうから?」 ルルリ疑「うーん」 ルルリ「法律のことはよくわからないのよ」 ルルリ「私は自分で選んで決めていきたいだけだわ」 ルルリ楽「私が天導をやめても、ママはママよ」 あやめF「ルルリ、大人になったら帰ってきて」 ルルリ「そのとき、気が向いたらね」 【つづく】 【開始・お嬢様の千羽鶴織機】 【背景・枢木小学校・教室】 【立ち絵・ルルリ左】 【音楽・小学五年生】 【項見出し】 『2020年 五年一組』 機械「これから、心を込めて、鶴を折ります」 機械「よいしょ、よいしょ」 機械「うんしょ、うんしょ」 機械「できたー!」 機械「よいしょ、よいしょ」 機械「うんしょ、うんしょ」 機械「しっぱいしましたー」 機械「よいしょ、よいしょ」 機械「うううううん」 機械「紙を取り除いてから」 機械「リセットボタンを押してください」 ルルリ「どうかしら?」 【立ち絵・イオリ楽右】 イオリ「リセットボタンってどれですか?」 ルルリ「その黄色いやつよ」 イオリ「ぽちっ」 機械「これから、心を込めて、鶴を折ります」 機械「よいしょ、よいしょ」 イオリ「心を込めたのは伝わってくるんですけど」 ルルリ疑「けど?」 イオリ「やっぱりダメだと思います、ルルリさん」 ルルリ楽「私は売れると思うんだけどなあ」 イオリ「願掛けの手間を省いてはいけないのでは」 ルルリ楽「そこはあくまでヴィジュアル重視よ」 ルルリ「誰でも簡単に鶴が折れるわけじゃないもの」 イオリ無「練習あるのみです」 ルルリ眠「私は文明人なので道具を使って生きるわ」 イオリ疑「こんな機械が作れるなら鶴も折れそうなのに」 ルルリ笑「手先の器用さと機械を作る能力は違うのよ」 イオリ楽「ルルリさんが誰かに折る時は機械でいいかも」 ルルリ「とはいえ、そんな用事もないのよね」 ルルリ喜「CV、ミリアだし」 ルルリ楽「お嬢様の千羽鶴織機」 ルルリ「って商品にすればどうかしら」 ミリア無「訴訟」 【つづく】 【開始・学級委員】 【背景・枢木小学校・教室】 【立ち絵・イオリ】 【音楽・小学五年生】 【項見出し】 イオリ「五年一組の各委員を決めたいと思います」 イオリ「学級委員長をやりたい人はいますか」 ミリア疑「誰も手を上げないね」 ルルリ疑「めんどくさそうだものね」 イオリ楽「いなければ私がやりたいと思います」 ミリア驚「凄い拍手」 ルルリ楽「そういえば、あの子いつも委員長だわ」 ミリア疑「委員長って何するの?」 ルルリ「学級会の司会進行をしたり」 ルルリ楽「入院した子に千羽鶴持っていったり」 ルルリ「三剣家に学芸会のお伺いに行ったりよ」 ミリア楽「凄いんだね」 イオリ「引き続き、各活動の分担を決めます」 イオリ「委員を一人ずつ決める担当制か」 イオリ「みんなで全活動を順番にやる当番制か」 イオリ楽「どちらがいいか挙手をお願いします」 ルルリ「そんなところから自分たちで決めるのね」 ミリア「わたしは色々やってみたいかな」 ルルリ眠「私は楽な委員だけずっとやっていたいわ」 イオリ「五年一組は当番制でいきたいと思います」 ルルリ「あら、負けちゃった」 イオリ「当番表は後で作ってアップロードします」 イオリ「会を終わります。残りの時間は自習です」 【立ち絵・全消し】 【立ち絵・イオリ楽左】 【立ち絵・ルルリ右】 ルルリ「5分で学級会が終わったわ」 イオリ楽「投票が無い時はすぐ終わるんですよ」 ミリア疑「当番って何があるの?」 イオリ「飼育栽培、校内清掃、情報運営の3つです」 ルルリ疑「情報運営?」 イオリ楽「図書、放送、掲示がまとまったものですね」 イオリ「出欠や日常連絡も全部電子化されたので」 ルルリ楽「学校のタブレットで完結する作業なのね」 イオリ「日直と掃除当番がやれば済む気もします」 イオリ「委員決め自体が無くなるかも知れませんね」 ルルリ楽「学級運営もシンプルになっていくのね」 ミリア「委員長は無くならなさそう」 イオリ哀「でしょうね。必要な雑用が多いです」 ルルリ「イオリはどうして委員長をやってるの?」 イオリ疑「優等生でいると両親が喜ぶからですかね」 ミリア「親孝行のためだったんだ」 イオリ「親の期待に沿っているのが楽に感じます」 ルルリ「根っからの優等生体質なのね」 【つづく】 【開始・ごきげんようお嬢様】 【背景・枢木小学校・教室】 【立ち絵・ミリア楽】 【音楽・小学五年生】 【項見出し】 『生徒の半分近くは三剣グループの社員家族である』 モブA「ごきげんよう、お嬢様」 ミリア喜「おは」 ミリア驚「あっ、ごきげんようございます」 ルルリ「ごきげんよう」 ルルリ喜「って返せばいいと思うわ」 モブB「ごきげんよう、お嬢様」 ミリア喜「ごきげんよう」 ルルリ喜「ごきげんよう」 ルルリ笑「なんだか、お嬢様学校っぽいわね」 イオリ楽「おはようございます」 ミリア「おはようございます!」 ルルリ楽「おはよう、イオリさん」 モブC「ごきげんよう、お嬢様」 ミリア喜「ごきげんよう」 モブC「委員長も、おはようございます」 イオリ楽「おはようございます」 ルルリ笑「ちぃーっす」 モブC「うーっす」 ミリア驚「多文化共生」 『お嬢様は親切にされる』 ミリア眠「わたし日直だった」 モブA「お嬢様、ホワイトボード綺麗にしときました」 ミリア喜「給食の時間だー!」 モブB「お嬢様、大盛りにいたしましょうか」 ミリア無「掃除当番だって」 モブC「お嬢様、教室の掃除が終わりました」 ミリア楽「ありがとうございます」 ミリア「明日からは自分でやります」 モブA「お嬢様、ボールをお渡しいたします」 モブB「お嬢様、宿題の写しを用意いたしました」 ルルリ「お嬢様、高く跳べる靴を開発しました」 ミリア照「自分でやるってばー!」 モブC「じゃあ代わりに履いとくっす」 『ぽいーん、ぽいーん(跳んでいく)』 【つづく】 【開始・カツアゲ】 【背景・枢木小学校・教室】 【立ち絵・ミリア左】 【立ち絵・タケル喜右】 【音楽・小学五年生】 【項見出し】 タケル「お嬢」 ミリア疑「わたし?」 タケル疑「お嬢様なんだろ?」 タケル「みんなそう呼んでる」 ミリア「うん」 タケル哀「オレ・・・いや」 タケル「アタシとも友達になってくれよ」 ミリア楽「うん」 タケル「よーし」 タケル喜「オレはタケシ」 タケル哀「じゃなくって」 タケル喜「アタシのことはタケルって呼んでくれ」 ミリア「タケルさん」 タケル「呼び捨てでいい」 ミリア楽「はい」 タケル疑「で、カネくんない?」 ミリア疑「はい?」 タケル笑「一万円ちょうだい」 イオリ無「武田さん、やめてください」 タケル疑「あ?」 イオリ無「カツアゲはダメなことです」 タケル眠「友達が頼み事してるだけじゃん」 イオリ哀「お金のやりとりは良くないと思います」 タケル疑「いいじゃん金持ちなんだろ?」 ルルリ「一万円、何に使うのかしら」 タケル「そんなのわかんねーよ」 タケル眠「貰ったことないし」 タケル「そのフリフリの服とか買えそう」 ルルリ楽「一万円じゃヘッドドレスと靴下くらいね」 ルルリ笑「全身揃えるんなら最低五万は必要だわ」 タケル驚「五万円」 ルルリ「ちょうど、ランドセルくらいの値段よね」 タケル驚「あー」 ルルリ「タケルのランドセルも可愛いと思うわよ」 タケル「赤ってのはアレだけど」 タケル楽「なかなかシッカリしてるだろ」 ルルリ楽「タケルは買い物上手なのね」 タケル喜「お前、あの店にいたよな!」 ルルリ喜「私もネットで買おうかと思ったのよ」 ミリア「わたしがお揃いのにしちゃった」 タケル楽「お揃いかー、いいなー」 【つづく】 【開始・ステーキ】 【背景・枢木小学校・教室】 【立ち絵・ミリア左】 【立ち絵・タケル右】 【音楽・小学五年生】 【項見出し】 タケル「カネはもういいや」 タケル喜「高級ステーキ食いたい」 タケル穏「しもふりぎゅー」 ミリア「わたしも食べてみたい」 タケル疑「金持ちは毎日食ってるんじゃないの?」 イオリ「北には牧場がありましたね」 ルルリ「ほとんど乳牛だし」 ルルリ「ステーキにはならないのよ」 ミリア楽「ルルリ、牛乳大好きだよね」 ルルリ楽「みんなも一度ノンホモを味わうべきだわ」 イオリ疑「ホンモノ?」 ルルリ笑「ホンモノのノンホモよ」 ルルリ「ノンホモジナイズド牛乳」 タケル無「アタシはステーキが食べたい」 タケル喜「ナイフで切る分厚いやつ!」 ミリア疑「うーん、聞いてみる」 ミリア「もしもしじぃじ、霜降りステーキが食べたい」 【背景・高級宴会場】 【立ち絵・全消し】 【立ち絵・ミリア楽】 【音楽・三剣家の食卓】 『休日のランチタイム』 ミリア「このたびはお忙しい中」 ミリア「突然のお食事会にご参加いただき」 タケル驚「話がデカくなってる」 モブA「ごきげんよう」 モブB「ごきげんよう」 モブC「ごきげんようっす」 ルルリ「クラス全員呼んだからね」 イオリ疑「平等、なのでしょうか」 ミリア「近江牛の口の中でとろけるまろやかさを」 ミリア喜「どうぞお楽しみください」 タケル喜「うまそう」 ミリア「合掌、いただきます」 タケル楽「いただきまーす!」 ルルリ「挨拶お疲れ様ね、ミリア」 ミリア楽「ルルリも調整お疲れさまでした」 ルルリ「友達づきあいって大変ね」 イオリ楽「大事にならない程度がいいですね」 【つづく】 【開始・無人島ゲーム】 【背景・三剣宮・食卓】 【立ち絵・ミリア左】 【立ち絵・タケル楽右】 【音楽・三剣家の食卓】 【項見出し】 タケル楽「あとはゲームがやりたい」 タケル楽「テレビでやるやつ」 ルルリ「それなら四人だけで出来そうね」 ミリア「ルルリは強いよ」 タケル疑「ゲーマー?」 ルルリ眠「いえ、嗜むくらいよ」 イオリ驚「強そうです」 タケル楽「どんなのあるの? 狩るやつ?」 ルルリ「それなら、試して欲しい・・・いえ」 ルルリ楽「一緒に遊びたいゲームがあるのだけど」 ルルリ「どうかしら?」 【背景・無人島】 【立ち絵・全消し】 【音楽・子供の外遊び】 ルルリ「一言で言うなら、無人島サバイバルゲームね」 イオリ「最初は何もないんですね」 タケル「腹が減ったって」 ミリア「森で苺を取って食べるの」 イオリ楽「焚き火を起こせました」 タケル楽「魚を獲ってきたぞ」 ミリア楽「服を作ったよ」 ルルリ「木を集めれば家が建てられるわ」 ミリア無「イノシシが来たら家に隠れて」 タケル疑「やっつけらんないの?」 イオリ「槍と罠が作れそうですね」 タケル喜「とったどー!」 イオリ喜「肉の燻製を貯められそうです」 ミリア「種を撒いたら野菜が採れるよ」 イオリ楽「生活が安定してきましたね」 タケル楽「大きな動物も狩れるようになってきた」 ルルリ「島の全容はまだ掴めていないわね」 タケル笑「そろそろ戦争しようぜ」 ルルリ疑「戦争?」 タケル無「こっち半分がアタシの陣地、そっちはルルリ」 タケル「お互いに準備が出来たら勝負しよう」 ルルリ眠「そう来たか」 ミリア楽「わたしルルリチーム」 イオリ無「私は遠慮します」 タケル無「遠慮すんなよ!」 イオリ哀「戦争はちょっと・・・」 イオリ「それに、もう帰る時間です」 タケル驚「げ、もう6時か」 タケル「アタシはまだいけるけど」 イオリ「帰宅時間なので帰りましょう」 タケル「じゃあさ、このゲーム機貸してくれよ」 タケル楽「ウチで武器作っておくから、続きやろうぜ!」 ルルリ「わかったわ。楽しみにしておくわね」 【つづく】 【開始・母ちゃん】 【背景・枢木小学校・教室】 【音楽・小学五年生】 【立ち絵・ミリア左】 【立ち絵・タケル無右】 【項見出し】 タケル無「お嬢、これ」 ミリア疑「ゲーム機持ってきたの?」 タケル眠「返す」 ミリア疑「もういいの?」 タケル哀「母ちゃんが返してこいって」 ルルリ哀「残念ね」 タケル無「それに、どっちみち無理だった」 タケル哀「ウチ、ネット無いから」 ルルリ哀「ああ・・・」 ミリア楽「また、うちで遊ぼう」 タケル眠「もう遊びに行けないかも知れない」 タケル無「財閥のお嬢様に迷惑かけるなって」 ミリア楽「迷惑じゃないよ」 ルルリ眠「そんなの無視すればいいのよ」 タケル無「三剣ってこのへんだと凄い支配力なんだろ」 タケル無「アタシ、転校してきたから何も知らなくて」 タケル哀「失礼なこと言って、ごめんなさい」 ミリア楽「タケルはわたしのお友達」 ルルリ「イオリだって一緒に遊んでるし」 イオリ楽「迷惑にならないように遊びましょう」 タケル疑「どうすればいいのかな・・・」 イオリ「公園で鬼ごっことか」 ルルリ眠「あー・・・」 ミリア楽「わたしはルルリチーム」 タケル疑「なんだそれ、ずりーぞ!」 ルルリ無「私、弱いのよ」 ルルリ哀「身体を動かすやつは絶望的ね」 ミリア「道具が作れないと弱いんだよね」 ルルリ「本物の無人島に遭難することがあったら」 ルルリ笑「たぶん真っ先に死ぬと思うわ」 イオリ「じゃあ、勉強会とか」 タケル楽「そういえばルルリって天才なんだって?」 タケル「飛び級で大学出たって聞いた」 ルルリ眠「まあ、一応」 タケル疑「一応ってなんだよ」 ルルリ「自分のことを天才って言うのは」 ルルリ照「なんだか恥ずかしい気がするわ」 タケル笑「嘘じゃないなら恥ずかしがることねーだろ」 ルルリ「そうね・・・」 タケル「というわけで勉強教えてくれ!」 イオリ「私も教えて貰いたいです」 ミリア喜「わたしもー」 ルルリ喜「頑張るわ」 【つづく】 【開始・竹取物語】 【背景・枢木小学校・教室】 【音楽・小学五年生】 【立ち絵・ミリア左】 【立ち絵・タケル右】 【項見出し】 ミリア「タケルって」 ミリア疑「なんでタケルなの?」 ルルリ笑「哲学ね」 タケル「アタシはアタシじゃん」 ミリア疑「本名がタケル?」 タケル「そうだよ」 タケル笑「武田だからタケル」 イオリ疑「アリアさんは下の名前を聞いているのでは」 タケル驚「あー!」 タケル眠「武田タケルだよ!」 イオリ笑「ほんとですかー?」 イオリ喜「フフフ」 タケル驚「言うなよ委員長!」 イオリ喜「可愛らしくって良い名前だと思いますけど」 タケル眠「だから嫌なんだよ!」 ルルリ疑「姫ってつく?」 タケル驚「!」 タケル無「つかないぞ」 タケル眠「つかない」 ルルリ笑「すんごいキラキラネームとか?」 タケル笑「それなら琉瑠璃のほうが凄いと思うぜ」 イオリ楽「琉も瑠も玉石という意味だそうですね」 ミリア笑「玉が二個ついてる」 ルルリ照「言い方」 ルルリ楽「でも私は結構気に入ってるのよ」 ルルリ穏「この野暮ったい名前」 タケル無「アタシは名前変えたい」 イオリ疑「勿体ないです」 タケル楽「じゃあ交換しようぜ」 タケル笑「アタシ今日から武田一織」 イオリ笑「私は葉月かぐや」 タケル驚「だから言うなってば!」 ミリア疑「かぐや??」 ルルリ笑「姫じゃん」 ミリア喜「超かわいい」 イオリ喜「いいですよね」 タケル哀「良くないよーアタシに合ってない」 ルルリ笑「そんなことないわよ、姫」 タケル哀「姫呼ぶなし」 【章解放・030・03章本編を解放しました】 【章解放・021・02章1項を解放しました】 『本編以外はサブストーリーになっています』 『読まないで本編を読み進めることも出来ます』 【おわり・020】